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【そこまでやって委員会テキスト化】 大麻取締法は政府の詭弁である![2009.02.22] 山本奈生

2009/10/19(Mon) 08:41

【動画】国益に反する大麻は厳罰に![2009.02.22]の民主党原口一博氏と村田晃嗣同志社大教授への反論である。山本奈生氏の言説は非常に興味深かった。


【動画】大麻取締法は政府の詭弁である![2009.02.22]



QS_20091018-084308.jpg

山本 奈生
カンナビスト関西 代表
http://www.bvoh.jp/cannabist/
佛教大学で犯罪社会学の講師を務める傍ら、
人権擁護団体「カンナビスト関西」 の代表を務める。
論文でジュリアーニ市長の「割れ窓理論」を完全否定する
独自の視点を持つ。


◆ 大麻の非犯罪化 メリットがないのでは?

インタビュアー:ネット上などで論議されている大麻合法化、非犯罪化、そうすることによってメリットが一般の僕らにしてみれば感じられないんですけれど、どういうメリットがあるんでしょうか?

メリットに関していえば、まずメリットを言う前に言っておきたいのは「メリットが必要ですか?」ということですね。つまり、それほど害がない刑法で摘発するのに適していないものに対して、年間二千人以上の逮捕者を出していること、この逮捕することそのものがまず問題なのであって、たとえば、ハンセン病の隔離されていた人がかなりいましたね。日本は非常に遅れていました、対応が。で、ハンセン病者の人権が非常に強く抑圧されてきた。このことに対してハンセン病者を隔離しないことにメリットが必要ですか?

インタビュアー:・・・なるほど

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QS_20091018-075920.jpg

◆ オランダは麻薬汚染で大麻を解禁したのではない

宮崎哲弥の論「一番一般的に言われている政策的意図としてはハードドラッグに進む前にゲートを設けて、ソフトドラッグを解禁することによって水際で防ごうと」

それは明らかに間違いですね。つまりオランダに関しては1971年にバーン委員会というものが開かれました。
QS_20091018-084443.jpg

バーン委員会で(大麻非合法化)を言われたときに最初にヘロインの問題があってヘロインの問題を解決するために大麻を解禁しようと言ったのかというと、まったくそうではない。つまり当時はヘロインに関する案件ていうものは年間数百件だったわけです。ほとんどヘロイン害悪というものが問題になっていない段階で、アメリカが条約を課してきた、つまり大麻を摘発しろという条約を1971年に課してきた。その条約に対してオランダはどのように対処すべきということを議論したのがバーン委員会なんですね。そのときオランダ国内ではハードドラッグの案件は殆ど問題になっていなかった。そうではなくて条約に対してどう対応していくかをまず最初に議論したわけです。そのあとでアメリカとかがオランダは結局ヘロインの害悪を抑制するために言説を付け加えた。つまり都市伝説ですね、これは。完全に。

インタビュアー:へぇー

つまりバーン委員会の議事録、ないしはバーン委員会の研究を読んでいくとまったくそんなこと(すでオランダ国内でヘロインが蔓延していた)は書かれていない。そうじゃなくて何が書かれているかというと、若者の一部の人たち、つまり当時のヒッピームーブメントかなんかが起こったときに対して、ヒッピームーブメントを起こした人たちが今までの世代とは違うライフスタイルをとっている。そのライフスタイルを摘発すべきか否かということで、最初からそんなもの(大麻およびヒッピーたち)を摘発すべきじゃないんだという結論があった上でバーン委員会を開いたわけです。これは歴史的には間違いないですね。

