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原子力業界の不思議な事件・311以降のまとめ

2012/03/30/(Fri) 14:38

原子力業界の不思議な事件・福島便槽内変死事件
http://hatajinan.blog61.fc2.com/blog-entry-315.html



最近になってこんな話が出てきた。

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石井紘基議員が刺殺された理由は、石川県の原発用地買収を調べていたからだという。石井紘基刺殺事件は2002年10月に発生したのであるが、中部・関西・北陸電力と三電力会社キモ入りで推し進めてきた珠洲原子力発電所の白紙凍結は2003年12月である。真偽はともかく、石井議員がすっぱ抜いていても不思議ではないし、石井紘基刺殺事件自体が原子力業界の不思議な事件であっても不思議ではない。

今回のブログエントリでは311以降の原子力業界の不思議な事件をまとめてみたい。




2012年2月19日、「週刊東洋経済」編集長が東京都迷惑防止条例違反(いわゆる痴漢)で逮捕された。20代と30代の女性会社員の下半身を触った疑いである。


時事ドットコム:「週刊東洋経済」編集長を逮捕=電車内で女性の下半身触る-警視庁
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201202/2012021900015

 電車内で女性の下半身を触ったとして、警視庁大森署が東京都迷惑防止条例違反容疑で、「週刊東洋経済」編集長の三上直行容疑者(46)=横浜市磯子区峰町=を現行犯逮捕していたことが18日、同署への取材で分かった。容疑を否認し、「酒を飲んでいて覚えていない」と供述しているという。
 逮捕容疑は17日午後11時すぎ、JR京浜東北線の大井町-大森駅間を走行中の電車内で、20代の女性会社員の下半身を触った疑い。
 同署によると、三上容疑者は電車内で30代の女性会社員の下半身も触っていたという。男性会社員に取り押さえられ、同署員に引き渡された。(2012/02/19-01:28)

--転載ここまで--


これはただの痴漢事件なのだろうか。どうも胡散臭い。

「週刊東洋経済」編集長は17日(金曜日)深夜23時に逮捕されたのだが、その週の月曜日、2月13日発売の号では『東京電力 偽りの延命』と題し、福島第一原発事故の当事者であり事業主の東京電力を糾弾する特集が組まれているのである。


10000019_01_132_L.jpg
2月13日発売の号の中吊り
↓↓
虎の尾を踏む
↓↓
編集長逮捕
↓↓
翌週の「週刊東洋経済」
5843b927.jpg
2月20日発売の号の中吊り




この、分かりやすいはなんというか。




「週刊東洋経済」の中で何かが変わったことは確かなようだ。痴漢容疑で逮捕された編集長は東京電力という虎の尾を踏んでしまったのだろう。逮捕されたのはJR大井町駅~大森の間であるが、大井町駅の隣が、かの植草一秀氏が嵌められた品川駅である。「週刊東洋経済」は編集長が逮捕されて明らかに何かが変わった。雑誌の中吊りを二枚並べてみれば、それは一目瞭然である。

「週刊東洋経済」の編集長は嵌められたのか?

誰だってそう勘繰りたくなる。



次は2012年1月4日に報じられた三重県南伊勢町議、上村康広さんが変死した事件である。この事件は自殺として片付けられたが、いかんせん不可解である。


南伊勢町議が車内で死亡 散弾銃が暴発か

 3日午後2時45分ごろ、三重県南伊勢町古和浦の牧場の駐車場で、同町議上村康広さん(64)が乗用車の運転席で胸に銃弾を受け、血を流して倒れているのを家族が見つけ、119番した。上村さんは搬送先の病院で死亡が確認された。

 伊勢署によると、上村さんが所有する散弾銃が車外の運転席近くで見つかった。薬きょうが近くに残されるなど直前まで銃を使っていた形跡があり、車の外から撃たれた跡がないことなどから、伊勢署は銃が暴発した可能性が高いとみて調べている。

 同署によると、上村さんは3日午前10時半ごろ、カラス駆除のため、経営する牧場に1人で自宅から出掛けた。胸のほかに目立った外傷や衣服の乱れはなかった。車内から天井に向け弾が当たった痕があり、発見時に車のドアは開いていたという。

 上村さんは1991年6月に旧南島町議として初当選し、99年6月に同町議会議長に就任。地元に中部電力が建設を計画し、後に断念した芦浜原発の反対運動を主導した。(共同)

--転載ここまで--


銃身が長い散弾銃で自殺できるだろうか。

上村さんは中部電力芦浜原発の建設を主導した、いわば反対のリーダー的存在であった。本当に自殺だろうか。そもそも散弾銃で自殺などできるのだろうか。

原発建設反対派の主導的立場にあった町議が変死体で発見され、自殺として片付けられる。まさしく、原子力業界の不思議な事件である。




もう一つ、2012年1月26日に報じられた千葉科学大学危機管理学部の小川信行教授が神戸市中央区で変死した事件を取り上げておきたい。今回の中で、最も象徴的な原子力業界の不思議な事件である。


千葉科学大教授が北野の路上で病死 神戸 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120126/hyg12012602050002-n1.htm

2012.1.26 02:04

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 25日午前2時55分ごろ、神戸市中央区北野町の路上で「急病の男性がいる」と通行人(25)から119番があった。生田署員が駆けつけたところ、男性が倒れており、病院に搬送されたが死亡が確認された。

 同署によると、男性は千葉科学大(千葉県銚子市)危機管理学部の小川信行教授(68)。行政解剖の結果、死因は病死と判明した。小川教授は独立行政法人「防災科学技術研究所」(三木市)で24日午後に開かれた会合に出席するため23日から同区北野町のホテルに宿泊していた。

 同大によると、小川教授は地震工学が専門で、日本原子力学会などに所属しているという。

--転載ここまで--


小川教授は日本原子力学会に所属し、核燃料安全専門審査会に名を連ねている。

Screen Capturefff


これだけでも原子力業界の不思議な事件なのであるが、小川教授はこれだけではなかった。原子力プラントの耐震に関する研究、さらには聞き配管系の耐震安全裕度評価に関する研究をしていたのである。

東電は相も変わらず『想定外の津波が福島第一原発の三炉が壊れた原因』だと言って憚らない。多くの専門家が津波到達前に地震で壊れていたのではないかと指摘しているし、外部電源喪失だって重要な原因の一つである。しかし東電は地震も外部電源喪失も福島第一原発事故の主因であることを頑なにまで認めようとしないのである。







とにかく東電は、「想定外の津波で原発が壊れた」ことにしないといけないのである。地震と外部電源喪失が事故の要因であっては困るのである。

以前エントリした福島第一原発事故の真相に迫る! 8 主蒸気逃し安全弁が機能不全に陥ったわけで触れたが、福島第一原発の一号機に関しては地震や津波、外部電源喪失以外に、もう一つ原因があるのではないかと考えている。非常用復水器の戻り配管が接続されている再循環ポンプ配管がその部分である。

311の本震によりスクラム停止した1号機は津波到達までに非常用復水器が起動した。その際に、非常用復水器タンクに貯められていた冷却水(常温水)は接続先である再循環ポンプ配管に向かって一気に流入することになる。

1号機の非常用復水器は作業員が55℃/hを遵守すべく手動で止めたと説明されている。だが、当方はそうは見ない。理由は、非常用復水器を起動させた時の再循環ポンプ入り口の温度差である。


201112260652442f4_20120330143128.jpg


150℃と130℃。非常用復水器が起動し、再循環ポンプが常温の水で一気に冷やされたのだが、55℃/hどころの騒ぎではない。脆性破壊と老朽化を踏まえれば、再循環ポンプ配管は致命的なダメージを受けていても不思議ではない。しかし、悲しいかな、東電も事故調も、このことには全く触れていない。

