チェルノブイリ・ハートが福島で現実に起こっている。
2012/04/13(Fri) 06:38
目も当てられないほど下品で愚劣なコメントの数々。 | 憂いの果てに ~次男坊のアフォリズム~http://hatajinan.blog61.fc2.com/blog-entry-403.html

今年2012年4月11日に開かれた原発事故収束対策PT総会で、事故後に福島近辺で生まれた赤ちゃんに異常が見られると報告が上がった。議員が例に出したのはいわき市で生まれた、心臓に穴が空いた赤ちゃん。いわゆる、チェルノブイリ・ハートである。そして、三年から五年後に福島近辺で生まれた子供の健康障害が顕著になるだろうと話を折った。
もちろん、国会議員のPTで議題にあげるのだから、事故後に生まれた子供の異常は一人や二人ではないだろう。しかし早すぎる。考えたくはないが、福島第一原発事故はチェルノブイリ原発事故を超えてしまっているのかもしれない。如何せん、気が滅入ってしまう。
IWJ Independent Web Journal » 2012/04/11 原発事故収束対策PT総会
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/10135
http://vimeo.com/40153970
※これはIWJの非会員向けの記事なので、一週間も経てば見られなくなるのでお早めに。当該部分は動画の13分~。

クリックで拡大
前回のエントリで、体調不良を告白する岩上安身氏のツイートをまとめたTogetterについたコメントを取り上げた。実はあれにはこんな伏線があった。

江川さんとは江川紹子のことだ。以前岩上氏が福島で生まれた先天性障害児をスクープしたとき、大炎上したのだが、その先頭に立ったのが江川紹子であった。
原発事故収束PTで取り上げられたにも関わらず、チェルノブイリ・ハートのことはIWJの記事では触れられていない。その時の経験から、恐らく、自粛に近い形で触れなかったのだろう。
あの、品性のない愚劣なコメントの数々はヒトの声ではない。組織の思惑に従ったヒトモドキの声である。
岩上安身氏へのバッシングは、福島近辺で事故後に生まれた子供の異常を情報隠蔽するための策謀ではないか。岩上安身氏とIWJに福島の現実を追求させたくないからではないか。ただ一つの事実は、福島第一原発事故は現実に起こってしまったということだ。日本に住む一人として、放射能汚染によるリスクは覚悟しなければいけない。やはり現実から目を背けてはいけないのである。こういったネガティブな情報もちゃんと見せて欲しい。でなければ、奴らの思う壺だ。

この議員はチェルノブイリ・ハートを福島第一原発事故由来ではないと断言するが、東電や政府が公表する情報を鵜呑みにしているだけだろう。
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Tag:福島第一原発事故
Category:福島第一原発事故
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