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福島第一原発事故の真相に迫る! 1 〈2010年6月17日フクイチ2号機事故とベント隠し〉

2011/09/05(Mon) 06:36


2010年6月17日、福島第一原子力発電所2号機で外部電源喪失を喪失するトラブル(事故?)が発生した。311クライシスの9ヶ月前のことである。

14時52分頃、発電機界磁遮断機がトリップ警報を発したことを受けて発電機、タービン、原子炉の順に自動停止したが電源切替時に停電が瞬間的に発生。15時25分に復旧するまで30分間、プラント電源(内部、外部電源)喪失したのである。この時低下した原子炉水位は2メートル低下し、緊急炉心冷却装置が作動するレベルまで、あと40センチメートルと迫っていた。

この311の前年6月に起こったフクイチ2号機外部電源喪失は、福島第一原発事故を予見するようなトラブルであった。外部電源を30分喪失幸運にも原子力事故は免れたものの、シビアアクシデントが目の前に迫っているのである。まったく解せないのが事故当日発表された東電のプレスリリースである。


プレスリリース 2010年|TEPCOニュース|東京電力


中身が全く見えないし、内容も事後報告のようなものである。これでは事故かどうかもわからない。こんなのは、事故にみせたくない東電のプロパガンダでしか無い。毎日新聞福島版の記事の方がよほど事の深刻さを伝えている。



原発電源喪失)福島第一原発2号機の電源喪失・水位低下事故の情報公開と原因究明を求める申し入れ - 安渓遊地

毎日新聞福島版から引用
 http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20100618ddlk07040183000c.html

福島第1原発:2号機トラブル 原子炉水位が低下 11年半ぶり自動停止 /福島

 運転中の福島第1原発2号機(大熊町)が17日、発電機の故障で自動停止したトラブルは、原発を安全に停止するために必要な外部からの代替電力の供給が行えず、原子炉の水位が約2メートル低下する深刻な事態だった。東京電力は同日、県と原子力安全・保安院にトラブルを報告したが、復旧のめどは立っていない。

 東電によると、同日午後2時50分ごろ、タービン建屋内の主発電機を制御する「界磁遮断機」が故障し、発電機とタービンが停止。タービンを回す蒸気の発生を止めるため、原子炉も停止した。原子炉本体に問題はなく、放射能漏れなど外部への影響はないという。同原発の自動停止は98年11月の3号機以来、約11年半ぶりだった。

 原子炉が止まった場合、外部の送電線から発電所内の電力を供給するが、切り替え装置が機能せず、2号機全体が停電。このため、原子炉内に冷却水を給水するポンプが動かなくなった。十数分後に非常用のディーゼル発電機が起動し、代替ポンプで水位を回復させた。

 水位の低下は炉心の燃料棒を露出させ、原発にとって最も危険な空だき状態を引き起こす恐れがある。原子炉は停止しても、停止直後の燃料棒には熱が残っているため、重大な事故になる可能性がある。今回も水位の低下が止まらなければ、緊急炉心冷却装置が作動していた。【関雄輔】

--抜粋ここまで--


事故当初から2号機の外部電源喪失・冷却水喪失事故の重大性を認識し、東電の隠蔽体質にをも警鐘を鳴らしてきたのが、いわき市議佐藤かずよし議員である。



風のたよりーいわき市議会議員 佐藤かずよし : あわやメルトダウン、福島第一原発2号機電源喪失水位低下

17日午後、第一原発2号機であわやメルトダウンの事故が発生しました。発電機の故障で自動停止したものの、外部電源遮断の上に非常用ディーゼル発電機がすぐ作動せず、電源喪失となり給水ポンプが停止、原子炉内の水位が約2m低下、約15分後に非常ディーゼル発電機が起動し隔離時冷却系ポンプによる注水で水位回復するという、深刻な事態でした。東京電力は事実経過を明らかにしておらず、真相はまだ闇の中ですが、この事故は誠に重大です。

原子炉緊急停止後、電源喪失が長引けば、燃料の崩壊熱を冷却する冷却水が給水されず、水位がさらに低下し、むき出しの燃料棒が崩壊熱により溶け、炉心溶融=あわやメルトダウンという、スリーマイル原発型の最悪の事態に至る可能性があったのです。

