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『向こう6日間アジア太平洋地域で地震兵器の攻撃が続く』~ベンジャミン・フルフォードの予言が本当に起こっていた!?

2010/12/30/(Thu) 02:27

2010年12月22日、小笠原諸島・父島近海を震源とする震度4の地震があった報じられた。



小笠原地震:太平洋プレートの内部が震源…気象庁
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20101222k0000e040012000c.html

 22日午前2時20分ごろ、東京都の小笠原諸島・父島近海を震源とする地震があり、父島や母島で震度4を観測した。気象庁によると、震源の深さは約10キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は7.4と推定される。

 この地震で気象庁は小笠原諸島に津波警報を、東京都・伊豆諸島と静岡県、愛知県外海、三重県南部、和歌山、徳島、高知、宮崎各県、鹿児島県の種子島屋久島地方、同県の奄美諸島・トカラ列島に津波注意報を発令。東京都・八丈島で60センチ程度の津波が観測されたのをはじめ、午前3時前から同6時半ごろにかけて、和歌山県串本町や高知県室戸市など太平洋沿岸の各地で津波が観測された。警報や注意報は午前7時20分までにすべて解除された。

 気象庁の横山博文地震津波監視課長は記者会見で「記録が残る1923年以降、この地域で起こった震源の浅い地震としては最大規模。しばらくはM6クラスの余震が起き、津波が発生する可能性があるので注意が必要」と説明した。

 主な各地の震度は次の通り。

 震度4=東京都小笠原村

 震度2=東京都千代田区、国分寺市、岩手県矢巾町、宮城県石巻市、山形県中山町、福島市、茨城県常陸太田市、栃木県岩舟町、さいたま市大宮区、千葉市中央区、横浜市神奈川区、新潟県南魚沼市、山梨県忍野村など【飯田和樹】

 ◇
 気象庁によると、今回の地震の震源周辺は、太平洋プレート(岩板)がフィリピン海プレートの下に沈み込んでおり、地震の多発地帯に当たる。通常、二つのプレートの境界で大きな地震が発生することが多いが、今回は太平洋プレートの内部で起きた。北東-南西方向に引っ張る力が働いて断層が垂直方向に動く「正断層型」だった。

 東京大地震研究所の佐竹健治教授(地震学)は、プレートが沈み込み始める前の、海底の浅い場所で起きた「アウターライズ地震」と指摘する。「この地震がM7規模で起きることは、小笠原近海では珍しい」と話す。同種の地震では、三陸沿岸を中心に津波で3000人以上の死者・行方不明者が出た1933年の三陸沖地震(M8.1)などがある。【八田浩輔】

毎日新聞 2010年12月22日 10時19分(最終更新 12月22日 11時18分)
[転載ここまで]



小笠原諸島の地震が報じられた2010年12月22日、ベンジャミン・フルフォードがブログで意味深な記事を配信した。



12/22/2010
昨夜の地震について事前に知らせれた、向こう6日間アジア太平洋地域で地震兵器の攻撃が続く

2010年12月21日にCIAとMI6の両機関から「明日日本で地震が起こる」と言われた。彼らの予測通り小笠原諸島で震度7.4の地震があった。同じ情報源によると、これから6日間アジア太平洋の火山地帯で地震が続くと言われた。この攻撃はパパブッシュやロックフェラー勢力の命令で起きていうことだ。

新しい金融システムをめぐる交渉の一環としてこの攻撃が起きている。もしこれらの地震攻撃で大量の死者が出たならば、米連銀の持ち主たちへの暗殺命令が出ると秘密結社筋が警告している。この地震兵器はHAARPではなくWilhelm Reichが開発した機械によって起こされている。パパブッシュがReich氏を拷問して機械の作り方を教えてもらったとその情報源が言う。

また新金融システムに向けての準備としてOITCと名乗る世界の金融を監督している団体のトップR.C.Damや米連銀のハイレベルエージェントだと思われるSoush Sauorenがカンボジアで逮捕された。

http://www.phnompenhpost.com/index.php/2010122045522/National-news/pair-from-dubious-firm-charged.html

この逮捕は2009年イタリアで束縛された1345億ドルの債権を持っている日本人事件と深く関連している。この逮捕劇が欧米エリート層の粛正の前触れだと言われている。またペンタゴン筋によるとアメリカの秘密政府だと思われる外交評議委員会が近いうちに解散される。「アメリカには秘密政府が必要ない」とペンタゴンの幹部が言う。

Advance warning received about December 21st, 2010 7.4 magnitude earthquake in Japan, same sources warn of 6 days of earthquakes in Pacific ring of fire

Sources within both the CIA and MI6 called us December 21st warning of an imminent attack on Japan using an earthquake weapon. Just as they predicted, a series of earthquakes culminating with a 7.4 magnitude quake in Japan took place. They are saying a series of earthquakes is due to shake the Pacific ring of fire over the coming six days. The technology being used in this case is not HAARP but rather a technology George Bush Senior obtained by torturing Wilhelm Reich to death, the sources say.

The earthquake attacks are linked to the negotiations for a new financial system, the sources say. The move towards this system will be preceded by a major purge of the Western power elite, pentagon sources say.

The first step towards this took place with the arrest in Cambodia of R.C Dam and Soush Saouren, leaders of a fraudulent organization known as the OITC or Office of International Treasury Control.

http://www.phnompenhpost.com/index.php/2010122045522/National-news/pair-from-dubious-firm-charged.html

These arrests are the first in what is expected to be a major series of high profile arrests linked to the illegal detainment and seizure in June of 2010 of two Japanese equipped with diplomatic passports and carrying $134.5 billion worth of bonds. The bonds were stolen by Italian Treasury police agents working for the P2 Freemasonic Lodge. Senior Italian officials subsequently tried to cash the bonds with the UN, the government of China and with the US Senate Finance Committee.

Pentagon sources have also said that in relation to this the Council on Foreign Relations will be soon disbanded. “The US does not need a secret government,” they said. This will become major corporate media news starting in January and going on through August.

Posted at 12:25 | Permalink | Comments (29) | TrackBack (0)

http://benjaminfulford.typepad.com/
[転載ここまで]



※サムネイル画像はクリックで拡大。再クリックで閉じる。
2010-12-29 22-32-33
グーグルアースのキャプチャ画像の赤丸は地震計で丸の大きさで震度を表している。小笠原諸島の父島、母島近海に地震計がやたらと密集しているのが見て取れる。日本列島周辺を見ても、地震計がここまで密集しているのは小笠原諸島の父島近海だけである。

