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市橋達也の法廷ライブ・7月8日第四回公判(10)~(12)ウィリアムさん証人尋問

2011/07/08/(Fri) 20:03

市橋達也の法廷ライブ・7月8日第四回公判(6)~(9) 被告人質問2
http://hatajinan.blog61.fc2.com/blog-entry-278.html




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【英国女性殺害 市橋被告4日目(10)】「輝いていたリンゼイではなかった」 霊安室で対面した父の思いは… - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110708/trl11070818380013-n1.htm

2011.7.8 18:29 (1/4ページ)

 (16:24~16:45)

 《英国人英会話講師のリンゼイ・アン・ホーカーさん=当時(22)=に対する殺人と強姦(ごうかん)致死、死体遺棄の罪に問われた無職、市橋達也被告(32)の裁判員裁判第4回公判は、被告人質問が終了し、約15分間の休憩を挟んで再開した》

 《堀田真哉裁判長が入廷したのに続いて、市橋被告が法廷に入った。これまで同様、先に法廷に入り、検察官の後ろの席に着いていたウィリアムさんと妻のジュリアさんに一礼するが、正面に立つ刑務官の陰になって夫妻からは姿が見えない》

 裁判長「それでは再開します」

 《堀田裁判長に促されて、若い男性検察官が証拠として採用された供述調書を読み上げていく。まずはリンゼイさんの死亡が確認された平成19年3月26日の数日後に作成されたウィリアムさんの調書だ》

 検察官「リンゼイには3歳上の姉と1歳下の妹がおり、私たち家族はとても仲がよく、深い絆で結ばれていましたが、これが永遠に消え去ってしまいました」

 《ウィリアムさんは事件以来、ジュリアさんと捜査の進展を訴えるために何度も来日。市橋被告の顔写真がプリントされたTシャツを着て情報提供を呼び掛け続けた》

2011.7.8 18:29 (2/4ページ)

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英国人女性殺害事件の初公判が行われた千葉地裁の法廷=4日午後

 《今回の公判でも被害者参加人として初公判から参加。「殺意はなかった」と述べる市橋被告の言葉を通訳を介して聞くと、目を見開いて信じられないといった様子を見せるなど、被告への怒りをにじませてきた》

 検察官「リンゼイはわれわれにとって特別な存在でした。リンゼイは誰よりも早く読み書きを覚え、級友を助けてきました。中学の先生からは『リンゼイには何も教えることはない。進学校に進むべきだ』と言われました」

 《リンゼイさんは街でも有名な進学校に進学したという》

 検察官「リンゼイは人を助けるすばらしい素質があり、それについて、2つの思い出があります。ひとつは大学生に入ったころのことでした」

 《供述調書によると、リンゼイさんがウィリアムさんらと街の中心を歩いていたとき、一人のホームレス男性が「お茶代をほしい」と言ってきたという。リンゼイさんが「サンドイッチでも買って」と多めの小銭を男性に渡したことにウィリアムさんは「こんなために私はカネを稼いでいるのではない」とたしなめた》

 検察官「するとリンゼイは『あの人は私のようにすばらしい機会に恵まれなかっただけです』と言いました」

 「私たちは娘たちの教育にお金を費やし、娘たちは優秀な成績を収めた。親がよりよい教育を与えてきたことを感謝していたからこそ、『私のようなすばらしい機会』と表現したのです。リンゼイは常に感謝の念で接し、人を助けることに情熱を傾けてきました」

2011.7.8 18:29 (3/4ページ)

 《ウィリアムさんは供述調書の中で、2つ目のエピソードとしてリンゼイさんが重度の身体障害を持つ子供たちに水泳を教えていた当時を振り返った》

 検察官「リンゼイは手足が不自由な子供たちを支えるために常に水に入ったままで、家に帰ってくると、手足が(水でふやけて)真っ白になっていました」

 《読み上げられる自分の供述調書の内容を聞いて、ウィリアムさんは、涙をこらえるようにどんどん顔を赤らめていった》

 検察官「リンゼイは短い生涯の中で、人を助けることに最大の情熱を傾けてきました。当初は医師を目指し、日本を経験した後は、子供たちに科学を教えることを目指していました」

 「日本を愛し、日本の社会を愛し、日本の社会にとけ込もうと、日々努力していました。日本を目指したのは、日本人の高潔さに共鳴したことに加え、日本が安全なことも一つの理由でした」

 《だが、ウィリアムさんら家族は、まな娘が遠く離れた異国にいることに寂しさと不安を募らせていたという。夫妻が1週間ほど日本に滞在した機会にリンゼイさんは近所の交番を案内したという》

 検察官「リンゼイは『ここはロンドンよりも安全よ』と言いました。娘は英語で話しかける人に英語で答えたり、近所の人たちに『おはようございます』と声をかけたりしていました。生き生きとして安全に暮らす姿を見て安心し、リンゼイを誇りにも思いました」

 「これほど信頼していた日本で命を落とすとは思いもよりませんでした」

2011.7.8 18:29 (4/4ページ)

 《事件に遭う前の19年3月11日のウィリアムさんの誕生日にもリンゼイさんは、プレゼントを送ってきたという》

 検察官「プレゼントは、いましているこのベルトと日本のはしでした」

 《殺害された直前に送ったのか、リンゼイさんが亡くなった後の4月にもウィリアムさん夫妻の記念日に合わせ、別のプレゼントが届いた》

 検察官「4月に届いたプレゼントは包みも開けていないんです」

 「『お父さん、愛している。お母さん、愛している。お姉さん、愛している。妹、愛している』と電話がありました。これが娘が生きていた最後のメッセージでした」

 「イギリスの警察を通じ、娘が事件の犠牲になったと伝えられました。霊安室で会ったリンゼイは、私たちが知っている、美しい、輝いていたリンゼイではありませんでした」

 《ウィリアムさんはしきりにハンカチで涙をぬぐっている。目は真っ赤に充血している。隣のジュリアさんも涙が止まらずに目をハンカチで押さえ続けている》

 検察官「私たちは深い絶望に突き落とされました。深い喪失感が体を貫きました。夢があり、多くの人を助けてきた娘を失ったことから立ち直ることはできません。私たちにとって娘は『命』そのものでした」

 《検察官は続いて市橋被告が死体遺棄罪で起訴された後のウィリアムさんの「厳しい処罰を望む」との供述調書も読み上げた》

 《続けてウィリアムさんが市橋被告の逮捕後、検察官の調べに応じるために来日した際に持ってきたという生前のリンゼイさんの写真が、次々と法廷内の大型モニターに映し出されていった》

 《生後7カ月のものから姉妹で撮影したものも。どの写真でもリンゼイさんはカメラに笑顔を向けていた》




【英国女性殺害 市橋被告4日目(11)】憤怒の形相で詰め寄る父…刑務官が取り囲む一幕も - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110708/trl11070818580014-n1.htm

2011.7.8 18:55 (1/5ページ)

 (16:45~17:15)

 《英国人英会話講師のリンゼイ・アン・ホーカーさん=当時(22)=に対する殺人と強姦(ごうかん)致死、死体遺棄の罪に問われた無職、市橋達也被告(32)の裁判員裁判の第4回公判。検察側は、リンゼイさんがどれほど素晴らしい女性だったか、写真をモニターに映し出して説明を続けている》

 《愛らしい幼いころのリンゼイさんや、大学卒業記念パーティーのときの、グラスを片手に挑発的な笑顔でほほえむリンゼイさんなど計14枚の写真が、大型モニターに映し出された》

 《リンゼイさんの母、ジュリアさんは、モニターを見て涙を流し続けている》 《男性検察官が、紙につづられたリンゼイさんの父、ウィリアムさんの言葉を日本語で朗読している》

 検察官「リンゼイは22年間しか生きられなかったが、とても有益に過ごした。(リンゼイさんが)亡くなってしまってから、もはやリンゼイがいたころの家族ではなくなってしまった。私たち(夫婦は)、娘たちにすべての機会を与えたが、リンゼイは期待を裏切らなかった」

 《モニターが消された》

2011.7.8 18:55 (2/5ページ)

 《堀田真哉裁判長に促されて、ウィリアムさんの証人尋問が始まる》

 《ウィリアムさんは立ち上がると、まず、証言台の後ろ、被告人席に座っている市橋被告に近づいた》

 《市橋被告に危害を加えると思ったのだろうか、慌てたように刑務官がウィリアムさんを囲むが、ウィリアムさんはすさまじい怒りの形相で市橋被告を見下ろした後、証言台の前に立った》

 《市橋被告は背中を丸めて泣いている》

 《男性検察官による、ウィリアムさんの証人尋問が始まった》

 検察官「リンゼイさんは大学生のとき、どんな学生でしたか」

 証人「リンゼイは英国でもトップクラスに目されるリーズ大学に入学しました」

 《ウィリアムさんが訥々と、大学生時代のリンゼイさんの美しさ、聡明(そうめい)さ、充実した生活について説明する》

 証人「何時間あっても、リンゼイが大学時代に成し遂げたことについて説明し切れません。でも、ここは法廷でそのような時間がないことは分かっています。でも、本当に彼女が成し遂げたことについて、誇りに思っています」

 検察官「娘さん3人の教育費は大変だったのではないですか」

 証人「その通りです。英国でトップクラスの大学に進学させることは非常に金銭的に負担が大きいです。でも、3人とも頭脳明晰(めいせき)で、トップクラスの大学に入学しました。とてもうれしかった。お金がなくて、娘が勉強の機会を奪われる、そんなことにはさせたくありませんでした」

 検察官「事件は、(リンゼイさんの)家族にどれだけ影響を与えたのですか」

 証人「事件が起こる前、私たちは普通の家族でした。でも、この事件で、私、妻、娘たちは、本当にそれまでの生活を覆されました」

 《ジュリアさんは手で口を覆って涙を流し続けている》

2011.7.8 18:55 (3/5ページ)

 証人「私たちはまったくあのころとは違う世界に住んでいます。親戚(しんせき)とも疎遠になり、近くに住む人も、私たちとどう付き合っていいのか戸惑っています」

 証人「最初、私と妻は日本になぜ娘をやったか、自分たちを責めました。それに私はどうしたらいいのか分からなくなって動揺していました。娘たちともうまく付き合えなくなりました。残った2人にも何かあったら、と考えると心配で仕方なかった。私は鬱になり、薬を飲まざるを得なくなりました」

