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真犯人がのこしたしるし。

2013/01/18(Fri) 14:02


遠隔操作ウイルス事件でframeやDuquが使用された可能性。 | 憂いの果てに ~次男坊のアフォリズム~



今年(2013年)元旦、謹賀新年というタイトルのメールが、遠隔操作なりすまし事件の真犯人から複数の報道関係者に発信された。メールは、『パズルを解いた先着一名様に限り、遠隔操作なりすまし事件の種明かしをする』と難解なパズルが添付されており、5問目を解くと石標とUSBメモリが写る画像ファイルが二枚あり、画像に残された位置情報から雲取山の三角点であることが分かった。


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雲取山とは東京都、埼玉県、山梨県をまたがる標高2017メートルの山である。捜査側は、翌二日午後に雲取山を捜索したが、真犯人が三角点に埋めたとされるチップを発見することはできなかった。

1月5日、真犯人から、「新春パズル ~延長戦~」のタイトルで25の報道関係者にメールが発信された。謹賀新年メールのパズルとは明らかに難易度を下げたのであろうパズルを3問解くと、三枚の猫の写真とピンクの首輪とチップが写る一枚の写真に辿り着く。「新春パズル ~延長戦~」の発信と時を同じくしてメールと同じ内容のコピペが2ちゃんねるに投下され、猫は江ノ島の地域猫であることが即座に判明した。


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真犯人が元旦にメールを発信して巷間を賑わせなかったら、遠隔操作なりすまし事件は、四人の誤認逮捕者を出し、内二人に自白させてしまうという捜査側のオウンゴールを露呈させるきっかけを作ったに過ぎなかった。真犯人が声を挙げなければ、もう注目されることもなかったかもしれない。なぜ、犯人は様々なリスクを背負いながらも遠隔操作なりすまし事件の種明かしになるチップを捜査側に渡そうとしているのだろうか。不思議であった。

元旦のメールで、真犯人が本当に『パズルを解いた先着一名様に限り、種明かしをしよう』としていたのかについては疑問がある。というのも、雲取山の三角点を写した画像については写真流用疑惑がある。つまり、雲取山の三角点の石標を写した画像は、真犯人が自ら登山し撮影したものではなく、画像検索で目ぼしい画像を手に入れ、加工修正した形跡があるのである。


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鴨沢~雲取山~石尾根~奥多摩駅 [山行記録] - ヤマレコ
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-236435.html
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「新春パズル ~延長戦~」の三問目に示された江ノ島の街ねこの首輪には真犯人が画像で示すようにチップが仕込まれていた。マイクロSDカードである。真犯人は、「新春パズル ~延長戦~」では遠隔操作なりすまし事件の種明かしとなるチップが捜査側に渡るよう、江ノ島の地域猫の首輪に、実際にチップを仕込んできた。他方で、元旦の謹賀新年メールでは手の込んだパズルを添付しておきながら、実際に雲取山の三角点の石標付近にチップを埋めたのではなく、画像検索でヒットした適当な画像に手を加え、あたかもちゃんと埋めたかのごとく装った作為の痕跡が残されている。この両者の差異は一体なんなのか。


真犯人が雲取山の三角点の石標に埋めたのはUSBメモリであった。そして、「新春パズル ~延長戦~」ではマイクロSDカードに代わっていた。謹賀新年メールのパズルで雲取山の三角点を示したのにもかかわらず、遠隔操作なりすまし事件の種明かしが誰にも拾われなかった可能性があることに対して、真犯人は、「新春パズル ~延長戦~」の中で、『埋め方が浅く飛ばされた』と説明している。『元々埋めてもいなかった』可能性のほうが強いわけだが、犯人自ら江ノ島の地域猫に首輪を仕込み、捜査側に事件の種明かしとなるチップを渡してきたのである。

