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大阪個室ビデオ店放火事件の再考察 ◇ 第5回公判

2009/10/21(Wed) 06:42

大阪個室ビデオ店放火事件の再考察


(関連)
大阪個室ビデオ店放火事件の再考察 ◇ 初公判 その1
大阪個室ビデオ店放火事件の再考察 ◇ 初公判 その2
大阪個室ビデオ店放火事件の再考察 ◇ 第2回公判 第3回公判
大阪個室ビデオ店放火事件の再考察 ◇ 第4回公判



【個室ビデオ店放火殺人事件第5回公判詳報(1)】「供述は空想」裁判官に訴える被告
2009.9.29 20:40
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090929/trl0909292041019-n1.htm

 大阪市浪速区の個室ビデオ店に放火し、16人を死亡させたとして殺人と放火などの罪に問われた小川和弘被告(47)の第5回公判が29日午前10時、大阪地裁(秋山敬裁判長)で始まった。前日に引き続き、小川被告に対する被告人質問が行われた。
 《小川被告が証言台に着席した。前日の被告人質問ではなぜ小川被告が火災直後に放火を認め、その後否認するに至ったのかが焦点になった。小川被告は無罪を訴えるものの、詳細については供述が揺れ動き、検察官は納得していない。検察官が立ち上がり、反対尋問を始めた》
 検察官「やってもいない放火を最初に認めたのはなんでですか」
 被告「ほんまに死にたいんであれば、カバンじゃなくて自分の体、髪の毛に火を付けることを選択すると思うんですよ。自分の体を痛めつける死に方をすると思います」
 検察官「(事件当日)逮捕する前の午前中、火を付けた事実を認めてましたよね」
 被告「一番初めに認めたのは○○刑事(最後に来た捜査1課の刑事)で、午前5時20分から30分くらいに署名を書けっていわれた記憶があるんです。昨日(公判が)終わってから今日朝来るまでずっと考えてました。今覚えているのは『部屋の中にあったティッシュをいっぱいとって私のキャリーバッグにティッシュを入れて、カバンが赤く燃え上がって煙があがって、怖くなって逃げた』と書いて署名しました」
 検察官「公判前整理手続きでは、○○刑事が出てくる前の刑事に認めた話はしてなかったですか」
 被告「正直言って、あまり話を聞いてなかったです」
 裁判長「今日の記憶はどうなんですか。前と変わってきたんですか」
 検察官「今日の記憶は」
被告「○○刑事です」
 検察官「公判の前は」
 被告「そういわれたら、チンピラ刑事さんに認めたのかもしれないですね」
 弁護人「被告は自発的に認めたという感覚で言っているようにうかがえます」
 裁判長「被告、認めたというのはどういう意味ですか。紙に書いたという意味ですか」
 《小川被告の供述の真意をめぐり、弁護人や裁判長も身を乗り出した》
 被告「最初はチンピラ刑事に机をたたかれ、別の刑事ににらまれ、ボスの○○刑事が出てきてその時点で認めたという意識が強いんです」
 検察官「○○刑事に怒鳴られたりしたんですか」
 被告「そんなんはされてません。目で威圧されてました。体格とか、とにかく無言の会話というやつです」
 《検察官は小川被告が○○刑事の前で自筆で書いたという自供書があまりにも詳細であることに着目したようだ》
 検察官「ティッシュを入れたというのは作り話ですか」
 被告「そうですよ、もちろん」
 検察官「キャリーバッグの中に入れたというのも」
 被告「はい」
 検察官「何でそんな具体的な話をしたんですか」
 被告「とっさに言ってるんじゃないですか。そこまで考えてないというか、自分の思いつきで」
 検察官「煙でいっぱいになったというのも想像で書いたと」
 弁護人「被告は煙を見ていないとは言ってません。霞は見たと言っている」
 裁判長「煙と霞という表現の違いはありますね」
 検察官「煙でいっぱいというのは違うでしょ。煙は想像ですか」
 被告「はい」
 検察官「キャリーバッグの絵を描きましたよね」
 被告「はい」
 《小川被告が取り調べ段階で描いたキャリーバッグの絵が大型モニターに映し出された》
 検察官「これも想像で描いたんですか」
 被告「はい」
 検察官「自殺したかったというのも思いつきですか」
 被告「ほとんど空想で作って話してますね。冷静にね」
 検察官「その場その場で思いつきで話していった」
 被告「はい」
 検察官「自殺の理由について、同じ理由を1週間後にも言ってますね」
 被告「繰り返してるということですか。全くほんまに空想です」
 《小川被告はひたすら、当時の自供は空想の産物だと繰り返した。検察官の尋問は終了し、弁護人による再主尋問が始まった。弁護人は小川被告が誰に対して最初に認めたのかを問いただした。供述のぶれを修正したいようだ》
 弁護人「浪速署で机をたたかれたり怒鳴られたりしても、放火していないと言い続けたの」
 被告「○○刑事が来るまで粘りました。1時間くらいしか否認できてないけど、『してません、してません』って言いました」
 弁護人「警察官に言っても無駄だし怖いし、言わなくなったんじゃないの」
 被告「最終的に自暴自棄になりましたけど、がんばれるまでがんばりましたよ」
 弁護人「○○刑事の段階では」
 被告「白状してますね」
 弁護人「限界に達したのは○○刑事の時なの」
 被告「とにかく前の日一睡もしてなかったので体もしんどかったんです」
 裁判長「正しいことを言えなくなったというのはどの時点で感じましたか」
 《ここで小川被告は堰を切ったように裁判長に“直訴”を始めた》
被告「特定はできないんですけど、全員ににらまれたり決めつけて言われるんで。ほんまに自分は火を付けてないんです。足利事件じゃないけど、こういう立場から逃げるには真犯人が出てくるしかないのかなとか。確かに空想は多いです。揺れ動いてた時間も長いです。おかしいといわれます。(火事で亡くなった)16人、1人も恨んでいないしお店に恨みもないし、一番それを分かってもらいたいんです。今のままでは自分がしめつけられて、どうしたら分かってもらえるのか。一酸化炭素中毒で死ぬって事も、自分では分からないんです」
 裁判長「はい…。言いたいことは言ったと思うので(弁護人に)どうぞ」
 被告「感情的になりましてすみません」
 《弁護人は話を変えた》
 弁護人「空想というけれど、あなたの独創ですか、それとも検事や刑事の影響ですか」
 被告「多少その時の会話によって、空想の話で認めたと思います」
 弁護人「10月1日には『私のキャリーバッグ』、7日には『知人のキャリーバッグ』と変わっているのはどうして」
 被告「ちょっと分かりませんね」
 弁護人「真実はあなたのじゃないわね」
 検察官「解釈の問題で、『私が引いてきたキャリーバッグ』と読めますよ」
 弁護人「自分の考えで替えたんですか。だんだん正確になっているけど、捜査員の影響じゃないんですか」
 裁判長「誰のか、検事や刑事と話しましたか」
 被告「『知人のカバンやなー』と訂正されたと思います」
 弁護人「最初はあなたのものだったんですか」
 被告「その辺の記憶はありません」
 《午前の尋問は終了した。裁判長による被告人質問は、午後の最後に行われる》


