8月30日、大阪ガレキ説明会で何が起こっていたのか。
2012/08/31(Fri) 19:46
橋下市長「おまえと呼ばれる筋合いない」 - 政治ニュース : nikkansports.com
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20120831-1009314.html
橋下徹大阪市長は31日、大阪府と大阪市が開いた震災がれきの受け入れの説明会で反対意見が相次いだことについて「反対の人しか集まっていない。事実誤認で、現在の一般的な科学論から離れた見解が多い」と市役所で記者団に述べ、批判した。
同時に反対する市民から罵声を浴びたことに触れ「初対面で『おまえ』なんて呼ばれる筋合いはない。常識ある方々じゃない」と強調。「『帰れ』とか『辞めろ』と言うのは結構だが、それなら選挙で落としてくれればいい」と挑発した。
松井一郎大阪府知事も31日、「寂しかった。小さな島国で、絆だなんだと言いながら、被災地の声が届いていない」と府庁で記者団に述べた。
知事は「1年かけ安全な受け入れ基準を作ったが、あの状況では説明すら聞いてない。壇上の僕でも説明者の声は聞こえなかった。(反対する市民は)最初から聞く気はなかった」と指摘した。
説明会は30日午後、大阪市で開催。参加者が「信用できない」「受け入れ反対」と叫ぶなど、怒号に包まれた。(共同)
[2012年8月31日12時14分]
--転載ここまで--
橋下徹については、何もいうことはない。彼が芸能界に入るきっかけを作ったのは、デーブ・スペクターである。つまり、橋下徹自体がデーブ・スペクターの利権なのである。デーブは死んでも橋下徹を離さないだろう。橋下徹自身もデーブ・スペクターには足を向けて寝られないと語っている。
さて、8月30日の大阪ガレキ説明会であるが、IWJが一部始終を記録している。少々長いが、8月30日の大阪がれき説明会で何があったのか、各々で確認してもらいたいと思う。その後に、日刊スポーツの記事をもう一度目を通して欲しい。橋下徹という人間の本性が垣間見れるはずだ。しかし、大阪府民、大阪市民はすごい。真摯に怒り、学び、子供たちを守ろうとしている。理論武装も完璧で、壇上に並んだ連中のぐうの音も出ない様子が滑稽であり、痛快である。
2012年8月30日大阪ガレキ説明会その1 投稿者 Hatajinan
大阪ガレキ説明会その2 投稿者 Hatajinan
ところで、大阪ガレキ説明会を終えた橋下市長様は(市民にこてんぱんにやられて)興奮が冷めなかったのか、翌未明にかけてつぶやきを連発していた。ちょっとそれを拾ってみたいと思う。
(註・Twitterで表記されている時間は正しくなく、翌31日未明1時半頃から一時間ほどつぶやいていたものを拾った。よほど腹の虫がすえかねたのだろう、一時間で20ツイートぐらいだから、1ツイート3分くらい?たいしたタイピングスキルだなあ)
みんなの党の渡辺代表から連絡がありました。テレビ朝日の報道は大誤報だと記者会見をやったと。テレビ朝日のニュース放映をネットで掲示していたものはすでに削除。これはテレビ朝日が誤報を認めたという証かな。
― 橋下徹さん (@t_ishin) 8月 30, 2012
衆議院480人を240人に半減するという提案に関して、国会議員の皆さんから多くのご批判を頂きました。感謝です。まず自民党から具体的な手順を示していないと。衆議院・参議院で過半数勢力となれば実行あるのみです。あとは有権者がどういう勢力を作るかだけです。区割りは第三者委員会で。
― 橋下徹さん (@t_ishin) 8月 30, 2012
国会議員が自らの存在を否定する定数半減の区割りを実行できるわけありません。一票の格差是正も合わせて、区割りは第三者委員会に行ってもらう。国政調査結果に基づいて自動的に区割り変更。このような仕組みを法律化します。しかしこれはこのような考えを持つ過半数勢力が誕生しなければなりません。
― 橋下徹さん (@t_ishin) 8月 30, 2012
2、340人の国会議員では民意が反映されないという民主党輿石幹事長の指摘。どうなんでしょ?今の国会議員で民意は反映されているのでしょうか?民意には二つあります。ミクロの民意とマクロの民意。ミクロの民意とは小さいコミュニティーや特定の人の民意。マクロの民意とは国全体の民意。
― 橋下徹さん (@t_ishin) 8月 30, 2012
国会議員は本来、国全体の民意を汲むことが使命です。ところが実際は、地方議員レベルの民意を汲む役割をしている。盆踊り、葬式、その他地域行事に出倒す。そのことによって小さな範囲の民意に拘束される。国全体のことを考えての判断ができない。これは選挙区エリアが狭過ぎるからだ。
― 橋下徹さん (@t_ishin) 8月 30, 2012
選挙区エリアを広くして、ミクロの民意から国会議員を解放してあげる。葬式、盆踊りから、国会議員を解放。国全体のことを考える国会議員を誕生させなければならない。今の国会は、選挙において力を持っていると思われている人たちの声に左右される。だから国民全体の声からかい離する。
― 橋下徹さん (@t_ishin) 8月 30, 2012
