森本アナの件。その後。
2012/11/19(Mon) 12:25
もしNHK森本健成アナウンサーに身に覚えがあれば、容疑を認めて社会的に制裁を受けるべきだ。しかし、本当に身に覚えがないのなら、被害者である23歳の女性を誣告罪で訴えるべきだ。
森本アナの身柄をおさえた男性は、その後、まもなく、痴漢逮捕からの一連のツイートを消し、アイコンを愛車からアニメものに変え、態度を改め疑惑部分の釈明のようなツイートをいくつか残した。『今日も痴漢を捕まえてやった』とツイートしたことがソッコーで広まり、まとめサイトやニュースサイトがいろいろと取り上げたからだ。一瞬で名が売れた。顔写真も出回った。それは、自分の起こしたことの社会的影響の大きさに愕然として態度を改めたことを伺わせた。
痴漢を捕まえた人のアカウントに突撃する人 - Togetter
http://togetter.com/li/408609?f=tgtn
NHK森本アナ痴漢事件でまたデマ!2ちゃんのネタ→Twitterで拡散の黄金パターン - NAVER まとめ
http://matome.naver.jp/odai/2135316150830142901

当然のように痴漢工作チームの一員だと考えた当方は、明らかに萎縮し、疑惑部分を丁寧に釈明する彼の態度に首を捻らざるを得なかった。痴漢工作チームの一味であれば、『痴漢の現場を見た』と言い通すだろう。彼は、痴漢の現場を見たとは一言も言わなかった。嘘がつけない質なのだろう。女性の悲鳴を聞きとっさに協力した正義漢なのかもしれない。もしかしたら、彼は招かざる協力者だったのかもしれない。とにかく、当方の中では黒からグレーに変わり、それは白に近かった。
彼のもとには疑惑に対する追及の声が多数寄せられた。概ね、『痴漢の現場をちゃんと見たのか』というストレートなものであったが、ちらほらと悪意や脅しとも受け取れるツイートが紛れ込んでいることに気づいた。これらの、散見される悪意や脅しは、明らかに彼にツイッターをやめさせようと躍起になって見えるし、当方には、森本アナ痴漢逮捕に関する、もうこれ以上の情報が漏れないように口封じの恫喝の意思だと思えてならないのである。以下にジャネッターのキャプチャを並べておく。



















森本アナの痴漢逮捕で重要なポイントは迷惑防止条例違反ではなく強制わいせつの容疑で逮捕されたということだ。さらに言えば、強制わいせつたらしめたのは、途中駅で逃げ出すこともできたのに10分間も胸を触られ続けたと訴える被害女性の無茶苦茶な話である。警察がろくに検証もせず、『悪質だ』と判断したことも問題だ。
迷惑防止条例違反は親告罪ではない。親告罪でなければ、被害者が訴え出なくても犯罪は成立する。他方で強制わいせつは親告罪だ。被害女性が告訴しなければ成立しない。森本アナのケースでは、被害女性は『下着に手を入れられて10分間胸を触られた』と無茶苦茶なことを押し通さなければならないほど強制わいせつとして立件させたかった。痴漢工作チームのしたたかな計算ではなかったか。
ここで、昨年9月に痴漢冤罪に巻き込まれた運動家の記事を紹介する。否認を貫徹して3泊4日で生還できた、極めて稀なケースではあるが、森本アナのケースとの類似性に注目したい。
再掲【チカン冤罪】 市民運動家はこうして逮捕された~実名報道・前編 : 田中龍作ジャーナル
http://tanakaryusaku.jp/2012/11/0005606
サイバー時代の治安維持法と言われる「PC監視法」勉強会からの帰り道、“事件”は起きた。矢野健一郎さん(実名=有機農産品販売業・43歳)は、「脱原発デモ」や「記者クラブ解体デモ」などでリーダー役を務める熱心な市民運動家だ。PC監視法案の成立が目前に迫る6月、法案に反対して国会前で座り込む矢野さんの姿があった。
座り込みの余韻も冷めやらぬ6月15日夕、渋谷の道玄坂を登り切った所にある出版社の会議室で「PC監視法」の勉強会は開かれた。
