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市橋達也の法廷ライブ・7月21日裁判員会見(上)(中)(下)

2011/07/21(Thu) 21:56


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【市橋被告判決 裁判員会見(上)】「遺体が真実を語った」「証拠つき合わせ十分審議」 判決内容に自信 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110721/trl11072119050009-n1.htm

2011.7.21 19:04 (1/4ページ)

 《千葉県市川市のマンションで平成19年、英国人英会話講師のリンゼイ・アン・ホーカーさん=当時(22)=を殺害したとして、殺人などの罪に問われ、千葉地裁(堀田真哉裁判長)で無期懲役の判決が言い渡された無職、市橋達也被告(32)の裁判員裁判を担当した裁判員の記者会見が同地裁で行われた。8人すべて男性の裁判員のうち補充裁判員1人を含む7人が出席し、注目裁判の審理に参加した感想などを述べていった》

 《出席した裁判員1番は千葉市花見川区の40代の男性、裁判員2番は千葉市の50代の男性。裁判員3番は千葉県茂原市の40代男性。裁判員4番は60代男性。裁判員5番は30代男性。裁判員6番は50代男性。補充裁判員1番は松戸市の30代男性だ。裁判員たちは判決に至るまでの議論について振り返る》

 裁判員2番「法廷に出た色々な証拠から議論を進め、最終的な判断をするところまで、ものすごい神経を使って、結論に至りました。結論に対しては自信を持っています」

 裁判員4番「法廷の中で弁護側の証拠と部屋に残された証拠、どちらが正しいかを全員で長い時間協議した。証拠を付き合わせ、裁判員が十分審議しました」

2011.7.21 19:04 (2/4ページ)

 裁判員5番「証拠は被告の供述を完全に否定できるものではなかったです。検察の主張について『その通りだ』といえる証拠も少なかったです。だが最終的にみなさんと議論を重ね、満足のいく答えが出ました。難しかったのは被告が語ることがグレーなことばかりだったことで、それを見極めることにストレスが発生しました」

 《判決では「殺意がなかった」「強姦時に暴行しなかった」などとする市橋被告の主張がことごとく退けられている。裁判員6番はそのような判決に至った理由を述べていく》

 裁判員6番「裁判では密室の中のことを明らかにします。しかも被告しか語れません。しかし(リンゼイさんの)ご遺体が雄弁に語る部分がありました。被告の生の声より、ご遺体が真実を語ることがありました。被告だけの話しか聞けませんでしたが、被害者の“声”を聞いて、判断したと思っています」

 記者「被害者参加制度で遺族が参加しました。遺族の言葉、法廷の様子を見て、判断に影響を与えましたか」

 裁判員1番「被害者の立場からすると、良い制度です。参加は賛同できます」

 《裁判員1番は腕を組み、間を開ける。言葉を慎重に選んでいるようだ》

2011.7.21 19:04 (3/4ページ)

 裁判員1番「今回、遺族が証言されている。そこで最高刑を望むとおっしゃっていました。家族として言いたいことを自分の声で伝えることが実現できたと考えています。判決への影響ですが、無期懲役の求刑を受け、どういう刑が考えられるかあらゆる可能性を検討しました。遺族が最高刑を望まれたことも検討した上で、今回の結論に至りました。ただ遺族の声で量刑への判断が動いた感覚は持っていません。あくまでも証拠などに基づいた判断が下されました」

 裁判員2番「全く同じです。被害者の家族の感情を十分に聴き、全員でしっかり受け止めました。家族の証言、被告の証言など法廷で示された証拠をもとに、判断をしました」

 裁判員5番「とても難しい質問です。被害者参加人は証言台に立ち、私たちに心の内を訴えかけてくれました。それを受け止めようという思いは心の中にありました。判断に影響があったかは分かりません」

 裁判員6番「遺族の処罰感情が峻烈なのは当然です。量刑を決める上で、処罰感情は情状の要素の一つとして考慮しましたが、必要以上に感情を重要視して、その要素のみで量刑を決めたことはありません。適正に評価して、量刑が決まりました」

 《裁判員3番がうなずき、賛同する》

2011.7.21 19:04 (4/4ページ)

 補充裁判員1番「小さいときから育ててこられた(ことが分かる)写真を見て、私は父親の立場として見て、(遺族の)気持ちが伝わってきました。しかし判断は左右されませんでした」

 記者「裁判員はみなさん男性でした。女性が被害を受けた強姦を審議されましたが、性別が偏ったことについて意見、感想あれば教えてください」

 《裁判員1番が即座に挙手する》

 裁判員1番「裁判官の1人は女性でしたから、さまざまな意見が語られる状況は保たれていました。性別がどうこうは何ら違和感はありませんでした」

 裁判員3番「逆に全員が男性ということで、裁判員がランダム(無作為)に選ばれているのだと思いました」

 記者「被告が正直に話していないという指摘がありましたが、具体的な場面があれば教えてください」

 裁判員1番「遺体が示していることは、紛れもない事実。そこと整合性がとれない供述が、積み重なっていくとどうしても、『(市橋被告の供述が)どうなのかな』という印象を持ちました」