2010-12-29 22-28-22
ズームアップ。群発地震が発生しているのは父島、母島から東に100キロぐらい離れた位置になる。

2010-12-29 22-03-45
さらにズームアップ。続いて地震計のディテールを表示させてみる。

2010-12-30 1-44-16
2010/12/29 M4.8 震源深さ10㎞

2010-12-30 1-44-29
2010/12/24 M4.8 震源深さ10㎞

2010-12-30 1-44-46
2010/12/25 M4.8 震源深さ10.10㎞

2010-12-30 1-45-02
2010/12/23 M5.1 震源深さ10.60㎞

2010-12-30 1-45-14
2010/12/23 M4.9 震源深さ10㎞

2010-12-30 1-45-48
2010/12/22 M5.0 震源深さ9.50㎞

2010-12-30 1-42-51
2010/12/23 M5.1 震源深さ9.90㎞

2010-12-30 1-43-01
2010/12/23 M4.8 震源深さ10.20㎞

2010-12-30 1-43-13
2010/12/22 M6.3 震源深さ11㎞

2010-12-30 1-43-29
2010/12/25 M5.1 震源深さ10.60㎞

2010-12-30 1-43-44
2010/12/23 M5.0 震源深さ10.50㎞

2010-12-30 1-43-55
2010/12/23 M4.7 震源深さ10.10㎞

2010-12-30 1-40-58
2010/12/23 M5.2 震源深さ10.60㎞

2010-12-30 1-41-09
2010/12/25 M5.1 震源深さ10㎞

2010-12-30 1-41-44
2010/12/23 M5.0 震源深さ10㎞

2010-12-30 1-41-56
2010/12/26 M4.8 震源深さ10㎞

2010-12-30 1-42-07
2010/12/27 M4.4 震源深さ10㎞

2010-12-30 1-42-25
2010/12/25 M5.1 震源深さ28.40㎞


驚いたことに、これらの群衆地震は、そのほとんどが12月22日から29日にかけて発生しているのである。『これから6日間アジア太平洋の火山地帯で地震が続く』というCIAとMI6の情報通りの事が現実に起こっているのである。

日本の技術で地震予知ができるのは、現在のところ(場所)駿河湾付近からその沖合いを震源とする、(大きさ)マグニチュード8クラスのいわゆる「東海地震」だけだという。(※)気象庁が小笠原諸島・父島近海の群発地震を予知することは不可能ということになる。

ここまで短期間に地震が群発することなどあるのだろうか。CIAとMI6の情報による不可能な予知が現実のものとなった。ベンジャミンの見立て通り、地震兵器で小笠原の群発地震が引き起こされたとするならば、現日本政府は超科学兵器の恫喝にあっているということか。

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Tag:陰謀論 闇政府 人工地震 プロジェクト・カニキン 地下核実験 父島近海 宮城県三陸沖 震源深さ10㎞ 

Category:震源深さ10キロメートルの地震とTPPと311東日本大震災

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市橋達也の冤罪検証・いかにして英会話最大手NOVAは破綻への道を辿ったのか1―2

2010/12/29/(Wed) 04:28

いかにして英会話最大手NOVAは破綻への道を辿ったのか1―2




市橋達也の冤罪検証・いかにして英会話最大手NOVAは破綻への道を辿ったのか
市橋達也の冤罪検証・いかにして英会話最大手NOVAは破綻への道を辿ったのか2
市橋達也の冤罪検証・いかにして英会話最大手NOVAは破綻への道を辿ったのか2―2




先のブログエントリーで全文掲載したインタビューで語られていることは、起こったまま、ありのままの事実であろう。猿橋望氏は、大掛かりな詐欺に遭い組織ごと乗っ取られた創業者であった。

とかく、2007年(平成19年)初頭、2月の経済産業省と東京都の立入検査の布石となる『NOVA講師七人、大麻所持で逮捕』報道以降、NOVAとその創業者である猿橋望氏へのバッシングは熾烈を極めていく。まさに、「官・業・政・電」が一体となって英会話最大手NOVAに食い掛かってきたのである。

英会話最大手NOVAが事実上破綻した以降も、創業者、猿橋望氏に対して執拗ない攻撃は展開された。08年6月、自らの資産をつぎ込みNOVAを窮地から救うべく資金繰りに奔走していた猿橋望氏自身が、業務上横領の容疑で逮捕されるのである。他にも、講師への賃金未払いによる労基法違反でNOVA及び当時社長であった猿橋望氏は訴えられるものの、不起訴になる。だが、小沢一郎氏の件で悪名だかき検察審査会で「不起訴不当」を議決されることになる。他にも破産管財人に21億円の損害賠償を求める訴えを起こされたりと猿橋氏はとことん追い詰められていく。

そして、2010年12月、社員積立金3億2000万円を流用したとして、業務上横領の罪に問われていた猿橋望氏に対する第二審の控訴審判決で懲役2年の実刑判決が下った。


NOVA:猿橋被告、懲役2年の実刑判決 大阪高裁
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20101202k0000e040013000c.html

 経営破綻した英会話学校「NOVA」の社員積立金3億2000万円を流用したとして、業務上横領罪に問われた同社元社長、猿橋望被告(59)の控訴審判決が2日、大阪高裁(的場純男裁判長)であった。的場裁判長は「横領金は会員への解約払戻金に全て充てられた。個人利得はない」として、懲役3年6月の実刑を言い渡した1審・大阪地裁判決(昨年8月)を破棄し、懲役2年の実刑判決を言い渡した。弁護側は上告する方針。

 1審判決によると、猿橋被告は07年7月、NOVAグループ社員の互助組織「社友会」の預金口座に積み立てられた3億2000万円を小切手に換えて関連会社の口座に入金して横領したとされる。

 的場裁判長は「社員の福利厚生が社友会の目的であり、入金は明らかに目的外使用」と判断。そのうえで、「猿橋被告はNOVAの大株主であり、引き出した積立金を返還する約束をした形跡もない。不法に横領する意思が認められる」として、1審に続いて業務上横領罪の成立を認めた。

 弁護側は「社友会に実体はなく会社と同一の存在。引き出した積立金は全額が会員への払い戻しに充てられており横領には当たらない」と指摘。さらに「払い戻さなければNOVAは破綻しており、出資を受ければ元に戻すつもりだった」として無罪を主張していた。

 NOVAは猿橋被告が創業。一時は全国で約1000店舗を構えたが、07年6月に経済産業省から一部業務停止命令を受け、同年10月に破綻した。同社の破産管財人が約21億3600万円を支払うよう猿橋被告に求めた民事訴訟も大阪地裁で係争中。【日野行介】
毎日新聞 2010年12月2日 10時46分(最終更新 12月2日 12時39分)
[転載ここまで]


第一審は懲役3年6ヶ月だった分、実質の減刑処分である。保釈の報が聞こえないところをみると、刑に服しているのであろうか。刑に服する前に、猿橋氏は裏社会とのけじめはつけたのであろうか。