2時間ほどの勉強会がお開きとなった後、矢野さんは勉強会参加者と共に近くの居酒屋『天狗』の暖簾をくぐった。日本酒2合、チューハイ3杯、ワイン1杯を飲んだ。矢野さんは飲み足りず、井の頭線ガード下の焼き鳥屋へ。チューハイ2杯を口にした。酒豪で鳴る矢野さんにとっては適量未満である。意識もはっきりしていた。
焼き鳥屋を出ると井の頭線に乗り帰路についた。明大前で京王線に乗り換える。八王子方面に向かう列車で、矢野さんが乗ったのは先頭から3両目の車両だ。車内はやや混雑していたため、矢野さんは立っていた。
列車が千歳烏山駅にさしかかる時だった。矢野さんは20代後半の女性に後ろからいきなり腕をつかまれた。「アンタ、触ったでしょ」、女性は車内に響き渡るような声をあげた。
矢野さんは腕をつかまれたまま、千歳烏山駅のホームに降ろされた。列車を降りるや、女性は「この人チカンです」とよく通る声で告げた。数秒もしないうちに男3人、女1人(腕をつかんだ女性除く)が矢野さんを取り囲んだ。
ひとりの男が「どうしました?」とわざとらしく尋ねた。別の男が駅員を呼びに走った。駆け付けた駅員は「事務所に行きましょう」。事務所に行ったらお終い、と知っていた矢野さんは拒否。
駅員が女性に「警察を呼びましょうか?」と聞くと、女性は「呼んで下さい」と用意していたかのように間髪を入れずに答えた。10分後に警視庁のパトカー2台が到着。矢野さんの戦いが始まった……
(つづく)
--転載ここまで--
http://tanakaryusaku.jp/2012/11/0005606
サイバー時代の治安維持法と言われる「PC監視法」勉強会からの帰り道、“事件”は起きた。矢野健一郎さん(実名=有機農産品販売業・43歳)は、「脱原発デモ」や「記者クラブ解体デモ」などでリーダー役を務める熱心な市民運動家だ。PC監視法案の成立が目前に迫る6月、法案に反対して国会前で座り込む矢野さんの姿があった。
座り込みの余韻も冷めやらぬ6月15日夕、渋谷の道玄坂を登り切った所にある出版社の会議室で「PC監視法」の勉強会は開かれた。
2時間ほどの勉強会がお開きとなった後、矢野さんは勉強会参加者と共に近くの居酒屋『天狗』の暖簾をくぐった。日本酒2合、チューハイ3杯、ワイン1杯を飲んだ。矢野さんは飲み足りず、井の頭線ガード下の焼き鳥屋へ。チューハイ2杯を口にした。酒豪で鳴る矢野さんにとっては適量未満である。意識もはっきりしていた。
焼き鳥屋を出ると井の頭線に乗り帰路についた。明大前で京王線に乗り換える。八王子方面に向かう列車で、矢野さんが乗ったのは先頭から3両目の車両だ。車内はやや混雑していたため、矢野さんは立っていた。
列車が千歳烏山駅にさしかかる時だった。矢野さんは20代後半の女性に後ろからいきなり腕をつかまれた。「アンタ、触ったでしょ」、女性は車内に響き渡るような声をあげた。
矢野さんは腕をつかまれたまま、千歳烏山駅のホームに降ろされた。列車を降りるや、女性は「この人チカンです」とよく通る声で告げた。数秒もしないうちに男3人、女1人(腕をつかんだ女性除く)が矢野さんを取り囲んだ。
ひとりの男が「どうしました?」とわざとらしく尋ねた。別の男が駅員を呼びに走った。駆け付けた駅員は「事務所に行きましょう」。事務所に行ったらお終い、と知っていた矢野さんは拒否。
駅員が女性に「警察を呼びましょうか?」と聞くと、女性は「呼んで下さい」と用意していたかのように間髪を入れずに答えた。10分後に警視庁のパトカー2台が到着。矢野さんの戦いが始まった……
(つづく)
--転載ここまで--
混雑した電車、駅に着く直前のタイミング、「痴漢です」と腕をつかまれ、数人が取り囲みすぐさま身柄をおさえ、被害女性がスムーズに警察を呼ぶところまで、パターンが一緒である。
NHK:「おはようニッポン」森本アナ 痴漢で逮捕- 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/sponichi/news/20121116spn00m200020000c.html
