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イスラエル、連日のガザ空爆

2012/11/16(Fri) 22:15

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パレスチナ自治政府は今月29日に開かれる国連総会に国連非加盟オブザーバーとしての地位を「機構」から「国家」に格上げする決議案を正式提出する意向を明らかにしているが、ここにきて、連日、イスラエルによるパレスチナ・ガザへの空爆が続いている。


時事ドットコム:ガザ空爆、6人死亡=イスラエル軍
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012111200029

CNN.co.jp : イスラエル軍がガザ空爆 ロケット弾攻撃に対抗
http://www.cnn.co.jp/world/35024366.html

朝日新聞デジタル:ハマス軍事部門トップを殺害、イスラエル軍がガザ空爆
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201211150031.html


また、イスラエルはシリアに対しても報復攻撃を2日続けている。占領地であるシリア領ゴラン高原にシリア側から砲撃弾が着弾したとの理由である。


イスラエルがシリアに「警告」攻撃 1974年以来 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121112/mds12111220470003-n1.htm

イスラエル、シリアに報復攻撃 2日連続、緊張高まる-北海道新聞[国際]
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/international/419053.html


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先月、スーダンの軍需工場が爆発火災に見舞われた件については、軍需工場空爆でスーダン情報相、イスラエルに報復を辞さない構え。イラン、イスラエル、スーダン、そしてTR3-B。に書いた。レーダーに映らないステルス爆撃機による空爆だったのにもかかわらず、翌日には、スーダン側はイスラエルによる空爆だと断定し報復を辞さない構えだとイスラエルを名指しで非難することになる。スーダンはイランに軍需支援を受けている。聞けば、イスラエルに空爆されたとされる軍需工場はイラン国産の中距離弾道ミサイル、シャハブ3の生産拠点であったという。

シャハブ3

イスラエルは1948年、戦後のどさくさに紛れて建国されたユダヤ人国家だ。四国ほどの面積に700万人のユダヤ人が住み暮らしている。イスラエルという国名は、元々、旧約聖書の中で神が救済を約束したアブラハム、イサク、ヤコブの血族を指す。ユダヤ人とはスファラディユダヤ(血統的ユダヤ人)とアシュケナージユダヤ(宗教的ユダヤ人)に大別されるが、イスラエルはスファラディユダヤのことである。また、アシュケナージユダヤはローマ帝国の時代の改宗者を指し、ユダヤ教徒のことを指す。ユダヤ教の戒律を守ることを宣言すればユダヤ教徒として認められる。ゆえにアシュケナージユダヤは偽ユダヤ人とも言われるが、正確には偽イスラエル人、偽ヘブル人になる。

パレスチナ地方は古くから「カナン」と呼ばれていた。イスラエルをエジプトから連れ出したモーゼ一行が目指したのも約束の地カナンであった。パレスチナにイスラエルが建国されるのは旧約聖書の成就だとの見方も一部あるが、元々は(アラブ系)パレスチナ人の土地である。450万人のパレスチナ人が土地を追われることになった。

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イスラエルの建国以来、中東で4度の戦争が勃発した。第一次中東戦争は強引なイスラエル建国に反発した周辺アラブ諸国との軍事的衝突であり、イスラエルが勝利し独立国としての地位を確固たるものにした。第二次中東戦争はエジプトのスエズ運河国有化を巡る英仏の軍事支援を受けたイスラエルとの戦争であった。イスラエルは圧倒的な強さで勝利したが、結果的にエジプトはスエズ運河国有化を死守することになった。第三次中東戦争はエジプト、シリア、ヨルダンに対するイスラエルの侵略戦争であった。イスラエルは敵国の空軍基地を奇襲攻撃して航空機を軒並み破壊、制空権を奪った上に地上軍を侵攻させ、六日のうちにヨルダン川西岸、ガザ、そしてシナイ半島とゴラン高原を占領した。第四次中東戦争はアラブ側の奇襲攻撃で始まり、この時の紛争は日本にも少なからず影響を及ぼした。いわゆるオイルショックである。

中東戦争はイスラエルと周辺アラブ諸国の戦争であり、第一次中東戦争から第四次中東戦争に至る全てにイスラエルは勝利した。アメリカや欧米諸国から軍事支援を受けていたこともあり、周辺アラブ国との軍事力の差は圧倒的であった。

イスラエルは中東における唯一の核兵器保有国といっていい。ただ、表向きには核兵器保有国としては認知されていないが、裏付けとして、イスラエルはNPTに加盟していない。

www.jaas.or.jp pdf 53-3 57-71.pdf-045504



スーパーサイバーウェポン、インフラ破壊兵器として開発されたスタクスネットはイランの核兵器開発を遅らせるためにロシアの技術者のPCからウラン濃縮工場の制御システムに侵入し、遠心分離機を1000台故障させた。イランの核開発技術者の相次ぐ暗殺はイスラエルモサドの仕業だとされている。イスラエルはあの手この手を使ってイランの核兵器開発を遅らせようと躍起になっていた。

イスラエルは周辺アラブ国に核を持たせたくなかった。イランの核開発問題にしても、裏で手を引いていたのはイスラエルであるし、1981年のイラク、オシラク原子炉空爆や2007年シリアの核工場空爆をみても、核兵器開発の芽を絶やすように核兵器開発の拠点をピンポイントで爆撃していくのである。とかく、イランに核を持たせたくなかったのは明らかであった。報復の核を打ち込んで来られたら、イスラエルは三発もあれば廃土と化す。イランは反シオニスト国家として知られ、報復の核を打ち込むことを宣言している。

ここにきて、イスラエルが、『イランは報復の核を持っていない』と判断したのは注目に値する。

長らくイスラエルとイランはにらみ合いを続けてきた。スーダン軍需工場爆発から急ピッチで進む中東の不安な情勢を案じずにはいられない。
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