 裁判員2番「同じです」

 裁判員3番「具体的な場面といわれても、何カ所かあります」

 裁判員4番「(現場や遺体の)状況と証言が一致する部分は少ないと思っています」

 裁判員5番「肝心なところで『覚えていない』『分からない』と言われると、その部分に本当のことを知る鍵があるのかなと考えてしまいます」

 《裁判員たちから市橋被告への厳しい言葉が続く》




【市橋被告判決 裁判員会見(中)】無表情…「最後まで被告の考え読み取れず…」 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110721/trl11072119290010-n1.htm

2011.7.21 19:28 (1/3ページ)

 《千葉県市川市のマンションで平成19年、英国人英会話講師のリンゼイ・アン・ホーカーさん=当時(22)=を殺害したとして、殺人などの罪に問われ、千葉地裁(堀田真哉裁判長)で無期懲役の判決が言い渡された無職、市橋達也被告(32)の裁判員裁判を担当した裁判員の記者会見が、同地裁で続いている》

 《裁判員1番は千葉市花見川区の40代の男性、裁判員2番は千葉市の50代の男性。裁判員3番は千葉県茂原市の40代男性。裁判員4番は60代男性。裁判員5番は30代男性。裁判員6番は50代男性。補充裁判員1番は千葉県松戸市の30代男性だ》

 記者「検察側の事実認定のところで疑問を覚えたり、検察側のストーリーだと気になったところはありませんでしたか」

 裁判員1番「結果として真実が何で、どういう罪なのか、それが起訴状に沿った事実から導かれるのかどうかということに重点を置いて考えていました。本件は非常に特異な事件だと思います。事件の概要について、市橋被告の証言に負うところが多い。普通だったら、検察のストーリーは正しいのか、ということを気にするのかもしれないですが、真実が何かというのを一番追求してきた自信があるので、検察側のストーリーというものは気にしていませんでした」

2011.7.21 19:28 (2/3ページ)

 裁判員2番「私は逆に、検察側はもっとストーリーを基に、証拠を詰めていくのかと思ったら、そうじゃなかったと感じた。作為的に話をつくって(証拠で肉付けする)、という部分が多少なりともあって当然だと思っていたので、逆に検察側の主張に、総合的なあらすじがなくて、審理が結構、意見の食い違いで難航したのは事実です」

 記者「もっと証拠があればよかったということですか」

 裁判員2番「証拠はいっぱいあるんですけど、知りたい証拠がなかったといいますか…」

 《裁判員2番の男性は苦笑いしている》

 記者「市橋被告の様子とか、そういう法廷内での人の様子は見ていましたか」

 裁判員1番「市橋被告よりもリンゼイさんの両親の様子を見ていました。市橋被告に関しては、本当に無表情で、見ている限りでは判決の時も、今日も感情を表に出しませんでした。公判中に体の動きがなかったか、ということに関しては、肩を震わせたりなどはありましたが、それ以外は同じ姿勢だったと思います」

 補充裁判員1番「極力、メモよりも、市橋被告の方をずっと見るようにしていましたし、見ていました。いろんな人が証言したり、発言したりしているので、彼が何を考えているのか、なにか読み取れないかな、と思っていました。最後まで、読み取れなかったのですが…」

2011.7.21 19:28 (3/3ページ)

 《ほかの裁判員の間で小さな笑いが起きる》

 補充裁判員1番「(市橋被告を)ずっと見ていたのですが、判決後も眉1つ動かさず、終わるまで微動だにしませんでした。ただ、瞬きが多いですね。公判を通して、全般的に1分間に208回くらい」

 《また、裁判員の間で笑いが起きる》

 記者「市橋被告について第一印象が結構臆病だという感想をお持ちということでしたが、今でもお気持ちは変わらないですか」

 裁判員1番「はじめに持った印象はずっとあります」

 記者「裁判員裁判では、争点以外の部分は明らかになっていませんが、例えば逃亡生活についてもっと知りたいと思われたりはしませんでしたか」

 裁判員1番「私たちが判断すべき…、訴状からすると、逃亡生活というのは訴状の内容の後のことなので、量刑の判断にかかわらないですよね。そんなに細かい部分まで知りたいとかは思いませんでした。被告人がどのように語るのか、それに対してどう判断するかということだけです」

 《裁判員7人の会見は終了。続いて、この7人のうち、カメラ撮影に応諾した裁判員の記者会見が開かれる》




【市橋被告判決 裁判員会見(下)】「反省伝わらず」「分からないことだらけ」 疑問も残った裁判員 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110721/trl11072120020012-n1.htm

2011.7.21 20:00 (1/4ページ)

 《千葉県市川市のマンションで平成19年、英国人英会話講師のリンゼイ・アン・ホーカーさん=当時(22)=を殺害したとして、殺人などの罪に問われ、千葉地裁(堀田真哉裁判長)で無期懲役の判決が言い渡された無職、市橋達也被告(32)の裁判員裁判を担当した裁判員5番の30代男性が、千葉市内のテレビ局でカメラ撮影に応じる記者会見を行った》

