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W71核弾頭、残り29発はどこへ消えた?

2011/03/04(Fri) 18:41

TPP不参加を打ち出せば巨大津波が襲ってくる?!
http://hatajinan.blog61.fc2.com/blog-entry-208.html


ベンジャミン・フルフォードが警告したアジア太平洋地域・父島近海の群発地震はほとんどが震源深さ10㎞の地震であり、2004年のスマトラ沖地震の余震はほとんど震源深さ10㎞で発生している。ニュージーランドの地震も、本震は昨年九月の震源深さ10㎞、M7.0の地震であり、半年を経て最大余震がニュージーランド第二の都市、クライストチャーチを襲ったのである。

『向こう6日間アジア太平洋地域で地震兵器の攻撃が続く』~ベンジャミン・フルフォードの予言が本当に起こっていた!?
http://hatajinan.blog61.fc2.com/blog-entry-191.html

『向こう6日間アジア太平洋地域で地震兵器の攻撃が続く』~ベンジャミン・フルフォードの予言が本当に起こっていた!?2
http://hatajinan.blog61.fc2.com/blog-entry-193.html

震源深さ10㎞の地震は、いわゆる地震兵器によるものなのではないか。その論証を先のブログエントリーで示してきた。今回は、震源深さ10㎞の地震が自然発生したのではなく、地震兵器で人為的に発生させた人工地震だとした場合、その方法のついて少し詰めていきたい。

■ 震源深さ10㎞の地震を読み解く鍵はプロジェクト・カニキンにあった!

1971年11月6日、アメリカはアラスカ州沖合にあるアムチトカ島でスパルタン・ミサイルのW71核弾頭(核出力5Mt)を使用した地下核実験が行なわれた。1971年から72年にかけて行われたグロメット作戦の一つのプロジェクト、カニキン(Project Cannikin)である。

核出力に注目して欲しいのだが、5Mtである。広島に落とされたリトルボーイが15ktだから、単純計算で330倍!である。その破壊力たるや、地下1860メートルで核爆発させたにも関わらず、地表面にあるもの全てをバウンドさせて見せるのである。



地下約二キロの地点で5Mtの核爆発を引き起こせば、ハチソン効果のように石が宙を舞いコンテナなんかはいとも簡単にバウンドしてしまうのである。プロジェクト・カニキンではM7.0を記録したという。(※)ならば、地下5㎞で核爆発させれば地表面はどうなるのよ?地下10㎞ではどうなのよ?震源深さ5キロとされるニュージーランド・クライストチャーチ地震はM6.3であった―。震源深さ10㎞の父島近海の群発地震は概ねM5ぐらいであった―。

当方が注目してもらいたいのは、地表面をバウンドするコンテナ類である。107と刻印されたたコンテナが出現するのだが、コンテナを支えている足場部分をみれば、当方は専門家ではないのでよくわからないが、震度を計測しているようにも見えるのだがどうだろうか。

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つまりカニキン実験はメガトン級核弾頭を地震兵器としての利用を視野にいれた実験とはいえないだろうか、ということだ。

■ 現実をいえば、メガトン級核弾頭が人類に向けられることはない

アメリカは1971年から72年にかけてグロメット作戦と称する地下核実験を34回行っているが、そのほとんどはネバダ核実験場で行った。ネバダ核実験場で使用される核弾頭の核出力は20ktであり、プロジェクト・カニキンで使用されたW71核弾頭(核出力5Mt)は核出力を見ても桁外れである。

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実験場としてアメリカ・アラスカ州の孤島が選ばれたかについては、まず、1968年の地下核実験からアメリカ本土ではメガトン級の核弾頭を使用した地下核実験は行なわなくなったということがある。

核実験 Wikipedia
---------------------------------[抜粋]

ネバダ州での核実験 [編集]


1957年8月7日ネバダ核実験場における核実験(プラムボブ作戦)で破壊された米海軍の飛行船。この飛行船は軍事効果実験のため爆心地点から5マイル以上離れた地点を無人で浮遊中だったが、爆発の衝撃波で崩壊した。
南太平洋での実験は費用が掛かるため、トルーマン大統領の提案により1951年にネバダ州の砂漠にネバダ核実験場 (NTS,Nevada Test Site) が設置された。その後、フォールアウト(放射性降下物)の測定や建物・動物などへの影響を調べるための実験が地上・地下含めて928回行われた。

核実験の振動がラスベガスの建物に影響を与えたため、核出力5Mtの爆発実験の前段階として、1968年1月19日にラスベガスの北130kmにあるトノパー近郊で1Mtの地下実験"FAULTLESS"が行われた。これがアメリカ合衆国本土で行われた最大の核爆発であった。その結果、衝撃で地上に大きな断層ができてしまったために本土で実験は行わないことになり、5Mtの実験はアラスカのアムチトカ島で行うことになった。

---------------------------------[抜粋了]

さらに、Wikipediaのアムチトカ島の記述に興味深い部分があった。ミルロウ実験が核爆弾の性能テストというよりも、アムチトカ島自体をテストすることが目的だというのだ。プロジェクト・カニキンは前々年のミルロウ(milrow)実験をも数倍凌ぐ核出力で、さらに600メートル程度地下深く掘り進めて核爆発させているのである。両者は無関係なわけはない。
アムチトカ島 Wikipedia
---------------------------------[抜粋]

テストフィルム [編集]
核兵器実験フィルム:Milrowテスト(0800040 - 1969 - 27:30 - Color)