中略

保安規定上は外部電源の喪失信号を受け、非常用ディーゼル発電機は10秒以内で自動起動し、緊急炉心冷却装置ポンプへ電源を供給することになっていますが、今回は約15分との報道もあります。外部電源喪失を模擬した柏崎刈羽1号機系統機能試験のデータでは発電機起動が7,6秒とされています。これは誠に由々しき事態です。

東京電力は当初、発電機が停止した原因を「発電機そのもののトラブル」と説明していましたが、18日になり「外部からの電源の供給が何らかの原因でストップしたため保護装置が働いて発電機が止まり、その結果、原子炉の自動停止に至った」と福島県に報告したといいます。しかも東京電力はこの件を報道機関に発表していませんでした。

東京電力は事実経過を明らかにすべきです。今なお隠蔽的対応をすることは福島県民を冒涜するもので、許されるものではありません。福島県と県議会は事態を深刻受け止め、東京電力に厳正に対応しなければなりません。

--抜粋ここまで--


なぜ保安規定上は外部電源喪失信号を受け、非常用ディーゼル発電機は10秒以内で自動起動し緊急炉心冷却装置ポンプへ電源を供給することになっているのか。―それは、プラント電源が喪失し、冷却系給水ポンプが停止した原子炉というのは恐ろしい速さで冷却水が失われていくからである。30分で2メートル低下、まさに一刻一秒を争う事態なのである。

この重大性な原子力事故を前にしてなぜだか東電は後ろ向きな対応であった。事故の事実経過を説明せず、原因究明、再発防止をも講じようとしなかった。だんまりを決め込む東京電力に対して、6月23日、市民グループが申し入れを行った。


風のたよりーいわき市議会議員 佐藤かずよし : 原発電源喪失の情報公開と原因究明

 6月17日午後、貴社福島第一原発2号機で電源喪失・水位低下事故が発生しました。発端は、外部電源を取り入れる遮断機がバックアップを含め全4台が停止したこととされ、これにより外部電源遮断、発電機停止、原子炉自動停止、制御室停電、電源喪失で給水ポンプ停止、原子炉内水位約2m低下、隔離時冷却系ポンプによる注水で水位回復、急冷したとされ、あと40センチで高圧注水系ECCSが作動する事態で、非常用ディーゼル発電機が十数分間起動しなかったかの報道もありました。

 貴社は事実経過を時系列に公表にしておらず、真相はまだ闇の中です。外部電源を取り入れる遮断機がなぜ全4台停止したのか独立の系統で交流電源を確保するはずの2系統が同時に遮断ということは、一体何があったのか原因は未だに不明で明らかにされていません

 原子炉緊急停止後、電源喪失が長引けば冷却水が給水されず、さらなる水位低下、燃料棒が崩壊熱により炉心溶融=メルトダウンという事態に至る可能性があり、深刻な事態と言わざるを得ません。

中略

 今回の電源喪失事故は、原子炉自動停止により法律に基づき10日以内に再度報告しなければならない報告対象事故です。貴社は、遅滞なく事実と原因を明らかにすべきであり、隠蔽的対応は許されるものではありません。福島県も事態を厳しく受け止め、県民を不安に陥れたとして原因究明と再発防止を求めています。この際、私どもは以下申入れ貴社の速やかな回答を求めます。



1、福島第一原発2号機電源喪失・水位低下事故について、事実経過を時系列に明らかにするなど情報を早期に公開すること。

2、事故の原因究明を図り、関係法令に照らして適切な処置を行い再発防止対策を明らかにして、第一原発3号機などに水平展開するまで、福島第一原発2号機は再起動しないこと。
以上

--抜粋ここまで--


毎日新聞の記事でも『十数分後に非常用のディーゼル発電機が起動』とあるように、事故当初、プラント電源が喪失(停電)され給水ポンプが起動しなかったのは非常用ディーゼル発電機の起動が十数分遅延したことが原因だと報じられていた。

ところが、東電は7月6日のプレスリリースで当初の説明を翻し、非常用ディーゼル発電機は正常に起動したとしている。


プレスリリース 2010年|TEPCOニュース|東京電力


このプレスリリースを受けて東電で7月9日にヒアリングがあり、そのレポートが
佐藤かずよし議員のブログに掲載されている。とりあえず原子炉水位低下に係わる部分だけ抜粋する。