2007年
年頭、NOVAの株価は120円~140円の間で推移。
1月31日 『NOVA講師七人、大麻所持で逮捕』が報じられる。
2月14日 東京都と経済産業省がNOVAへ立入検査
3月26日 リンゼイ・アン・ホーカーさん殺害事件が発覚する
6月14日 経済産業省により半年間の一部業務停止命令
7月末 NOVAがコンサル会社「ルーツ」(濱田雅行社長)と株券貸借取引契約を締結(濱田社長は、猿橋氏側から2200万株を取得したが、8月10日までに1400万株を返却)
8月末 濱田社長が、猿橋氏から預っていたNOVA800万株のうち500万株を市場で無断売却
8月末 猿橋氏がソブリン・阪中氏に増資の要請
9月12日 NOVAの株価が50円を割り込む
9月末 猿橋、阪中両氏の間で新株予約権の発行について実質上の合意
10月上旬頃 大物仕手筋・西田の逮捕情報と同時に、西田グループがNOVA増資に関与しているとの情報が流布
10月 9日 NOVA取締役会、調達額64億円の新株予約権の発行を決議
10月12日 西田晴夫が旧南野建設の株価操縦容疑で大阪地検特捜部に逮捕
10月24日 ソブリン側が新株予約権発行額の7000万円をNOVAに振り込む
10月25日 同日深夜から翌26日未明にかけてNOVAが取締役会を開催し、取締役社長の猿橋望氏を本人不在のまま解任、会社更生法手続きの申立てを決定
10月26日 大阪地裁、NOVAの保全管理命令を発令
11月 6日 保全管理人が大阪市内で記者会見し、ジー・コミュニケーション側に一部事業譲渡と発表
11月26日 保全管理人が大阪市内で記者会見し、大阪地裁から破産手続きの開始決定を受けたと発表
12月 3日 破産管財人が大阪市内で被害者説明会を開催。受講生への配当は困難であることが明らかに。
2008年
6月24日 NOVA元社長猿橋望氏が業務上横領容疑で逮捕。
7月29日 NOVAと猿橋望氏、労基法違反では不起訴。
10月23日 NOVAと猿橋望氏の不起訴処分は不当として「ゼネラルユニオン」が検察審査会に申し立て。
2009年
3月12日 NOVA、労基法違反で検察審査会が不起訴不当を議決
6月 1日 業務上横領罪に問われた猿橋望氏の初公判が大阪地裁で開かれる。
8月19日 破産管財人が猿橋望氏に21億円の損害賠償を求める訴えを大阪地裁に起こす。
8月26日 猿橋望氏に懲役3年6月の実刑判決。
9月25日 猿橋望氏が上京中に行方不明となる。
9月28日 山口組系組員ら三人に監禁されているところ捜査員により救出される。
10月上旬 市橋達也が名古屋市内で整形医を訪れる。
11月5日 市橋達也の「ホクロのない顔写真」が公開される。
11月10日 大阪南港で市橋達也の身柄が確保される。


創業者・猿橋望氏をNOVAを破綻に追いやったワンマン社長とは見ていない。全国2000校を目標に掲げ、超拡大路線にかじを取ったのも、小学校からの英語義務教育化を見越したからであり、事実、小学校56年で英語授業は実施されており、来年から全学年で本格スタートするという。小学校の英語授業というのはコミュニケーション活動に重きが置かれているため、授業の際、ALT(外国語指導助手)が補助をする。ALTは英語圏のネィティブスピーカーに委ねられるのだが、全国各地の駅前に英会話教室を構えるNOVAは小学校英語義務教育化のALT派遣業務において、まさに適材であったのはいうまでもない。NOVAが急成長をとげた背景には、日本の全国各地の小学校に派遣するALTのインフラ整備という大義名分があったわけである。

NOVAは驚異的に拡大する一方、あまりにも肥大化しすぎてマネジメントが希薄化した。2007年に入り6月に一部業務停止命令という行政処分が報じられた頃、NOVAの経営は致命的に悪化していた。NOVA株の70%を保有していた猿橋望氏は株を担保に資金を調達しなければ、経営が立ちゆかなくなっていた。猿橋氏は政府にそそのかされNOVAを驚異的に拡大させた挙句、いきなり梯子を外されたのである。


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Tag:英国人女性殺害事件 冤罪 NOVA 

Category:市橋達也の冤罪検証

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市橋達也の冤罪検証・NOVA講師一斉逮捕はナイジェリア人逮捕を経由しリンゼイ事件につながっていく2

2010/12/29/(Wed) 02:15

NOVA講師一斉逮捕はナイジェリア人逮捕を経由しリンゼイ事件につながっていく2




市橋達也の冤罪検証・いかにして英会話最大手NOVAは破綻への道を辿ったのか
市橋達也の冤罪検証・NOVA講師一斉逮捕はナイジェリア人逮捕を経由しリンゼイ事件につながっていく1



前回のブログエントリーで、07年1月31日に報じられたNOVA講師一斉逮捕に触れた。この部分をもう少し補足しておきたい。

この件は、六本木で逮捕されたバレンタインという米国人男性が所持していたコカイン大麻の所在について、「仲間から頼まれた。自分は買い出し役」と供述したことに端を発し、警視庁組織対策5課がNOVAの英会話講師6名を麻薬及び向精神薬取締法違反で一斉に逮捕したいうものだ。『NOVA講師7名麻薬で逮捕』と組織的犯罪を匂わす見出しで報じられたが、記事中の「50回分の使用量に当たるコカイン粉末5袋(約1・5グラム)と、15回分の使用量の乾燥大麻約8・2グラム」はバレンタインが06年11月に六本木で逮捕された際に所持していたものであり、この時までに逮捕された6人が所持していたわけではない。

バレンタインを六本木で職質しコカイン大麻所持の現行犯で逮捕したのは麻布署であるが、NOVA講師6人を捜査し逮捕したのは警視庁組織犯罪対策5課である。ナイジェリア人を逮捕したのも警視庁組織対策5課である。このことは重要なので留意したい。




■ 警視庁組織対策5課とは?

組織犯罪対策部 Wikipedia
---------------------------------[抜粋]
2003年4月に警視庁刑事部の捜査第四課・暴力団対策課、生活安全部の銃器対策課、薬物対策課を分離する形で全国に先駆けて新設。主たる業務は暴力団対策であるため、現在の通称も従来と変わらず、「マルボウ」(○に暴、マル暴)である。

組織犯罪対策総務課
庶務係、組織犯罪対策企画係、組織犯罪対策管理係、組織犯罪対策情報係、組織犯罪対策指導係、組織犯罪対策教養係
マネー・ロンダリング対策室
犯罪収益解明捜査第1-第4係
組織犯罪対策第一課
第1対策係(庶務)、第2対策係(情報収集)、第3-第6対策係(組織実態解明)、第7-第14対策係(取締り)
不法滞在対策室
第1-第7係
組織犯罪対策第二課
第1捜査係(課内庶務、国際事件調整)、第2捜査係(国際連絡調整)、第3-第23捜査係(国際犯罪捜査)
組織犯罪対策第三課
暴対企画係、暴力団情報管理係、暴力団規制第1-第6係、暴力団排除第1・第2係、保護対策係、行政命令係、特殊暴力対策第1・第2係、特殊暴力犯捜査第1-第3係
組織犯罪対策第四課
暴力事件情報係、広域暴力団対策係、暴力犯特別捜査第1-第11係
組織犯罪対策第五課
銃器薬物対策第1係(課内庶務)、銃器薬物対策第2係(資料・統計)、銃器捜査指導係、薬物捜査指導係、銃器捜査第1-第6係、薬物捜査第1-第6係

組織犯罪対策特別捜査隊
隊本部(庶務係、管理係)、各班
---------------------------------[抜粋]


組織犯罪対策部は通称マル暴と呼ばれ、もっぱら組織犯罪専門である。組織対策5課は銃器薬物対策第1係(課内庶務)、銃器薬物対策第2係(資料・統計)、銃器捜査指導係、薬物捜査指導係、銃器捜査第1-第6係、薬物捜査第1-第6係で構成され、組織的犯罪の中でも銃器や薬物を担当している。

