エリア51の妄想、再び。2
2011/10/16(Sun) 22:22
今回ブログエントリはエリア51の妄想、再び。の続きである。アメリカネバダ州ラスベガス北にあるかつてネリスエアフォースレンジと呼ばれたNTTRの地下に地下核実験で生成された地下空間を再利用した地下都市が存在するのではないか―。前提として、放射能汚染を棚に上げて考察している。少なくとも言えることは、ネバダ核実験場のクレーター周辺は建造物が立ち並び、クレーター内部に運搬車両が往来しているということである。
ネバダ核実験場に生成されたクレーターで一体何をやっているのか?
http://hatajinan.blog61.fc2.com/blog-entry-323.html
そもそも、NTTRに地下都市網が存在するとして、そのような大規模な工事が衆目に触れずに完工できるだろうか。答えは簡単である。
インフラ工事を偽装し、国が工事を請け負えばいいのである。
例えば、日本で大規模なインフラ工事をでっちあげて、完成間近にケチを付けて中止に追い込めばいいのである。工事の予算は国が出し、ご破算にすれば誰も傷つかない。
この嘘のような、本当の話が事実としてある。アメリカネバダ州で1987年に着工されたユッカマウンテンである。

ユッカマウンテン計画の建設地であるユッカマウンテンはネバダ核実験場の中にある。このことを留意し、前回のエントリも併せて参照にしていただきたい。
エリア51の妄想、再び。
http://hatajinan.blog61.fc2.com/blog-entry-330.html
■ 人類最大の土木工事であったユッカマウンテン計画。
ユッカマウンテン計画(Yucca Mountain Project)は高エネルギー放射性廃棄物を地中処理する処理場の計画である。NTTR敷地内にあるユッカマウンテンの地下に8キロの主トンネルを掘り、主トンネルから幾重にも核廃棄物格納用の側抗トンネルを穿っていき、さもムカデの足の様にトンネルを地下に張り巡らせる工事である。

1987年から建設が進められ、2006年の時点で、600億ドル(5兆円)の予算が計上されている。最終的には1000億ドルを超えるとされる人類史上最大の土木工事である。ユッカマウンテン計画では最終的には150キロメートルを超える地下トンネルが張り巡らされることになっていた。


ラスベガス大全 週刊ラスベガスニュース
ユッカマウンテン計画は規模、予算を見ても人類史上最大の土木工事の名にふさわしいものであった。だが、アメリカ大統領選にオバマが立候補した辺りからユッカマウンテン計画の雲行きが怪しくなる。大統領選を戦うオバマは『ユッカマウンテン計画の白紙撤回』を公約で掲げていたからだ。2009年になり、オバマがアメリカ大統領に選出されると、早速ユッカマウンテン計画の白紙撤回、予算計上見送りに着手する。
どこへいく放射性廃棄物 ユッカマウンテンを捨てた米国政策の行方 | 日経サイエンス :
米ネバダ州のラスベガスの北西に広がる砂漠地帯にユッカマウンテンがある。原子力発電所から出る核のゴミ(使用済み燃料)を埋設する場所に選ばれ,90億ドル(約1兆円)もの公費が投じられた。ところが,オバマ政権になって,その決定が白紙撤回されてしまった。
米国の場合はウラン燃料を1度だけ使うオープンな核燃料サイクル(ワンススルー方式)。使用済み燃料は当分の間,米国内にある131カ所の施設で一時保管されるが,ユッカマウンテン計画の打ち切りによって,最終的な行き場所のあてがなくなった。そのため,今後,さまざまな代替案が検討されることになる。使用済み燃料のリサイクルや,放射性物質の半減期を大幅に短縮できる新型原子炉の建設,別の場所での最終処分場の建設などが挙がっている。
--転載ここまで--
米ネバダ州のラスベガスの北西に広がる砂漠地帯にユッカマウンテンがある。原子力発電所から出る核のゴミ(使用済み燃料)を埋設する場所に選ばれ,90億ドル(約1兆円)もの公費が投じられた。ところが,オバマ政権になって,その決定が白紙撤回されてしまった。