 記者「現在の気持ちは」

 裁判員5番「ほっとしている。審理と評議を含め、自分個人の悩み、迷いはつきまとっていました。違う意見の裁判員と議論を重ね、いろいろ考えることが増えました」

 「夜寝れなかったことはなかったですが、もやもやとしたものがあったのは事実なので。これで終わってほっとしています」

 《男性は落ち着いた表情で、質問に対し時折笑顔を見せた》

 記者「事件は大きく報じられ、海外メディアの注目も高かった。3週間の日程をプレッシャーに感じましたか」

 裁判員5番「報道は見ないようにしました。裁判所に入ってから、裁判官が常に配慮してくれました。重く捉えすぎないようサポートしてくれました」

 記者「リンゼイさんの遺族がイギリスから来て証言し、最高刑を望みました。影響された部分はありますか。遺族の言葉をどのように受け止めましたか」

2011.7.21 20:00 (2/4ページ)

 裁判員5番「ご遺族に感情を伝えていただいたことは、こちらも誠意を持って受け止めました。それが、判決に影響があったかは個人としては難しいです。明確にお答えできないです。どうでしょうか」

 記者「イギリスから遺族が来ていなかったら公判への関わり方はどうなったか」

 裁判員5番「結果が変わっていたかは分からないですが、法廷で遺族の涙を流す場面を見ました。遺族が公判に参加したことは意義があったと思います」

 《続いて、記者が法廷での市橋被告の印象を尋ねた》

 記者「市橋被告は初公判の入廷後、土下座をしました。だが、判決では『真摯(しんし)な反省は感じられない』と認定されました。どのように感じますか」

 裁判員5番「私たちが入廷する前だったので、市橋被告の土下座は見ていないので分からないです。だが、反省の色が伝わってきたかと言われれば、証言台に立っている被告人の返答を聞く限り、本当のことを話しているという印象は受けられず、疑問が残りました」

 記者「法廷で、細かな逃走の経緯が明らかになりませんでしたが」

 裁判員5番「どうだろう。今回、(市橋被告が出版した)逃亡生活中の手記も読んでいないんですね。裁判員をまっとうすることに手記を読むことが邪魔になるということでなく、読みたいと思う要素がなかったのが一番の理由。あまり気にしていないですね」

2011.7.21 20:00 (3/4ページ)

 《市橋被告が逃亡生活を記した手記に対する男性の印象は薄いようだ》

 記者「リンゼイさんに対する思いはどうですか」

 裁判員5番「実際のいきさつ、どのような理由でマンションに入室して、どういう経過をたどって殺されたかは、終わってみても分からないことだらけ」

 「被告人は話していましたが、それがすべてがそのままだったとは言い切れるほどの印象はないです。すべては想像になりますが、やっぱり、とんでもない恐怖を持たれていたんだろうなと思います」

 「(強姦については)女性でないので屈辱、無念は分からない。長い時間拘束されて自由を奪われた。被告人と一緒の数時間もさぞかし、絶望というか…。言葉が出てこない。無念であったろうなと思います」

 記者「女性の気持ちが分からないということですが、裁判員は男性のみで裁判官に1人女性がいただけでしたが」

 裁判員5番「女性の気持ち…。どうでしょう。性別が偏ったことで意見が偏ったのはなかったと思う。全員男性ですが、見方が偏ったことはないと言い切れると思います」

 記者「法廷の中で証拠として遺体の写真をごらんになったと思います。トラウマになったり、プレッシャーになったりはしていませんか」

2011.7.21 20:00 (4/4ページ)

 裁判員5番「初めて証拠の写真が映し出されたときはショッキングで、心拍数が上がるのを感じました。でも事件の真相を知る、検察側、弁護側双方が言っていることを判断するための重要な証拠なので、自分には『証拠の1つ』と言い聞かせて見ていました」

 記者「もやもや、悩みがあったということですが、どのようなときですか」

 裁判員5番「やっぱり被告人自身の言うことの信憑(しんぴょう)性が薄い。勝手な印象ですが。証拠自体がいくつかあってもあいまいだった。どちらの可能性が高いか一つ一つ判断していかなければならなかった。すごく想像以上に大変というか難しかったです」

 記者「難しいなかで、無期懲役と決めました。何を重視しましたか」

 裁判員5番「先入観はもちろん、勝手な憶測は挟み込まず、法廷で立証された証言、証拠を判断材料として決めていこうと。そうしなきゃという思いがありました。最終的には自分の感覚、直感で感じた印象、遺族の感情を注視していたかもしれない」

 記者「逃亡生活っていうのは肝だと思います。量刑に逃亡はどれくらい影響を与えましたか」

 裁判員5番「あまりないと思いますよ。言い切るのは語弊があると思いますが」

 記者「自首していれば、何かが変わったというところもありましたか」

 裁判員5番「何かしら変わったかもしれませんが。反省の色がない。(逃亡は)事件の印象を伝えるものとなった。(悪質性を)感じ取りました」

 《男性は終始、淡々とした様子で裁判を振り返り、会見を終えた》



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Tag:英国人女性殺害事件 冤罪 整形捏造 

Category:市橋達也の法廷ライブ

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