森本容疑者の逮捕容疑は14日午後7時45分ごろから同55分ごろまで、東急田園都市線の渋谷?二子玉川間を走行中の急行電車内で、女性(23)の下着の中に手を入れ、胸を触った疑い。玉川署などによると、森本容疑者と女性は混雑する車内で向かい合って立っていた。二子玉川駅に着く直前、女性が「痴漢です」と叫んで森本容疑者の右腕をつかみ、周囲にいた乗客の男性が押さえ込んだ。女性は二子玉川駅で森本容疑者を電車から降ろし、110番通報した。
---------------------抜粋
http://mainichi.jp/sponichi/news/20121116spn00m200020000c.html
森本容疑者の逮捕容疑は14日午後7時45分ごろから同55分ごろまで、東急田園都市線の渋谷?二子玉川間を走行中の急行電車内で、女性(23)の下着の中に手を入れ、胸を触った疑い。玉川署などによると、森本容疑者と女性は混雑する車内で向かい合って立っていた。二子玉川駅に着く直前、女性が「痴漢です」と叫んで森本容疑者の右腕をつかみ、周囲にいた乗客の男性が押さえ込んだ。女性は二子玉川駅で森本容疑者を電車から降ろし、110番通報した。
---------------------抜粋
今一度、被害女性がなぜ途中駅である三軒茶屋で逃げ出さずに10分間も下着に手を入れられ胸を触られ続けたと筋道が通らない無茶苦茶な親告をして強制わいせつ容疑を立件するに至ったのかを考えなければならない。市民運動家のケースと森本アナのケースの類似性をみれば、両者は同一チームの痴漢工作だとすら思えてくるのである。迷惑防止条例違反ではなく、強制わいせつたらしめるために、警察に悪質だと思わせるような虚偽の証言をした。
11月14日夜8時ごろ、森本アナの逮捕劇が起こった。翌15日午前中に警視庁がプレス発表する。NHKはすぐさま謝罪し、他局が大騒ぎを始める。『酒に酔っていて覚えてない。(犯行が本当なら)大変なことをしてしまった』と世間にわびて、NHKの看板アナは引き摺り下ろされた。あまりにもスムーズにことが運び過ぎている。おそらく、東洋経済の編集長も、同じ手口ではめられたのだろう。
【チカン冤罪】 市民運動家はこうして逮捕された~実名報道・後編 : 田中龍作ジャーナル
http://tanakaryusaku.jp/2011/09/0002921
パトカーが到着し、6~7人の警察官が駅のホームに着いた。私服警察官が「事情を聞かせろ」といきなり迫った。「なぜ?」と矢野さん。ホーム上で押し問答が約20分間続いた。
平行線が続いたところで私服が「任意同行で事情を聞かせて下さい」とダメを押し、矢野さんはパトカーに乗せられ成城警察署に連行された。時計は12時を回っていた。
署に着くと取り調べ室に。警察官が矢野さんの肩を小突き「入れ」。取り調べ室は広さ4畳半ほどだった。本田と名乗る刑事(階級は巡査)が「お前はもう逮捕されてるんだ」と告げた。
矢野さんは「じゃあ逮捕状とれ」と言い返したが、逮捕状執行の宣言もないまま手錠をはめられた。「やっただろ」「やってない」。本田刑事と矢野さんとの攻防が4時間ほどあった。午前5時、矢野さんは留置場に移された。夜も白みはじめていた。
「救援センター」の弁護士に連絡がついたのは午前9時30分。弁護士が矢野さんと接見できたのは午後4時だった。矢野さんが成城署に連行されて16時間が過ぎていた。
弁護士は「何日か留置されるだろう。全くの黙秘でなく事実だけ話して下さい」と矢野さんにアドバイスした。
翌17日、矢野さんは東京地検に送られた。取り調べたのは山本剛検事。山本検事は「警察調書の通りですか?」と聴いてきた。「私は何もしていませんので、すぐに釈放して下さい」、矢野さんは即座に答えた。
検事:「一応、被害届が出ていますので、(裁判所に)拘留申請をします。もし釈放されても呼び出しには応じてくれますか?(それにしても)あなたの不注意だった」。
矢野さん:「じゃあ、あなたは車内でどうしてるんですか?」。
検事:「僕はリュックサックをしょって必ず両手を上にあげている」。
漫画のようなやりとりだった。夕方、成城署に戻った。
翌18日、拘留尋問のため東京地裁へ。