NOVA講師一斉逮捕からナイジェリア人逮捕に到るまでを警視庁組織対策5課が担当し捜査にあたったということはNOVA本体との関わりをも視野に入れた薬物捜査だということがわかる。単なる不良外国人の犯罪ならば管轄署の生活保安課が担当する。さらに言えば、警視庁組織対策5課には薬物捜査指導係(捜査共助)もあり、全国900校を展開する英会話最大手NOVAに対し、全国治安当局に要請すれば、全国を又にかけた捜査が可能になる。




■ 時系列に並べるとみえてくる何か。


ここでひとまず、06年11月、バレンタインが六本木でコカイン大麻所持の現行犯で逮捕されてから、リンゼイ・アン・ホーカーさん殺害事件に到るまでを時系列に並べてみたい。


06年11月18日 六本木で米国人男性がコカイン大麻所持の現行犯で逮捕される
07年1月31日 警視庁組織対策5課がNOVA講師一斉逮捕。
同年2月14日 経済産業省と東京都のNOVA立入検査。
同年3月7日 NOVA講師にコカインを密売したとしてナイジェリア人逮捕。
同年3月25日 リンゼイ・アン・ホーカーさんが失踪。朝9時45分、行徳駅前喫茶店の監視カメラに店を出る二人の姿が確認される。
同年3月26日 午後にリンゼイ・アン・ホーカーさんの捜索願が出される。
同年3月26日 夜、リンゼイ・アン・ホーカーさん殺害事件が発覚する。


当方が注目するのは、”リンゼイ・アン・ホーカーさん殺害事件が発覚したのは、コカインの密売容疑で逮捕されたナイジェリア人の勾留中(捜査中)”であることだ。勾留は逮捕されてからおおむね23日間で、この期間中に検察は起訴、不起訴の判断をする必要がある。これにならえばナイジェリア人の拘留期限は3月30日頃になり、すなわち、リンゼイ・アン・ホーカーさん殺害事件は、警視庁組織対策5課がNOVAを捜査する状況下で発覚しているを示している。そう見ると、事件当時、NOVA講師に行動確認担当の捜査員が張り付いていても不思議ではないし、リンゼイさんと彼女の周辺にも行確が入っていた可能性も否定出来ない。事件発覚に際する素早い立ち上がりも合点が行くのである。つまり、「リンゼイ・アン・ホーカー殺害事件発覚時、リンゼイさん及び彼女に親しいグループが警視庁組織対策5課の行確(行動確認)が入り監視下に置かれていたのではないか」ということである。



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Tag:英国人女性殺害事件 冤罪 NOVA 

Category:市橋達也の冤罪検証

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市橋達也の冤罪検証・NOVA講師一斉逮捕はナイジェリア人逮捕を経由しリンゼイ事件につながっていく1

2010/12/24/(Fri) 21:48

NOVA講師一斉逮捕はナイジェリア人逮捕を経由しリンゼイ事件につながっていく1




【市橋達也の冤罪検証・いかにして英会話最大手NOVAは破綻への道を辿ったのか】ではダイヤモンド・オンラインに四回に分けて掲載されているNOVA元社長、猿橋望氏のインタビューを全文掲載した。インタビューの内容は、英会話最大手NOVAが2007年に入ってから破綻するまでを赤裸々に語ったものであるが、あえて言わせてもらうと、猿橋氏は『NOVAを破綻に追いやったワンマン社長』ではなく、『NOVAを破綻から救うべく資金繰りに奔走し、組織防衛に投じていた一創業者』なのである。NOVAはマネジメントが希薄化するほど肥大した。結果として内部統制がきかなくなり、メディア主導のバッシングの集中砲火を浴び、NOVAは破綻寸前にまで追いやられていった。「たった一週間遅かった」―猿橋望氏が語るように、どうにかNOVAの資金繰りの目処が立ち、自力再建の道筋が立った矢先、創業者猿橋望氏は取締役会のクーデターにより社長職を解任されるのである。インタビューでは資金繰りに奔走した挙句、振り返ると誰も付いてきていなかった創業者の姿がありありと描かれているのである。


英会話最大手NOVAは2004年に入ると拡大路線にかじを取る。2005年にはピークを迎え、全国994校、NOVA株は685円の最高値を付けていた。小学生の英語義務教育化を見越して拡大路線にかじを切った結果、NOVAは2006年3月の決算で赤字を出す。ジャスダックに上場してから初の赤字だという。猿橋氏は経営を筋肉質に変えることを目標に掲げ、経営を圧縮、07年3月決算は上方修正を見込んでいた。そんな最中、NOVAに経済産業省と東京都が立入検査にはいったのである。猿橋氏曰く、”重い処分を受けるとは思わなかった”立ち入り検査が、”新聞一面に『NOVA立ち入り検査、業務停止か』”という大騒ぎを引き起こした。もちろん、この時は業務停止命令は下されなかったが、NOVAは甚大な被害を被ることになる。(※件の三ヶ月後に経済産業省から一部業務停止命令が通達される。)


ここで、”ブツを持たないNOVA講師6人逮捕”を紐解いていきたい。NOVAへの立入検査の二週間前の07年1月31日に『NOVA講師七人、大麻所持で逮捕』と報じられた事件である。



NOVA外国人講師7人、大麻など所持で逮捕
http://www.asyura2.com/07/nihon22/msg/178.html
1月31日12時39分配信読売新聞

 外国語会話教室大手「ノヴァ(NOVA)」の外国人講師仲間が、コカインや大麻を共同で隠し持っていたとして、警視庁組織犯罪対策5課は31日、いずれもNOVAの英語講師で、カナダ人やオーストラリア人などの男計7人を、麻薬及び向精神薬取締法違反と大麻取締法違反の疑いで逮捕したと発表した。
 逮捕されたのは、米国人のエリン・バレンタイン被告(32)(起訴済み、東京都豊島区長崎)や、カナダ人のマイケル・ルシャート容疑者(35)(埼玉県川越市今成)ら。
 調べによると、バレンタイン被告は昨年11月19日午前3時ごろ、港区六本木の路上で警視庁麻布署員の職務質問を受けた際、所持品から、50回分の使用量に当たるコカイン粉末5袋(約1・5グラム)と、15回分の使用量の乾燥大麻約8・2グラムが見つかり、現行犯逮捕された。
[転載ここまで]



簡単にいうと、07年1月31日から遡ること三ヶ月前、前年11月に六本木で職質されコカイン大麻の現行犯所持でパクられたアメリカ人が、「自分は買い出し役」とブツの所在をNOVA講師に押し付けたことから、埼玉県の教室で教える6人の英会話講師が次々と逮捕されたというものだ。事件の担当が麻布署から警視庁組織対策5課にバトンを渡したことは注目に値する。当局が捜査をマル暴担当に委ねたということは、この案件を単なる不良外国人の犯罪とは見ていないのであって、無論、NOVAの組織的犯罪を視野に入れているということである。

『NOVA講師七人、大麻所持で逮捕』というのは、正くなく、”六本木で職質でパクられたアメリカ人が『ブツは頼まれた物。自分は買い出し役』と共同正犯を訴えたことからNOVA講師六人が浮上し、次々と逮捕された事件”と見るのが正しい。少なくとも、次の記事にはそう書いてある。



NOVA外国人講師が麻薬で逮捕
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20070201-OHT1T00095.htm