小川信行教授は、非常用復水器起動による再循環ポンプ配管の配管破断に触れてしまい、暗殺されたのではないか。そう考えるのは邪推だろうか。



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Tag:福島第一原発事故 

Category:原子力業界の不思議な事件

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フクイチ3号機の大爆発はプルトニウム240の過早爆発ではなかったか。補足

2012/03/30/(Fri) 01:00



フクイチ3号機の大爆発はプルトニウム240の過早爆発ではなかったか。
http://hatajinan.blog61.fc2.com/blog-entry-392.html



http://d.hatena.ne.jp/eisberg/20111127/1322433832

 私は、福島第一原発事故のヒバクシャです。私の住む飯舘村(※)にプルトニウムが降ったのです。放射能は目に見えませんが、もし見えるならば、私の体は今、ドイツの街を輝かせるクリスマスの飾りのように光っていることでしょう。

※ 飯舘村は30キロ圏外でありながら猛烈に汚染されている地域
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 事故が起こってすぐ、私は原発がおかしい、何かが起こっているのではと強く思いました。そして、新聞に三号機の爆発が発表された3月14日、私は慌てて村役場に飛んで行きました。「原発はどうなっているのですか」と問いただすと、「大変なことが起きている。空間放射線量が40マイクロシーベルトを超えている」という説明を受けました。驚いた私が部屋を出ようとすると、役場の人はこう言うのです。「誰にも言わないでくれ。村長に口止めされているんだ



 しかし、私はすぐさま部落に帰り、言うなと口止めされたことなど気にせずに部落の人に危険を知らせました。翌朝、3月15日の朝、6時半に地区の人が続々と集まって来ました。そのとき、外は雨が降っていて、そのうち雪に変わりました。後でわかったことですが、ちょうどその頃、飯館村の放射線量は100マイクロシーベルトを超えていたのです。それを知らせてくれたのはジャーナリストの方です。大勢のジャーナリストが村に来ていたのです。私は、地区の住民に言いました。「外にはなるべく出るな。どうしても出なければならないのなら、マスクをしろ。肌を出すな。外から帰ったら玄関で服を脱ぎ、風呂に入るかシャワーを浴びるかしろ。畑の野菜を食べてはいけない。換気扇を回すな」と。そのとき、北西の風が吹いていました。飯館村は原発からの放射能の風をまともに受けてしまったのです。



 私は、ジャーナリストをかき集め、訴えました。「飯館村を避難対象にしてくれ。どうか、それを報道してくれ」。しかし、それはかないませんでした。避難を希望する者がいるなら避難してもよいが、村は避難対象にならないと言われたのです。ですから、一部の人しか避難しませんでした



 これは公式に発表された村の放射線量です。3月15日の午前6時20分のところを見て下さい。44.7マイクロシーベルト/時と書いてあります。ジャーナリストから知らせてもらった数値は100マイクロシーベルト以上です。なんという違いでしょう。公の発表は正しい数値ではないのです。嘘の報道をしているのです。



 そして、国や県から、専門家達が次々に村にやって来ました。みんな口々に、大丈夫だ、安心しろと言います。しかし、その少し後に、今度は別の大学の先生のチームがやって来て、村中の放射線量を測りました。先生は「おそろしい。こんなところに住んでいてはいけない。私達が集めたこのデータを村長のところへ持って行ってください。避難しなければなりません」と言いました。しかし、村長は「このデータは公表しないでくれ!」と叫んだのです。村長は村を守ろうとしました。村をゴーストタウンにしたくなかったのです。



 そのまま二ヶ月半もの時間が経過しました。避難せずに住み続け、子ども達を被曝させてしまいました。その後、村は計画避難区域に指定されましたが、その前日の4月10日には国の方から偉い学者がやって来て、安全だと言っていたのです。それなのに、翌日の11日になると、「危険だ!避難しろ」と突然言われ、村民は怒りました。



 私は酪農家です。この写真は私が事故後に牛乳を捨てているところです。毎日、牛乳を捨てました。村が避難の対象となったとき、牛は連れて行ってはいけないと言われました。私達は泣く泣く酪農を諦めることになりました。この酪農家の奥さんは、牛が乗ったトラックを「ごめんね。ごめんね」と言いながら追いかけました。そしてこの若者は、東京生まれで、どうしても酪農がやりたくて村へ移住して来た人です。飯館で10年間酪農をやって、ようやく軌道に乗ったとき、それを諦めなければならなくなりました。彼はそれが悲しくて泣いているのです。飯館村では、村人がみんなで力を合わせ、良い村作りに励んで来ました。日本一美しい村に推薦され、認められた村です。その村が放射能に汚染されました。



 そして、ある日、私がもっとも恐れていたことが起こりました。相馬市の同じ酪農家の友人が自殺したのです。この写真に写っているのは友人が亡くなる前に壁に書き残した言葉です。「原発さえなければ」と書いてあります。「2011年6月10日 1時30分 大変お世話になりました。私の限度を超えました。ごめんなさい。原発さえなければと思います。残った酪農家は原発に負けずに頑張って下さい。仕事をする気力を無くしました」。時期を同じくして、隣の地区の102歳のおじいちゃんも自殺しました。南相馬市の93歳のおばあちゃんも「墓へ避難します」と書き残して自殺しました。こういうことが次々に起きたのです。これからも起こるでしょう。



 これは7月下旬の私の自宅の雨どいの線量です。27,62マイクロシーベルト/時と出ています。現在、村民はみな避難していますが、我々は24時間体制でパトロールしています。雑草が伸びきって、温室の屋根を突き抜けています。これが今の飯館村の姿です。



 私は、国が原子力を推進して来たのだから、国は事故の対策をきちんと取ることができるのだろうと思っていました。ところが、事故が起こって、今頃、どうやって除染をしたらよいかの実験をやっているのです。私達村民は、村に戻れるのかどうかもわからない状態です。でもただ一つ、はっきり言えることは、私は子どもや孫を飯館村へは絶対に返さないということです。飯館村の面積の70%は山です。家の周りや農地をいくら除染しても、山の除染はできませんから、山から放射能が移動して来るのです。我々は今から何年か後に、村を捨てる決断をしなければならないかもしれません。可哀想なのは子ども達です。子ども達は飯館村というステッカーを一生背負って生きて行かなければなりません。広島や長崎の被爆者とおなじように、差別を受けることになるでしょう。そんな差別の起きない社会を私達はなんとしてでも作っていかなければなりません。



 今回このようにしてドイツを周り、私はドイツは素晴らしい国だと思いました。なぜなら、福島の原発事故の危険をきちんと見極め、ドイツは脱原発を決めたからです。それにひきかえ日本という国は、こんな事故が起こってもなおかつ、原発を再稼働するという。それどころか、原発を輸出しようとすらしているのです。そんなことは絶対に阻止しなければなりません。これからは、日本人も声を大きくし、戦っていかなければならないのだと思います。

---------------------抜粋
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フクイチ3号機の大爆発はプルトニウム240の過早爆発ではなかったか。

2012/03/29/(Thu) 22:40

福島第一原発一号機と三号機の爆発
http://hatajinan.blog61.fc2.com/blog-entry-310.html

福島第一原発1号機の爆発は単なる水素爆発では説明つかない。
http://hatajinan.blog61.fc2.com/blog-entry-359.html

なぜヒドラジンが投入されるのか
http://hatajinan.blog61.fc2.com/blog-entry-385.html




2011年3月14日11時01分、福島第一原発の3号機原子炉建屋が大爆発した。日本政府も、東電も、未だに水素爆発という見解を崩していない。しかし、考えてみてもらいたい。単なる化学反応でしか無い水素爆発で、壁厚1メートル以上ある頑強な原子炉建屋が、あそこまで木っ端微塵に吹き飛ぶだろうか。融点1500℃の鉄筋が、あそこまでぐにゃりと変形するだろうか。






