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市橋達也の法廷ライブ・7月11日第五回公判(10)~(11)追加質問

2011/07/11(Mon) 22:30




【英国女性殺害 市橋被告5日目(10)】「周りの壁が迫まり、呼吸できなく…」被告、声を絞り出し - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110711/trl11071118070015-n1.htm

2011.7.11 18:03 (1/5ページ)

 (15:50~16:24)

 《英国人英会話講師のリンゼイ・アン・ホーカーさん=当時(22)=に対する殺人と強姦(ごうかん)致死、死体遺棄の罪に問われた無職、市橋達也被告(32)の裁判員裁判第5回公判は、市橋被告に対する追加の質問が行われた》

 《この日の公判で検察側が追加質問を求め、堀田真哉裁判長がこれを許可。検察側、弁護側双方に約10分ずつ被告に対する質問を認めた》

 裁判長「被告は証言台に来てください」

 《若い男性検察官が質問に立つ。市橋被告の自宅マンションの玄関を写した2枚の写真が法廷内の大型モニターに映し出された》

 検察官「自宅玄関が写っていますね?」

 被告「はい」

 《市橋被告が消え入りそうな声で答える》

 検察官「この玄関の棚は、リンゼイさんを縛った結束バンドを入れていた棚ですね。短いバンドの袋はいつ開けましたか」

 《これまでの公判では、市橋被告の自宅玄関の棚には、45センチサイズの結束バンドと30センチサイズのバンドが入っていたとされる》

 被告「30センチの袋は事件当日に開けています」

 検察官「当日のどの時点で?」

 被告「45センチのものを使い切ったと思って、30センチの袋を開けました」

 検察官「強姦の後?」

 被告「そうです」

2011.7.11 18:03 (2/5ページ)

 《市橋被告は比較的はっきりした口調で答えた》

 検察官「リンゼイさんに着せたパーカが切られていますが、いつ切ったのですか」

 《これまでの公判によると、市橋被告は強姦後、裸にしたリンゼイさんに自分のパーカを着せたとされる》

 被告「はっきり覚えていません。リンゼイさんが動かなくなるまでは、パーカを着ていました。26日に脱がせた後、切ったのだと思います」

 検察官「何のために切った?」

 被告「なぜ…私が…切ったのかは分かりません」

 《市橋被告は震える声で一言一言、区切るように答えた。これまでの証言でも市橋被告は記憶が鮮明でない証言をする際、声がうわずったり、震えたりしていた》

 《この後、検察官は4畳半の和室に尿の痕跡があった理由を尋ねた。市橋被告は「分からない。すいません」と答えた》

 《傍聴席から向かって右から2番目の若い男性裁判員はあごに手を当て、考え込むように聞いている》

 検察官「ご遺体の足の結束バンドに、さらに2つのバンドがついていたのは、両手、両足のバンドをつなごうとしていたのではないですか」

 《これまでの公判で、リンゼイさんの家族の代理人の弁護士が、1本の結束バンドに別の結束バンドが結ばれていたことに疑問を示していた。この点について検察側が追及していく》

2011.7.11 18:03 (3/5ページ)

 被告「違います」

 検察官「なぜ連結されていたのですか」

 被告「長いバンドは何回か切って、すぐになくなってしまいました。そこで封を開けていない30センチのバンドがあることに思い当たりました」

 「でも(30センチのバンド)1本じゃ、短くてはめることができない。輪を作ってつなげて長くして手首、足首にはめようとしました。それが発見されたのだと思います」

 《向かって右から3番目の男性裁判員は口に手を当て真剣なまなざしで市橋被告を見ている》

 検察官「連結した結束バンドで被害者を縛ったことは?」

 被告「あります」

 検察官「具体的には?」

 《市橋被告は「30センチのバンドを…」と説明しようとするが、うまくいかずに何度も言い直す。市橋被告は、30センチのものをつなげて1つの輪にし、手首、足首を縛ろうとしたと説明する》

 検察官「手錠のようにしたのでは?」

 被告「手錠のようにしたのではありません。手錠は左と右の輪が別れていますが、(私は)1本にしたものを手首、足首に回してはめました」

 《この後、検察官の質問に対して市橋被告は、この30センチのバンドで作った輪をリンゼイさんの足首にはめ、その後、45センチのものが1本残っていたのを見つけ、さらに上からそれをはめたとの説明を加えた》

2011.7.11 18:03 (4/5ページ)