 「私は怒りを常に感じています。自殺願望に襲われましたが、家族がいたので踏みとどまれました。そして仕事で(リンゼイさんを失った悲しみを)忘れようとしました」

 《ウィリアムさんの独白は続く》

 証人「娘たちはそれぞれ、いい付き合いをしているボーイフレンドがいました。彼らは父の私とも付き合っていました。リンゼイの死後、数カ月の間に残りの2人の娘もボーイフレンドと別れ、私たちは孤立無援になりました。(悲しみのあまり)家にこもったまま、買い物にもいけません。人は言います。『時が解決してくれる。どんな悲しみも』。でも違うのです」

2011.7.8 18:55 (4/5ページ)

 《右から2番目の裁判員は真剣な表情でウィリアムさんを見つめている。男性検察官の質問に答えて、ウィリアムさんは親戚(しんせき)とも疎遠になったことを切々と訴えた》

 証人「私の2人の姉妹も、私たちとどう接すればいいのか分からずに、私たちのところに来てくれなくなりました。彼女たちの遠慮もあり、疎遠になりました」

 検察官「リンゼイさんの婚約者とは(リンゼイさんの死後)どういう付き合いになりましたか」

 証人「リンゼイには婚約者の●●(法廷では実名)がいました。2人は本当に愛し合っていました。●●は家族の一員でした。2人はいつも一緒にいました。私は●●に言ったことがあります。『こんなきれいな女の子(リンゼイさん)と付き合えて君はラッキーだね』。●●は言いました。『本当に私はぜいたく者です。一生懸命頑張って、成功して、リンゼイと結婚して、僕たちは4人子供を産みますよ』。いま、なかなか●●は会いにきません。さみしいです」

 《ウィリアムさんの後ろ、被告人席の市橋被告の肩が震えている》

 《男性検察官は、事件を知った直後のリンゼイさん一家の様子について質問した》

 証人「最初は行方不明だと知らされました。しかし、時がたつにつれ、状況は最悪になりました。まさかわが子に(こんな悲惨な事件が)起こるなんて。別の人ではないかと思いました」

 《その後、男性検察官の質問は、事件後にウィリアムさんたちが、逃亡した市橋被告を捕まえるために、来日したり、パンフレットを配ったり、英国の政府高官と連絡をとったりと、手を尽くしたことに移った》 証人「とにかく天国から地獄を掻き分けて、市橋被告を裁きの場に出すため、必死でした。父親なら誰でもそうします」

2011.7.8 18:55 (5/5ページ)

 《男性検察官は、ウィリアムさんが、リンゼイさんの遺体の写真を見たときのことについて質問した》

 検察官「リンゼイさんの遺体の写真は、見なくてもいいと言われていたはずですが、どうして見たのですか」

 証人「私は、この目で確かめなければならないと思いました。一度見てしまったら、一生忘れられないとは思いましたが、父として、娘の遺体を見なくてはならないと思いました」

 検察官「見て、どう思いましたか」

 証人「吐き気を催すほどでした。動悸(どうき)が激しくなりました。美しい娘になんて悲惨なことを…」

 「市橋は娘をあのようにして申し開きもしないのです」

 《ウィリアムさんが市橋被告を弾劾する声が法廷中に響く。市橋被告は体を震わせたままだ》




【英国女性殺害 市橋被告4日目(12)完】「邪悪な男」「娘の死ネタに金稼ぎ」…父の迫力に腰を抜かして退廷 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110708/trl11070819160015-n1.htm

2011.7.8 19:14 (1/4ページ)

 (17:15~17:38)

 《平成19年3月に英国人英会話講師のリンゼイ・アン・ホーカーさん=当時(22)=が殺害された事件で、殺人と強姦(ごうかん)致死、死体遺棄の罪に問われた無職、市橋達也被告(32)の裁判員裁判の第4回公判で、リンゼイさんの父親のウィリアムさんに対する検察側の証人尋問が続き、ウィリアムさんの言葉を女性通訳が通訳していく》

 証人「これまで裁判を見てきたが、まるで市橋被告のショーだと感じました。検察官の質問には短く答え、『もう1度』と聞き直す。弁護人が尋ねたことはたちどころに理解して、長々と答えていました。彼はショーを演じるために(言動を)練り上げています」

 《ウィリアムさんが座る証言台のすぐ左後ろで、刑務官に挟まれるようにして長イスに座る市橋被告。傍聴席から見ても分かるほど、体と顔をガタガタと震わせている》

 証人「裁判長、裁判員の方々にはぜひ、証拠に基づいて判断してもらいたいです。法廷では娘を解剖した鑑定医の証言が出ました。証言によると、3分から5分程度、娘の首に圧迫が加えられた可能性が高いということでした。みなさん3分について、自分の息をとめて試してみてください。30秒程度で首の圧迫をやめたら回復するとのことでしたが、彼(市橋被告)が手を離した証拠はありません」

2011.7.8 19:14 (2/4ページ)

 《ウィリアムさんは市橋被告の心臓マッサージを試みたという主張にも疑問を呈した》

 証人「もしも心臓マッサージをしたら、された側の肋骨(ろっこつ)が折れるほどの力が加えられるということでしたが、娘の体に心臓マッサージを施した痕跡はどこにもありませんでした」

 《ここで堀田真哉裁判長が割って入り、検察側の質問に端的に答えるように求めた。ウィリアムさんは「OK」と応じた。男性検察官が質問をする》

 検察官「法廷での市橋被告の態度を見てどう感じましたか」

 《ウィリアムさんは首を左右に振りながら、しゃべり始めた》

 証人「彼は悔いていません。証言は計算されつくし、リハーサルされたものです。彼が逃走中、私たちは何度も強く自首を求めました。しかし彼は耳を貸さず、われわれが日本に来るための費用を工面している中でも、あざ笑うように逃げ続けていました。法廷でもまったく悔いていないことは明らかです」

 検察官「市橋被告にどんな刑を望みますか」

 証人「この国の最も重い最高刑を望みます。慈悲なく娘を殺害した行為に相当するような、寛容でない最高刑を希望します」

 検察官「家族もみんな同じ思いですか」

 証人「当然そうです。市橋被告の振る舞い、態度、私たちへの仕打ち、リンゼイにしたことから、最高刑を望みます」

2011.7.8 19:14 (3/4ページ)

 《市橋被告は手記を出版しているが、その印税を遺族に支払うとしている。検察官はこの点についても質問する》

 検察官「市橋被告は印税を支払うと言っていますが、どう思いますか?」

 証人「イチハシからは何ももらいたくない。一銭もイチハシからもらわない。娘を殺しておいて、それをネタに金を稼いでいる。一銭もほしくない」

 《女性通訳は感情移入したかのように強い口調となっていき、市橋被告の呼称を外した。市橋被告の震えはずっと止まらない》

 検察官「事件から4年以上が経過しましたが、日本や日本人にどんな気持ちを持っていますか」

 証人「法廷では答えにくい質問ですね。リンズー(リンゼイさんの愛称)は日本を大事にしていました。日本が好きで、私たちが休暇に日本を訪れると、色々なところを案内してくれました。この日本の秩序、高潔さを尊敬していました。たとえイチハシという人間が娘にあのようなことをしたからといって、私は日本に対するネガティブ(否定的)な気持ちは持っていません。彼がしたことと、日本はまったく関係していません」

2011.7.8 19:14 (4/4ページ)

 検察官「被害者参加制度にのっとり裁判に参加した理由を教えてください」

 証人「家族として、犯人が何をしたのかを見届けたいと思ったからです」

 検察官「裁判官や裁判員に伝えたいメッセージはありますか」

 証人「私はこの国の裁判制度を信頼しています。皆さんが正義を貫かれることを固く信じています。証拠に基づき有罪と判断されたときには一切の寛容も、慈悲も不要です。それを切に希望します」

 検察官「最後に何か言いたいことはありますか」

 証人「彼がしたことで家族は惨憺(さんたん)たる思いをしました。私たち家族は二度と、平凡ながら幸せだったころに戻れません。今はある意志で一つになっています。この邪悪な男は娘に邪悪の限りのことをしました。彼に最高刑を与えたいということだけで気持ちを一つにして頑張っています」

 《向かって右から3番目の男性裁判員は目を細め、同情するようなまなざしをウィリアムさんに向けた。検察側の尋問が終わり、ウィリアムさんは席を立つと、市橋被告の隣に座っていた刑務官がウィリアムさんの接近を防ぐように、2人の間に立った。顔を紅潮させたウィリアムさんが検察側の後方にある自席に戻ると、母親のジュリアさんがいたわるように背中をさすっていた》

 《堀田裁判長は閉廷を宣言した。傍聴人たちが次々と退廷する中、市橋被告は震えたまま動かない。刑務官たちが両脇を支えるようにして立たせたが、腰が抜けたように前屈みになった。刑務官たちに引きずられるようにしながら退廷する市橋被告の背中を、ウィリアムさんとジュリアさんはにらみつけていた》

 《第4回公判は11日午前10時から始まり、引き続きウィリアムさんや、ジュリアさんらの証人尋問が行われる》



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Tag:英国人女性殺害事件 冤罪 整形捏造 

Category:市橋達也の法廷ライブ

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市橋達也の法廷ライブ・7月8日第四回公判(6)~(9) 被告人質問2

2011/07/08/(Fri) 19:18

市橋達也の法廷ライブ・7月4日初公判(1)~(4)
http://hatajinan.blog61.fc2.com/blog-entry-270.html

市橋達也の法廷ライブ・7月4日初公判(5)~(8)
http://hatajinan.blog61.fc2.com/blog-entry-271.html

市橋達也の法廷ライブ・7月5日第二回公判(1)~(3)
http://hatajinan.blog61.fc2.com/blog-entry-272.html

市橋達也の法廷ライブ・7月5日第二回公判(4)~(8)
http://hatajinan.blog61.fc2.com/blog-entry-273.html

市橋達也の法廷ライブ・7月7日第三回公判(1)~(4)
http://hatajinan.blog61.fc2.com/blog-entry-275.html

市橋達也の法廷ライブ・7月7日第三回公判(5)~(10) 被告人質問
http://hatajinan.blog61.fc2.com/blog-entry-276.html

市橋達也の法廷ライブ・7月8日第四回公判(1)~(5) 被告人質問2
http://hatajinan.blog61.fc2.com/blog-entry-277.html