【個室ビデオ店放火殺人事件第5回公判詳報(2)】「突然『死にたかったんですわ』と」現場の警官証言
2009.9.29 23:21
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090929/trl0909292325021-n1.htm

 《昼の休廷を挟んで午後1時10分、小川和弘被告が再び入廷した。証人出廷したのは、火事発生直後に小川被告を浪速署に任意同行した警察官。当時は浪速署で火災などを担当する強行犯係の刑事で、火事が起こって約30分後に現場に到着したという》
 検察官「先着の警察官から何か聞きましたか」
 警察官「店員から犯人らしい人がいるといわれたと、地域課の警察官が指さした先に被告がいました」
 検察官「近づいて気づいたことは」
 警察官「顔やランニングが若干すすけていました」
 検察官「何と声をかけましたか」
 警察官「被災者だと思ったので、『浪速署の刑事です。大丈夫ですか。けがないですか』と聞くと『けがはないです』と」
 検察官「それから」
 警察官「『どういう状況ですか』と聞くと、突然『すみません、すみません』と何度も謝り始めました。警察手帳を見て驚き、目を合わせず小刻みに震えていました」
 検察官「あなたはどうしましたか」
 警察官「『どうしたんや』と聞いたと思いますが、『すみません』を繰り返しました」
 検察官「部屋について何か聞きましたか」
 警察官「『自分の部屋が燃えたんか』と聞くと『そうです』と答えたように記憶しています。『お前が火つけたんか』と聞きましたが、明確な答えはできませんでした。はきはき答えていたのが、数十秒黙り込んで下を向きました」
 検察官「その後どうなりました」
 警察官「突然私の顔を見て『死にたかったんですわ』と言いました。理由を聞いたと思いますが、自分が着ていたランニングシャツをまくり上げて『前にも自殺未遂したことがあるんです』と訴えかけるように言ってきました」
 検察官「傷はありましたか」
 警察官「包丁の刺し傷のようなのがあったと記憶しています」
 《警察官は詳しい話を聞くために小川被告を浪速署に任意同行したと述べた。小川被告はこれまでの公判で、浪速署で最初に取り調べを受けた“チンピラ刑事”に机をたたかれるなど威圧されたと訴えている。検察官は浪速署での取り調べ状況についても聞いた》
 検察官「調べ室に入ったのは誰ですか」
 警察官「私と、刑事課の当直責任者の係長と被告です」
 検察官「聞いたのはどんなことですか」
 警察官「火元だと言っていたので『何で火が出たんや』と聞きましたが、明確には返ってきませんでした」
 検察官「火が出たことに対する質問は」
 警察官「『謝ってたけどどういうことか』と聞きましたが、明確な返答はありませんでした」
 検察官「火災の原因についての話は」
 警察官「出ていません」
 検察官「あなたが『お前の部屋から火が出たのは間違いない』と言ったことは」
 警察官「ありません」
 検察官「気をつけていたことはありますか」
 警察官「大きな事件と分かっていたので、捜査1課にきっちり引き継ぐこと。火災事件は放火か失火か分からないので、決めつけず慎重に聞こうと思っていました」
 《弁護人は小川被告のおなかの傷跡を見せて「あなたが見たのはこの傷か」とただしたが、警察官は「答えられない」と答えた》
 《この警察官が小川被告の言う“チンピラ刑事”なのだろうか。裁判長もこの点が気になったようだ》
 裁判長「被告の言い分はありますか」
 弁護人「(小声で)あなたをどなりつけた人じゃないの」
 被告「(小声で弁護人に)こんなにがっちりしてなかったと思います」
 裁判長「被告にはまた後で聞きましょう」