風のたよりーいわき市議会議員 佐藤かずよし : 原子炉外部電源全喪失事故レポート

外部電源全喪失事故で停止していた福島第一原発2号機が7月16日午後11時に原子炉を再起動した。東京電力は、事故原因を人為ミスとしたが、根本原因が解明されないままで再発防止対策とはいい難い。真相は未だ明らかではない。腑に落ちない見切り発車だ。

中略

1.事故の概要
・今回の原子炉「自動停止」は、10.06.17(14:52頃)発電機界磁遮断器「トリップ警報」に始まり、「発電機」「タービン」「原子炉」の順に自動停止した。
・しかし、その後外部電源に切り替わらなかったため、外部電源全喪失の事態となった。
・これを受けて、ただちに非常用ディーゼル2基が自動起動し、非常用交流電源は回復した。
・運転員は原子炉トリップによる原子炉水位の低下に備えて、タービン駆動による隔離時冷却系を手動起動した。水位は14:53頃-800mmに達し、そのまま横ばいで推移し14:58には水位回復した。

中略

(2)原子炉内水位の低下★
・「常用系電源2系統が停止」したことにより、原子炉へ冷却水を戻す「給水ポンプ停止」、冷却水が戻らないため原子炉水位が低下。逃し安全弁も作動(複数回開閉)。
・原子炉水位低下(2:53、-800mm)により、代替ポンプの「原子炉隔離時冷却系」ポンプを「手動起動」して、「復水貯蔵タンク」より給水開始。自動起動のレベルには至っていないが、水位低下は予見されたので手動で起動した。【注:通常ECCS系および隔離時冷却系は、基準の水位レベルにより自動起動する設定】
・水位は2:58まで5分間ほど-800mmの横ばい状態であったが、以後水位回復。
・3:40には「原子炉隔離時冷却系」の自動停止レベル(水位「高」=L8)に達したため注水はストップされた。「原子炉隔離時冷却系」の流量は毎時95~100㎥。
(3)非常用ディーゼル発電の起動★
・「常用系電源2系統が停止した」ことにより、常用系交流電源から受電している「非常用交流電源」も停止したため、「非常用ディーゼル発電設備」が直ちに「自動起動」した。基準内(=10秒以内)の起動であった。一部に十数分後という報道があったが、間違い。
・その後( : )「非常用交流電源」により代替の復水ポンプが起動し給水開始? 
・外部電源の復帰はA系統母線が3:25、B系統母線は3:55であった。
・A電源、B電源の復旧後、順次、復水ポンプ、給水ポンプを起動。

6.事故報告について
・今回の事故はおそらくわが国初の「外部電源全喪失事故」であり、『原子炉等規制法第62条の3の規定に基づき原子力事業者から規制行政庁に報告され、』『規制行政庁は同法第72条の3第2項の規定に基づき安全委原子力安全委員会に報告する』事故に該当することは間違いない。
・しかし東電も保安院も『法令に基づく報告対象ではない』としている。
・原因究明は、全く不十分である。中間報告でしかない。
・なんらかの文書があるのか、保安院に提出したのか、明らかにしていない。
・およそ事故経緯を物語る時系列も無ければパラメータの推移を示すチャートも、一切公開されていない。

a.事故報告書とは言えない→◆Q3
・東電は発生直後の6/17のプレスリリースの時点では「重要事象」として認識していた。『本事象は公表区分I(法律に基づく重要な事象など)としてお知らせするものです。』とある。
・ところが7月6日のプレスリリースにおいては、保安院に報告したと明記されていないし、およそ事故調査報告といえるような内容ではない。事故調査報告はあるのか、ないのか。
・いっぽう保安院は、「原子炉の自動停止の原因及び対策について、本日、報告を受けました。」とし、その報告をもって「妥当とする」とした。保安院に提出した報告とは何か。
・事故報告書、及び保安院に提出した事故報告書を開示されたい。

--抜粋ここまで--


外部電源喪失、冷却水喪失事故を国会が取り上げたのは311クライシスから二ヶ月が過ぎてのことである。2011年5月1日、東電社長清水と原子力保安院長を参考人として国会に招致、森ゆうこ議員による国会質疑の中で、福島第一原発2号機の事故が取り上げられた。


福島第一原発2号機、昨年6月にも電源喪失 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

東京電力福島第一原子力発電所2号機で昨年6月、電源が喪失して原子炉の水位が30分にわたり2メートル低下する事故が起きていたことが、1日の参院予算委員会で明らかになった。