市橋達也の法廷ライブの補足・解説
http://hatajinan.blog61.fc2.com/blog-entry-274.html



2011-07-08 19-54-00

181dabd7-s_20110708201159.jpg
悪意丸出しの法廷イラスト。恐怖新聞かっw




【英国女性殺害 市橋被告4日目(6)】遺体放置しスポーツクラブへ…「普通の生活に戻りたかった」 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110708/trl11070815380009-n1.htm

2011.7.8 15:37 (1/5ページ)

 (13:20~13:50)

 《英国人英会話講師のリンゼイ・アン・ホーカーさん=当時(22)=に対する殺人と強姦(ごうかん)致死、死体遺棄の罪に問われた無職、市橋達也被告(32)の裁判員裁判第4回公判は約1時間の休廷を挟んで審理が再開した。午前に引き続いて若い男性検察官が市橋被告本人への被告人質問を進めていく》

 《堀田真哉裁判長が入廷したのに続いて、市橋被告が法廷に入ると、傍聴席から向かって右側の検察官の席の後ろに座るリンゼイさんの両親に向かって深く頭を下げた。初公判以来、繰り返されてきた光景だが、リンゼイさんの父、ウィリアムさんと母、ジュリアさんは顔をそむけて市橋被告の顔を見ようとしなかった》

 裁判長「それでは再開します」

 検察官「リンゼイさんの手や足に粘着テープを使ったということですね?」

 被告「あると思います」

 《検察側の冒頭陳述によると、市橋被告がリンゼイさんに乱暴する際、電気コードなどを束ねる結束バンドと粘着テープを使って手足を縛ったとしている》

 検察官「手に粘着テープを使ったのはいつ?」

 被告「…」

 《思いだそうとしているのか10秒間以上の沈黙が続いた》

 被告「いつなのかは分かりません」

 検察官「何のために使ったの?」

 被告「リンゼイさんが逃げないようにするためです」

 検察官「足に粘着テープを使ったのはいつ?」

 被告「リンゼイさんの手首、足首にはめた結束バンドの上にそれぞれ(粘着テープを)貼ったのか、手のバンドの上に貼ったか、足のバンドの上に貼ったか思いだせません」

 「結束バンドの周りに(粘着テープを)貼っているのは覚えていますが、それがいつなのか、どの個所なのか分かりません」

2011.7.8 15:37 (2/5ページ)

 《市橋被告は一言一言、言葉を選ぶようにゆっくりした口調で説明していく。女性通訳が、法廷にいるリンゼイさんの家族らのためにそれを英語に翻訳していくが、市橋被告に合わせてか、ゆっくりしたペースになっている》

 《ここで検察官が質問を変える》

 検察官「あなたは、なぜ、リンゼイさんのご遺体を土で埋めるという発想になったのですか」

 《市橋被告は、リンゼイさんの死亡後、バスタブに入れたリンゼイさんの遺体に土をかけて埋めている》

 被告「いま考えればなぜあんなことをしたのかという考えは出てくるが、あのとき、なんであんなことを…。あのとき、何のためにしているのか分かっていませんでした。申し訳ありません」

 《市橋被告の声の震えがどんどん大きくなっていく》

 検察官「土に埋めた理由の一つは警察に捕まりたくなかったことがあったのでは?」

 被告「いえ、あのときは、ベランダに…」

 《はあ、はあ、と市橋被告の激しい息づかいがマイクを通じて法廷内に響く。市橋被告は何度も言い直そうとする》

 被告「リンゼイさんのご遺体が入ったバスタブをベランダに出し、土をかぶせたことは覚えています。なぜやったかは、私は分かっていませんでした」

 《市橋被告は「はあ」と大きな息を吐き、「すいません」とつけ加えた。声は激しく震えている》

 検察官「あなたが土を購入したとき、脱臭剤なども買ったのはなぜですか」

 《検察側冒頭陳述などによると、市橋被告はリンゼイさん殺害後の平成19年3月26日夕に一度外出して近くのホームセンターで土や脱臭剤を購入している》

 被告「分かりません。しかし、私は土と一緒にそれらを買っています」

2011.7.8 15:37 (3/5ページ)

 《検察官は矢継ぎ早に質問する》

 検察官「リンゼイさんの頭髪を切ったのはなぜですか」

 被告「髪を切った行為自体覚えていないのです。ただ、私とリンゼイさんしかいませんでした。髪を切ったのは私です」

 《ジュリアさんは目を押さえた》

 検察官「警察が訪ねてきたとき、スポーツクラブに出かけようとしていましたね?」

 被告「そうだと思います」

 検察官「なぜ、リンゼイさんを土に埋めたあと、スポーツクラブに行こうとしたのですか」

 被告「それは、いま考えれば…」

 《ここで市橋被告は「いま考えればということでもいいですか」と検察官に尋ねる。検察官は「はい」と応じた》

 被告「(同年3月)26日午後2時か3時の間に目が覚めてリンゼイさんの状態を確かめ、夢なら覚めればいいと、夢か現実か分からない状態になっていました」

 「(スポーツクラブに出かけようとしたのは)普通の生活に戻りたかったのかもしれません。いまから考えると、このことぐらいしか答えられません」

 《右から2番目の裁判員はあごに手を当て納得がいかないような表情で市橋被告の証言に聞き入っている》

 検察官「警察官が来たとき、あなたはなぜ逃げたのですか」

 被告「玄関から出ると警察の方がいました。警察官に囲まれ、『リンゼイさんのことを知っているか』と尋ねられると、私がリンゼイさんにしたことが頭に浮かんできました」

 「そのときリンゼイさんが言った『私の人生は私のもの』ということが分かりました。急に怖くなりました。私は卑怯(ひきょう)にも逃げ出しました。申し訳ありませんでした」

2011.7.8 15:37 (4/5ページ)

 《リンゼイさんは市橋被告に拘束され、乱暴された状況の中、『子供をたくさん産みたい。私の人生は私のもの』と市橋被告に語っていた。このときの光景を思い出したのか、市橋被告の声のトーンが高まる。はあ、はあという息づかいも聞こえる》

 《この後、検察官が強姦の際に使った避妊具をどう捨てたのかの確認を行う。市橋被告は「ゴミ箱として使っていたバケツに捨てた」と説明した》

 《検察官はバケツから発見された証拠品の写真を法廷内に設置された大型モニターに映しながら「避妊具も結束バンドや粘着テープと一緒にレジ袋に入れて捨てたのでは」と質問するが、市橋被告は「違う。バンドなどは強姦の後も切っていない」と否定した》

 《ウィリアムさんは厳しい目付きで市橋被告の言葉を翻訳する女性通訳を見ている》

 《検察官はまた質問を変える》

 検察官「調書では、リンゼイさんの首を絞める状況がどう記載されていますか」

 被告「リンゼイさんが動かなくなる直前の様子のことですか」

 検察官「はい」

 被告「調書では『リンゼイさんの首を絞めました』となっています」

 検察官「調書では、リンゼイさんが『I got it(アイ・ガット・イット=分かった) アハハ』と言った後、首を絞める力を強めたと書いていますね?」

 《市橋被告は「もう一度お願いします」と聞き直し、検察官が質問を繰り返す》

 被告「調書には書いています」

 検察官「黙秘をやめた理由は、遺族が事件の経緯を知りたいと言っていると聞かされたからですね」

2011.7.8 15:37 (5/5ページ)

 《市橋被告は再び「もう一度お願いします」と聞き直したあと、「『遺族はどのように家族が亡くなったか知りたいものだ』と聞かされたことが黙秘をやめた理由の一つだ」と答えた》

 《ジュリアさんは口に手を当て険しい表情で市橋被告の言葉を聞いている。検察官が「調書では市橋被告の要請で削除した部分もあるはずだ」と尋ねると、市橋被告はまた、「もう一度お願いします」と口にし、検察官が語気を強めながら同じ質問を繰り返した》

 被告「あります」

 検察官「調書に署名する前でも弁護人が重ねて接見に行っていますね?」

 被告「もう一度お願いします」

 《検察官は、調書の殺害の部分は違うと主張する市橋被告側に対して、調書は被告が言う通りに作成されたとの証言を引き出したいようだ。検察官が質問を重ねる》

 被告「取り調べ中も何度も(弁護人が)接見に来ましたが、『事件のことを話す』と言って調書を取り始めてからは(弁護人と)会っていません」

 《思うようにかみ合わないやり取りに、男性検察官の声のトーンが高まっていく》




【英国女性殺害 市橋被告4日目(7)】「結構です」「もういいです」 遺族の代理人弁護士が登場 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110708/trl11070816170010-n1.htm

2011.7.8 16:14 (1/6ページ)

 (13:50~14:30)

 《英国人英会話講師のリンゼイ・アン・ホーカーさん=当時(22)=に対する殺人と強姦(ごうかん)致死、死体遺棄の罪に問われた無職、市橋達也被告(32)の裁判員裁判の第4回公判は、検察側による被告人質問が続いている》

 検察官「(供述)調書の中には、あなたがリンゼイさんの首付近に腕をまわしたという記載はないですね?」

 被告「はい、ありません」

 検察官「あなたは検察官に対して、『リンゼイさんの首付近に腕をまわした』と言ったのですか」

 《市橋被告はしばらく沈黙した》

 被告「私はお話ししていました」

 検察官「重要なのでもう一度聞きますね。あなたはなぜ、(事実と)違うと思ったのに、供述調書に署名したのですか」

2011.7.8 16:14 (2/6ページ)

 《市橋被告は、主語と述語の使い方に気を使っているのか、ところどころつっかえながら話しはじめた》

 被告「納得は、納得はいっていませんでした。リンゼイさんが動かなくなる前までの部分について、私は納得していません。事件の、私は事件の概要を説明したかった。私が、私がその時点でははっきり、覚えていないもので、重要でないものは(供述)調書から削ってもらっています」

 「でも、リンゼイさんが動かなくなる前の部分は、(供述調書に)どうしても必要で、(検察官に)『(リンゼイさんが)逃げないように覆いかぶさった』と説明したとき、検事さんが『手で首を絞めたということか』と言いました」

 「あの日は、最後の取り調べの日で、私は事件の概要と、私の謝罪の気持ちだけは、形に残しておきたかった」

 「だから、(供述)調書では、概要は正しい…。リンゼイさんが動かなくなる前の様子には、納得がいかないけれど、私にとって、概要と、謝罪だけ載せてもらえば満足でした。だから署名しました」