 外国語会話教室大手の「NOVA」(ノヴァ、大阪)の外国人講師仲間がコカインや大麻を隠し持っていた疑いで警視庁組織犯罪対策5課は31日までにカナダ人やオーストラリア人など6人の男性講師を麻薬及び向精神薬取締法違反と大麻取締法違反の疑いで逮捕した。昨年11月に麻薬取締法違反で逮捕されたエリン・バレンタイン被告(32)=米国=の供述により、共犯の6人が浮かんだ。NOVA側は「事実関係を確認中」としている。
 「駅前留学」をウリにしてきた有名英会話学校「NOVA」の外国人講師が麻薬で御用、芋づる式に6人もの逮捕者が出る大騒動に発展した。
 調べでは、バレンタイン被告は昨年11月19日午前3時ごろ、東京・港区六本木の路上で警視庁麻布署の職員から職務質問を受けた。所持品からコカイン粉末5袋(約1・5グラム)と乾燥大麻8・2グラムが見つかり、逮捕された。その後の調べでバレンタイン被告が「仲間から頼まれた」と供述したことから、アダム・レンウィック容疑者(36)=オーストラリア=らほかの5人が関与していることが発覚した。
 この6人の講師は、埼玉県内の6つの教室で英会話を教えていた。バレンタイン被告は買い出し役を担い、昨年8月以降、六本木で月1回程度の割合で大麻やコカインを分け合っていた。容疑者の国籍は異なるが「異文化コミュニケーション」を携帯電話のメールで図り、薬を購入していた。
 NOVAによれば、外国人講師の採用は海外にある7つの支局で行っている。年間10万人程度の応募があり、2700~2800人を採用。1年間のビザ取得、履歴書の提出を義務づけており、書類審査、インタビューテストなどを受験し合否を決め、薬物使用に関する同意書の提出も求めているという。
 大阪市にある本社で講師の情報を一括管理しているが、「事実関係を確認中」としており、捕まった講師についても「在籍の確認がとれていない」としている。
[転載ここまで]



マル暴担当は、かくしてNOVA講師6人を逮捕したのであるが、麻薬及び向精神薬取締法違反と大麻取締法違反の容疑に該当するブツは所持していたとも、使用していたとも、売買していたとも、記事のどこにも書かれていない点に注目されたい。記事中の『コカイン粉末5袋(約1・5グラム)と乾燥大麻8・2グラム』というのは、先に六本木でパクられたアメリカ人が所持していたものであり、6人が所持していたものではないのである。ただ、「仲間に頼まれた」とするアメリカ人の供述により、共同で隠し持っていた疑いが持たれ、逮捕されているのである。



行政はNOVA立入検査で「講師の質の悪さ」「予約のとりにくさ」の証拠を集めながらも、”ブツを持たないNOVA講師6人逮捕”の正当性を示すため、NOVA本体がドラッグ流通に関わっていた証拠を捜していたのではないか。経済産業省と東京都のどちらかが、警視庁から裏帳簿の発見を委託され、NOVAの立入検査に踏み切ったのではないか。猿橋氏のインタビューと併せて考えれば、この推論は容易に成り立つ。

警視庁のマル暴担当はNOVAがドラッグ流通に組織的に関与している証拠を確認できなかったのであろう、”ブツを持たないNOVA講師6人逮捕”はナイジェリア人の逮捕によって幕が引かれることになる。



ナイジェリア人を逮捕=NOVA講師にコカイン密売-警視庁
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070307-00000077-jij-soci
3月7日14時0分配信 時事通信
 英会話学校大手「NOVA(ノヴァ)」講師だった外国人がコカイン所持などで逮捕された事件で、警視庁組織犯罪対策5課などは7日までに、コカインなどを密売したとして、麻薬取締法違反(営利目的譲渡)容疑で、ナイジェリア国籍のアルバイト、アンディ・オヌ容疑者(37)=埼玉県所沢市北有楽町=を逮捕した。
 同課は関連先として、東京・六本木のクラブを捜索してコカインなどの薬物を押収。店内で薬物が密売されていたとみて追及する。 
[転載ここまで]



”ブツを持たないNOVA講師6人逮捕”は07年2月14日の経済産業省と東京都の立入検査の布石となり、NOVAに致命傷を負わせた。07年2月、経済産業省と東京都の立入検査以降、NOVAと猿橋氏に対するメディアバッシングは熾烈を極めた。その流れはリンゼイ・アン・ホーカーさん殺害事件を経由し、6月の半年間の一部業務停止命令につながっていくのである。

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Category:市橋達也の冤罪検証

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市橋達也の冤罪検証・完オチした市橋達也の供述調書を、検察は証拠として裁判所に提出していなかった。

2010/12/17/(Fri) 18:46

完オチした市橋達也の供述調書を、検察は証拠として裁判所に提出していなかった。




市橋達也君の適正な裁判を支援する会の千葉大学名誉教授の本山直樹教授のブログに、またもやとんでも無いことが報告されている。直腸測定の記録を隠していたこともとんでも無いことであったが、今回のはさらにとんでも無いことだ。



2010年11月30日火曜日

今日は第8回の公判前整理手続の後、菅野 泰弁護士、山本宏行弁護士、三宅貞信弁護士が千葉大学園芸学部のある松戸キャンパスに来られ、市橋君が卒業論文の研究で専攻していた庭園デザイン学研究室の指導教員のお一人だったM教授と情報交換をしました。市橋君が1年生の時に提出した庭園デザインの設計図が、同期の学年のトップ8名の優秀作品に選ばれたこと(冊子に作品の写真が残っている)や、早くからデザインに熱意を持っていたことなど、私の知らなかったことも多々ありました。

その後、学内の生協の食堂に寄って、長年学生達に食事を作っていて、親元を離れて生活している下宿生達にお母さんのように慕われている生協職員のIさんの入れたコーヒーを飲みながら、当時の市橋君の印象などを聞きました。市橋君はいつも食堂が混んでいる時間が過ぎてから昼食を食べに来ていたので、よく話を交わしたけど、事件が報じられた時はあんないい子が何故と信じられなかったとのことでした。

今日の公判前整理手続では、結局12月の残り2回だけでは整理がし切れないという裁判官の判断で、3月まで整理手続を続けるように予定が組み直されたようです。ということは、公判が開かれるのはそれから約2ケ月後ですから、早くても5月20日頃以降ということになるようです。どんどん当初の見通しよりも延びてきたのには、主として検察側の主張が根拠が弱い(つまり、検察側は先に筋書きを構築したけれでも、その筋書きが正しいことの証明に苦労をしている)ということにあるのかなという印象を受けました。

検察側は、昨年12月2日に市橋君を「死体遺棄」容疑で起訴し、12月25日にはそれプラス「強姦致死」「殺人」容疑で起訴をしましたが、2回目の起訴前日の12月24日の取り調べで市橋君が事件の全容を自ら証言し検察側はその調書をとったにも拘わらず、検察側が構築した筋書きと異なるということから、それを信用できないとして証拠として提出していないことに無理があるようです。市橋君の証言に基づいた弁護側の「傷害致死」に相当との主張に対して、検察側の主張する「殺人」を裏付ける証明ができないということが問題のようです。