◆ なぜ日本で大麻が厳罰の対象になったのか?
QS_20091018-084613.jpg

日本が規制される経緯に関していうと100%アメリカの意向と言っていい、つまり日本はもともと大麻を取り締まっていなかったわけです。大正から昭和初期にかけては薬局で喘息の薬として大麻が売られていたわけですね、これは新聞広告なんかにも喘息に効くから、夜鳴きに効くからといって、大麻タバコが売られていたわけです。
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ところが敗戦後の1947年ポツダム勅令が入ってきて、その中にいろんなことが入っていたんですけれども、そのうちのひとつに大麻を取り締まるべきだと、というか大麻を取り締まれ、という命令を課してきたわけですね。ところが、当時日本では大麻を嗜好品として用いる文化が一切なかったので、当時のその法制度に関わった高級官僚なんかは「一体これは何の事だ?」「何かの間違いじゃないのか?」と言う風に笑い話として受け取ってしまった。一応大麻草というものがしかじかのものであるとアメリカから言われたので、じゃあ取り締まりましょうということで形式的に法律を作ったわけです。つまり、大麻の流通販売に関してはすべて規制するべきだと。それに加えて使用者に関しても何らかの罰則を科していくべきだという風なことを、当時のアメリカの麻薬取締り局の局長だったアースリンガーという人が言い始めましたね。それ受けて結局日本では大麻が本当に社会的にどのような害悪をもたらしているかという議論を完全にすっぽ抜かして、つまりそれが一体どういった被害を生んでいるのか、どういった問題があるのかという、社会問題があって法律ができたということでは一切なくて、まず法律を作れという命令があったから法律を作った、そのあとに、その法律を正当化する社会問題なるものをいろいろ考え出してきた、こういうことなんです。つまり後付け。すべて後付けですね。

◆ 警察・政府の問題点
一体それが発生する社会問題がなんなのかという議論を一切すっぽ抜かしたまま逮捕だけを進めている。となってくると、これって薬害エイズ問題の逆バージョンなんじゃないですか、ということです。

インタビュアー:薬害問題の逆とは?

つまり薬害問題の場合だったら、ある物質が害悪がまったくないと言われて血液製剤が流通して、ところがそれが使ったらHIVになっちゃったわけでしょ?

インタビュアー:はい。

ところが大麻の場合はそうじゃない。危ない危ない危ないと言われ続けたけれども、実はそれほど危ないものじゃないのにも関わらず、つまり、刑法の領域で対処すべき問題じゃない。懲役何年を科してまで摘発すべき害悪っていうものは殆ど認められないのにも関わらず、ところが国家がそれは懲役刑を科してまで摘発すべきものなんだという風に、ある種詭弁を使って取締りを正当化している。(大麻問題は)こういうことの問題ですね。

◆ 大麻取締法どうすべき?

インタビュアー:先生としてはどうすべきだとお思いですか?

つまり、段階的に、大麻に関する専攻研究、莫大な専攻研究があるわけです。ところが、日本の厚労省に関してもダメ!絶対センターも殆どそれを参照にしていない。アメリカの医学校で使っている教材程度の知識しか持っていないわけです。これはしかも1970年代から80年代にかけての教材ですね。ところが大麻に関する研究が進んできたのは1990年以降の話で、1990年以降の薬学的知見と社会統計学的知見に関しては一切参照にしないまま取締りを、結局だめなものはだめという論理で正当化している。つまり完全に同語反復の取締りですね。

◆ 大麻での逮捕者は社会的に抹殺する論調
ドラッグ関係の摘発であまりにも重過ぎるだろうといったもの、これはドラッグ政策全般にいえることなんです。つまりドラッグ政策に関して更生ですとか、いったん覚せい剤の依存になってしまった、僕はドラッグというのはアルコールを含めてドラッグだと言いますけれどもアルコール依存症になってしまった人に対するケア、覚せい剤依存になってしまった人が、一体どうやって地域社会に戻っていくのかといったケアをほとんどすっぽ抜かして、刑務所に放り込めばそれで良いだろうというような解決策になっている。これはあまりにも安直ですよね。


◆ 大麻に無関係な皆さんへ
少しでも興味を持って見てもらうと言う事ですね、つまり日本国に住んでいる以上、すべての日本国民は日本で制定されている法律に関して幾許かの責任は持っているわけです。つまりハンセン病者に関して、私はハンセン病者のことに関して知らなかったから、ハンセン病者の人が隔離されていたのには、そう、かわいそうね、と言う風にいって、それで済む問題なのかどうかということを一度考える必要があるだろう、ということですね。
【佛教大学 犯罪社会学 山本 奈生講師】


テキスト化について
動画の文字起こしは発言に忠実にタイプしているが、そのままでは意味不明な箇所も出てきてしまうので、てにをは、こそあど言葉の間違いやらをある程度修正させてもらった。なお()内の補足に関してはジェスチャーや文脈の前後関係を参考にした。

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