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爆発は二回発生しているようにも見える。まずはじめに目に見える形でオレンジ色の爆炎が発生し、爆炎が原子炉建屋内に吸い込まれるように(真空状態?)上方に黒煙が吹き上げている。高さ100メートル以上ある排気塔の高さまで瞬時に達し、その速度は音速を超えているという。とにかく、凄まじい程の大爆発である。


FukushimaExplosion_jpg_scaled1000.jpg

※フクイチ3号機
3goki.jpg

※チェルノブイリ4号機
imag6_6.jpg




次に、オレンジ色の爆炎が発生した場所を見てみたい。定点カメラに写る3号機原子炉建屋は、右側が南、左側が西である。クレーン階(オペレーションフロア)で爆炎があがっている。


はは

sc0006.png


次に示すのは、3号機原子炉建屋の五階部の平面図である。


4646.jpeg


3号機の爆発は使用済み燃料貯蔵プール上部で発生したことがわかる。これは、単なる化学反応でしか無い水素爆発なのであろうか。そんな馬鹿げた嘘に付き合う必要はない。





今月半ば、興味深い証言があった。福島第一原発事故当時総理大臣であった菅直人の元政策秘書であった松田光世氏(松田ドラえもん)が語ったものである。特に注目すべき箇所を書き起こしてみる。




Video streaming by Ustream

46:15~
松田
アメリカのNRCで(福島第一原発事故の)調査チームが組まれて日本政府にいろいろとアドバイスしていたのだが、その報告書を入手して調べたところ、3号機の記述で3月14日に爆発した直ぐ後に、3号機から1.2キロのところで、中性子線を発する物質を回収したと書かれている。1.2キロといえば(福島第一原発の)敷地の直ぐ外。中性子線を発する物質は自然界には皆無。中性子を発する物質が核反応生成物であることは間違いない。詳しく保安院の人に聞くと、確かに親指大の物質(保安院に言わせれば放射性瓦礫)を回収しましたと。


中性子線を放出する親指大の物質とは一体何なのか。プルトニウムの同位体、もしくはウランだと考えて間違いない。中性子線は臨界時の核分裂によって放出されるのであるが、それ以外に唯一”自発核分裂”で放出される。自発核分裂する核種は頻度が高いのはプルトニウム239、240、ウラン235、238である。

プルトニウム240(489000回/sec・kg)、
プルトニウム239(7回/sec・kg)、
ウラン238(6.9回/sec・kg)、
ウラン235(5.6×10マイナス3乗回/sec・kg)

これらは核燃料(使用済み核燃料)を構成する核種である。使用済み燃料貯蔵プールの上部で爆炎を発したことをも考えれば、3号機の1.2キロ付近で回収された親指大の物質は、使用済み核燃料の一部であるという推測が成り立つ。

では、3号機の爆発は核爆発なのだろうか。しかし、核爆発にしてはおとなしめに見えるし、かといって単なる化学反応でしか無い水素爆発では説明つかない。

当方はこう推察する。3号機の大爆発はプルトニウム240がもたらす過早爆発ではなかったか。原発で燃やされた使用済み核燃料が核兵器に適さないと言われるのも、このプルトニウム240の含有量に問題があるわけだし、他に比べても自発核分裂の頻度も飛び抜けて多い。

さきほど、3号機の爆発は二回起こった風に見えると書いた。結論からいえば、何か不可解な爆発が使用済み燃料貯蔵プール上部で起こり、その爆発が使用済み燃料に含まれているプルトニウム240の過早爆発のトリガーとなり、不完全核爆発が発生したのではないかと言うことである。3号機建屋から閃いたオレンジ色の爆炎は何が爆発したのであろうか。ひとつ言えるのは、単なる化学反応でしか無い水素爆発では説明できないということである。

20120113225406f0c_20120314092028.png 20120113225406770_20120314092027.png
ロシアの真空爆弾。使用前と使用後。見事にピンポイントに建物を木っ端微塵に破壊している。




日本政府は3月14日の3号機爆発を水素爆発だといい、建屋から巻き上がる黒煙を白煙だと言い張っている。その見解は今日まで変わっていない。

さらにいえば、本来ならば3月14日、15日と即刻核種分析するべきであるのに、東電がプルトニウムを調べだしたのが3月下旬のことである。東電会見でフリージャーナリストが「なぜプルトニウムを調べないのか?」と追求したところ、東電側は、「測定器を持っていない」と言ってのけた。高崎のCTBT観測所でも15日のデータが無い。放射能が大量すぎて検出不能だったという。

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福島第一原発周辺の人々は相当被曝したに違いない。ただただ、憤らずにはいられない。




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何も見えない。何も聞こえない。

2012/03/28/(Wed) 09:54














何も見えない。
何も聞こえない。
愚かなパペットたち。

すべて台本通りに進んでいく。
最悪な方向へ、誰も望んでいない方向へ。

僕らはここにいますよ。
何も見えていないのですか。
何も聞こえていないのですか。

記憶しておこう。
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フクイチ2号機に注入している毎時9トンの水は今もなお海を汚し続けている。

2012/03/27/(Tue) 14:27

福島第一原発事故と1986年のチェルノブイリ原発事故を比較するときに格納容器の有無が被害の明暗を分けたかのような議論がある。確かに、格納容器は原子炉で生成された放射能をシャットアウトするために設計に取り入れている。同じレベル7で、フクイチ三炉に対してチェルノブイリ原発は4号機の一炉のみ。なのにチェルノブイリの1/10程度の放射能汚染だと言い切るのだが、その根拠が格納容器の有無である。

sc0003.png
チェルノブイリ事故との比較 - Wikipedia


ヨウ素やセシウムの放射線核種の対比を見ても、福島第一原発の1~3号機の合計ではチェルノブイリ原発事故で放出された放射能の二倍から三倍弱は存在する。生成した放射能の総量でいえば、福島第一原発事故はチェルノブイリを完全に凌駕しているのである。

放射能の放出割合はチェルノブイリ事故の20~60%に対し、2%台なのだが、格納容器が健全だという前提のもと低く設定したのだろう。中でも2号機が最も多く放射能を生成したと公表されているが、1号機2号機3号機の原子炉建屋をぱっと見た感じ、一番放射能漏洩が少なそうなのは、言うまでもなく2号機である。福島第一原発事故で生成された放射能がより多く2号機に存在してくれれば、放出量の鯖を読むことができる。なんて強かな計算があったとは考えたくもないが。

1号機と3号機の原子炉建屋には、放射能の漏出を食い止める遮断能力は、もはや皆無と言っても良いくらいだ。かろうじて蓋は外れていないようだが、格納容器が健全かどうかも疑わしい。放出量2.1~6%というのもメルトダウンを公表する前の数値である。1号機、3号機で生成された放射能は遮られることなく大気中に漏洩し続けることになるだろう。

一番大量に放射能を生成していて、一見して最も健全そうな2号機であるが、先般、とんでもないニュースが飛び込んできた。


福島第1原発:2号機の水位 底部から60センチのみ - 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20120327k0000m040087000c.html?toprank=onehour

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 東京電力は26日、福島第1原発2号機の格納容器内を内視鏡で見た結果、水位は底部から約60センチしかないと判明したと発表した。原子炉への注水量から東電が予想していた水位より約3メートル低かった。格納容器下部の圧力抑制プールが破損し、原子炉建屋地下に漏れている可能性が高まった。

 内視鏡による調査は今年1月に続き2回目。前回調査では水位が確認できなかったことから、再調査した。格納容器側面にある配管開口部から内視鏡を挿入し、ケーブルを垂らしていったところ開口部から約7メートル下に水面を確認した。

 格納容器内の水温は約48.5~50度で推移していることから、東電は底部に落ちたとみられる燃料は水で冷やされていると判断している。たまった水は透明だったが、黄色い堆積(たいせき)物がもやのように舞っているのが確認された。溶融燃料の可能性は低く、砂やさびとみている。