 《代わって中年の男性弁護人が質問に立った》

 《弁護人は結束バンドを玄関の棚に保存していた状況と犯行時、バンドを取り出したときの状況について追加の質問をした。裁判員らがしきりにメモを取っている》

 弁護人「話が変わりますが、被害者に掛けたという上着は、被害者に会いに行ったときに来ていた上着と同じですね?」

 被告「同じものです」

 《大型モニターに茶色の長袖の上着の写真が映し出された。弁護人が情状面の質問に質問内容を変えた》

 弁護人「この裁判で、リンゼイさんのお父さん、お母さんの証言を聞きましたね?」

 被告「聞きました」

 弁護人「とても苦しんでいらっしゃることは分かりましたか」

 被告「はい」

 《市橋被告の声が激しく震えだした》

 弁護人「聞いてどう思いました?」

 《弁護人は、前に手を組み、市橋被告の顔を見ながら諭すような口調で質問する》

 被告「私は…この先…苦しまなくてはいけません…と思いました」

 《震える声で、やっとのように絞り出した》

 弁護人「『被害者の立場に立って想像しなければ』との◇◇さん(法廷では実名)の話も聞きましたね?」

 《◇◇さんは、この質問の前に情状証人として法廷に立った市橋被告の大学時代の指導教授のことだ》

 被告「聞きました」

2011.7.11 18:03 (5/5ページ)

 弁護人「あなたに足りないものは、このことでは?」

 被告「はい」

 弁護人「被害者への手紙に加えて話すことは?」

 《この法廷で、市橋被告がリンゼイさんにあてて書いた手紙が弁護側の証拠として読み上げられていた》

 《「はあ、はあ」という市橋被告の激しい息づかいがマイクを通じて聞こえてくる》

 被告「リンゼイさんの最期の気持ち、苦しくて、怖くて、つらかったと思います…」

 《徐々に涙声になっていく。はなをすする音も法廷に響く》

 被告「それを考えると、苦しくなります…。周りの壁が迫ってきます。呼吸ができなくなります…。でもそれをやったのは私です」

 《やっと絞り出したというような声で言い切った》

 被告「私はリンゼイさんの気持ちをこれからずっと考えていかなければなりません…。と思います」

 弁護人「被害者にとってあなたはどう見えていると思いますか」

 被告「けものに見えていると思います」

 弁護人「あなたの一番の罪は何だろう?」

 被告「一番の罪…。リンゼイさんに、怖い思いをさせ、苦しませ、死なせてしまったことです」

 《市橋被告の声の震えが収まらない。右から3番目の男性裁判員は身を乗り出すように、市橋被告の表情をうかがっている》

 弁護人「(リンゼイさんの)ご両親の『最高に重い罪になってほしい』との言葉は聞きましたか」

 被告「はい。聞いています」

 弁護人「その証言についてどう思っています?」

 被告「私はそれを重く受け止めなければいけないと思います」

 《リンゼイさんの母、ジュリアさんは通訳の言葉を聞き逃すまいとするように顔を傾けて震える市橋被告の証言を聞いている》




【英国女性殺害 市橋被告5日目(11)完】「私の中は自分勝手であふれている」被告発言にリンゼイさん父、激しく同意 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110711/trl11071118290016-n1.htm

2011.7.11 18:25 (1/5ページ)

 (16:25~16:55)

 《英国人英会話講師のリンゼイ・アン・ホーカーさん=当時(22)=に対する殺人と強姦(ごうかん)致死、死体遺棄の罪に問われた無職、市橋達也被告(32)の裁判員裁判の第5回公判。弁護側による被告人質問が続く》

 弁護人「自分でどういう罪が相当か考えたことはありますか」

 被告「ありません。私は裁かれる身です。裁判で何があったか話をすることだけ。あとは裁判所にお任せします。それ以上考えるべきではないと思っています」

 弁護人「今、罪の深さが分かっていますか」

 被告「いいえ」

 《罪の深さが分からないとする市橋被告の回答に、男性弁護人は改めて聞き直した》

 弁護人「まだ、足りないということ?」

 被告「はい」

 弁護人「一生かけて罪と向き合っていく?」

 被告「その…。はい」

 《証言台の席に座る市橋被告は、両手のこぶしをそれぞれ握りしめている》

 弁護人「事件のとき、本当に思っていたら、少なくとも警察に連絡したり、逃げなかったと思うんだけど」

 被告「そうです」

 弁護人「2年7カ月、もっと早く出頭すべきだったのでは」

 被告「そうです」

2011.7.11 18:25 (2/5ページ)

 弁護人「なぜできなかった?」

 被告「私の中は自分勝手であふれています。私がリンゼイさんにした行為に向かい合うということをしませんでした。リンゼイさんにした行為の責任を取ることが怖かった。だから、『誰だって逃げる。誰だって逃げるんだ』と言い聞かせて逃げていました。本当に卑怯(ひきょう)でした」