民主党の森裕子氏の質問に、参考人として出席した東京電力の清水正孝社長が答え
た。菅首相もその後の対策の不備を陳謝した。

東電の説明によると、事故は作業員が電源装置に誤って触れて、所内電源の供給が停止したことで起きた。原子炉は自動停止したが、外部電源への切り替えに失敗し、冷却水が送れなくなったため、水位が2メートル低下した。すぐに非常用ディーゼル発電機が起動したが、作業員が冷却装置を手動操作し、水位が回復するまで約30分かかった。燃料が露出する水位まで3メートルほどの余裕があったが、あと40センチ低下すれば、緊急炉心冷却装置が作動する間一髪の状況だった。

(2011年5月1日20時27分 読売新聞)

--転載ここまで--


<新事実> 福島 昨年6月にも電源喪失事故...30分にわたり水位2m低下 - YouTube

http://www.youtube.com/watch?v=ltMe775YMIs



森ゆうこ議員
「非常用ディーゼル発電機が作動するまでに何分かかりましたか」

東電社長・清水参考人
「非常用ディーゼルは正常に作動し、その後、外部電源に切り替わったと、こういうことでございます」

森ゆうこ議員
「切り替わるまでに三十分かかっているんでしょう?その間、電源がなかったんじゃないんですか」

東電社長・清水参考人
「非常用ディーゼルで電源が確保されておりました」

森ゆうこ議員
「しかし、原子炉内の水位は二メートル低下したと、いうふうな報告を受けておりますが、どうなっておりますでしょうか」

東電社長・清水参考人
「一時的に低下しましたが、すみやかに復旧してございます」

森ゆうこ議員
「あいまいな表現ですのでよくわかりません。原子炉水位が何メーター低下して、それが何分間続いたのでしょうか」

東電社長・清水参考人
2メーターくらい低下した状態が約30分でございます

森ゆうこ議員
「今回(311)の事故と同じようなことが起きているわけです。あわやメルトダウン。そういう状況が起きかねない、2メーター水位が下がって、三十分それが続いた。原子力安全保安院、これは確認していますか?」

原子力保安院長・寺坂参考人
「私どもといたしましては、さきほど清水社長が答えたラインで、非常用ディーゼル発電機は起動しましたけれども、電源切替に伴う瞬間的な停電が発生したために、原子炉内の圧力が上昇して、給水停止。
それから、原子炉の水位の低下という事実があったという風に確認しております。」





実は、先に埋め込んだ五分弱の動画は、見事に寺坂保安院長の”ある重要な発言をばっさりカットされている。幸い、当方は気づくことができた。おそらく意図的な編集であろう。14分の未編集バージョンにそのばっさり切られた部分が幸運にも残っていた。自分の目で確認して欲しい。





寺坂保安院長のバッサリ切られた言葉は3:05辺りから。



安全弁が開きまして(←ベント)原子炉圧力を下げると共に、隔離系冷却系が自動起動する前に手動で起動させまして水位を回復したと理解しています」


警報トリップによる自動停止から外部電源が復帰するまでの事実経過は東電ヒアリングのレポートではなぜ30分の間に原子炉水位が2メーター低下するほどの事態に至ったか合点がいく説明はなかった。だが、「原子炉水位が2メーターくらい低下した状態が約30分続いたこと」を東電社長清水が国会で認め、原子力保安院長の寺坂の「安全弁が開いて、原子炉圧力を下げるとともに原子炉隔離時冷却系が起動する前に手動で作動させ水位を回復したと理解しています」がばっさりカットされていた部分に気づいたことでようやく見えてきた。

フクイチ2号機事故はベント隠しではなかったか?

