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世界の、何かが、変わろうとしている。~919脱原発デモとパレスチナ国連加盟申請~

2011/09/25(Sun) 21:03

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大江健三郎さんら 脱原発訴える NHKニュース

9月19日 17時12分

「脱原発」を訴える集会が、19日、東京都内で開かれ、ノーベル賞作家の大江健三郎さんら文化人やジャーナリストも参加して、原発の廃止などを呼びかけました。


東京・新宿区で開かれた集会には主催者側の発表でおよそ6万人が集まり、呼びかけ人となったノーベル賞作家の大江健三郎さんや、経済評論家の内橋克人さんらが壇上に立ちました。

このうち、大江さんは「原子力によるエネルギーは必ず、荒廃と犠牲を伴う。私たちはそれに抵抗する意志を持っていることを、政党の幹部や経団連に、デモで思い知らさねばならない」と呼びかけました。

また、内橋さんは
「技術が進歩すれば安全な原発が可能であるという『新たな神話』が台頭しつつある。こうした動きを私たちは警戒しなければいけない」
などと訴えました。

このあと、参加者は3つのルートに分かれて都内をデモ行進し、脱原発や、子どもを放射線から守ることを呼びかけるプラカードなどを手に、原発の廃止を呼びかけていました。

集会に参加した神奈川県の教員の男性は「自分の勤めている学校でも校庭の放射線を測定していて、原発の問題はひと事ではない。福島県の教員が脱原発に向けて頑張っているので、少しでも力になりたい」と話していました。


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--転載ここまで--









脱原発デモ919:小林淳全仕事
fana-87noa.cocolog-nifty.com/blog/2011/09/post-d0d5.html

主催者の発表6万人。

警察の発表2万7千人。

私のクライアントが神宮前にあって毎日のようにいる場所。

神宮球場の巨人対ヤクルトの観客の倍は超えていた印象。

6万人は決しておおげさな数字じゃないと思う。

「110_152901.3gp」
をダウンロード

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野田首相は再稼働に動き始めた。

はっきり言おう。

あなたは私達が選んだ総理大臣ではない。

原発再稼働そんな大事なことを勝手に決めないでください。

福島の事故の原因もまだ解明されていないのに。


想定外の津浪なんて東京電力は言っているけど。

津浪の前の大きな揺れで配管が損傷していたという科学者はたくさんいるのだ。

事故の本当の原因もわかっていないのに再稼働?

野田首相は国連で「安全を最高水準に高める」なんて言うらしい。

福島の事故前だって「技術は最高、絶対安全」って言ってたっけ。

日本も議員や総理大臣を選ぶ方法を変えないといけないな。

ふるさとに一生帰れなくて路頭に迷う人や被爆する子供たちをこれ以上増やさない為に。

--抜粋ここまで--



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当日の集合場所である明治公園の様子。すごい数である。まさに圧巻。翌20日付東京新聞一面掲載。


919脱原発デモ。明治公園に集合した数万の人々は、脱原発という明確な目的をもって集まった一般人である。政府の無策により、また、東電の情報隠しにより、多くの逃げ遅れた人達を無駄に被曝させた国民の怒りのまさに象徴的な光景である。これにはさすがに驚くほかない。

日本で何かが変わり始めた。919脱原発デモはいずれ歴史の一頁に刻まれることになるはずだ。




他方、今年9月23日、中東のパレスチナ自治政府は、英米、イスラエルの反対を押し切り、国連加盟を申請した。日本で時代の節目を迎えた頃、遠い中東の地でも、何かが動き始めたようである。


「パレスチナの春が来た」 国連議場、拍手やまず - MSN産経ニュース


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23日、ニューヨークの国連総会議場で、国連加盟申請書のコピーを掲げるパレスチナ自治政府のアッバス議長(AP)

2011.9.24 12:13

 「これが申請書のコピーです」。国連加盟の申請書を提出した23日、国連総会一般討論の演説に臨んだパレスチナ自治政府のアッバス議長は国際社会の注目を集めた文書を左手に掲げた。「アラブの春を経て、今度は“パレスチナの春”だ。独立の時だ」。議場の拍手はやまなかった。

 アッバス議長は感情を抑えながらも堂々とした態度で、独立国家の実現はパレスチナの人々から「奪うことができない権利」だと訴えた。約40分にわたる演説が終わると、アラブ諸国を中心に各国代表団が立ち上がって大きな拍手。数の上ではパレスチナ支持派が国際社会の多数派である現実を示した。

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 対照的に申請に反対してきた米国とイスラエルの代表団は座ったまま無言。ライス米国連大使は冷ややかな表情で、いつまでも続く口笛と拍手を聞いていた。(共同)

--転載ここまで--


パレスチナに限らず、国連加盟申請が承認されれば、独立国として国際社会に認められたことと同等の意味を持つ。パレスチナの国連加盟支持が多数派を占めている。反対するのは、英米と、その後ろにいるイスラエルぐらいである。

パレスチナの国連加盟国入りはまだ確定したわけではない。国連加盟国による総会で3分の2以上の賛成があれば承認されることになる。しかしながら、パレスチナ国連加盟支持国はアラブ諸国に加え、ロシア、フランス、イタリアなど多数派である。このまま何事も無ければ(特にイスラエルに注意)、パレスチナは正式に国連加盟が承認される。




6万人のデモ参加者が東京明治公園を埋め尽くした919脱原発デモ。数万人の一般人が明確な目的をもってデモに参加したわけだが、このレベルの集会は全共闘以来ではなかったか。

日本で何かが動き始めた。それは確かである。

そして、中東では、イスラエル建国以来苦渋を舐めさせられ続けたパレスチナが、国連加盟を申請することになる。パレスチナ自治政府のアッパス議長は鳴り止まぬ拍手の中で、「アラブの春を経て、今度は“パレスチナの春”だ。独立の時だ」、申請書のコピーを左手に掲げた。それはまさに歴史的瞬間であった。

919脱原発デモとパレスチナの国連加盟申請。大きな潮流の中、世界の何かが確実に変わり始めている。




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Category:日の丸に問いかける

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脱原発デモよりももっと効果的なもの

2011/11/16(Wed)02:01

それは、個々人の使用エネルギー抑制であったり、また太陽光・コージェネに代表される代替エネルギー手段の活用ではないか。
「原発要らない」と声を上げるよりも、「原発要らない」を生活で示すことがより大きな意味を持つと感じる。
電力使用量さえ減れば、原発は自ずとその役割を低下させるのではないか。。。
「タバコが人体に有害と感じる、だから嫌煙権を主張する一方、自らや家族・友人も禁煙へと向かう」というストーリーと、同じことができればよいのでは。
同じデモをするのにも「スーパー・コンビニの長時間営業、テレビの長時間放送をやめろ!」とか、「ムダな自動販売機は撤去せよ!」といった、電力デマンドサイドのデモが出てくれば、日本が変わる一歩のような気がする。

名前:ロンドンどんどん (URL) 編集

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