他方で、真犯人は用心深く、追跡不能にする手段を心得ている。メール送信する際に、TORという匿名化ソフトが用いられた形跡が残されている。


なぜ、真犯人は、『私が犯人ですよ』とわざわざ声を挙げたのだろうか。


初めは、昨年(2012年)10月にさかのぼる。私が真犯人です。という件名のメールが落合洋司弁護士の元に届けられた。内容は遠隔操作事件の秘密の暴露を含んだ内容で、真犯人による関与した事件の解説であった。

2012-10-21 - 弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 「日々是好日」
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20121021

真犯人は、関与した13の遠隔操作なりすまし案件を挙げ、キャプチャやソースを示し解説した。私が犯人ですよとわざわざ名乗りを挙げ、報道されていないなりすまし案件にまでも言い及んでいる。当然、真犯人が指摘する報道されていないなりすまし案件については、後日、指摘通りの大量殺人予告が実際にあったことが判明する。

特に象徴的なのは、横浜市ウェブサイトでの、保土ヶ谷区桜台小学校へ無差別殺人予告事件である。投稿者のメールアドレス、特に@~の部分に注目したい。


2012-10-21 - 弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 「日々是好日」


schoolkiller。酒鬼薔薇聖斗である。

神戸連続児童殺傷事件 - Wikipedia

『夏休み前に殺ります。』『~包丁で完全武装して~おじゃまします。』、『包丁も使って1匹1匹虫けらのようにブチ殺します。』、『夏休み前に殺ってやる。夏休み前に~。夏休み前に~。』という部分は奇しくも同じ6月8日に発生した2つの無差別大量殺人事件(池田小事件と秋葉原事件)をほのめかすものである。

附属池田小事件 - Wikipedia

秋葉原通り魔事件 - Wikipedia

『散弾とスラッグ弾合わせて100発あります。』という部分にも注目したい。スラッグ弾で真っ先に思い浮かぶのはルネサンス佐世保散弾銃事件である。この時、当初、犯人は180センチ強のガタイの良い迷彩服を着たアメリカ兵だと見られていたが、蓋を開ければ、中肉中背の日本人の自殺で幕が降ろされていた。現場近くの教会の裏手でスラッグ弾を込めたバレッタAL391で銃身自殺したとされているが、そもそも60センチ以上の銃身をくわえて引き金が引けるか?という部分に疑問があるし、やもすれば、事件の犠牲者を一人教会裏に運び込んで猟銃自殺を偽装した可能性すら捨て切れたものではない。


メールの中で真犯人が自己削除コマンドに触れる部分がある。なぜ、自己削除コマンドが『suica』なのか、について説明するものであるが、あってもなくてもどうでもいい部分である。真犯人は、あえて、自己削除コマンド『suica』のネーミングをもっともらしく説明しているのである。


2012 10 21 弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 「日々是好日」2


『suica』のスペルを並び替えるとどうなるか。『CIA/US』。この件については、schoolkiller=酒鬼薔薇聖斗を示しているのと同様に、真犯人がしるしを誇示しているように思えてならない。深読みをすれば、CIAを犯人にしたい、また別の諜報機関が背後に存在しているようにも読み取れる。

また、メールアドレスやそのパスワードにsarinやvxgasなどオウム真理教を匂わすキーワードを埋め込んでいる。これも、真犯人がのこしたしるしである。


遠隔操作なりすまし事件が大騒ぎになる2ヶ月前、スタクスネットと開発母体を共にした二種類のコンピューターウイルスが確認された。frameとDuquである。スタクスネットと開発母体が一緒だということは米猶合作で軍事的に開発されたコンピューターウイルスだということである。2つのコンピューターウイルスはキーロガーやスクリーンキャプチャ機能を実装し、監視対象の行動確認用のトロイである。他方で、遠隔操作なりすまし事件の真犯人もトロイでなりすまし対象を行確した上で、コマンドで遠隔操作している。遠隔操作なりすまし事件は、もはやこれ以上の進展は無さそうな気配だが、軍事的な背景があるからこそ、このまま幕が下ろされるのではないか。

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Category:遠隔操作なりすまし事件

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2013/01/23(Wed)19:27

ブラボー

名前:ろぼとみー (URL) 編集

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