電源切替時に瞬間的な停電が発生。原子炉圧力が注水できないレベルまで上昇したのだろう。ようはベントして圧力を逃さなければ、冷却系給水ポンプによる注入が困難な状態に陥ったわけだ。

安全弁を開いて(ベント)したことを、東電は原子力保安院と組んで隠蔽しようとしたというのが真相ではないだろうか。


6月5日 NHKスペシャル「事故はなぜ深刻化したのか」

東電社員「ベントは最終手段。信じられない」「ベントをやると聞いたとき、『この会社終わったな』と思った」
現場作業員「(ベントで)汚染という事態になったら、地域にお金を落としていたわけですけれども、そんなものではすまない

--抜粋ここまで--


東電はどうしてもベントしたことを隠したかったわけだ。寺坂保安院長が『電源切替の際瞬間的に停電が発生し、原子炉圧力が上昇したために』と予期せぬ停電が発生したことを強調した。すなわち、全電源喪失に近い状態だったことを意味するのではないか。「安全弁が開きまして、原子炉の圧力を逃し」と続くのだが、原子炉圧力が高ければ注水できないことは福島第一原発事故で学んだ。ベントしなければ隔離系冷却装置では注水できなかったのではないか。原子炉圧力が実際何気圧あったかすらも分からないのだが、仮に停電が五分続いたとして、その間に原子炉水位が2メートル低下したのならば末恐ろしい。東電社長の「2メーターくらい低下した状態で約30分です」はいつ?どのタイミングで?が省かれていて分かりづらいのだか、隔離系冷却装置で注水はじめたのがどの時点で、隔離系冷却装置で注水を始めたのはいつからか?がはっきりしていない。ざっくりとだが、一時間もあれば炉心は顔を出すことがわかった。


ひとまず時系列にならべてみる。


14時52分
警報トリップにより発電器、タービン、原子炉の順に停止。この間3~4秒。

非常用ディーゼル発電機は直ちに起動したが電源切替時に瞬間的に停電。給水ポンプが停止した。

全電源が遮断され冷却機能が停止した影響で原子炉圧力が上昇。(←ココ大事)

安全弁を開き(ベント)、原子炉圧力を逃してから原子炉隔離系冷却装置を手動で起動させ炉内に注水した。

15時25分
原子炉水位が二メートル低下した状態で外部電源が復帰。復水ポンプ、給水ポンプを起動。

15時40分
原子炉水位が自動停止レベル(水位「高」=L8)に達する。給水量は100㎥。




【国会質疑の続き】

森ゆうこ議員
「清水社長、なぜこの事故を契機に外部電源喪失時の対応の再点検、そして対策を講じなかったのでしょうが。まさしく今回の地震で起きた外部電源喪失という事態をすでに昨年の6月に経験しているではありませんか」

東電社長・清水参考人
「ただいまの事実経過の通り、外部電源が喪失されたということでありますがですが運転員の操作により、速やかに復旧がなされたという経過もございます。一方、今回の福島第一原子力発電所の事故は、やはり大地震によって外部電源が喪失する、さらに津波によってディーゼル発電機の機能が喪失してしまったと、このような事象でございます。結果といたしまして、今回の事態を引き起こしてしまったということについては深く反省し大変申し訳ないと思っておるところでございます。今回の福島の第一原発の事故につきましては、外部の有識者のかたがたも含めた事故調査委員会で調査、検証してまいりたいと、このように思っております」

森ゆうこ議員
「答えになってませんよ。いわば、今回の地震による外部電源の喪失という事態をすでに昨年6月に経験しているんです。想定外では済まされないんです。なんか、衆議院の方で、『免責』ということを大きな声でおっしゃった方がいらっしゃるようですけれども、とんでもない話だと私は思います。外部電源喪失というのは昨年のうちにすでに経験していたことであり、それに対しる対策を講じてこなかった。これは明らかに人災ではございませんか」

東電社長・清水参考人
「柏崎刈羽の反省という意味では、中越沖地震の経験も踏まえまして、例えば対策本部を設けております重要免震棟の設置であるとか、消防署の設置であるとか、可能な限りの対策は講じて参りました」

森ゆうこ議員
「外部電源喪失の事態を経験しながら、それに対する対策を講じてこなかった。総理。総理。これは人災ではありませんか」
以下略


森ゆうこ議員の質問はしごく真っ当である。昨年6月のフクイチ2号機外部電源喪失・冷却水喪失事故の時に事故原因をちゃんと突き止め、シビアアクシデントをも考慮した対策を取っていれば、福島第一原発事故は避けられたかもしれないと考えるのが普通であろう。政治家として最悪の事態を避けられなかったことに忸怩たる思いがあるのではないか。ところで東電に「免責」と大きな声でいっていた議員は誰だろう。名前だけでも覚えておきたい。


加筆修正2011/09/07

2011/11/26加筆修正


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