米国の場合はウラン燃料を1度だけ使うオープンな核燃料サイクル(ワンススルー方式)。使用済み燃料は当分の間,米国内にある131カ所の施設で一時保管されるが,ユッカマウンテン計画の打ち切りによって,最終的な行き場所のあてがなくなった。そのため,今後,さまざまな代替案が検討されることになる。使用済み燃料のリサイクルや,放射性物質の半減期を大幅に短縮できる新型原子炉の建設,別の場所での最終処分場の建設などが挙がっている。
--転載ここまで--
いかんせん腑に落ちないのが、そのタイミングである。10兆円規模の予算が組まれた大規模な建設工事が着工から20年後、ほぼ工事が終わったようなタイミングで白紙撤回されたのである。
8867、米、最大の核廃棄物施設「ユッカマウンテン」PJ完成直前、中止、後はどうなる? - THINKING LIVE シンキングライブ :
さらにいわせてもらえば、ユッカマウンテン計画白紙撤回の理由は、『地下水が汚染されるから』だという。
ラスベガス大全 週刊ラスベガスニュース
2009年03月18日号
これはラスベガス周辺地区の単なる雇用問題や原子力業界だけの関心事ではない。政治、経済、科学、産業、環境、それらすべての分野の英知と利害が複雑にからんだ巨大プロジェクトであると同時に、人類の将来を左右しかねない地球規模の案件だ。
事実、「100万年先の人類への影響や安全性」 といった宇宙的スケールの議論までもがアメリカ政府や議会で飛び出しており、いかに壮大なプロジェクトであるかがうかがい知れる。
そして過去約10年、すでに日本円で兆の単位の予算がつぎ込まれ、人類史上最大級の土木工事ともいわれるその施設はほぼ完成に近づきつつあり、あとは運用開始を待つだけだ。
そんなプロジェクトをオバマ大統領はいとも簡単に打ち切ろうとしている~中略~オバマ氏は当選する前の選挙戦でも公約としてこのユッカマウンテン計画には反対の立場を示しており、今回の流れは想定内という意味ではだれも驚いていないが、環境問題に取り組むことを旗印にしている政権の張本人としては心がかなり揺れ動いているのも事実のようだ。
(オバマ氏は)「ユッカマウンテンはいらない」 との選挙公約に固執しており、その方針には合理的理由としての整合性や一貫性が感じられない。
ちなみに表向きの反対理由は、核廃棄物を全米各地の原発からユッカマウンテンへ運ぶ輸送経路がテロの標的になりやすい、地下に活断層があり地震で核廃棄物のカプセルが破壊されて地下水などに流出する恐れがある、近隣の場所に先住民族が生活している、などとなっているが、テロの標的などは他の場所に建設しても同じことがいえ、地震や先住民族の問題も何年も前に議論した末に着工したはずだ。
それを今になって反対理由としてぶり返していること自体、今回の打ち切りは技術的理由よりも政治的理由 (ネバダ州を中心とする反対勢力や、火力発電に必要な石炭業界などとの複雑な利害がからんでいるなど、さまざまな憶測が飛び交っている) であることは明らかで、共和党などからは 「問題の先送り」 と厳しく批判されている。
--抜粋ここまで--
2009年03月18日号
これはラスベガス周辺地区の単なる雇用問題や原子力業界だけの関心事ではない。政治、経済、科学、産業、環境、それらすべての分野の英知と利害が複雑にからんだ巨大プロジェクトであると同時に、人類の将来を左右しかねない地球規模の案件だ。
事実、「100万年先の人類への影響や安全性」 といった宇宙的スケールの議論までもがアメリカ政府や議会で飛び出しており、いかに壮大なプロジェクトであるかがうかがい知れる。
そして過去約10年、すでに日本円で兆の単位の予算がつぎ込まれ、人類史上最大級の土木工事ともいわれるその施設はほぼ完成に近づきつつあり、あとは運用開始を待つだけだ。
そんなプロジェクトをオバマ大統領はいとも簡単に打ち切ろうとしている~中略~オバマ氏は当選する前の選挙戦でも公約としてこのユッカマウンテン計画には反対の立場を示しており、今回の流れは想定内という意味ではだれも驚いていないが、環境問題に取り組むことを旗印にしている政権の張本人としては心がかなり揺れ動いているのも事実のようだ。
(オバマ氏は)「ユッカマウンテンはいらない」 との選挙公約に固執しており、その方針には合理的理由としての整合性や一貫性が感じられない。