【個室ビデオ店放火殺人事件第5回公判詳報(3完)】裁判官「サイレン聞くまで火事分からない?」
2009.9.29 23:26
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090929/trl0909292327022-n1.htm

 《警察官への尋問が終了し、休廷の後、小川被告の長男が出廷した。弁護側、検察側双方が証人申請している。長男が証言台に座る前、2人の目があうと、小川被告は何かを訴えるようにうなずいた》
 弁護人「お父さんはどんな性格ですか」
 長男「気を強くしているようにも見えますが、内面は気が弱いところもあり、すぐ『すいません、すいません』と謝ります」
 弁護人「父親としてはどうですか」
 長男「優しいときには優しく、厳しいときには厳しく指導してもらって、僕は尊敬している父でした」
 《これを聞いた小川被告はぎゅっと目をつぶり、下を向いた》
 弁護人「お父さんが『生きていくのは嫌だ』と言っていたことはありますか」
 長男「ありました。父はマイナス思考なんですけど、嫌なこととか考えてしまったときです」
 弁護人「本当に自殺しそうということは」
 長男「ありませんでした」
 弁護人「報道でお父さんが放火を認めたというのを見て、どう思いましたか」
 長男「ぼくの父はそんなことができません。ぼくは本当に父がやったのか信じられないです」
 弁護人「面会のときは」
 長男「ぼくの名前を呼んで、『お父さんは絶対火を付けてないんや、お前だけでも信じてくれ』といわれました。ぼくが思った通りでした」
 《検察官は小川被告がギャンブルやキャバクラ、洋服などに散財し、長男が専門学校進学をあきらめて就職した状況などを尋ねた。長男が小川被告を非難するような発言は一言もせず、尋問が終わると深く一礼して退廷した。去り際に小川被告を見つめた長男に対して、小川被告は大きくうなずいた》
 《ここで裁判長は、警察官の証言内容を踏まえた再度の被告人質問を行うと宣言した。弁護人が立ち上がった》
 弁護人「今日の証人が浪速署であなたを怒鳴りつけた人ですか」
 被告「記憶にない顔です」
 弁護人「おなかを見せた記憶は」
 被告「あんまり記憶がないんですけどね」
 弁護人「死にたかったと言った記憶は」
 被告「自分では首をかしげてました」
 検察官「現場で声をかけてきた人がこの警察官かどうか分からないですか」
 被告「はい」
 《“チンピラ刑事”が誰だったのか、結局明らかにはならなかった》
 《続いて裁判長らの被告人質問が始まった》
 裁判長「あなたは霞がかかった状態に気づいて、換気してほしいとフロントにいったのですか」
 被告「はい」
 裁判長「サイレンを聞くまで火事という実感がなかったのですか」
 被告「はい」
 裁判長「換気をしてくれれば寝られるのに、なぜ店員が相手をしてくれないのかと思いませんでしたか」
 被告「そこまで考えていませんでした」
 裁判長「どの時点で火事だと思いましたか」
 被告「思い出せません。自分の証言は空想が多いんで」
 裁判長「あなたは『取り調べで揺れ動いた』と言いますが、どことどこの間で揺れ動いたという認識ですか」
 被告「自分としては1つだけ、真実は1つやと思ってますから。火を付けたのか付けてないのか。結論は1つです。失火でも、たばこの火でもあてはまってきますけど、火が出とったのはほんまと認めるしかないので…」
 裁判長「記憶になくても火を付けたといえば、どうやって、と聞かれますよね。まったく空想で答えたのか、ヒントをもらったのか、どうですか」
 被告「その場、その場の話の内容で、自分1人で作成したわけじゃないと思います。アシストが入ったような、入ってへんような。話の流れによって調書ができてしまっています」
 《最後に裁判長は、すでに証人尋問が終わった大阪府警科学捜査研究所の職員ら3人について、弁護側が事件直後の調書を証拠申請していることを明らかにした。公判での証言が調書と食い違っており、信用性を崩す趣旨という。採否の決定は持ち越され、午後5時に閉廷した》


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