議員の数を増やせば民意が反映されるなんてとんでもない。こrは国会と地方議会の役割分担。地方の細かな民意は地方議会が汲み取るべき。国会議員の選挙エリアをせめて現行の2倍にする。そうすると小選挙区で150.比例はブロックごとではなく、全国区でやれば、ミクロな民意から解放されるであろう
― 橋下徹さん (@t_ishin) 8月 30, 2012
ミクロの民意をくみ取るのは地方議会だ。国と地方の役割分担。3、民主党前原政調会長から、衆議院240人にすると官僚依存になる。僕は官僚依存にも良いものと悪いものがあると考えている。政治家が行政実務を仕切るのは不可能。選択肢を作り、制度設計をし、実行するのは官僚組織にしかできない。
― 橋下徹さん (@t_ishin) 8月 30, 2012
今の官僚組織の欠点は、公務員の身分保障が強固なため、官僚組織の価値観で決定・判断され、それに政治が従う仕組みになっていること。政治の価値判断・決定に基づいて行政が運営される仕組みを作らなければならない。そのためには議員を増やすアプローチではない。
― 橋下徹さん (@t_ishin) 8月 30, 2012
行政組織の幹部を政治任用するアプローチだ。選挙で選ばれた政治家と同じ価値観、方向性を目指す専門家を、官僚組織の幹部に据える。これでやっと政治家が考える方向性で組織が動く。もちろん政治任用制度には弊害もあるが、今の硬直しきった社会制度を変えていくためには、政治任用が必要。
― 橋下徹さん (@t_ishin) 8月 30, 2012
政治任用で行政組織を作れば、議員の数は多くは要らない。選ばれた政治家の価値判断・決定と同じ価値観を持つ行政組織を作れば良い。こうすれば政治家の数が少ないからといって官僚依存になることはない。政治家と同じ価値観を持つ行政組織が誕生すれば、そのような組織に依存しても問題ない。
― 橋下徹さん (@t_ishin) 8月 30, 2012
それから一番重要なことは政治運動論。政治家は実行して何ぼ。口だけ政治家は要らない。道州制なんて、いったいどれくらいの政治家が口にするか。しかしそれを本気で実行に移した政治家はいない。だから大阪都構想を道州制の一里塚として始めた。物凄いしんどいけどね。
― 橋下徹さん (@t_ishin) 8月 30, 2012
地方分権は、どの国会議員も地方議員も地方の首長も叫ぶ。しかし本気で実行する政治家は極少数。民主党はマニフェストではっきりと国民に約束した出先機関の廃止も進めることができない。そしてマニフェストに書いていない消費税増税に全力を挙げる。おかしい。これは運動方法が間違っている。
― 橋下徹さん (@t_ishin) 8月 30, 2012
衆議院240名の目標を示し、霞が関組織の地方への移譲も大号令をかけて道州制を進める。僕は小さな政府を求めていると言われるが、国の中央政府組織は小さくて良い。組織のスリム化を目指している。しかし政府の役割は重視している。所得再分配機能、セーフティーネットの役割は政府に求められている
― 橋下徹さん (@t_ishin) 8月 30, 2012
権限の移譲から始めたら国は抵抗する。そんなことをしなくても政府組織が存続するならやりたくない。こういうときには権限を移譲せざるを得ない状況を作っていくことから始める。地方分権とは、権限・財源・人間の移譲だ。先に財源と人間の移譲から始める。財源移譲は消費税の地方税化。
― 橋下徹さん (@t_ishin) 8月 30, 2012
権限の移譲から始めたら国は抵抗する。そんなことをしなくても政府組織が存続するならやりたくない。こういうときには権限を移譲せざるを得ない状況を作っていくことから始める。地方分権とは、権限・財源・人間の移譲だ。先に財源と人間の移譲から始める。財源移譲は消費税の地方税化。
― 橋下徹さん (@t_ishin) 8月 30, 2012
そして中央政府組織が小さくなる代わりに、地方政府組織がそれなりの規模を有することになる。これが道州制。政府の役割は重視しているが、しかし政府組織の大きさとは別。機能は大きく、組織は小さく。そして中央政府組織から地方政府組織へ。これらを実現するための大号令としての衆議院240。
― 橋下徹さん (@t_ishin) 8月 30, 2012
全く、何を言っているのかさっぱりわからないのだがw、一時間長文ツイートをだらだらと独りごちながらもガレキのガの字も一切ない。なんなんだ、この違和感は。『現在の一般的な科学論から離れた見解が多い』と悪びれもなく言ってのけるぐらいなら、その一般的な科学論から離れた見解というものを一つぐらい指摘して欲しいものなのだが、具体的に指摘するツイートが一個ぐらいあってもよかろうものの、それが一切ない。しかし、何が言いたいのかさっぱりわからない。
大人気の大阪市長様も受け売りの知識じゃ勝てまへんわな(・∀・)
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Category:福島第一原発事故
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