 《市橋被告の長い説明のあいだ、通訳を聞いていたリンゼイさんの父、ウィリアムさんが「ふざけるな」というような口の動きをする》

 検察官「あなたは強姦致死で起訴されているのですよ。だから、首を圧迫したという、そこが一番重要だとは思わなかったのですか?」

 被告「接見した弁護士の先生は、『話さないなら、接見の期間中、話さなくていい。裁判で話せばいい』と仰った。でも、私はどうしても謝罪の気持ちと、何があったかの概要はリンゼイさんの家族に伝えてほしかった。だから、そう思わなかった」

 《検察側の席の後ろに座った、リンゼイさんの両親の男性代理人弁護士から、前列に座った検察官らに紙が渡される。男性検察官は、堀田真哉裁判長に、男性代理人弁護士からの質問の要請をした》

2011.7.8 16:14 (3/6ページ)

 《弁護側、裁判官側で、しばらくやりとりがあった後、堀田裁判長が男性代理人弁護士の被告人質問を15分だけ許可した。男性代理人弁護士は、堀田裁判長に礼を言った後、市橋被告に質問をした》

 代理人弁護士「結束バンドについて話します。弁護人の主尋問では、1年前にホームセンターで購入したということだったよね?」

 弁護人「異議あり。1年前とは言っていません。(事件の)前の年です」

 《男性代理人弁護士は、男性弁護人の異議にやや鼻白んだ様子だったが、気を取り直して質問を続ける》

 代理人弁護士「前の年?」

 被告「はい」

 代理人弁護士「前の年に…」

 《男性代理人弁護士の質問を、今度は通訳がさえぎった。男性代理人弁護士は「やりにくいなぁ」というように苦笑いした》

 代理人弁護士「前の年に買ったものを収納棚に保管していたということで、間違いないですか」

 被告「玄関の物置の上にある、壁際の収納棚に入れて、まとめて置いてありました」

 《男性代理人弁護士は、大型モニターに、事件当時の市橋被告の部屋の見取り図を映し出し、市橋被告に収納棚の位置を指で示させた》

 代理人弁護士「リンゼイさんを家に連れてくる前に、あなたが結束バンドを最後に見たのはいつですか」 

 被告「もう一度」

 《男性代理人弁護士は質問を繰り返した》

 被告「私は前の年に、結束バンドをホームセンターで買いました。部屋の電気コード類をまとめられないか、と思ったからです。ホームセンターから家に戻って、45センチの結束バンドを束ねて、壁に掛けられないか確かめました。でも、束ねられても、壁に掛ける方法が分からなかった。だから収納棚にしまいました。最後に見たのが、いつかと聞かれると、買ってからすぐに使用しようとしたときです」

2011.7.8 16:14 (6/6ページ)

 《25日の深夜まで、その女性と焼き肉デートをしていたという市橋被告だが、男性代理人弁護士は、その後、リンゼイさんと会うまでの空白の6時間について質問した》

 被告「私が部屋に戻ったのは午前4時ごろです。私は家計簿をつけていたので、(家に)戻った後は、その日使ったお金をつけていました。そのあと、リンゼイさんと会う約束があったので、寝たと思います」

 代理人弁護士「その間、あなたは粘着テープを切ったり、結束バンドをわっかにしたりして、(犯行の)準備をしていたのではないですか」

 被告「準備…」

 《市橋被告の答えをさえぎって、男性代理人弁護士は質問を変えた》

 代理人弁護士「あなたが(強姦の時)結束バンドを取りに行こうとしたら、リンゼイさんは逃げようとしましたか」

 被告「…私は」

 代理人弁護士「結構です」

 弁護人「異議あり。被告は答えようとしています」

 《市橋被告の答えをさえぎろうとした男性代理人弁護士に、弁護人は異議を申し立て、認められた》

 《かみ合わないやりとりのあと、市橋被告は「(逃げようと)していません」と答えた》

 《その後、男性代理人弁護士の「息ができなくなったら死ぬと分かっているのか」との質問に、市橋被告がまわりくどい答えを返した後、男性代理人弁護士は質問を終えた》

 代理人弁護士「結構です。終わります」

 《堀田裁判長は、見取り図をもとに市橋被告の説明を確認した後、約20分間の休廷を宣言した》




【英国女性殺害 市橋被告4日目(8)】「私を帰さないと大変なことに…」カッとなり殴る - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110708/trl11070817020011-n1.htm

2011.7.8 17:00 (1/4ページ)

 (14:50~15:20)

 《平成19年3月に英国人英会話講師のリンゼイ・アン・ホーカーさん=当時(22)=が殺害された事件で、殺人と強姦(ごうかん)致死、死体遺棄の罪に問われた無職、市橋達也被告(32)の裁判員裁判の第4回公判は20分の休廷を挟み、再開された

 《入廷してきた市橋被告はこれまで通り、検察側の後方に座るリンゼイさんの両親に向かって頭を下げ、証言台の席に着席。裁判員らによる被告人質問が始まり、向かって右から3番目に座る男性裁判員が質問をするために挙手をした》

 裁判員「(19年3月25日から)リンゼイさんを入れていた(取り外し可能な)浴槽は4畳半のどこに置いてあったのでしょうか」

 《堀田真哉裁判長が「図で示してもらいましょう」と言い、大型モニターに現場見取り図が映し出される。そして、4畳半の部屋の左下の角を指す市橋被告の指が映った》

 被告「ここです」

 《指を指した場所の下の方に「ラジカセ」と書かれたマークがあった。上の方には「物入れ」と書かれたスペースがあった》

 裁判員「被害者の頭はラジカセの方を向いていましたか。物入れの方を向いていましたか」

 被告「物入れのほうです」

 裁判員「浴槽の中にリンゼイさんがいたとき、(市橋被告は)左こめかみをリンゼイさんに殴られて壁に頭をぶつけたとされています。どのようにぶつけたのでしょうか」

 被告「私が右のこめかみをぶつけたのはここです」

 《市橋被告は4畳半の左側の壁を指さしたが、直後に発言を訂正する》

 被告「すみません。(壁にぶつけたのは右こめかみではなく)右の頭です」

 裁判員「ありがとうございます」

2011.7.8 17:00 (2/4ページ)

 《堀田裁判長は「今の質問に関連して、私からも質問します」と言い、大型モニターに浴槽の見取り図が映し出された。堀田裁判長は浴槽のどの部分が壁と接していたかを尋ね、市橋被告は浴槽左側の縁部分を指した。堀田裁判長は「ほかの方はいかがですか」と裁判員らに声をかけ、左から2番目の男性裁判員が挙手をする》

 裁判員「(縛って浴槽に入れていた)リンゼイさんを2回殴ったときに『カッとなった』ということでした。たばこを吸うことを拒否したやり取りがあって、『カッとなった』ということですが、そのときのやり取りを教えてください」

 被告「リンゼイさんが『たばこを吸いたい』と言ったとき、私は『できない』と言いました。その後も、リンゼイさんは『たばこを吸いたい』と3度ほど頼んできました。リンゼイさんからたばこを吸いたいと言われる前、私はリンゼイさんの手首の結束バンドをキッチンバサミで切りました。リンゼイさんに『足も外してほしい』と言われ、私は『できない』と言いました」

 「そしてリンゼイさんに『たばこを吸いたい』と言われて断った後、リンゼイさんに(再び)『足が痛いから足のバンドを外して』と何回か言われました。私が『やはりできない』と言うと、リンゼイさんは『棒のようなものに(私を)つなげればいい』と言いました。しかし私の部屋には棒はありませんでした」

 《リンゼイさんとのやり取りを細かく述べる市橋被告。説明はさらに続く》

 被告「リンゼイさんから『たばこを吸いたい』と言われる前、リンゼイさんから『甘い物がほしい』と言われ、台所にあった黒砂糖をリンゼイさんの口に入れました。『たばこを吸いたい』と言われた後、今度は『白砂糖がいい』と言われました。白砂糖はありませんでした」

 「だんだんイライラしてきました。私が考えていたことは何とか…リンゼイさんに許してもらい、(リンゼイさんを)帰したかった。でもだんだんイライラしてきました。イライラしてるとき、リンゼイさんに『私を帰して。帰さないと大変なことになる』と言われ、私はカッとなりました」

2011.7.8 17:00 (3/4ページ)

 《長い間しゃべり続けた市橋被告。通訳も長くなり、リンゼイさんの父親のウィリアムさんは女性通訳の顔を見ながら耳を傾けていた。通訳が終わり、続いて左端に座る男性裁判員が質問を始めた》

 裁判員「結束バンドについて質問します。(英会話レッスンを終えて2人で)部屋に戻り、そのあともみ合いになり、リンゼイさんの手足に結束バンドをつけたと言っていましたが、それ以降、足の結束バンドを外したことはありますか」

 被告「はい、あります」

 裁判員「どんな状況で外したのか説明してください」

 被告「4・5畳(4畳半)の和室で、浴槽の中にリンゼイさんを入れていましたが、リンゼイさんは私に『トイレに行きたい』と言いました。私は(トイレに行かせるため)リンゼイさんの足の結束バンドをキッチンバサミで切りました」

 裁判員「リンゼイさんがトイレから戻ってきたところで、再び足に結束バンドをはめたのですか」

 被告「はい、そうです」

 裁判員「部屋に戻ってきたとき、部屋の明るさはどんな感じですか」

 《ここで堀田裁判長が「いつのことですか」と質問を詳しくするよう促した》

 裁判員「(事件当日、レッスンを行った)コーヒーショップから帰ってきて、部屋に入ったときのことです」

 被告「玄関を開けます。玄関にはライトがついていません。廊下から続く台所、リビングの…リビングはカーテンが開いていて、日の光が廊下に差し込んでいました。玄関から左手にある浴室と、洗濯機のある水場は真っ暗でした」

2011.7.8 17:00 (4/4ページ)

 「玄関から入って右手にある5・5畳の洋室はカーテンが開いていて、日の光が入っていました。ライトはついていません。4・5畳の和室と、6畳の和室もカーテンが開いていたので、日の光が入り、明るかったです。私が帰ってきたとき、どの部屋も照明はついていませんでした」