ちなみに表向きの反対理由は、核廃棄物を全米各地の原発からユッカマウンテンへ運ぶ輸送経路がテロの標的になりやすい、地下に活断層があり地震で核廃棄物のカプセルが破壊されて地下水などに流出する恐れがある、近隣の場所に先住民族が生活している、などとなっているが、テロの標的などは他の場所に建設しても同じことがいえ、地震や先住民族の問題も何年も前に議論した末に着工したはずだ。
それを今になって反対理由としてぶり返していること自体、今回の打ち切りは技術的理由よりも政治的理由 (ネバダ州を中心とする反対勢力や、火力発電に必要な石炭業界などとの複雑な利害がからんでいるなど、さまざまな憶測が飛び交っている) であることは明らかで、共和党などからは 「問題の先送り」 と厳しく批判されている。
--抜粋ここまで--
そもそも、これまで米軍はネバダ核実験場で何回地下核実験を行ってきたのか。
800回である。
とっくに地下水は汚染されているはずである。
世界最強をほこる米軍エアフォースは先住民の聖なる地を空軍射撃訓練場として巨大なボンビングポイントを描き、実践訓練の舞台にしてきた。NTTR敷地内にネバダ核実験場を設け、大気圏内・地下あわせて1000回近くの核実験を行なってきた。いうまでもなく、付近の地下水はすでに汚染されているのである。国が棄てた土地だからこそ、800回もの地下核実験を続けてきたのである。だのに『地下水が汚染される』ことが理由で白紙撤回、何もなかったことにされた。原子力業界の悲願である最終処分場は、他に作るという。
87年スタートしたユッカマウンテン計画は数兆円規模の予算が計上された類を見ない規模の土木工事であった。さんざんぱら地下水を汚してきた同じ敷地内の地下水が汚染されるからという理由で原子力のトイレを作る悲願のプロジェクトが白紙撤回される理由になるのだろうか。
ユッカマウンテン計画の20年に及ぶ工事は一体なんだったのか。数兆円規模の地下トンネル工事はすでに地下水が汚染された土地が舞台であった。そして『地下水が汚染される』という理由で白紙撤回された。米軍が支配する秘密のベールに包まれた敷地で、20年続けられた地下トンネル工事は、一体なんのために続けられたのか。
100万年管理し続ける必要があるといわれている放射能廃棄物をどう処理していくか。高エネルギー放射能廃棄物の最終処理の問題は棚上げにされ、未来には良い解決方法が発見されているだろうという安直な考えで先延ばしされ続けた中で見つけた答えが地中処理であった。そして、高エネルギー放射能廃棄物の最終処理は地中処理で対応できると、アメリカが先陣をきって地中処理場の建設に着工した。ユッカマウンテン計画は理念があった。アメリカ初の黒人大統領、オバマの一声で白紙撤回することに正当性はあるのだろうか。
理由は『地下水が汚染されるから』である。
納得できるだろうか?
ただ、ひたすらに地下トンネルを掘り続けるユッカマウンテン計画はネバダ核実験場の地下に存在するであろう地下空間を連結するために立案実行されたプロジェクトではなかったか。東京湾アクアラインを凌駕する高エネルギー放射能廃棄物処理場建設をめぐる数兆円規模の国家プロジェクトがオバマの一声で白紙撤回された背景に、ノアの方舟の現代版ともいえる地下都市網を建造があるのではないか。
当方はオバマが政権公約に掲げた2009年の時点ですでにトンネルは掘り終えたと睨んでいる。人類最大の土木工事の真の目的である地下トンネルがすべて貫通した、だからこそアメリカ初の黒人大統領が確約されたオバマに政権公約としてユッカマウンテン計画の白紙撤回を掲げさせたのではないか。
エリア51、ネバダ核実験場、ユッカマウンテンを含めたNTTRの地下深くに氷河期や大洪水といった天変地異から人類を救済すべく数百万、数千万人収容可能な地下都市網が存在するのではないか。前回に引き続きエリア51の妄想を掘り下げてみたが、あくまでも妄想である。妄想だからこそ、核爆発に伴う放射能汚染を棚上げにしている。



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Category:エリア51の妄想
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