なお、支援者が心配しておられた暖房については、千葉刑務所は一応暖房はあるが非常に寒い状態(設定温度が低い?)とのことでした。支援者のお一人は、2週間ぐらい前に千葉刑務所で行われた矯正展に参加し、刑務官の案内と説明で塀の中の施設などを見学してきたとのことです。刑が確定後、市橋君がどういう生活をすることになるのかある程度想像ができたとのことです。
[転載ここまで]



市橋達也が殺人と強姦致死で追起訴される直前、メディアは「市橋被告、リンゼイさん死亡経緯を全面自供『殺すつもりなかった』」「市橋容疑者『騒がれ首絞めた』 弁護団に説明」と明らかに市橋が『完落ち』したかのように騒ぎ立てた。なのに、検察は、市橋達也の供述を、教授の言葉を借りれば”信用できない"として、裁判所に証拠提出しなかったというのである。

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検察は証拠なしの感情論裁判に持ち込むと宣言しているようなものである。


市橋達也がリンゼイさんを殺害したとする科学的な物証を、捜査当局は何一つ得られなかった。それは事件発覚当初、死体遺棄容疑という微罪で全国に顔写真入りの手配ポスターが数万枚貼られ、二年七ヶ月の時を経て、死体遺棄容疑で市橋達也が逮捕され起訴されるまで、殺人容疑で逮捕状が取られていないことをみても明らかだ。

市橋達也を殺人と強姦致死で再逮捕する時、『部屋に二人以外の出入りがなかった』、『被害者の遺体から採取された体液のDNA型が市橋達也と一致した』と報じられたが、そんなことはとっくの昔に判明していたことである。『部屋に二人以外の出入りがなかった』とする根拠がマンションの防犯カメラと近隣住民によるものなのだから初動捜査の段階で判明していてしかるべきだし、DNA鑑定や指紋照合などの本人鑑定に必要な試料(指紋、髪の毛、皮膚片、フケ等)は市橋達也の逮捕を待つまでもなく事件現場である406号室で採取されているはずである。二年七ヶ月前に起こった事件で新たな証拠など出てくる訳もなく、市橋達也が黙秘していながら殺人と強姦致死で無理やり再逮捕したのである。

市橋達也の案件は発覚一週間後から150人体制で捜査にあたっていた。述べ十万人以上の捜査員が動員され、『部屋に二人以外の出入りがなかった』、『被害者の遺体から採取された体液のDNA型が市橋達也と一致した』という両者が判明した上で、リンゼイさん殺人の容疑で逮捕状が取られなかった(殺害を示す証拠を見つけ出すことができなかった)ことのほうが重要だと思う。


本当は市橋達也は黙秘を貫徹していたのではないかと疑いたくもなる。少なくとも、裁判所に証拠として提出していないのだから、そう疑われても仕方がない。


第六回公判前整理手続でリンゼイさんの死亡時刻が26日(事件発覚当日)夜であることが判明した。市橋達也の供述の中で最も具体的だと言える「リンゼイさんが死亡したのは26日未明(午前0時から3時)。人工呼吸もした」とするリンゼイさんの死亡時間について、直腸測定の記録と半日以上(12時間以上)もの時間的誤差があり、弁護団の発表した市橋達也の供述といわれるものは、少なくとも事実ではないことは明らかだ。

市橋達也の供述に信用性が無くなり、検察が裁判で証拠として提出していないことが明らかになった。ただ一つとして、『リンゼイさんの遺体が発見された部屋の居住者で、全国指名手配されたのに961日間も逃亡を続けたのは事実』は認めざるをえない。感情論裁判の争点は、必ずやそこに向けられるだろう。ともすれば、今年2010年10月に突如として報じられた、市橋達也の被害者遺族に宛てた手紙の意味合いが見えてくる。報じられた内容をみれば、検察の主張を全面的に認めるような内容にも取れ、以前当方が主張した『検察が二年七ヶ月の逃亡期間の証明を忌避するための策略』が真実味を帯びてくる。



市橋被告「私は悪だった」=謝罪文、遺族は受け取り拒否-英 【ロンドン時事】
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201010/2010100500904

英国人女性リンゼイ・アン・ホーカーさん=当時(22)=殺害事件で、殺人罪などで起訴された市橋達也被告(31)がリンゼイさんの遺族にあてて謝罪文を書いたものの、受け取りを拒否されていたことが分かった。5日付英紙タイムズが、入手した手紙のコピーを基に報じた。
 手紙は計4ページにわたり、英語と日本語の両方で手書きで記されている。市橋被告はこの中で、「私は悪でした。警察が私の部屋に来た時、私は怖くなって逃げました」などと説明した上で、「自分にすべての責任があります。申し訳ありませんでした」と謝罪した。
 しかし同紙によれば、リンゼイさんの両親は「裁判で情状酌量を求めるための策略だ」と一蹴(いっしゅう)。「私たちはリンゼイのために正義が実行されることを望むのみ」とし、被告側からの接触を一切断る考えを示した。
(2010/10/05-21:08)
[転載ここまで]


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http://ameblo.jp/shokado/theme-10010671704.htmlより転載。

この手紙を「裁判で情状酌量を求めるための策略だ」とリンゼイさんの両親のように認識するのも一考だが、当方はそうはみない。自供が殺人の罪状に問える強力な物証になる死体遺棄容疑の案件で、リンゼイさんの死亡に関して認めたとする市橋達也の供述を検察が裁判所に証拠提出しなかったことを見れば、被害者遺族への謝罪の手紙は市橋達也を有罪に持ち込むための自供調書の代替なのである。

あの手紙は本当に市橋が書いたものなのだろうかという疑問は【市橋達也の冤罪検証・手紙は本当に市橋達也が書いたものなのだろうか】に記した通りである。イギリスの被害者遺族に和訳文を添える不可解さ。筆記体が過去の文章と一致しない点。起訴罪状を全面的に認めるような内容の手紙をなぜあのタイミングで公開したのか。市橋の手紙をメディアに公開したのは弁護団である。

署名は本人の任意性を表すものだが、この事件における多くの捏造や証拠隠滅行為を目の前にすれば本人の手によるものであるか、そもそも疑問である。捜査当局にとって手紙を偽造することなど容易いことだろう。

死体遺棄罪で逮捕し、殺人で追起訴された市橋達也に対する裁判で、供述調書は重要な意味を持つ。検察が起訴事実に反するという理由で市橋達也の供述調書を裁判所に提出しないということは、検察自らが重要な意味を持つ証拠を放棄したということになる。


ともすれば、検察に勝算はあるのだろうか。と、考えた場合、被害者遺族の謝罪の手紙の意味が見えてくるのである。


市橋達也を有罪に持ち込み重罰に処すためには、法曹関係者(検察、弁護人、裁判官、裁判員)を取り込む必要がある。拘留期限前日に自供を始めたと言い出したのは弁護団であり、検察ではない。さらに今回の手紙の公開も弁護団が主導した。被疑者の最大利益を考える立場の弁護団が、市橋達也の有罪を確定させるために動き回っている。もはや、弁護団が警察、検察の協力者であることは疑いようのない事実である。裁判員の選定には、小沢一郎氏を強制起訴した疑惑だらけの検察審査員の選定に使われたソフトが使用されるという。その疑惑についてはここでは触れないが、個人情報を調査した上で検察の恣意的な選定が行われるとみて間違いではない。市橋の事件を担当する裁判官には見る目があると感じているが、最高権力組織の恫喝に屈すれば、迎合しないとは言い切れない。市橋達也を感情論で裁くための準備は粛々と進められているのである。