ロスアラモス国立研究所によって示されたこのフィルムは、Mandrel作戦の一部であるマンドレル作戦について意見を交換するための叩き台となった。ビデオフィルムの中で、ナレーターはこの実験の理由を、このように要約する。

「milrow実験の目的は、兵器ではなく、この島自体をテストすることなのです。」

実験に先立って地下1,200メートルに埋設されたその核実験装置は、1969年10月2日にアラスカ州アムチトカ島で爆発した。これは1.2メガトンの核出力が得られた。Milrow実験は、今まで以上に大きな威力の核実験が、この島で問題なく実施できることを証明するものであった。

ビデオ番号0800038を見ると、その島への科学的見解と、さらなる第二次世界大戦時の活動が散見される。追加の場面では、核実験の前後での環境保護活動と安全保障活動がどうなったかを示している。核爆弾と器材パッケージは実験用縦坑の中に下ろされるのがこのフィルムに映っている。ネバダ核実験場と異なるクレーター生成が行われている。

---------------------------------[抜粋ここまで]

メガトン級の核爆発の戦術利用というのは、そのあまりにも非人道的であるがゆえに、廃絶の方向へ向かうのは目に見えた結果であった。プロジェクト・カニキンの動画は、アメリカが高核出力核爆弾の地震兵器利用を視野に入れた実験を行なっている節がありありと見えてくるのである。40年前の話である。ミルロウ実験に比べてプロジェクト・カニキンは核出力も遥かに凌ぎ、さらに地下に掘り進めて核爆発を起こしている。その威力たるやカニキンの動画が全てを物語っている。

■ カニキンで使用されたW71核弾頭って一体何?

プロジェクト・カニキンでは、アメリカ本土で禁じられたMt(メガトン)級の地下核実験をアラスカ州沖合の孤島で行ったわけだが、ではカニキンで使用されたW71という核弾頭とは一体何か?という話になる。簡単にいえば、W71とは「LIM-49A スパルタン」専用に作られた核弾頭である。

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同タイプの弾道弾迎撃ミサイルシステム。核弾頭は尖端に装備される。

W71核弾頭の大きさはどれくらいかといえば、直径42インチ→106センチ、全長101インチ→256センチの人一人がすっぽり入るぐらいの円筒系の形状である。チリの落盤事故のさいに活躍したフェニックスを例えれば分かりやすいのだが、誠天調書様で分かりやすいイラストが貼りつけられていたのでお借りする。

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プロジェクト・カニキンでW71を縦抗にセットする様子をみれば、両者があまり違わないことがわかる。誠天調書様が震源深さ10㎞が地震兵器だとした場合、技術的に可能かどうかを検証なさっているのだが、非常に興味深い。いうなれば、地下10000メートル、十キロメートルを掘り進むことなぞ容易い所業なわけで、深海に場所を移しても、地球探査船をもってすれば現実的には可能である。地震兵器というのは超科学ではなく、しごく現実的な話ということになる。そこにHAARPだかを持ち出すからややこしくなるだけで、地震を起こすのは、W71核弾頭のようなメガトン級のデバイスを地中深くにセットすれば良い。数々の温泉を掘り当ててきた日本の技術力をもってすれば10000メートルを直径1メートルで掘り進むことは可能だ。メガトン級の核弾頭を用いれば人工地震などいとも簡単に起こせてしまう。水爆は起爆にプルトニウムを用いるから放射能の問題があるわけだが、およそ40年前にすでに高核出力爆弾は地震兵器としての利用を見出されていたわけで、すでに放射能が一切検知されない純粋水爆が開発されていてもおかしくない。さらに誠天調書様がニュージーランド地震について検証なさっているのでリンクを貼らせていただく。

「“人為的”地震」を戦術として利用する、という概念を受け入れにくい人達
http://mkt5126.seesaa.net/article/187822484.html
「“人為的”地震」を戦術として利用する』が軍事機密ならば
http://mkt5126.seesaa.net/article/188143771.html



震源深さ約2キロのカニキンはM7.0であった。
震源深さ5キロとされるニュージーランド・クライストチャーチ地震はM6.3であった。
震源深さ10㎞の父島近海の群発地震は概ねM4~5ぐらいであった。

5Mtの核出力を誇るW71は1974年から75年にかけて30発が生産された(※)。W71を実装可能の弾道弾迎撃ミサイル、LIM-49 スパルタンも同様に30基が生産された。だが、実際に実戦配備のは数ヶ月程度で、ソビエトとの間に150kt以上の核実験は行わないことを取り決めた地下核実験制限条約 (TTBT) が76年に締結されて以降、プロジェクト・カニキンで一個が使用されただけで、残りの29個はお蔵入りになってしまったようだ。

『LIM-49A スパルタンは1975年より配備に付けられたが、1976年には退役している。弾頭自体は1992年まで保管されていた。

Wikipediaのこの微妙な言い回しはいったい何を意味するんだ?

1992年までどこかで保管されていたはずの、W71核弾頭、残りの29発は一体どこに消えていったんだ?

1992年以降、阪神大震災、中越沖地震などの人工地震を疑わせるような巨大地震が日本を襲うことになる。

スマトラ沖地震は人工地震の可能性は本当にないのか?
チリの巨大地震は?
ハイチの巨大地震は?
クライストチャーチを襲った巨大地震は?
これらは本当に自然発生で起きた地震なのだろうか。

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Tag:陰謀論 闇政府 人工地震 プロジェクト・カニキン 地下核実験 震源深さ10㎞ 

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