 裁判員「照明をつける機会はありましたか」

 被告「あります」

 裁判員「4・5畳の和室に浴槽を持っていき、リンゼイさんを入れたとしているが、それ以降、照明を消したことはありますか」

 被告「もう1度お願いします」

 裁判員「まず2人で4・5畳の部屋にいたとき、照明をつけましたか」

 被告「つけました」

 裁判員「その後、消す機会はありましたか」

 《市橋被告はしばらく沈黙した後、口を開いた》

 被告「リンゼイさんが動かなくなるまで、照明は消していません。(リンゼイさんが死亡した後の)26日午後2時か午後3時ごろに私が目を覚ましたときに、4・5畳の和室の照明がついていたかは覚えていません」

 《検察側や弁護側による質問のときに比べ、やや落ち着いた様子で説明する市橋被告。裁判員らによる被告人質問は続く》




【英国女性殺害 市橋被告4日目(9)】結束バンドと避妊具を準備? 裁判官が「計画性」追及 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110708/trl11070817550012-n1.htm

2011.7.8 17:54 (1/5ページ)

 (15:20~16:08)

 《英国人英会話講師のリンゼイ・アン・ホーカーさん=当時(22)=に対する殺人と強姦(ごうかん)致死、死体遺棄の罪に問われた無職、市橋達也被告(32)の裁判員裁判の第4回公判は、裁判員の被告人質問が続いている》

 《1番右の男性裁判員から、リンゼイさんが大声を出した回数についての質問があり、市橋被告は「2回」と答える》

 裁判員「その2回は、リンゼイさんを押し倒したときと、リンゼイさんが逃げようとしたときの2回ですか」

 被告「はい」

 裁判員「その他の時は、大声を出される心配はしませんでしたか」

 被告「しました」

 《これまでの公判で、市橋被告はリンゼイさんを乱暴する際、粘着テープで口などをふさいだことを明らかにしており、市橋被告は再びその経緯を説明した》

 裁判員「殴った後にテープを貼って、はがしたということですよね。それ以外の時は貼らなかったんですか」

 被告「リンゼイさんの口ですか」

 裁判員「はい」

 被告「はい、そうです」

 《続いて左から3番目の男性裁判員が、犯行当日、待ち合わせから市橋被告の部屋に入るまでの時間について、質問を求める》

 裁判員「タクシーに乗り(市橋被告の)マンションの前で降りました。そこから室内に入るまでの会話はありましたか」

 被告「…ないですよ。えっと…しかしリンゼイさんが部屋に入るとき、『どうぞ』と一言いいました。あとはありません」

2011.7.8 17:54 (2/5ページ)

 《男性裁判員は腕を組み、考え込む様子だ。次に右から2番目の男性裁判員が「浴槽を外した経験があったのか」と質問。市橋被告は「掃除するときに取り外したことがある」などと答えた》

 《続いて裁判官の質問に移り、左陪席の女性裁判官が質問する》

 裁判官「4畳半の和室でリンゼイさんを浴室に入れた後、あなたはどこにいましたか」

 被告「私も和室にいました」

 《廷内の大型モニターに市橋被告の部屋の見取り図が表示され、女性裁判官はリンゼイさんが入った浴槽と市橋被告の詳細な位置関係について尋ねる》

 裁判官「そこでずっと会話をしていたんですか」

 被告「ずっとではないが、会話をするときはそこに座っていました」

 裁判官「被害者と一緒に浴槽の中に入ったことはありましたか」

 被告「私の体全部を浴槽の中に入れたことはありません。しかし、リンゼイさんを殴ったときは浴槽の中に入るような姿勢になりました」

 《女性裁判官は市橋被告に殴られたリンゼイさんの顔のアザについて確認した後、再び殺害時の状況に話を戻す》

 裁判官「あなた自身が声を出したことはありませんでしたか」

 被告「ありません」

 裁判官「なぜ、逃げられないように、そこまで、押さえる体勢だったんでしょうか」

 被告「押さえ込むまで、リンゼイさんは大声を出していました。それで、私が上から覆いかぶされば…」

2011.7.8 17:54 (3/5ページ)

 《突然、声を震わせ涙声になる市橋被告。公判では断続的にこうした場面が見受けられる》

 被告「声も漏れなくなると…思ったからです…」

 裁判官「確認ですが、なぜそこまでして逃げられないようにしたんでしょうか」

 被告「リンゼイさんにあのとき逃げられたら、警察に通報されることは分かっていました。通報されずにリンゼイさんが帰れるようになるまで、逃げてほしくありませんでした」

 《リンゼイさんの母、ジュリアさんは両手で両目をおさえ、市橋被告を直視できない様子。父、ウィリアムさんがジュリアさんに手を添えて支える》

 《女性裁判官は、最後に犯行当時の体格について尋ね、市橋被告は身長180センチ、体重は「大体70キロと少し」と返答。続いて右陪席の男性裁判官が質問を始める》

 裁判官「リンゼイさんが一緒に(マンションの)エレベーターに乗ったのはどうしてですか」

 被告「分かりませんが、私は金を取りに行くといってリンゼイさんとタクシーに乗りました。タクシーを降りると、私はマンションの方に歩いていきました。リンゼイさんも私の後をついてきました。リンゼイさんとしては、金を取りにいくのだからついてきたんだと思います」

 《男性裁判官は、入室直後の乱暴時の状況について尋ねていく》

 裁判官「リンゼイさんを拘束するにあたり、結束バンドを収納棚から取り出していますね」

 被告「はい」

 裁判官「どのように収納棚から結束バンドをとったんですか。その時、あなたはリンゼイさんに馬乗りでしたか」

 被告「そうではありません」

 裁判官「リンゼイさんの体から離れて結束バンドをとったんですか」

 被告「いいえ、離れていません。右手をリンゼイさんの体に置いた状態で、左手を伸ばし収納棚の扉を開けました。手でゴソゴソ探して結束バンドを見つけ、棚の下に落としました」

 裁判官「その後、避妊具を装着してリンゼイさんを姦淫していますが、避妊具はどこから取り出しましたか」

 被告「物置の棚の下にいつも置いていました」

2011.7.8 17:54 (4/5ページ)

 《男性裁判官は見取り図を取り出し、堀田真哉裁判長と小声で相談する》

 裁判官「物置の棚とはどこのですか」

 被告「すいません、げた箱の棚の上、靴箱の棚の上です」

 裁判官「結束バンドと同じ場所ですか」

 被告「違います」

 裁判官「結束バンドも靴箱の収納棚ですよね」

 被告「違います」

 《首をひねる男性裁判官。結束バンドと避妊具が不自然に同じ場所に置かれていたとすれば、リンゼイさん暴行の計画性を示す可能性もある》

 裁判官「では、避妊具を装着するまででもいいですが、リンゼイさんが声を出したり泣いたりしたことはありますか」

 被告「ありません」

 《男性裁判官は最後に、リンゼイさんから脱がせた服の処理について尋ね、質問を終了。堀田裁判長の質問に移る》

 裁判長「リンゼイさんを姦淫する前にもみ合ったということですが、被害者に対してしたことを具体的に教えてください」

 被告「私は上から馬乗りになり、あおむけのリンゼイさんの両手を私の両手で押さえ込み、リンゼイさんも足を強く動かして抵抗しているので、私は両足ではさみ、押さえ込むようなことをしました。リンゼイさんの足が抜け出すと、私はまた足ではさもうとしました」

2011.7.8 17:54 (5/5ページ)

 《市橋被告は熱に浮かされたように、言葉をついでいく》

 「リンゼイさんは体を押さえ込まれても体を大きく動かしていた。私は体を密着するようにして押しつけていました…」

 《裁判員、裁判官の被告人質問が終了し、弁護側は先ほど話に出た避妊具の位置について補足の質問をする》

 弁護人「コンドームはなぜ玄関の棚に置いていたのですか」

 被告「当時付き合っていた女性と肉体関係があり、外出するときに持っていけるように置いていました」

 《この後、弁護側の追加証拠についてのやり取りを行い、堀田裁判長は約15分の休廷を告げた》


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Tag:英国人女性殺害事件 冤罪 整形捏造 

Category:市橋達也の法廷ライブ

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市橋達也の法廷ライブ・7月8日第四回公判(1)~(5) 被告人質問2

2011/07/08/(Fri) 18:30

市橋達也の法廷ライブ・7月4日初公判(1)~(4)
http://hatajinan.blog61.fc2.com/blog-entry-270.html

市橋達也の法廷ライブ・7月4日初公判(5)~(8)
http://hatajinan.blog61.fc2.com/blog-entry-271.html

市橋達也の法廷ライブ・7月5日第二回公判(1)~(3)
http://hatajinan.blog61.fc2.com/blog-entry-272.html

市橋達也の法廷ライブ・7月5日第二回公判(4)~(8)
http://hatajinan.blog61.fc2.com/blog-entry-273.html

市橋達也の法廷ライブ・7月7日第三回公判(1)~(4)
http://hatajinan.blog61.fc2.com/blog-entry-275.html

市橋達也の法廷ライブ・7月7日第三回公判(5)~(10) 被告人質問
http://hatajinan.blog61.fc2.com/blog-entry-276.html




市橋達也の法廷ライブの補足・解説
http://hatajinan.blog61.fc2.com/blog-entry-274.html




2011-07-08 19-53-56

2011-07-08 19-54-10



【英国女性殺害 市橋被告4日目(1)】殺害後12時間も意識失い「夢であってほしい…」 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110708/trl11070811360002-n4.htm

2011.7.8 11:34 (1/4ページ)

 (10:00~10:20)

 《千葉県市川市のマンションで平成19年、英国人英会話講師のリンゼイ・アン・ホーカーさん=当時(22)=が殺害された事件で、殺人と強姦(ごうかん)致死、死体遺棄の罪に問われた無職、市橋達也被告(32)の裁判員裁判の第4回公判が8日、千葉地裁(堀田真哉裁判長)で始まった。7日の第3回公判では弁護側が市橋被告本人への被告人質問を行ったが、今回は検察側による質問が予定されている》

 《市橋被告は第3回公判で、リンゼイさんとの出会いから、暴行、死に至らしめた経緯などを詳細に語った。だが、公判の最大の争点となっている殺意については「(死んでもいいとは)思っていませんでした」と明確に否定。左腕を巻き付け、リンゼイさんに覆いかぶさったとされる時間も「短かった」などと証言した》

 《検察側は「強姦後に犯行を防ぐ目的があり、3分以上、相当な力で首を圧迫し続けた」と主張しており、市橋被告の証言と対立している。また、英語のレッスン料を忘れたため、リンゼイさんと一緒に自宅に取りに行ったとする市橋被告に対し、検察側は「強姦目的の口実」としており、この点でも大きな隔たりがある》