裁判官が「検事調書の通りでよろしいですか?」と聴いてきた。調書は「容疑否認」となっていたので、矢野さんは「大体その通りですが、すぐに釈放して下さい」と答えた。
裁判官が矢野さんに次のように要請した。「誓約書に署名して下さい。『事件が終わるまで京王線には乗らない。裁判所、検察、警察から呼び出しがあったら応じる』」。
裁判官は続けた。「署名してくれれば検事からの拘留請求を却下します」。裁判所が拘留を認めなければ、検察は容疑者の身柄を拘束できない。
矢野さんは署名した。午後3時過ぎ、弁護士が裁判官に掛け合った。釈放が決定する。午後9時過ぎ、矢野さんは晴れて自由の身となった。成城警察署に連行されて以来、3泊4日の留置場暮らしだった。
7月末には不起訴が決まった。6月18日に釈放されて以来、警察、検察、裁判所からの呼び出しはなかった。身に覚えのない「チカン冤罪事件」の幕切れだ。
「脱原発デモ」「PC監視法案反対の座り込み」「記者クラブ解体デモ」……リーダーの矢野さんは、体制側にとって目障りな存在だ。京王線の電車の中でチカン冤罪に嵌めようとしたのは公安警察なのか。それとも単なる示談金目当てのグループだったのか。
拘留尋問にあたった山本検事の言葉が、今も矢野さんの頭に残っている。「どうして女性はあなたの手をつかんだと思いますか?最初からあなたを犯人に仕立てあげようとしたのか、(真犯人と)間違ってあなたの手を握った可能性もあります」。
拙稿の前編でも述べたが、女性が声をあげると数秒もしないうちに男4人と女1人が矢野さんを取り囲んだ。痴漢冤罪に嵌めるのに不可欠な実行グループの連携プレーだ。
警察に「認めたら帰してやるから」とそそのかされて、認めてしまったらお終いだ。会社員や公務員は表沙汰にしたくない一心で、つい認めてしまう。矢野さんは自営業者だったので、最後まで突っぱねることができた。
チカン冤罪は、誰もが嵌められかねない。身に覚えがなかったら断固として否認を続けることである。
嵌められないためにはどうするべきか。先ず、酒を飲んだら電車に乗らないことだ。動きが鈍くなるし警戒感も薄れる。嵌めやすくなるのである。もうひとつ山本検事が励行しているように、車内では必ず両手を上げることだ。
事件以降、矢野さんは酒を飲んだ時はサウナに泊まるか、タクシーで帰宅することにしている。「飲んだら乗るな。乗るなら飲むな」である。
--転載ここまで--
http://tanakaryusaku.jp/2011/09/0002921
パトカーが到着し、6~7人の警察官が駅のホームに着いた。私服警察官が「事情を聞かせろ」といきなり迫った。「なぜ?」と矢野さん。ホーム上で押し問答が約20分間続いた。
平行線が続いたところで私服が「任意同行で事情を聞かせて下さい」とダメを押し、矢野さんはパトカーに乗せられ成城警察署に連行された。時計は12時を回っていた。
署に着くと取り調べ室に。警察官が矢野さんの肩を小突き「入れ」。取り調べ室は広さ4畳半ほどだった。本田と名乗る刑事(階級は巡査)が「お前はもう逮捕されてるんだ」と告げた。
矢野さんは「じゃあ逮捕状とれ」と言い返したが、逮捕状執行の宣言もないまま手錠をはめられた。「やっただろ」「やってない」。本田刑事と矢野さんとの攻防が4時間ほどあった。午前5時、矢野さんは留置場に移された。夜も白みはじめていた。
「救援センター」の弁護士に連絡がついたのは午前9時30分。弁護士が矢野さんと接見できたのは午後4時だった。矢野さんが成城署に連行されて16時間が過ぎていた。
弁護士は「何日か留置されるだろう。全くの黙秘でなく事実だけ話して下さい」と矢野さんにアドバイスした。
翌17日、矢野さんは東京地検に送られた。取り調べたのは山本剛検事。山本検事は「警察調書の通りですか?」と聴いてきた。「私は何もしていませんので、すぐに釈放して下さい」、矢野さんは即座に答えた。
検事:「一応、被害届が出ていますので、(裁判所に)拘留申請をします。もし釈放されても呼び出しには応じてくれますか?(それにしても)あなたの不注意だった」。
矢野さん:「じゃあ、あなたは車内でどうしてるんですか?」。