 水位60センチは、格納容器と圧力抑制プールをつなぐベント管の位置まで水が達していることを意味する。圧力容器には冷却のため毎時約9トンの水を注入しているが、圧力容器下部に開いた穴から格納容器に漏れた水が、圧力抑制プールの損傷部を通じて漏れている可能性が高いという。これまで圧力抑制プールに大規模な損傷はないと主張していた東電は「今の段階で損傷程度を推定するのは難しい」としている。

 ◇高濃度汚染水、海に0.08立方メートル流出か(←註・分かりやすいスピンw)

 また、東京電力は同日、同原発の放射性汚染水の塩分除去装置の配管から高濃度の放射性物質を含む水が漏れ、海に流出したと発表した。漏れたのは約120立方メートルで、うち約0.08立方メートルが流出したとみている。漏れたのは汚染水から取り除いた塩分や放射性ストロンチウムを含む濃縮塩水で、濃度は1立方センチ当たり約14万ベクレル。【岡田英】


毎日新聞 2012年3月26日 21時11分(最終更新 3月27日 1時03分)

--転載ここまで--

(参考)
東京電力が福島原発2号機で今まで注水した水、ほぼ全てが漏洩していることを認める。読売新聞・産経新聞が隠蔽。 | portirland
http://portirland.blogspot.jp/2012/03/2_27.html


つまり、圧力容器に注入していた毎時9トンの水が、メルトスルーした圧力容器底部から格納容器内に漏れ出し、そのほとんどが格納容器外に漏洩してしまっていると今更に白状しているのである。フクイチの1~3号機の中で最も多くの放射能を生成し、その遮蔽性も健全だと思われていた2号機までもが、放射能を格納できていないということが判明したことは重く受け止める必要がある。恐らく東電は今日まで何トンの水が漏れ出したか、全く把握できていないのだろう。言い訳が痛々しい。

最も大量に放射能を生成したと見られていた2号機であるが、建屋内にどれだけの放射能が留まっているのだろうか。2号機の格納容器から漏れ出した水が向かう先は海である。そして、確実に海は汚染されているだろう。

福島第一原発事故の放射能汚染の度合いが、本当にチェルノブイリ事故の1/10程度なのだろうか?再評価する声は、今のところ聞こえてこない。炉内に注入した水が駄々漏れだったことが判明した以上、もうそろそろ認識を改めた方が良いのではないか。このままでは、福島第一原発事故による放射能の放出量が、チェルノブイリ事故の放出量に追いつくのも時間の問題である。


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For Children

2012/03/20/(Tue) 18:41




ILL EAST RECORDS presents 悪霊 "For Children" excusive short version

リリック:

subfook
まともな空気や水もねえ 
場所で大きくなるchildren
残すべき未来は何処へ
原発の無い世界地図を広げる

まともな空気や水もねえ 
場所で大きくなるchildren
残すべき未来は何処へ

bars1
机に置き忘れられた教科書 幾重にも連なった廊下を 
放課後 駆け抜けるガキ 放射能にさらされる街
容赦をしねえ 校舎も汚染 文科省 東電 本当かよ安全?
マスク付けて歩く通学路 屋内でのクラブ活動
思い出ごと掘り返すグランド 降り積もるセシウム ウランも 
不安を抱えたたずむ母親が我が子を抱いて離さず泣いて謝る
この先も毎年変わらず 花が咲いて種バラまく
何が相手だって戦う 未来を繋ぐ来世まで必ず

fook
見渡せば色匂い音形も
感じやしねえ大人達の
エゴに染められた ここはバビロン
あきらめちゃいねえよ この先も




bars2
真夏日に閉め切った教室 片隅に冷えきった教育
経済 産業 社会に法律 一体誰の為の口実?
教師が持ったガイガーカウンター
校庭じゃ死の灰が舞った
もどかしさが沸き上がった
だから頭抱え詩を書き殴った
どの街も汚れちまった
繋ぐ子供達のその手にあった
溢れちまった夢希望
おぼろげになった全てが日常
ファミレス 公園で見る家族連れ
血眼で探す守る術
風に乗って漂う風船
俺達で司る運命


fook
見渡せば色匂い音形も
感じやしねえ大人達の
エゴに染められた ここはバビロン
あきらめちゃいねえよ この先も




subfook
まともな空気や水もねえ 
場所で大きくなるchildren
残すべき未来は何処へ
原発の無い世界地図を広げる

まともな空気や水もねえ 
場所で大きくなるchildren
残すべき未来は何処へ
核の無い世界地図を広げる

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Category:日の丸に問いかける

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横田めぐみインパクトは消費増税とTPPを推し進めたい民主党の奇跡になりえるのだろうか。

2012/03/17/(Sat) 14:56

北朝鮮による日本人拉致事件”の被害者である横田めぐみさんは実は金正日に嫁いでいたという飯山一郎氏の説が話題になっている。金正日の後継者と言われている金正恩こそ、横田めぐみさんが産み落とした金正日の子であるというのがおおまかな内容である。

金正日、さらに金正恩と横田めぐみさんとの関係については、かねてから飯山一郎氏のブログで連載されていた。北朝鮮の国柄もあるかと思うが、あまり正確な情報が把握できないこともあり、真偽は不明だ。だが、金正恩と横田めぐみさんの写真を並べてみれば目鼻口がそっくりである。

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横田めぐみさんは北朝鮮による日本人拉致事件の被害者として正式に認定され、金正日もそれを認めた格好になっている。横田めぐみさんの遺骨問題に関しては、DNA鑑定の結果、別人であることが判明している。つまり、横田めぐみさんは生存している可能性は否定出来ないということだ。

北朝鮮による日本人拉致事件は横田めぐみさん以外にも17名が認定されている。今のところ帰国したのは蓮池薫夫妻、地村夫妻、曽我ひとみ夫妻だけである。認定された拉致被害者は本来ならば各地の単体の行方不明者たちであったが、金正日が外交の場で謝罪したことで、一つの国家犯罪として認識されることになった。北朝鮮による日本人拉致の被害者である17人の家族たちは束になって北朝鮮に猛烈に非難した。中でも蓮池透は、軍事的にでも日本政府は日本国民を奪回せよ、と声を荒らげた一人であるが、MOX燃料を推進する、いわば原発側にいたことは311クライシス以降に知ることになる。

日本人拉致の実体は実体として存在しないのではないか。かつてはロシアが脅威であった。その次の脅威が北朝鮮であった。金正日は日本人拉致に国家として関わっていたことを認め謝罪したわけだが、それは、ただ一人を認めたに過ぎないのではないか。飯山一郎氏の説に触れ、原子力業界の不思議な事件の延長線上に拉致事件を見やると、金正日が拉致事件を認めたのは、実は横田めぐみさんただ一人だけだったのではないか、と思えてくる。金正日は横田めぐみさんに関しては、どうしても否定することが出来なかったのではなかったか。

横田めぐみと金正恩』という飯山一郎氏の著作は、一大広告キャンペーンが展開されたという。内容が内容だけに、といった感があるが、横田めぐみさんと金正恩の話が事実であれば、強烈なスピンコントロールになるのは想像に難くない。それこそ、かの小泉訪朝時のインパクト同等の支持が得られるだろう。消費増税やTPPなど売国法案に道筋を付けたい現政権与党がこのカードを利用しない手はない。それこそ、生存確認の直接証拠を掴むだけでもマスコミは大騒ぎする。

大騒ぎしている間に国会開会中にこっそり通してしまおうか。反対されたらブヒっと切れちまおうか。ブタ発狂→解散→総選挙の流れも有りうるし、選挙に勝てる確約がなければ、与党議員は徹底抗戦するだろう。政局を乗り越えるだけの材料が欲しい。選挙に勝てるだけの担保になりうる確約が欲しい。

それが、横田めぐみインパクトというわけである。



今月3月12日、衆院予算委院長で元国家公安委員長の中井洽議員の元へ脅迫状と小指とナイフと小指切断シーンDVDが収められた小包が議員会館に届けられニュースになった。