 《午後からはリンゼイさんの父、ウィリアムさんに対する証人尋問も予定される。被害者参加人として参加してきた公判では、指を立てるしぐさを見せたり、にらみつけたりと、市橋被告への怒りを隠さなかったウィリアムさんは、何を訴えるのか》

 《午前9時58分、ウィリアムさんと、リンゼイさんの母、ジュリアさんが入廷し、傍聴席右側の検察官席の後ろに着席した。2人は時折、笑顔も見せながら通訳と打ち合わせをしている》

2011.7.8 11:34 (2/4ページ)

 《9時59分、市橋被告が左側の扉から入廷した。白い長袖のワイシャツに黒のジーンズ姿。顔は青白く、うつむいたままで、ウィリアムさんらに軽く一礼した。ウィリアムさんらの笑顔は消え、市橋被告に厳しい視線を向けた》

 《市橋被告は初公判で、ウィリアムさんらに土下座し、改悛(かいしゅん)の意を示した。しかし、犯行後に約2年7月に及ぶ逃亡生活を送った点について、市橋被告の口からは語られていない》

 《続いて裁判長、裁判官、裁判員6人も入廷。全員が起立、一礼した後の午前10時、堀田裁判長が開廷を告げた。まずは7日に続き、弁護側による被告人質問だ。市橋被告がゆっくりと証言台に向かい、裁判長にうながされて椅子に腰を下ろした》

 弁護人「あなたはリンゼイさんに人工呼吸をしたり、心臓マッサージをしたと言いましたね」

 被告「はい」

 弁護人「それでも被害者の意識は戻らなかった?」

 被告「はい」

 弁護人「そのあと、どういう行動を取りましたか」

 被告「リンゼイさんは動きませんでした。それを見たら、私は全身の力がなくなって、意識がなくなっていました」

 弁護人「事件は(19年)3月26日午前2時から3時ころと言われましたね。あなたの意識が回復したのは、どれくらいたってからですか」

 被告「26日の午後2時か3時の間でした」

 弁護人「約12時間くらい、意識がなかったと」

2011.7.8 11:34 (3/4ページ)

 被告「はい」

 弁護人「目覚めた事情は」

 被告「事情はありません。リンゼイさんにマッサージを繰り返したけど、全く動かなかった。そこから全く覚えてなくて、目が覚めたら外が明るかった」

 弁護人「その時の精神状態はどうでしたか」

 被告「これが現実なのか、夢なのか分かっていなかった。分かっていませんでした」

 弁護人「なぜそんな心理になったのですか」

 被告「最悪な状態になりました。これが夢であってほしいと思いました。現実が分からなくなっていました」

 《市橋被告は涙声になった。弁護側は続いて、リンゼイさんが大声を出さないよう口などに貼ったとされる粘着テープについて質問した》

 弁護人「いつの時点で、被害者にテープを使ったかは覚えていますか」

 被告「覚えています」

 弁護人「それはいつ?」

 被告「私は3月25日の昼にリンゼイさんを殴っています。そのあと、リンゼイさんが大声を出さないよう、口や、口から頭のまわりにかけて粘着テープを貼っています」

 弁護人「それで、どうなりましたか」

 被告「口に貼ると声が出ないと思いましたが、リンゼイさんが口をもごもごさせると、唾液がついて、すぐテープが口からはずれました。何回かやってもはずれるので、諦めてはずしました」

 弁護人「粘着テープは、なぜ家にあったのですか」

2011.7.8 11:34 (4/4ページ)

 被告「私は以前から、床の掃除に粘着テープを使っていました」

 《第3回公判で、市橋被告はリンゼイさんの拘束に使った結束バンドについて、配線コードをまとめて壁にかけるため平成18年に購入したと証言していた。弁護側はこの粘着テープを含め、市橋被告の犯行に計画性がなかったことを主張したいようだ》

 《続いてリンゼイさんを入れていた浴槽の図面が、法廷の大型モニターに映し出された。頭を置く傾斜部分がA面、足を置く部分がC面と記されている》

 弁護人「リンゼイさんの入れ方は、A面の部分に背中がつく形でいれたのですか」

 被告「そうです」

 弁護人「足はC面ですか」

 被告「そうです」

 弁護人「リンゼイさんは同じ姿勢で座っていたのですか」

 被告「リンゼイさんはじっとしていませんでした。時々、動きました」

 《父親のウィリアムさんは市橋被告をにらみつける。母親のジュリアさんは隣に座る通訳の方に顔を向けたままだ》

 弁護人「あなたはリンゼイさんを2回殴ったと言っていましたが、どこを殴ったのですか」

 被告「私も浴槽に入るようにして、顔を殴りました」

 弁護人「入るようにしてとは、被害者と相対する形ですか」

 被告「そうです」

 弁護人「あなたはリンゼイさんに電話番号や似顔絵を書いて渡していますよね。被害者と連絡が取れないことを不審に思われ、すぐ、あなたに結びつくとは思いませんでしたか」

 被告「思いました」

 弁護人「あなたはリンゼイさんと人間関係を作って、早く帰そうと思っていたとも話していましたが、どのくらいで帰そうと思ったのですか」

 被告「彼女に悪いことをした気がしたので、許してもらえたら、彼女を帰したかった。でも、私は、彼女を殴ってしまったのです」

 《市橋被告の声は、徐々に小さくなっていった》




【英国女性殺害 市橋被告4日目(2)】「警察に言わないから私を帰して!」リンゼイさんの悲痛な願いに被告は… - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110708/trl11070812020004-n1.htm

2011.7.8 12:01 (1/3ページ)

 (10:20~10:34)

 《英国人英会話講師のリンゼイ・アン・ホーカーさん=当時(22)=に対する殺人と強姦(ごうかん)致死、死体遺棄の罪に問われた無職、市橋達也被告(32)の裁判員裁判第4回公判は、男性弁護人による市橋被告本人への被告人質問が進められている》

 《リンゼイさんを乱暴した後もかなくなに解放しようとせず、自宅に監禁し続けた市橋被告。この状況について質問する弁護人に対して「リンゼイさんに許してもらえたら帰したかった」との弁解を続けた》

 被告「リンゼイさんからは『警察には言わない。言わないから私を帰して!』と言われました」

 弁護人「それを聞いて?」

 被告「帰してあげたかった」

 弁護人「なぜ帰さなかったのですか」

 《弁護人はやや語気を強め、ゆっくり質問する。涙声で話し続けている市橋被告が、はなをすする音が法廷に響く》

 被告「私が顔を殴ったせいでリンゼイさんの目の下が黒くなっていました」

 「いま帰したらリンゼイさんが警察に言わなくても、ルームメートや周囲の人たちが問題にする。『今は帰せない』と思いました」

 《検察官の後ろに座るリンゼイさんの父、ウィリアムさんは、鋭い目つきをしたまま、女性通訳の言葉に耳を傾けている》

 弁護人「だから当時、付き合っていた女性に『1週間ぐらい会えない』とメールを出したわけですね?」

 被告「はい」

 《これまでの公判では、市橋被告がリンゼイさんに乱暴し、監禁した後の平成19年3月26日午前0時半ごろ、交際していた女性に『1週間ぐらい部屋にこもって勉強する。1週間電話しない』とメールを送ったとされる》

2011.7.8 12:01 (2/3ページ)

 《ここで弁護人が質問の内容を変える》

 弁護人「逮捕されたとき、あなたは最初から黙秘していた?」

 被告「事件のことは、黙秘していました」

 《傍聴席から向かって正面に座るいずれも男性の裁判員6人は、一様に真剣な表情でメモをしたりしながら証言を聞いている》

 弁護人「勾留質問で裁判官に何か言ったことは?」

 被告「あります」

 《逮捕後に行われた市橋被告に対する勾留の必要性を判断するための裁判所での答弁の内容を指しているようだ》

 弁護人「何と?」

 被告「『亡くなった方はもう何も話すことはできません。自分が間違ったことを訂正したり、自分に有利になることは言うことができないので、何も言いません』と言いました」

 弁護人「起訴の直前に事件の概要を話していますね?」

 被告「はい」

 弁護人「供述調書に取られていますね?」

 被告「はい」

 弁護人「なぜ、話す気になったのですか」

 被告「取調官からリンゼイさんの家族が来日していると聞きました。事件のことを話すことはありませんでしたが、謝罪はしたかった」

 《事件後、リンゼイさんの両親は、何度も来日し、事件解決を呼び掛け続けてきた。一言一言、言葉を選ぶように話す市橋被告は、感極まってきたのか、声の震えが大きくなった》

 被告「事件のことは話せない…。私は弱い人間です。事件のことを話すと、自分に有利な方に話をしてしまう。でも、謝罪だけはしたかった。でも、しゃべれない…」

 《市橋被告は震える声で供述に至った心の揺れを告白していく。法廷は市橋被告の声だけが響き、静まり返っている》

 被告「家族は、家族がどんなふうに亡くなったのか、どんな状況で亡くなったとしても、聞きたいと思っていると(取調官から)聞かされました」

 「私は、どんなふうに亡くなったか、なんて(家族は)聞きたくないと思っていました。それ(取調官の話)を聞いて事件のことを話さないといけないと思いました。でも…」

2011.7.8 12:01 (3/3ページ)

 《心の葛藤を話す市橋被告の言葉を女性通訳がはっきりした口調で英語に翻訳していく。ウィリアムさんの隣に座るリンゼイさんの母のジュリアさんは、あごに手を当て、考えるような表情をしながらメモを取っている》

 弁護人「調書は、読み聞かせてもらいましたか」

 被告「はい」

 弁護人「内容に間違いは?」

 被告「事件の経過については正しいです。しかし、リンゼイさんが動かなくなったときの様子は違っていました」

 弁護人「内容が違っているのに、署名をしたのはなぜ?」

 被告「私は、これでよかった。事件の流れがリンゼイさんのご両親に伝わればよかった。(両親に対する)謝罪の言葉をのせてもらった。それで十分でした」

 《ジュリアさんは首を軽く左右に振った。考え込むような表情のままメモを取り続けている》

 弁護人「最後の質問です」

 「あなたの供述を検察官は信用してくれましたか」

 被告「信用してくれませんでした」

 弁護人「以上です」

 《ここで堀田真哉裁判長が5分間の休憩に入ることを告げた》




【英国女性殺害 市橋被告4日目(3)】「質問を正確にお願いします」 長考し検察官には注文も - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110708/trl11070812390005-n4.htm

