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森岡まどかさん変死事件と九頭竜伝承

2012/05/30(Wed) 09:00


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今月(2012年5月)21日、福井県大野市の九頭竜湖で業務用冷蔵庫の中から白骨化した遺体が発見された。冷凍庫は高さ80センチ、幅74センチ、奥行き55センチの業務用で、遺体はネックレス、ブレスレット、ハート型の時計以外は何も身に着けていなかった。さらに、冷蔵庫内には長さ15センチの頭髪が落ちていたという。


朝日新聞デジタル:冷凍庫の遺体は10~30代女性 福井県警が捜査 - 社会
http://www.asahi.com/national/update/0522/OSK201205220171.html

福井県大野市の九頭竜湖畔で21日、流木を回収していた作業員が、のり面付近にあった冷凍庫内から白骨遺体を見つけた。県警は死体遺棄事件として22日に捜査本部を置き、捜査を始めた。

県警によると、遺体は10代後半~30代前半の女性とみられ、身長150~160センチ。足のごく一部を除いて白骨化していた。骨折などの傷はなく、死後5~12カ月。冷凍庫の中に、扉に背を向け足が折り畳まれた状態で入れられており、衣服はなかった。歯に治療痕は無く、庫内に長さ15センチの頭髪が落ちていた。

遺体は首に長さ約40センチの銀色のネックレス、右手首に幅1センチで銀色のブレスレットを着用。庫内から、文字盤がハート形でブランド名のない腕時計が見つかった。冷凍庫は国内メーカー製で高さ80センチ、幅74センチ、奥行き55センチ。上部が開閉する型で、業務用や一般家庭で使われるという。

福井・九頭竜湖で発見の遺体、不明の愛知・一宮市の女性と断定(12-05-24) - YouTube

--転載ここまで--


まもなく、遺体の身元が、昨年11月下旬から行方不明になり捜索願が出されていた愛知県一宮市の森岡まどかさん(失踪当時27歳)だと判明する。


冷凍庫内の遺体は愛知の27歳不明女性 - 社会ニュース : nikkansports.com
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20120524-956205.html

福井県大野市大谷の九頭竜湖岸で冷凍庫に入った若い女性の遺体が見つかった事件で、福井県警は24日、遺体を愛知県一宮市の飲食店従業員、森岡まどかさん(失跡当時27)と断定した。昨年11月、勤務先を出た後に行方不明になり、愛知県警が事件に巻き込まれた疑いがあるとみて捜査していた。

福井県警は愛知県警と合同で捜査本部を設置。森岡さんが殺害され、遺体を遺棄されたとみて、不明になった前後の状況や、遺体遺棄の経緯などを捜査する。

捜査関係者によると、森岡さんが行方不明になったころ、森岡さんの携帯電話から本人以外が書いたような文面のメールが交際相手の男性に届いた。

携帯電話の呼び出し音がなることはあったが応答はなく、不審に思った男性が昨年12月、愛知県警に相談していた。県警は別人が送信した可能性があるとみて調べている。

また、行方が分からなくなる前に、森岡さんの銀行口座から数百万円が引き出されていたことも判明。県警は事件との関連を調べている。森岡さんが使っていた車は男性が県警に相談した数日後にナンバープレートが外された状態で、愛知県内で見つかっていた。

遺体と森岡さんの特徴が一致したため、両県警がDNA鑑定などで確認を進めていた。(共同)

[2012年5月24日13時59分]

--転載ここまで--



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発見から一週間以上が経つが犯人逮捕に迫る報道は無く、早くも迷宮入りの様相を見せている。

なぜ、愛知県一宮市の女性が殺され、福井県の九頭竜湖に遺棄されていたのか。この謎を解く鍵は九頭竜伝承にある。


九頭竜伝承 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B9%9D%E9%A0%AD%E7%AB%9C%E4%BC%9D%E6%89%BF

九頭龍神社の縁起は箱根神社と同じ天平宝字元年(757年)。九頭龍神社は箱根神社を開いた万巻上人が調伏した龍を奉る神社である。

芦ノ湖がまだ万字ヶ池と呼ばれていた奈良時代以前、箱根の村には毎年 白羽の矢[2]が立った家の若い娘を芦ノ湖に棲む毒龍に人身御供に差し出すという習慣があった

それを知った箱根山で修行中の万巻上人は娘達を助け、村人を助けるため法力で毒龍に改心してもらうため立ち上った。 万巻上人は御仏に祈り人身御供の代わりに三斗三升三合三勺の赤飯を21日間の祈祷満願日の前日6月13日(旧暦)[3]に捧げることを誓い、湖畔で経文を唱え 毒龍に対して人身御供を止めるように懇々と仏法を説いた。毒龍は 姿形を変え、宝珠・錫杖・水瓶を捧げ出現した。それでも鉄鎖の法を修し、龍を湖底の白檀の大樹に縛り付け、仏法を説き続けた。後に、その木は「逆さ杉」と呼ばれるようになった。 龍は、もう悪事はせず、地域一帯の守り神になる旨を約束をする。万巻上人は龍の約束が堅いことを知り、九頭龍大明神としてこの地に奉ることにした。その満願の日とは6月14日(旧暦)。そのため九頭龍神社の祭りは、毎年6月13日が例大祭、毎月の13日が月次祭である。 今でも芦ノ湖の湖水祭ではお櫃に赤飯を入れ、御供船に載せ 逆さ杉のところで湖底に沈め捧げる。このお櫃が浮かび上がってくると龍神が受け入れなかったとされ、災いが起きると言われる。

近年では大正12年(1923年)の湖水祭でお櫃が浮かんでおり、その数ヵ月後に起きた関東大地震(大震災)から、九頭龍神社の霊験があったとされた。

---------------------抜粋


龍神様の名前(九頭竜)を冠した湖で、お櫃(冷蔵庫)に入った遺体が発見されたのである。九頭竜伝承によれば、お櫃が発見された(浮かび上がった)ということは、龍神様が受け入れなかったのであり、災を起こすというメッセージにも読めてくる。おそらく、九頭竜湖に森岡まどかさんの遺体を遺棄した犯人は、九頭竜伝承を念頭に置いて遺体を処分したに違いない。それもちゃんと発見される方法で。

とにかく、関東大震災レベルの震災が起きないとも限らないので用心するに越したことはない。



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2012/10/31(Wed)22:24

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