中井洽にとっては、小包を送りつけた動機が、過去の不敬発言への断罪ではなく、水面下で推し進めていた交渉への警告であったと理解するに充分だっただろう。

中井洽が大韓航空機事故のキム・ヨンヒと拉致被害者の家族を引きあわせたことは一頃話題になった。あれは、中井洽がKCIAとコネクションを築いていたからこそ実現できた話であって、拉致問題担当大臣に任命されたことを考えても、北朝鮮(半島系)に独自のパイプを築いていたことは想像に難くない。キム・ヨンヒと拉致被害者家族の対面は、実は横田インパクトの布石を打ったのではなかったか。

と、考えれば、中井洽のここ数日の行動と小包事件が無関係ではないことは朧気ながらに見えてくる。


「中井元拉致担当相、北朝鮮と極秘会談へ」 News i - TBSの動画ニュースサイト
http://news.tbs.co.jp/20120315/newseye/tbs_newseye4978208.html

民主党の中井洽元拉致問題担当大臣が、今月17・18日にモンゴルで北朝鮮側と極秘に会談する方向で調整していることがわかりました。

 ソン・イルホ日朝国交正常化担当大使との会談とみられ、ソン大使との極秘会談は去年7月と今年1月に続き3度目となります。1月の会談で、北朝鮮側は日本人妻の帰国問題や残留日本人の遺骨収集を主な議題としていますが、今回の会談では食糧支援を求めてくるとの見方もあります。(15日11:46)

--転載ここまで--

北朝鮮大使と日本側関係者が接触も NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120317/k10013788981000.html

「北朝鮮・ソン大使がモンゴル到着」 News i - TBSの動画ニュースサイト
http://news.tbs.co.jp/20120316/newseye/tbs_newseye4979396.html

 中井洽衆院予算委員長と極秘接触するとみられていた北朝鮮のソン・イルホ日朝国交正常化交渉担当大使が16日午後、モンゴルのウランバートルに到着しました。

 ソン大使は中国の北京空港で記者団に対し、「中井氏と会うことはない」と否定したうえで、日朝会談の可能性については、「日本側の要請があれば会ってもいい」と含みを持たせました。

 ソン大使は日本との交渉担当者ですが、モンゴルなど東アジアの外交担当も兼任していて、今回のモンゴル行きは通常の業務の一環との見方もあります。中井氏がモンゴル入りを取りやめたことで、ソン大使が日本側と接触するかどうかは微妙な情勢です。(16日17:58)

--転載ここまで--





「民主・中井氏、モンゴル行き断念」 News i - TBSの動画ニュースサイト
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4979390.html

民主党の中井衆院予算委員長が、今週末、台湾などを経由して極秘にモンゴルに入り、北朝鮮のソン・イルホ日朝国交正常化担当大使との会談を検討していましたが、これを断念しました。

 中井氏の外遊をめぐっては、野党側が「常任委員長は国会開会中に海外渡航を控えるのが慣例だ」と反発し、横路衆院議長は台湾への渡航に限って許可することを決めました。(16日17:04)

--転載ここまで--


野党の反発にこそ、横田インパクトを封じ込めんとする思惑が透けて見える。あんだけ拉致被害者奪還の一大キャンペーンをはったのだから、北朝鮮高官との交渉を妨害するのは理屈が通らない。少なくとも拉致被害者の奪還につながる情報を得る機会である。むしろ歓迎するのが政治家の取るべき対応ではないか。そもそも中井洽が常任委員長だから渡航に反発するという理由が、まずチープすぎる。本当に、理由はそれだけだろうか。政権与党時代に小泉訪朝を経験した強烈な国民支持を、横取りされたくないというのが本音ではないか。

中井洽の一連の動きには、民主党の焦りすら見て取れる。つまり、民主党は国会開会中に常任委員長を渡航させるという禁じ手を使ってでも、中井洽と北朝鮮大使を交渉させたかったのである。国会閉会後では遅い。今交渉して話を前に進めなければいけない、その理由はいったい何か。国会開会中の横田インパクトの実現である。横田インパクトがもたらす効果は小泉訪朝時のデータで弾き出せる。

中井洽がモンゴル行きを断念したのは、小指と脅迫文入り小包が議員会館に届けられたことで身の危険を案じたからであろう。ただ、横田インパクトは中座したわけではない。飯山一郎氏が撒いた種は、着実に芽を伸ばしているはずだ。
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Category:考察シリーズ

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問わず語り。

2012/03/17/(Sat) 00:10




今ツイッターで『誠天調書』を含むツイートをしても、検索結果に表示されない。これは、3月に入ってから気がついた現象である。最初はシステムのトラブルかと本人も楽観視していたようだが、二週間も経とうとしている。その間にも『誠天調書』を含むツイートを何度もして、何度もリツイートされているはずである。なのに今日に至って、ジャネッターの検索結果が相変わらず『Woops!!No Tweet!』である。検索結果はゼロ。組織は明確な目的をもってツイッター上からツイートごと排除しているのである。

イメージ010


はたして、組織側の人間~情報流通の監視人~が、『誠天調書』という一個人のブログ名を含むツイートを情報空間から排除した理由はなんだろうか。火のないところに煙は立たないとは良くいったもので、幾多もの火種が思い浮かぶ当方には、その理由を知る由もなく、もはや誠天調書に足を運んで答えを見つけ出してもらいたいということしかできない。

誠天調書
http://mkt5126.seesaa.net/

2010年11月。元警察官でジャーナリストの黒木昭雄氏が自殺したと報じられた。記録型掲示板阿修羅に初めて投稿したのは黒木昭雄氏の死の前月10月半ばのことであったが、黒木昭雄氏の死に際し、ハタ次男名義で2つの記事を投稿している。黒木昭雄氏の死にファンタジー男が関わっていたのではないかと疑わずにはいられない本人のブログ記事と産経記事に出ていたコメントが気に食わなかったので晒しあげた。

黒木昭雄と確執があったファンタジー男の三日前のブログエントリー ハタ次男
http://www.asyura2.com/09/nihon29/msg/612.html

ファンタジー男”クロ”確定!黒木氏の死に際し、「生活に困窮していたとも聞いている」とコメント!! ハタ次男
http://www.asyura2.com/09/nihon29/msg/615.html

その記事のコメントで幾つかの議論があり、それを取り上げてくれたのが誠天調書であった。虚空に叫ぶように続けていたリンゼイ事件の検証を取り上げてくれたのも誠天調書であった。誠天調書との出会いは、今もブログを書き続けていることの大きなウェイトを占めているといっても過言ではない。


ファンタジー男のことはさておき、黒木昭雄氏は、ツイッターにおける、jhatajinan初のフォロワーであった。今でも黒木氏のツイッターアカウントはフォロワーの一番前にある。ある意味で、守り神でもある。


黒木昭雄氏とは何度かツイートさせてもらった。リンゼイ事件に関してである。逮捕5日前に公開された整形写真が合成で捏造写真であること。事件発覚数時間前に、捜査員とジュリア・ホーカーさんが電話で話をしていたと英紙で報じられていること。焼肉弁当を完食したとの記事は、実はでっち上げられた可能性があること。その度々に、黒木氏は軽くコメントを付けて返してくれた。


黒木昭雄氏に、最後にツイートしたのは、死の二三日前である。市橋達也の公判前整理手続きの最中に、直腸測定の記録が残っていたことが判明し、リンゼイさんの死亡推定時間が26日夜に変わったとの報告を受けてのことである。26日夜といえば、捜査員が市橋達也の居室に踏み込んだ時間とも明確にオーバーラップしている時間帯である。再鑑定の結果にならえば、検察側の見立ても弁護団の見立ても完全にアリバイが崩れることになる。