2011.7.8 12:38 (1/4ページ)

 (10:40~11:00)

 《英国人英会話講師のリンゼイ・アン・ホーカーさん=当時(22)=に対する殺人と強姦(ごうかん)致死、死体遺棄の罪に問われた無職、市橋達也被告(32)の裁判員裁判の第4回公判は約5分の休廷を挟んで再開する》

 《左側の扉から出てきた市橋被告は、証言台の前に立つと、リンゼイさんの両親に深く一礼したが、いつもと同じように顔をそむけられた》

 《検察側の被告人質問が始まった》

 検察官「先ほど、逮捕後一度話せば自分に有利なように話してしまうと言っていたのは、あなたが現実に思っていたことですか」

 《市橋被告は少し間を置いて話しはじめる》

 被告「そうはなりたくないと思っていました」

 検察官「供述調書を作成したとき、あなたはリンゼイさんの遺族に謝罪したかったのですか」

 被告「謝罪だけはずっとしたかった…」

 検察官「(供述)調書には謝罪の言葉が載っていたけれど、言葉だけで十分だと思って謝罪したんですか」

 《男性検察官は、市橋被告が逮捕後、断食して黙秘するなどの行動をとって、犯行状況について口をつぐんでいたことを指摘したいようだ。市橋被告はしばらく黙ったあと、一語一語しっかりと話しはじめた》

 被告「事件の内容と、私の気持ちが入ればよかったです」

 検察官「今述べた謝罪の気持ちってどういう気持ち?」

 被告「(供述)調書に書いてもらったことですか」

 検察官「はい」

 被告「供述調書に書いてもらったのは、『彼女の死について私には責任がある。私はその責任を取る』ということです」

2011.7.8 12:38 (2/4ページ)

 検察官「それ以上に謝罪の言葉を(供述調書に)載せてもらおうとは思わなかったの?」

 《市橋被告のはなをすする音が法廷に響く。泣いているようだ》

 被告「思いません。私がいくら言葉で謝っても、リンゼイさんは戻ってきません。私はちゃんとリンゼイさんの死について責任を取ると、それだけが言いたかった…」

 《リンゼイさんの父、ウィリアムさんの視線が宙をさまよっている。何かを考えているようだ》

 《男性検察官の質問は、犯行直前のリンゼイさんとのレッスンについてに移った》

 検察官「駅前の喫茶店で行ったレッスンについて、レッスン料を持っていないということは、レッスン開始前から気付いていたのですよね?」

 《市橋被告はしばらく黙った》

 被告「飲み物を注文して、代金を支払うときに気付きました」

 《男性検察官はため息をついた》

 検察官「『はい』、『いいえ』で答えられる質問は、『はい』か『いいえ』で答えてくれる?」

 「飲み物の代金を払うというのは、レッスンを受ける前だったのでしょ?」

 《市橋被告は、またしばらく黙った。しびれを切らしたように、男性検察官が声を荒らげる》

 検察官「黙秘したいのであれば、黙秘したいって言ってー…」

 被告「違います」

 《市橋被告が、男性検察官をさえぎって話しはじめた》

 被告「レッスンが始まったのがいつなのかを考えていて。飲み物を取ってきて席についてから始まったのか、それとも(千葉県市川市の東京メトロ)行徳駅で待ち合わせして、喫茶店に一緒に歩いて来るまでも話していたので、彼女のレッスンがどこで始まっているのか…。私は正確に答えたい。だから質問を」

2011.7.8 12:38 (3/4ページ)

 《いったん、市橋被告は口をつぐんだ》

 被告「だから質問を、もう少し正確にお願いします」

 《男性検察官は怒りを抑えているのか、腕を組んで下を向いた。後ろに座るリンゼイさんの両親を一瞬、振り返った後、質問を続けた》

 検察官「あなたがレッスン代金を忘れたと、リンゼイさんに言ったのは、喫茶店を出る直前ですか」

 被告「出る前です」

 検察官「どのくらい前?」

 被告「レッスンが、レッスンが終わる前です」

 検察官「いずれにしろ、店にいる間、レッスンの終わり際になって、リンゼイさんに代金を忘れたと伝えたんでしょう?」

 被告「そうです」

 検察官「喫茶店で、代金を払う時点でレッスン代を忘れたと気付いたなら、リンゼイさんを喫茶店で待たせて、代金を取りに行けばよかったじゃないですか」

 被告「そうです」

 検察官「あなたの話を総合すると、今後もリンゼイさんのレッスンを受けていたいということじゃないですか」

 被告「そうです」

 検察官「レッスンが終わり際の段階になって、レッスン料金取りに行く。そんな行動をすれば、信用されずにレッスンを続けられないのではないですか」

 被告「それもあります。でも、最初に喫茶店でレッスン料を払うお金がないことに気付いたとき、ここでお金がないと(リンゼイさんに)言ったら、最初のレッスンの雰囲気が悪くなると思ったので。私はリンゼイさんのレッスンを受け続けたかった。雰囲気を悪くしてはいけないと思いました」

2011.7.8 12:38 (4/4ページ)

 《男性検察官は質問を変えた》

 検察官「あなたは喫茶店に青い手提げカバンで行った?」

 被告「いいえ」

 検察官「その日は何らかのカバンを持っていってますか」

 被告「はい」

 検察官「それは何色ですか」

 被告「黒色です」

 検察官「なぜそのカバンを?」

 被告「…いつも使っているからです」

 検察官「その黒色のカバンにキャッシュカードや運転免許証を入れたポーチは入っていなかったの?」

 被告「いいえ」

 《男性検察官の隣に座った、別の年上の男性検察官が書類を眺めて、顔をしかめている》

 検察官「常に運転免許証などを持ち歩いていたのではないですか」

 被告「いいえ」

 検察官「黒いカバンはどのくらいの大きさのものですか」

 《市橋被告はすこし考えている》

 被告「形はショルダーバッグくらいで、大きさは何の負担もなく肩に掛けられるくらいです。それしか正確なことは言えません。覚えていません」

 《リンゼイさんの母、ジュリアさんが、ウィリアムさんに何かを耳打ちしている》

 検察官「喫茶店の後にタクシーに乗った?」

 被告「そうです」

 検察官「(市橋被告の)マンションの敷地内までタクシーに乗って来たのなら、現金を部屋から取ってきて、駅まで引き返して、往復の代金を払えばよかったのではないですか」 

 被告「もう一度」

 《男性検察官と市橋被告のやりとりに、男性弁護人が口を挟んだ》

 弁護人「検察官、尋問はなるべく短く区切っていただいた方が分かりやすいかと思います」

 《男性検察官は顔を赤くしたが、ワンテンポおいて質問を続けた》

 検察官「その場にタクシーが来ていたのなら、そのまま往復の代金を払って、そのタクシーで駅まで引き返せばよかったのではないですか」

 被告「私がですか」

 検察官「はい」

 被告「1人でですか」

 検察官「いいえ違います。リンゼイさんと駅までタクシーで戻ればよかったのではないですか。考えませんでしたか」

 被告「考えていませんでした」

 検察官「あなたはタクシー代を払った後に『5、6分待って』と言ったのですか。払う前にどうして言わなかったのですか」

 被告「まずはタクシー代を払わなければ信用されないと思っていました」

 《リンゼイさんの両親は、市橋被告の答えを聞いて、顔を見合わせる。証言台の前に座る市橋被告は、検察側の被告人質問が始まってから、微動だにしない》




【英国女性殺害 市橋被告4日目(4)】「私はリンゼイさんの遺体の毛髪を切ったはず」“記憶喪失”を訴える - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110708/trl11070813070006-n1.htm

2011.7.8 13:05 (1/4ページ)

 (11:00~11:36)

 《平成19年3月に英国人英会話講師のリンゼイ・アン・ホーカーさん=当時(22)=が殺害された事件で、殺人と強姦(ごうかん)致死、死体遺棄の罪に問われた無職、市橋達也被告(32)の裁判員裁判の第4回公判で、市橋被告への検察側の被告人質問が続く》

 《男性検察官は事件当日の3月25日、市橋被告がリンゼイさんとタクシーで市橋被告方のマンションに向かった際のことを尋ねる。市橋被告は弁護側の被告人質問で、マンション近くでタクシーを停車させた際、運転手に「5、6分待っていてくれませんか」「5、6分後にきてくれませんか」と頼んだが、断られ、タクシーが走り去ったと説明していた》

 検察官「リンゼイさんから『帰りはどうしたらいいのか』と言われ、とっさにタクシー運転手に『数分後にきてくれ』と言ったのではないですか」

 被告「違います」

 《検察側は冒頭陳述で、市橋被告が当初から強姦目的でリンゼイさんを自宅マンションまで連れて行ったと主張している。市橋被告がタクシーを呼び戻そうとした言動はとっさの機転だったに過ぎないとみているようだ》

 検察官「リンゼイさんに『どうやって帰ったらいいのか』と聞かれ、どう答えたのですか」

 被告「私は何も言えませんでした。タクシーが去ったとき、リンゼイさんは不機嫌な表情をしていて、私はうまく説明することができなかったのです」

 《検察官は強姦時の状況に質問を移した》

 検察官「玄関でリンゼイさんを押し倒した時点で、強姦をするつもりだったのですか」

 被告「はい」

2011.7.8 13:05 (2/4ページ)

 《市橋被告はこれまでの公判で、玄関でリンゼイさんに抱きつき、拒絶されて強姦に及んだと説明している》

 検察官「ハグ(抱き合う合うこと)しようとして拒絶され、どうして強姦しようと思ったのですか」

 被告「玄関でリンゼイさんの後ろからハグをしようとしたとき、私はすでに『ハグをしてからリンゼイさんとキスや、セックスもしたい』と思っていました。でも…、でも…リンゼイさんは強く拒絶しました。それで私は誘惑に勝てず、リンゼイさんを強姦しようと思ったのです」

 《検察側の後方に座るリンゼイさんの母親のジュリアさんは頭を抱えた》

 検察官「弁護人の質問で『どういうつもりで抱きついたのか』と聞かれ、『ハグしたかったから』と答えていましたよね?」

 被告「抱きついたのは最初にハグをしたかったからです」

 検察官「キスやセックスをしたいと思ったのはいつの時点だったのですか」

 被告「リンゼイさんが私の部屋に入ってくれたときです」

 検察官「リンゼイさんをどのように押し倒したのですか」

 被告「私はリンゼイさんが玄関に入った後、後ろから手を伸ばしてハグしようとしました。リンゼイさんが振り返り、私と顔と顔が向き合った状態で、強く拒絶しました。私はリンゼイさんを抱きかかえるようにして、玄関から続く廊下に押し倒しました」