とにかく、検察が市橋達也の全面自供を証拠として扱わず、証拠なしで裁判に臨もうとしているのであれば、間違いなく感情論裁判になり、本来目を向けるべき事実の認定が疎かにされ、刷り込まれた印象をもって裁判員は裁定をくだすことになるだろう。弁護団は感情論裁判に持ち込ませないためにも、大きなブレにちゃんと目を向け、忌避していた事実調べをとりかかるべきではないだろうか。


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Category:市橋達也の冤罪検証

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市橋達也の冤罪検証・事件発覚当時、リンゼイさんは生きていた―新たに判明した事実が物語る捜査当局の重大な過失。

2010/12/06/(Mon) 16:09

事件発覚当時、リンゼイさんは生きていた―新たに判明した事実が物語る捜査当局の重大な過失。




2010年10月18日に千葉地裁で開かれた市橋達也の第六回公判前整理手続で、リンゼイ・アン・ホーカーさんの死亡推定時刻は26日夜だったことが判明した。

市橋達也の弁護団は、初公判を迎えるにあたり、検察と弁護団は起訴事実で意見を対立させているのだから、市橋は傷害致死(監禁致死)と強姦の罪状に問われるのが妥当だとする根拠を、当然、事実をもって示せねばならない。そうしたとき、市橋達也の供述の中にある時間的空白を立証するのはリンゼイさんの死亡推定時刻だけである。ともすればリンゼイさんの死亡推定時刻をちゃんと確定させる必要がある。弁護団は事実は一つしかないという原理原則に基づいて、対立する起訴事実の擦り合わせを図ろうと考えたのだろう。検死報告書を証拠開示請求した弁護団の真意を、そう推察している。

だがしかし、この新事実により、一番驚いているのは何よりも当の弁護団に違いない。市橋達也の供述による『リンゼイさんが死亡したのは26日未明』という主張が半日以上の誤差をもって事実に否定されてしまったのである。ようするに、検察に市橋達也を追起訴させるために自供をでっち上げたことがバレてしまったのである。それは弁護団にとっての最大の誤算ではなかったか。

検察は飼い犬に噛まれた格好であるが、殺人と強姦致死の起訴罪状を変更せず、そのままで公判にのぞむらしい。「二人以外は部屋に出入りした形跡がないのだから、観念的競合は成立する」と検察は余裕綽々でいる様子だ。強姦という犯罪行為の一連の中で、被害者を死に至らしめたとする主張は406号室に二人以外は出入りがなかったことにより証明される。だから是非弁護団は、築30数年のロートルマンションで全住民の出入りが24時間把握可能かぜひ検証していただきたい。マンションの防犯カメラと近隣住民の証言でちゃんと立証されるのか検証すれば自ずと答えは出てくるはずだ。六本木ヒルズのようにドアマン付きの強固なセキュリティーマンションで無い限り、そんなことは絶対的に立証不可能なのだから。そんなことは馬鹿でもわかる。さらにいえば、この事件は市橋達也の単独犯行なわけがない。間違いなく、複数の組織的な犯行である。市橋達也がリンゼイさんの殺害に関与した証拠がないのは、彼が逃亡中に殺人罪で逮捕状が取られなかったことをみても明らかだ。




2010-12-01 8-08-55
上空からベランダを見て、全く砂が散らかっていないことに気づく。


直腸測定の記録によりリンゼイさんの死亡推定時刻が26日夜だと判明し、弁護団が発表した市橋達也の供述と食い違いが生じ、信用性が崩れた。結果、来年の春頃に予定されていた市橋達也の初公判が、さらに先延ばしにされることになった。

市橋達也の供述がでっち上げられた可能性については、【市橋達也の冤罪検証・直腸測定の記録は隠蔽されていた】で検証した。今回はその続きであるが、”リンゼイさんの死亡時刻を推すのに必要不可欠な直腸測定の記録を、なぜ捜査当局は隠蔽したのか”、について検証してみたい。

事件当時、リンゼイさんがまだ生きていた可能性があったというは【市橋達也の冤罪検証・まとめ1】で軽く触れた。事件が発覚したのが2007年3月26日夜十時。リンゼイさんの死亡推定時間は同26日夜。時間的にも差はなく、少なくとも生存していた可能性は否定出来ない。

リンゼイさんの死亡時刻を推すのに必要不可欠な直腸測定の記録を、なぜ捜査当局は隠蔽したのか。直腸測定の記録が自らの見立てに不都合だから隠蔽したというような、そんな簡単な話ではない。捜査当局が重要証拠を隠蔽した理由は、リンゼイさんを発見当時、すでに死亡したものと判断し、救命措置等の適切な処置を施さなかった過失を隠すためである。

まずは第一報から紐解いていきたい。


ベランダ風呂おけに女性遺体=英国人講師か、知人男性宅-千葉
http://www.asyura2.com/07/nihon22/msg/777.html(参照ページ)
3月27日2時5分(事件発覚から約4時間後)配信 時事通信

 26日午後10時ごろ、千葉県市川市福栄にあるマンションの4階ベランダに、砂が入った風呂おけが置かれ、若い女性の手が出ているのを、警察官が見つけた。県警行徳署は殺人事件の可能性もあるとみて、身元の確認を急ぐとともに、現場の状況を詳しく調べる方針。
 調べによると、警察官は船橋市内の英会話教室から、講師の英国籍の女性(22)が25日から無断欠勤していると捜索願が出されたため、知人の20代男性の自宅マンションを訪問。男性は不在だったが、隣室のベランダ越しにのぞいたところ、風呂おけを見つけたという。 
[転載ここまで]


マンションに英国女性の遺体、浴槽の砂に埋もれ…千葉
http://www.asyura2.com/07/nihon22/msg/777.html(参照ページ)
3月27日3時22分(事件発覚から約5時間後)配信 読売新聞

 26日午後10時ごろ、千葉県市川市福栄のマンション「新日本サンライズ行徳」4階一室のベランダに置かれた浴槽の中で、若い女性が死亡しているのを、千葉県警船橋署員が発見した。
 女性は同県船橋市内に住むイギリス国籍の語学講師の女性(22)とみられる。この一室は女性の交際相手とみられる日本人男性の部屋で、県警は死体遺棄事件として捜査を始めた。
 調べによると、浴槽には砂が入れられ、女性の遺体は砂に埋もれた状態だった。男性の行方はわかっていない。女性が勤務していた大手英会話学校の職員が25日、「女性の行方が分からない」と船橋署に届け出ていた。
 千葉県警は遺体の身元確認を進めるとともに、男性が何らかの事情を知っているとみて捜している。
[転載ここまで]


二つの記事は事件発覚翌日の27日未明に配信されたものだが、『ベランダ風呂おけに女性遺体=英国人講師か、知人男性宅』『マンションに英国女性の遺体、浴槽の砂に埋もれ』という見出しだけ見ても、捜査員がリンゼイさんを発見したとき、彼女はすでに死亡していたと両記事は伝えている。事件発覚の四時間、五時間後に配信された記事で、すでに被害者死亡案件として扱われているのだ。もう一つ重要なのは、両記事に救急車を要請したとも病院に搬送されたとも書かれていない点である。言い換えれば蘇生措置や救命措置が全く行われていないということだ。