黒木昭雄氏は、当方のツイートに、いつものようにコメントすることなく、天に召された。今でも、もしかしたら、黒木氏が消された理由に当方のツイートが関係しているのではないか、と考えるときがある。そんなときは「考え過ぎだ」と独りごちて天をあおぐ。今更にネガティブに考えても仕方がない。


話を誠天調書に戻すと、311以降、管理人である誠氏の体調がしごく心配であったが、どうやら復調したようだ。一安心である。


誠天調書を評価するとき、ひとえに『311発災以降、何を発信し続けたか?』につきると思う。311当日に発生した千葉県五井の石油精錬工場の大爆発の元が劣化ウラン倉庫であることを、真っ先に指摘したのは誠天調書である。福島第一原発事故の原因に、スタクスネットが関係しているのではないかと最初に疑問を呈したのも誠天調書である。今や汚染水処理システムにも使われているRO膜の放射能除去の可能性について指摘したのも、誠天調書は早かった。とにかく、当方に多くの気づきを与えてくれたのは事実である。


匿名ステルス情報発信系の個人ブログには、『何をもってブログを更新し続けるか』という基本的な部分がしごく重要である。無償提供といっても心の奥底では対価を求めがちである。その対価は、けして金に変えられるものではない。それらは極めて超個人的なものであるからだ。


ブログで情報を発信し続けるだけのモチベーションの維持は難しい。超個人的であるがゆえに、些細な理由でも筆を折ることにつながりかねない。匿名ステルス情報発信系の個人ブログは多くが立ち上げられ、その多くが消えていった。ニーズがなければ、情報の発信元は淘汰されゆくものである。当方は記事に対する拍手が一つのモチベーション維持になっている。


311クライシスの前、拙ブログ【憂いの果てに】のページビューは100に満たなかった。ブログへのアクセスは、今日に至るまで増加傾向にあり、とくに3月に入ってから、ページビューが日に平均3000で推移している。拍手同様、当方にとって大きな励みになっている。


Twitterでも仲良くさせてもらっている911冤罪被害者の山崎淑子(サラ)さん。あるいはひっそりとリンクを貼ってくれるHAARPのウォッチャーであり物理化学者の井口和基氏。nYoの どうにも、真実が気になる。のnYo氏。土のうえ のブログ - Yahoo!ブログのばぜどん氏。そして誠天調書の誠氏。この嘘と詭弁に満ち満ちた世界の中で共闘する多くの仲間たちに恵まれたことを、ハタ次男は心の底から感謝する次第である。



Category:問わず語り

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そこだけ、もう一度検証して欲しい。

2012/03/16/(Fri) 21:30

市橋達也の法廷ライブ | 憂いの果てに ~次男坊のアフォリズム~


市橋達也の法廷ライブの補足・解説 | 憂いの果てに ~次男坊のアフォリズム~
市橋達也の法廷ライブ・補足、解説2 | 憂いの果てに ~次男坊のアフォリズム~
市橋達也の法廷ライブ・補足、解説3/市橋達也に無期懲役判決 | 憂いの果てに ~次男坊のアフォリズム~



市橋被告側「明確な殺意」否定 英国人女性殺害事件 東京高裁控訴審初公判 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120315/trl12031521330008-n1.htm

 千葉県市川市で平成19年、英国人英会話講師のリンゼイ・アン・ホーカーさん=当時(22)=を殺害したとして殺人などの罪に問われ、1審千葉地裁で無期懲役とされた無職、市橋達也被告(33)の控訴審初公判が15日、東京高裁(飯田喜信裁判長)で開かれた。弁護側は「明確な殺意はなかった」として有期刑への減刑を主張、検察側は控訴棄却を求めた。即日結審し、判決は4月11日に言い渡される予定。

 市橋被告は被告人質問で「息を吸って吐くだけの抜け殻になりたかった。でも、リンゼイさんのことを考えて何も感じられなくなったら人間の終わり」と述べ、涙ながらに反省を強調。リンゼイさんの首を圧迫した時間について「(1審認定の)3分は長い」と声を荒らげ、「そこだけ、もう一度検証してほしい」と控訴の理由を説明した。

 また、「家族が望むのは被告が無期懲役を受け入れること」などとするリンゼイさんの遺族の意見陳述書が読み上げられた。

 1審判決によると、市橋被告は19年3月、自宅マンションでリンゼイさんの両手などを縛り乱暴した上、絞殺。遺体をベランダの浴槽に遺棄した。

--転載ここまで--


市橋達也の控訴審は即日結審し、あとは判決を待つのみになった。先に開かれた第一審公判では、もはや有罪の裁定は揺るぎをえないものになってしまった。いくら殺人罪を立証可能な直接証拠が存在しなくても、罪状認否で死体遺棄を認め、本人は姦淫を認めた以上、強姦、強姦致死の有罪も免れられない。控訴棄却の判断が妥当ではないか。

『リンゼイさんの首を圧迫した時間について「(1審認定の)3分は長い」と声を荒らげ、「そこだけ、もう一度検証してほしい」と控訴の理由を説明した。』

市橋はリンゼイさんの死因を再検証することで、何を証明しようとしたのだろうか。この話はひとまず置いておくとして、支援の会の本山教授のブログに、気になる記述があった。


市橋達也君の適正な裁判を支援する会: 1月 2012
http://naokimotoyama.blogspot.com/2012_01_01_archive.html

2012年1月26日木曜日

菅野弁護士に電話をして、先日控訴審の進捗状況を知らせていただいたお礼と、支援者から問い合わせのあった日本財団への贖罪寄付の件について伺いました。裁判結審後に被害者遺族の代理人弁護士からリンゼイさんが亡くなったことの慰謝料を請求する民事訴訟が起こされる場合について、通常は67才まで働いて収入を得るという仮定で計算をするのだそうですが、慰謝料も含めて何億円かそれ以上の金額になるだろうとのことでした。従って、今回市橋君が手記の印税で得た900万円ちょっとでは金額の桁が違って全く対応できないということと、民事訴訟の申請をするのには申請者が収入印紙を貼らなければならず、何億円の請求額の場合は何百万円になる筈だとのことでした。市橋君は今のままでは無期懲役ですから、支払能力はありませんので、被害者遺族の代理人弁護士は収入印紙代も回収できない可能性が高いということになります。例え民事裁判で請求が認められても、時効は3年だそうです。時効を阻止する手続きをとったにしても、市橋君が仮に30年服役して63才で出所できたにしても、そんな高額な請求額を支払えるだけの収入を得るのは不可能でしょう。従って、被害者遺族が弁償金の受け取りを拒否している現状では、手記の印税で得た収入は贖罪のために日本財団に寄付をするのが適切という判断になったようです。
残念なことに、ここでは詳しくは書けませんが、ある特定の元支援者が接見禁止が解除されてから頻繁に市橋君に面会していろいろなアドバイスをして、市橋君と弁護団との信頼関係を損なう結果をもたらしているようです。ただ、今回提出した控訴の趣意書は市橋君の意見も取り入れて合意の上で作成したものだそうです。先日、私が面会に行った時にその日はすでに先客があって面会ができなかったのも、この方だったようです。
弁護団は、私が千葉大学名誉教授の会で講演をされた法医学教室の岩瀬教授と話をしたことがきっかけで、リンゼイさんの検死で実際に執刀された早川医師も訪ねて疑問点に関する情報収集もされたとのことです。裁判のプロとして、弁護団はベストを尽くして下さっているとの印象を受けました。
2月の初旬には東京高裁の裁判官、検事、弁護団の打ち合わせがあるそうですので、市橋君の身柄も2月初旬頃には東京の小菅拘置所に移されることになるようです。