検事:「僕はリュックサックをしょって必ず両手を上にあげている」。
漫画のようなやりとりだった。夕方、成城署に戻った。
翌18日、拘留尋問のため東京地裁へ。
裁判官が「検事調書の通りでよろしいですか?」と聴いてきた。調書は「容疑否認」となっていたので、矢野さんは「大体その通りですが、すぐに釈放して下さい」と答えた。
裁判官が矢野さんに次のように要請した。「誓約書に署名して下さい。『事件が終わるまで京王線には乗らない。裁判所、検察、警察から呼び出しがあったら応じる』」。
裁判官は続けた。「署名してくれれば検事からの拘留請求を却下します」。裁判所が拘留を認めなければ、検察は容疑者の身柄を拘束できない。
矢野さんは署名した。午後3時過ぎ、弁護士が裁判官に掛け合った。釈放が決定する。午後9時過ぎ、矢野さんは晴れて自由の身となった。成城警察署に連行されて以来、3泊4日の留置場暮らしだった。
7月末には不起訴が決まった。6月18日に釈放されて以来、警察、検察、裁判所からの呼び出しはなかった。身に覚えのない「チカン冤罪事件」の幕切れだ。
「脱原発デモ」「PC監視法案反対の座り込み」「記者クラブ解体デモ」……リーダーの矢野さんは、体制側にとって目障りな存在だ。京王線の電車の中でチカン冤罪に嵌めようとしたのは公安警察なのか。それとも単なる示談金目当てのグループだったのか。
拘留尋問にあたった山本検事の言葉が、今も矢野さんの頭に残っている。「どうして女性はあなたの手をつかんだと思いますか?最初からあなたを犯人に仕立てあげようとしたのか、(真犯人と)間違ってあなたの手を握った可能性もあります」。
拙稿の前編でも述べたが、女性が声をあげると数秒もしないうちに男4人と女1人が矢野さんを取り囲んだ。痴漢冤罪に嵌めるのに不可欠な実行グループの連携プレーだ。
警察に「認めたら帰してやるから」とそそのかされて、認めてしまったらお終いだ。会社員や公務員は表沙汰にしたくない一心で、つい認めてしまう。矢野さんは自営業者だったので、最後まで突っぱねることができた。
チカン冤罪は、誰もが嵌められかねない。身に覚えがなかったら断固として否認を続けることである。
嵌められないためにはどうするべきか。先ず、酒を飲んだら電車に乗らないことだ。動きが鈍くなるし警戒感も薄れる。嵌めやすくなるのである。もうひとつ山本検事が励行しているように、車内では必ず両手を上げることだ。
事件以降、矢野さんは酒を飲んだ時はサウナに泊まるか、タクシーで帰宅することにしている。「飲んだら乗るな。乗るなら飲むな」である。
--転載ここまで--
市民運動家は、否認して譲らず3泊4日で釈放された。これはごく稀なケースであり、痴漢案件は否認すれば起訴され裁判で争わなければならない。結審するまで牢屋の中に入れられる羽目になる。他方で、痴漢の多くは迷惑条例違反であるから、常習でなければ、容疑を認めれば、翌日には罰金を納め釈放されることになる。
森本アナと市民運動家の明暗を分けたのは、アルコールに逃げなかったことである。アルコールの酩酊は、『記憶にない』を押し通すときに都合がいいと思いきや、『記憶に無いのだから、やっていないことも証明できない』という屁理屈がまかり通ることになり、転じて容疑を認めたということになってしまうのである。強制わいせつというけして軽くない罪に問われ、『酒に酔っていて覚えてない。(犯行が本当なら)大変なことをしてしまった』と処分保留で釈放された森本アナのケースが良い例である。
市民運動化はIWJのインタビューで『逮捕状は一度も見せられなかった』と答えている。森本アナの一件が謀略であるならば、強制わいせつ容疑を吹っ掛けて、さらに身動き取れないようにしようというしたたかな計算があったのではないか。今も森本アナを取り押さえた男性の乗客の元へは執拗なヘイトメッセージが粛々と届けられている。彼の口を封じたいと考える組織は彼がツイッターを辞めるまで口封じの恫喝をやめないだろう。
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