 弁護人「本件以外にこれまでに女性を殴ったことはありますか」

 被告「ありません」

 弁護人「無理矢理の性行為を強要したことは?」

 被告「ありません」

 《涙声ではなをすする市橋被告。弁護士に促され、手に握りしめていた赤いハンカチで「ずずずっ」とはなをかんだ》

 弁護人「なんでこんな事件を起こしたの?」

 被告「逃げていた間に考えたのですが、私が自分がした行為に責任を取ろうとせず、逃げてきたからです」

 《男性弁護士はたたみかけるように質問を続ける。市橋被告を説き伏せているようだ》

 弁護人「被害者に部屋に入ってもらって、ハグ(抱き合うこと)をしようとしましたね。拒否された時点で止めればよかったのではないですか」

 被告「そうです」

 弁護人「強姦しておいて人間関係をつくろうなんてごまかしでしょ」

 被告「逃げです」

2011.7.11 18:25 (3/5ページ)

 弁護人「向かい合わないから殴っちゃうんでしょ」

 被告「はい、そうです」

 弁護人「そのときに責任を取らないから、アザができちゃって、1週間(自宅に)帰せない。これもごまかし」

 被告「はい」

 弁護人「そのつど、やったことに責任を取らないから、最悪の結果になったんでしょ」

 被告「はい」

 弁護人「『逃げて、誰だって逃げる』。全部自分、自分、自分でしょ」

 被告「はい」

 《市橋被告は7日の被告人質問で、自宅玄関でリンゼイさんに抱きついた理由を「誘惑に負けた」と説明している。拒否されて廊下に押し倒して乱暴した後に、リンゼイさんの言動に腹を立てて顔を殴ったとされる》

 弁護人「責任をね、取らないからね、こういう形であなたの人生がめちゃくちゃになったんでしょ」

 被告「はい」

 弁護人「もう、だから、責任から逃げるつもりはない?」

 被告「…」

 《市橋被告は、体を震わせながらうなずいた》

 弁護人「もう逃げたくないんでしょ」

 被告「…」

 《言葉を出せない市橋被告は、もう一度うなずいて反応した》

 弁護人「被害者に1点でも落ち度は?」

 被告「ないです。ありません」

 弁護人「今後、責任転嫁はしませんね」

2011.7.11 18:25 (4/5ページ)

 被告「しません」

 《検察側後部の席に座るリンゼイさんの父、ウィリアムさんと母、ジュリアさんは市橋被告の顔をのぞき込もうとした》

 弁護人「そういう気持ちで証言したと誓えますね」

 被告「はい」

 《ウィリアムさんは口を真一文字に結び、顔をしかめた。男性弁護士は市橋被告が出版した手記について質問した》

 弁護人「責任を取る方法として?」

 被告「そのときは浅はかにもそう考えました。申し訳ありませんでした」

 《市橋被告は、公判で刑事責任を取り、リンゼイさんの気持ちや家族を考えて生きていくことで道義的責任を取りたいと主張した》

 《市橋被告はさらに強く、左手のハンカチを握りしめた。ウィリアムさんは顔を横にふる。市橋被告の考えに納得がいかないのだろうか》

 弁護人「(手記の執筆は)被害者への弁償、民事責任と考えている?」

 被告「そう考えていました」

 弁護人「弁償として申し入れた金額は?」

 被告「分かっています」

 弁護人「金額は?」

 被告「912万9885円と聞いています」

 弁護人「でも、(リンゼイさんの遺族は)1円も受け取るつもりはない、と。それを聞いてどう思いますか」

2011.7.11 18:25 (5/5ページ)

 被告「本当に申し訳ありません。私はリンゼイさんの家族の立場を考えなくてはいけないと思っています」

 《男性弁護士は、手記の印税を受け取ってもらえない場合について質問。市橋被告は手を付けるつもりはないと説明した》

 弁護人「受けとってもらえないということだが、お金はどうするつもり?」

 被告「弁護士の先生に相談して、何か社会に役立ててもらおうと思っています」

 「私は、人間以下の行為をしました。でも、よい人間になりたかった。実際には悪でした」

 《通訳を介して説明を聞くウィリアムさん。2度うなずき、ジュリアさんに小声で話しかけた》

 弁護人「今日まで自分の親と会ったり、連絡したことは?」

 被告「ありません」

 弁護人「理由は?」

 被告「リンゼイさんが両親と会えないようにしたのは私。その私が両親と連絡を取ることはできないと思いました」

 弁護人「自分の親に対してどう思う」

 被告「事件を起こすまで、たくさんのチャンスをくれました。でも、感謝することができなかった。ただ、迷惑をたくさんかけました。その迷惑を考えるといえることはありません」

 《男性弁護士は、市橋被告が拘置所内に聖書の差し入れを受けたことを明らかにした。市橋被告は印象に残った部分を説明した》

 《弁護側の被告人質問が終了し、堀田真哉裁判長が閉廷を告げた》

 《第6回公判は12日午前10時から始まり、市橋被告に対する論告求刑が行われる》
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Tag:英国人女性殺害事件 冤罪 整形捏造 

Category:市橋達也の法廷ライブ

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