2012年1月27日金曜日

何人かの支援者から、昨日のブログで書いたことについて心配して、問い合わせがありました。市橋君と頻繁に面会していた人がいたのは私にも初耳でした。頻繁にお花や本や食べ物を差し入れされ、手紙も書いて下さり、市橋君の方から山本弁護士を通して会いたいと言った支援者ではありません。
私が面会に行った時に先客がいて面会できなっかった時に、多分この方だろうと思った人でした。市橋君が千葉刑務所の拘置所に身柄を移されてから毎週欠かさず訪問して毎回お金を差し入れてこられた方です。初めの頃は私にも頻繁にメールを下さり、支援金も振り込まれましたが、途中から支援する会とは考えが合わなくなり、「私はお金を騙(だま)し取られたのですね」とおっしゃって連絡を絶たれた方です。この方はこの方で、動機はともかく、何とか市橋君の刑を軽くしようとして必死なのでしょうが、弁護団の役には立っていないというか、むしろマイナスの面が大きいようです。お名前も身元もわかっていますが、個人情報ですので、これ以上はお知らせできません。

--転載ここまで--


何やら市橋達也のもとに頻繁に面会に訪れる支援者がいるというのである。その支援者が市橋にアドバイスし、弁護団と市橋の関係は損なっているという。もちろん、今更に、悪徳弁護団の本性が理解できたとして、あとの祭りであることには間違いない。



「そこだけ、もう一度検証してほしい」

市橋の思いを叶えるために、当方なりに今一度リンゼイさんの死因について再検証していきたい。

リンゼイさんの死因に関する検視の所見は頸部を絞められたことによる窒息である。ここで注意なければいけないのは、窒息には大きく分けて急性窒息と慢性窒息の二種類があるということだ。


急性窒息・・・三分ないし五分の経過をもって窒息死に至らしめられるもの。

慢性窒息・・・急性窒息以外のもの。


『リンゼイさんの首を圧迫した時間について「(1審認定の)3分は長い」』という部分を見ても、議論は急性窒息が前提になっている。急性窒息には三大徴候と呼ばれる大きな特徴がある。1)血液の赤色化。2)内蔵のうっ血。3)まぶた裏などの粘膜下の溢血点である。重要なことは、これら急性窒息の三大徴候のうち、リンゼイさんの死因に関してはうっ血と溢血点の二点は認められなかった事実がある。リンゼイさんの死因が窒息死であるのにも関わらず急性の徴候がみられなかった。議論の前提がそもそも間違っているのである。馬乗りになり後ろから腕で絞めたと弁護団が言い出したのも、急性窒息の徴候がないのにいかにして整合性をもたせるかを考えた結果であろう。


慢性窒息の一つに遷延性窒息がある。リンゼイさんの死因に関する再鑑定の結果では遷延性窒息だという所見が出ていた。そもそも遷延性窒息というのは法医学でどのように定義付けられているのか。


http://ir.twmu.ac.jp/dspace/bitstream/10470/13621/1/3011000014.pdf

急性窒息とは異るこれらの緩慢な経過を持つ窒息に対して,どういう名称をあたえるかは諸家により一致して
いない。慢性窒息,緩性窒息,亜急性窒息,遷延性窒息等の種々の用語を見るのである。

しかし遷延性窒息という用語は,絡死,絞死などの際,一且息を吹ぎ返したが後数時間以上経て死亡するという例の如く,急激な頸部胸部の圧迫にもかかわらず,急性の死を免れて死期が遅延した場合に用いられた例もあり,そういう場合の用語として妥当であるように思われる。

---------------------抜粋


リンゼイさんの死因については、公判前整理手続きの段階で再鑑定が行われた。それについては、弁護団のパトロンである本山教授がブログで報告していたことであるし、それを元に記事を何本か書いた。

だが、60万円の費用を投じられた再鑑定の結果は黙殺された。理由は簡単である。再鑑定では検察の見立てはおろか、弁護団の見立てすらアリバイを崩してしまうものだからだ。

再鑑定によれば、リンゼイさんの死亡推定時間は26日夜であった。他方、リンゼイ事件が発覚したのは26日夜22時ごろであった。このことは一体何を示しているのか。リンゼイさんは一体誰に殺されたのか。市橋は何を守り、何を背負い込んだのだろうか。

リンゼイさんの死因は窒息死であるが、急性の徴候がみられなかった。遷延性窒息というのは一旦死んだものの息を吹き返し、そのまま数時間後に絶命するものを指す。

リンゼイさんは一日以上に及ぶ拷問を加えられていた。体中アザだらけだったのである。暴行により一旦は死に、バスタブの中に埋められた後に息を吹き返し、そのまま数時間後に絶命したのではないか。

おそらく、このまま市橋の控訴審は4月11日の判決を迎えるだろう。その前に、今一度、この事件の事実を、真相究明を、するべきではないだろうか。


英国人女性殺害:市橋被告側「殺意認定誤り」控訴審初公判 - 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20120316k0000m040103000c.html

市橋被告は被告人質問で1審判決が「首を3分以上圧迫しており、明確な殺意があった」と認定した点について「3分以上圧迫していない。あの時のことを知っているのは私だけだ」などと訴えた。

---------------------抜粋



市橋達也の冤罪検証・誰がリンゼイさんの命を奪ったのか?本日6月28日は市橋達也の公判に参加する裁判員が選出される日。 | 憂いの果てに ~次男坊のアフォリズム~

カテゴリ・市橋達也の冤罪検証 | 憂いの果てに ~次男坊のアフォリズム~



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なぜヒドラジンが投入されるのか

2012/03/14/(Wed) 09:34

福島第一原発1号機の爆発は単なる水素爆発では説明つかない。 | 憂いの果てに ~次男坊のアフォリズム~


未だ放射能を拡散し続けている福島第一原発ではあるが、ホウ酸に加えヒドラジンが大量に投入されている。ホウ酸が105トンに対し、ヒドラジンは73トン投入されている。

臨界防止にホウ酸が投入されるのは分かるが、ヒドラジンはどうしても解せない。『毒物。気化吸引、皮膚への接触ともに腐食をもたらす。また中毒症状をおこす。』とウィキペディアにあるように、金属の腐食を防ぐ目的はあっても毒物である。地下に滲みでていく可能性があるのに、なぜ、ヒドラジンのような毒物を混ぜるのか。

ちなみに、ヒドラジンがもたらした悲惨な事故といえば、1996年2月の中国・長征3Bロケットの爆発があげられる。打ち上げ失敗により、墜落。ヒドラジンが一帯に飛散し、一つの村が壊滅したのである。死者は500人とも言われている。




中国の宇宙開発 1996年2月14日 長征3号の失敗 フジCXで放送 - YouTube
なぜかイスラエルw


ところで、3月12日の1号機原子炉建屋の爆発であるが、燃料気化爆弾の特徴を見せている。デイジーカッター、あるいはロシアの真空爆弾である。


デイジーカッター




ロシアの真空爆弾


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使用前使用後。頑強そうな建物も木っ端微塵である。


真空爆弾、ディジーカッターと呼ばれる燃料気化爆弾の材料に猛毒ヒドラジンが使用されているのである。なぜ、猛毒ヒドラジンが投入され続けるのか。1号機3号機4号機の建屋爆発の真相を隠蔽するためではなかったか。






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フクイチ4号機ミステリー・4号機の核燃料は誰のもの??