 検察官「押し倒した後、どうしましたか」

 被告「私は彼女の服を脱がせようとしました」

 検察官「それでどうしましたか?」

 《市橋被告は少し間を置いてから答える》

 被告「私はリンゼイさんの服を脱がせました」

2011.7.8 13:05 (3/4ページ)

 《上下の服を脱がせ、全裸にしたと説明する市橋被告。リンゼイさんの父親のウィリアムさんは厳しい表情になった》

 検察官「女性は服を脱がされそうになったら、ものすごく抵抗すると思うのですが、どう抑えて脱がせたのですか」

 被告「数分間、激しくもみ合いました。数分間もみ合いになり、彼女は…リンゼイさんは抵抗しなくなりました。疲れたのだと思います。リンゼイさんが抵抗しなくなったので、服を脱がせようとしました」

 検察官「上下とも裸にしてから結束バンドを使ったのですか」

 被告「そうです」

 《ジュリアさんは首を振り、憤った表情を見せた》

 検察官「リンゼイさんはもみ合った際、大声を上げましたか」

 被告「私が押し倒したとき、彼女は大きな声を上げました。内容は分かりません」

 検察官「彼女が大声を上げないようにするために、何かしましたか」

 被告「はい。私はリンゼイさんの口を手でふさぎました」

 検察官「リンゼイさんを脅すような言葉を言いませんでしたか」

 被告「言っていません」

 検察官「言わない理由は?」

 被告「リンゼイさんは強く抵抗しており、それを抑えるのに精いっぱいだったからです」

 検察官「あなたはなぜ(リンゼイさんの手足を縛るため)結束バンドを使おうと思ったのですか」

 被告「私がリンゼイさんを姦淫するとき、リンゼイさんが抵抗すると思ったからです」

 検察官「(抵抗を抑える手段として)結束バンドを使おうと思いついたのはなぜですか」

 被告「リンゼイさんは力が強かったです。姦淫するときには何かで縛らないといけないと考え、思いついたのは以前に買って使っていなかった結束バンドでした」

2011.7.8 13:05 (4/4ページ)

 《市橋被告は弁護側の被告人質問で、結束バンドは部屋の配線コード類をまとめるために18年に購入し、事件当時は玄関の収納棚に置いていたと述べていた》

 検察官「結束バンドを使う前に、粘着テープを使ったのではないですか」

 被告「使っていません」

 検察官「廊下の柱にリンゼイさんの髪の毛がついた粘着テープが貼られていました。なぜですか」

 被告「姦淫したときに粘着テープは使っていません。もし柱にテープがあったのだとしたら、それはリンゼイさんが亡くなった後、私が貼ったもののはずです」

 《検察官は首をかしげ、質問を続ける》

 検察官「なぜ貼る必要があったのですか」

 被告「これは、はっきり説明できないかもしれませんが、それでもいいですか」

 検察官「はい」

 被告「リンゼイさんが亡くなった後、私は4畳半に倒れていたはずのリンゼイさんと、(取り外し可能で4畳半に置かれていた)浴槽を、一緒にか別々かは分かりませんが、浴室に運びました。私はそのことを覚えていないのですが、私がしたはずです。リンゼイさんのご遺体と浴槽を浴室に入れた後、私はリンゼイさんの髪を切っているはずです」

 「私は粘着テープを以前から床の掃除によく使っていました。だから、私が床に落ちていた髪をテープで取ったのか…、そんなことをした…して、したから、廊下の柱についていたのかもしれません。覚えていないのですが、テープが柱についたのはそのとき以外に考えられません」

 《堀田真哉裁判長がここで休廷を宣言。約15分の休憩を挟み、午前11時50分から検察側による被告人質問が再開される》




【英国女性殺害 市橋被告4日目(5)】「外国人登録証を置いていくから信じて」 解放を懇願するリンゼイさんに… - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110708/trl11070814030008-n1.htm

2011.7.8 13:59 (1/4ページ)

 (11:50~12:20)

 《英国人英会話講師のリンゼイ・アン・ホーカーさん=当時(22)=に対する殺人と強姦(ごうかん)致死、死体遺棄の罪に問われた無職、市橋達也被告(32)の裁判員裁判の第4回公判は、休憩を挟み再開。検察側の被告人質問が続く》

 《検察官は、犯行現場の室内に残された遺留品について尋ねていく》

 《玄関の靴からリンゼイさんの血液が検出されたことについて、検察官が付着した理由を尋ねるが、市橋被告は「分かりません」と答える》

 《検察官は質問を変え、袖などが切られたリンゼイさんの衣服や下着について尋ねていく。証拠の写真を市橋被告に示す》

 検察官「コート、カーディガン、ブラジャー、いずれも切られた跡がありますね?」

 被告「はい」

 検察官「コートやカーディガン、ブラウスは、左の袖も右の袖も切られていますね?」

 被告「はい…いや、ブラウスの右側は切れていません」

 検察官「(写真を指さし)こっちの写真をみれば切れているでしょ?」

 被告「はい」

 検察官「いつ切ったんですか」

 被告「私はリンゼイさんを姦淫するとき、リンゼイさんのコートを手で破いています。ブラジャーについては手で切っていません。姦淫する前、裸にするときは普通にはずしています。ブラジャーが切れているのは、リンゼイさんが亡くなった後、私がはさみで切っているかもしれません」

2011.7.8 13:59 (2/4ページ)

 《カーディガンやブラウスについても答えるよう、堀田真哉裁判長が促す》

 被告「カーディガンは、手ではこのように破れません。だからはさみで切ったのは覚えていませんが、リンゼイさんが亡くなった翌日(平成19年3月26日)にはさみで切ったと思います」

 《ひとごとのように分析する市橋被告。衣服などを切った理由は判然とせず、首をかしげる裁判員もいる》 

 《検察側はさらに、下着やタイツの尿の跡についても尋ねるが、市橋被告は「分からない」「覚えていない」と繰り返した》

 《検察官は次に、市橋被告に乱暴された後のリンゼイさんの様子について尋ねていく》

 検察官「強姦後、リンゼイさんは何と話していましたか」

 被告「『警察には言わない。帰してくれ』と繰り返していました」

 検察官「リンゼイさんは『知らない男に襲われたと言えばいい』と言っていましたか」

 被告「はい。帰してほしい、と何度も言いました。『外国人登録証を持っている。信用できないなら、それを持っていてもらっても構わない』『道を歩いていて、見知らぬ男に襲われたと言えばいい』と話していました」

 《リンゼイさんの母、ジュリアさんは右手で両目を覆い、下を向いている。さらに、リンゼイさんの両足を結束バンドで縛った状態で乱暴したときの姿勢についての質問に市橋被告が答え、ジュリアさんら遺族の表情は険しくなっていく》

2011.7.8 13:59 (3/4ページ)

 《ここで、検察側はうつぶせのリンゼイさんに市橋被告が覆いかぶさった、リンゼイさん殺害時の2人の体勢を示した図を廷内の大型モニターに表示する》

 検察官「リンゼイさんは具体的にどう動こうとしていましたか」

 被告「逃げようとして暴れていた。手をはうようにして、前に進んでいこうとしました」

 検察官「被告が上に乗っている状態で、手を動かしても進まないのでは?」

 被告「体全体で前に行こうとしていました」

 検察官「このあと、『アイ・ガット・イット(I got it)』、『分かった、分かった』と理解したと言いましたね」

 被告「いいえ、(理解)していません」

 検察官「ではどういう意味だと思ったんですか」

 被告「後で考えれば『分かった、分かった』という意味になると思ったけれども、その時は日本語に訳すことはできなかった。逃げられてしまう、と思いました」

 《検察側は続いて、リンゼイさん殺害時の殺意の有無について尋ねていく》

 検察官「今の考えを聞きたい。この時に首が圧迫されたと思いますか」

 被告「分からないのです。この体勢になった後、リンゼイさんが動かなくなりました」

 検察官「左腕に力を入れていましたか」

 被告「分かりません」

 検察官「(首の下に左腕を入れた)この状態が継続していたのは、10秒より長い?」

 被告「長かったと思います」

 検察官「20秒では?」

 被告「長かったと思います」

 検察官「感覚では大体何秒くらいでしたか」

 被告「感覚的には短かった。1分ほどでした」

 検察官「リンゼイさんが動かなくなってから、覆いかぶさるのをやめたんですね」

 被告「動かなくなったとき、リンゼイさんが(逃げるのを)諦めたと思い、体を離しました」

 検察官「動かなくなって、どれくらい経ってから離れたんですか」

 被告「…動かなくなってから離れました。…もう一度お願いします」

 検察官「リンゼイさんが動かなくなって、どれくらい経ってから離れたのかを聞いています」

 被告「…リンゼイさんの体が動かなくなりました。諦めたんだと思い、体を離しました」

2011.7.8 13:59 (4/4ページ)

 《かみ合わないやり取りが繰り返される》

 検察官「その後、人工呼吸をしたということですが、110番や119番通報はしていませんね」

 被告「はい」

 検察官「近所の人に助けを求めたりもしていませんね」

 《突然、語調を強め、市橋被告が答える》

 被告「していません」

 検察官「心臓マッサージや人工呼吸の後、息をしているかの確認はしましたか」

 被告「リンゼイさんが動きません。口元に、少し開いている口元に顔を近づけました。リンゼイさんは息をしていませんでした」

 検察官「心臓が動いているか、脈を測りましたか」

 被告「していません」

 検察官「なぜしなかったんですか」

 被告「リンゼイさんが動かないのを見て、心臓マッサージと人工呼吸を続けました。リンゼイさんの口元に顔を近づけたが、息をしていない。それで、私の身体の力が抜けました…申し訳ありません」

 《最後の一言で、にわかに声を震わせた市橋被告。ジュリアさんは椅子の背もたれに寄りかかり、目を閉じて微動だにしない。ここで堀田裁判長が予定時間を超えていることを検察側に告げ、休廷に入った》



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Tag:英国人女性殺害事件 冤罪 整形捏造 

Category:市橋達也の法廷ライブ

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