2012/03/13/(Tue) 18:03



誠天調書: 発電用に使用された原子炉で生じる使用済燃料 と 核兵器製造用に使用された原子炉で生じる使用済燃料 では、プルトニウムの含有比率が違う。福島第一原発の4号機って何だったんだろうね?
http://mkt5126.seesaa.net/article/250465126.html

誠天調書: 福島第一原発4号機は核兵器製造工場、という禁忌を隠蔽する為の「貯蔵プールが倒壊すると危ない危ない」の喧伝では? だから其の先に有る「stuxnet」も禁忌となるのでは?
http://mkt5126.seesaa.net/article/256708861.html

【仮説】日本は米帝様のプルトニウム製造工場! - わんわんらっぱー
http://d.hatena.ne.jp/Takaon/20111120








朝日新聞デジタル:4号機、工事ミスに救われた 震災時の福島第一原発
http://digital.asahi.com/articles/TKY201203070856.html

2012年3月8日03時00分

東京電力福島第一原発の事故で日米両政府が最悪の事態の引き金になると心配した4号機の使用済み核燃料の過熱・崩壊は、震災直前の工事の不手際と、意図しない仕切り壁のずれという二つの偶然もあって救われていたことが分かった。

4号機は一昨年11月から定期点検に入り、シュラウドと呼ばれる炉内の大型構造物の取り換え工事をしていた。1978年の営業運転開始以来初めての大工事だった。

朝日新聞デジタル:4号機、工事ミスに救われた 震災時の福島第一原発 

工事は、原子炉真上の原子炉ウェルと呼ばれる部分と、放射能をおびた機器を水中に仮置きするDSピットに計1440立方メートルの水を張り、進められた。ふだんは水がない部分だ。

無用の被曝(ひばく)を避けるため、シュラウドは水の中で切断し、DSピットまで水中を移動。その後、次の作業のため、3月7日までにDSピット側に仕切りを立て、原子炉ウェルの水を抜く計画だった。

ところが、シュラウドを切断する工具を炉内に入れようとしたところ、工具を炉内に導く補助器具の寸法違いが判明。この器具の改造で工事が遅れ、震災のあった3月11日時点で水を張ったままにしていた。

4号機の使用済み核燃料プールは津波で電源が失われ、冷やせない事態に陥った。プールの水は燃料の崩壊熱で蒸発していた。

水が減って核燃料が露出し過熱すると、大量の放射線と放射性物質を放出。人は近づけなくなり、福島第一原発だけでなく、福島第二など近くの原発も次々と放棄。首都圏の住民も避難対象となる最悪の事態につながると恐れられていた。

しかし、実際には、燃料プールと隣の原子炉ウェルとの仕切り壁がずれて隙間ができ、ウェル側からプールに約1千トンの水が流れ込んだとみられることが後に分かった。さらに、3月20日からは外部からの放水でプールに水が入り、燃料はほぼ無事だった。

東電は、この水の流れ込みがなく、放水もなかった場合、3月下旬に燃料の外気露出が始まると計算していた。(奥山俊宏)

--転載ここまで--


福島第一原発4号機4階で、一体何が行われていた??
福島第一原発4号機ではいったい何が行われていた?
フクイチ4号機ミステリー 消えた548本の謎を解く
フクイチ4号機ミステリー 米軍が鎮火した4号機の火災、いや火事など起こっていなかった
フクイチ4号機ミステリー 4階の爆発地点を特定する
フクイチ4号機ミステリー・比較的崩壊熱の高い核燃料??
フクイチ4号機ミステリー 一原発作業員の話
フクイチ4号機ミステリー 311当日に4号機に居た原発作業員


極秘のUS-イスラエルによる核兵器移動が福島の爆発をひきおこした(島津論文)



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Tag:福島第一原発事故 

Category:フクイチ4号機ミステリー

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嘘と詭弁で弄し続ける愚かな政治家

2012/03/10/(Sat) 06:35

詭弁家エダノの大罪 | 憂いの果てに ~次男坊のアフォリズム~

『直ちに』は7回しか言ってない。byエダノ | 憂いの果てに ~次男坊のアフォリズム~

国民を愚弄している二人の政治家 | 憂いの果てに ~次男坊のアフォリズム~




詭弁番長・枝野官房長官 「メルトダウンしていない」は嘘だった : 田中龍作ジャーナル
http://tanakaryusaku.jp/2012/03/0003843

2012年3月9日 21:31

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「ない」とされてきた福島原発事故をめぐる原子力災害対策本部会議の議事録が、『議事概要』として再現されたことで、あの人の嘘が“政府公認”となった。あの人とは当時官房長官だった枝野幸男・現経産相である。枝野氏は9日夕、記者会見に応じた。

 議事概要によれば大震災・津波が発生した3月11日の午後7時過ぎ、東京電力から「炉心溶融に至る可能性がある」と報告があがっていた

 ところが枝野官房長官は記者会見で「メルトダウンはしていない」としばらく言い張っていたのである。

 枝野氏は「メルトダウンの可能性をお伝えできなかったという指摘は甘んじて受ける」と述べ、事実を伝えていなかったことを言外に認めた。ここで突っ込まないのが記者クラブだ。

 筆者は「官房長官が早くからメルトダウンの可能性を明らかにしていたら、住民はもっと迅速に避難できていたのではないか?」と追及した。

 枝野氏は「私が気にしていたのは放射線量だった……」とかわした。中学生が聞いても首を傾げるような理屈だ

 枝野氏の「安全デマ発表」に限らず、事故直後は菅直人首相の現場視察など官邸の不可解な動きが目立った。筆頭は「メルトダウンの可能性がある」と記者会見で述べた原子力安全・保安院の中村幸一郎審議官が降板させられたことだ。

 官邸の意を汲んだ寺坂信昭院長が中村審議官を記者会見に出さないようにした、とされている。事実上の更迭である。記者団から「更迭を指示した人物とは枝野さんではないのですか?」との質問が浴びせられた。記者クラブにしては結構厳しい質問である。 

 枝野氏は「いいえ、私ではありません」と真っ向から否定した。

 筆者は再び枝野氏に質した。「中村審議官の名誉回復を図るつもりはないのですか。メルトダウンの可能性があったことが証明されたわけですから」

 枝野氏は海江田大臣の時代に決めたこと。更迭ではなかった」と再びかわした。詭弁番長の面目躍如である。

 筆者は僭越を承知で枝野氏に告げた。「正しいことを言った人が更迭されたままでは、この先政府が何を言っても信用してくれなくなりますよ」と。

 枝野氏は目を充血させ顔色も悪い。いつもの意気軒昂な姿はすっかり影を潜めていた。

--転載ここまで--



エダノは嘘と詭弁を弄して、国民を無駄に無駄に被曝させた。直ちに健康に影響はないと幾度と無く繰り返しておきながら、「あれは一回二回食べても大丈夫だよ、と言ったまで」と開き直る始末である。

直ちに影響はないという官房長官の言葉を信頼し、福島産を食べ続けた子供は一人や二人ではないはずだ。エダノの言葉を信じて、放射能対策を軽んじてきた母親は、一人や二人ではないはずだ。まだなんの禊も済んでいない。福島の事故は全く終わっていないのである。

事故から一年が経とうとしている。チェルノブイリ事故で唯一認められた健康被害である小児甲状腺がんの徴候が表に出始めていることは、先に取り上げた文春の記事に書かれてある通りである。

文春騒動の件 | 憂いの果てに ~次男坊のアフォリズム~
http://hatajinan.blog61.fc2.com/blog-entry-376.html

さらには、関東地区の中でも格段放射能汚染が深刻な東葛地区の子供たちに「末梢血リンパ球異常」の報告が上がってきた。これは、かなり深刻な事態である。

秋場龍一のねごと: 柏市など東葛地区の乳幼児16人中8人から「末梢血リンパ球異常」。検査医師は子どもの避難を勧告
http://akiba1.blogspot.com/2012/03/8.html


嘘も詭弁も聞きたくない。ただ、一言、膝を付き、頭を垂れて、謝罪して欲しいだけである。それすらも出来ない愚か者に原発再稼働の判断を委ねるなど論外である。


2012/03/13リンク追加
まだまだ無差別放射能被曝は続きますね。 除染というビジネスはクニの発表する放射線量と同じくらい信用できない。 : nYoの どうにも、真実が気になる。
http://blog.livedoor.jp/bettycat530-shinjitsu/archives/3530946.html

「食品新基準、適用日を再度チェックしてください。」 / エダノの件。とStuxnet関係のメモ。とイラン・北朝鮮・国民統制、国民監視情報メモなど。 : nYoの どうにも、真実が気になる。
http://blog.livedoor.jp/bettycat530-shinjitsu/archives/4013925.html


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