上空から見ても明らかなように、ベランダには砂が散らばっていない。遺体が取り出された形跡が全くないのである。

事件発覚時に救命措置の痕跡が見られず、バスタブから遺体が取り出された形跡が見当たらないというのはどういうことか。つまり、捜査員が発見してから上階からブルーシートが垂らされるまでの間、リンゼイさんの遺体はバスタブの中に埋められたままだったのである。

リンゼイさんを発見した捜査員はバスタブの中から出ている手だけを見て、すでに死亡していると判断したのではないだろうか。脈すら確認しなかったのではないだろうか。ともすれば、遺体が取り出された形跡がないことにも説明がつく。被害者死亡の事案は検死官が現場に到着するまで現場を保存、何一つとして触ったり動かしたりしてはいけないからだ。

リンゼイさんはもしかしたら生きたまま砂の中に埋められたのかもしれない。生き埋めにされ、もがき苦しみ、手だけを外に出した状態で窒息死してしまったのかもしれない。死亡時間が判明し、それは否定出来ないことなのである。




そういえば、市橋達也の第五回公判前整理手続でこんなやりとりがあった。

http://naokimotoyama.blogspot.com/search?updated-max=2010-09-28T01:42:00%2B09:00&max-results=3
-----------
市川市で07年、英国人女性リンゼイ・アン・ホーカーさん(当時22歳)の遺体が見つかった事件で、殺人や強姦(ごうかん)致死罪などで起訴された住所不定、無職、市橋達也被告(31)の5回目の公判前整理手続きが24日、千葉地裁(堀田真哉裁判長)であった。市橋被告の弁護団は、▽殺意の有無▽リンゼイさんが死亡に至る経緯▽強姦致死の成立ーーの3点が大きな争点になる見通しだと明らかにした。
これまでの手続きでは、検察側が性的暴行の直後に正面から、手で首を絞めたと主張する一方、弁護側は後ろから腕で首を絞めたと主張している。
菅野泰弁護士は「司法解剖の鑑定書によると手で絞めたような跡はなく、検察側の主張は不自然だ。市橋被告は『後ろから腕で絞めた』と主張し、その場合には暴行後に体勢を変える必要がある」と説明。強姦致死罪成立に必要な暴行と死亡の時間の近接度を争う見通しという。次回期日は10月18日。
-----------以下略


リンゼイさんの死因は窒息死であるが、司法解剖の鑑定書によると、手で絞められたような形跡がみられないという。死体検案書を受け取った被害者遺族も首を絞められ窒息死したことには触れていなかった。鑑定書に首を絞められた跡に言及されていなかったとしたら合点がいく。首を絞められた跡が無いのに後ろから首を絞めたことを証明しようとする弁護団は論外というか、もはや滑稽にすら思えてくるのだが。ただ解せないのは首を絞めた形跡がないのに窒息死したとはどういうことか。リンゼイさんが生きたまま埋められて窒息死したとするならば、死亡推定時刻が26日夜であることも、手で絞められた跡がないとしても、矛盾はない。

リンゼイさんは体中あざだらけになるほどの拷問を受け、生きたまま砂の中に埋められ、そのまま窒息死したのだろうか。

手を外に出したのは、生きたいという意思表示ではなかったか。救助の手に一縷の望みを託したのではないか。助かる見込みがあったにも関わらず、捜査員は暗がりの中、手だけを見て死亡していると判断した。25日朝に失踪してから48時間経っていないのであり、適切な蘇生措置を行っていれば彼女は一命を取り留めたのかも知れない。【市橋達也の冤罪検証・市橋達也の逃走劇は公式会見後に挿話された2】で書いたが、捜査員が406号室に踏み込んだ時、捜査員の一人がリンゼイさんの母親であるジュリア・ホーカーさんと通じ合っていた。彼女はまだリンゼイさんが生きているかもしれないと、捜査員たちに早く助けるよう懇願したのである。それにも関わらず、捜査員は暗がりの中、手だけをみて死亡と判断するというずさんな生死確認をもってバスタブの中から取り出すことなく、そのままリンゼイさんを放置した。

捜査当局はリンゼイさんの死亡時刻を知っていながら、25日10時ちょっと過ぎに見立てた。これこそが重大な過失を隠すため、意図的に隠蔽工作が行われたことを物語っている。失踪当日に二人が利用した行徳駅前の喫茶店の防犯カメラの記録は、二人が店を後にしたのは9時45分と記録されていて、二人が利用したタクシーの運転手も10時頃と証言している。考えうる限りの最短の時間に死亡時間を見立てたのである。市橋がリンゼイさんを部屋に誘いこみ、すぐに暴行し、強姦したことにこだわったのも、行為の一連の中で被害者を殺害したとして殺人と強姦致死の罪状にこだわったのも、死亡時間の見立てを事実と一日半以上時間をあけたのも、事件発覚したとき、リンゼイさんが生きていたことを隠すためではなかったか。そして、被害者遺族の怒りが自らに向くのを恐れたからではなかったか。


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市橋達也の冤罪検証・ルーシー・ブラックマン事件の織原城二をケーススタディする。

2010/12/04/(Sat) 16:52

ルーシー・ブラックマン事件の織原城二をケーススタディする。




親密な関係にある二人がいて、彼氏の居宅で女性が残虐に殺され、居住者である彼氏が犯人に仕立て上げられるというのが、リンゼイ・アン・ホーカーさん殺害事件の真相ではないか。これはあくまでも予断である。だがしかし、メディアの偏向報道や捜査当局の隠蔽行為、検察と弁護団の供託を知り、市橋達也がリンゼイさん殺害に関わったとは到底思えないのである。そして、彼が冤罪のプロセスを歩んでいるのは過去の冤罪事件をケーススタディすれば自明の理であり、今になっても市橋達也がリンゼイ・アン・ホーカーさんを殺害したことは、科学的に全く立証されていない。961日の間、市橋達也は殺人容疑で逮捕状は取られなかった。それも事実である。

キングの冤罪映画、[ショーシャンクの空に]で主人公のアンディ・デュフレーンは、終身刑二回という絶望的な状況でも刑務所の中で生きる希望を見出していた。いつか自らの冤罪が立証される日がやってくるとそう信じて、腐敗した刑務所から脱出することに生きる希望を見出していたのである。映画のエンディングは印象的であった。アンディ・デュフレーンが脱獄を果たし、異国の地から刑務所の仲間に手紙を送るシーンであったが、ハッピーエンドなのが印象的なのである。市橋達也はアンディ・デュフレーンに我が身を置き換えたとして、映画のようなハッピーエンドを迎えることができるであろうか。はたして市橋達也にそれは叶うのであろうか。

公判前整理手続は司直の談合のようだ。検察が都合よく争点を設定し、ついでに弁護側に演技指導したりする。市橋の弁護団は市橋達也がリンゼイさん殺害に関わっていないことが立証されてしまうようなことについて、まったく目を向けていない。

これは、当初から無罪を主張する菅家さんに対し、DNA鑑定を犯罪の確たる証明として「有罪は確定的だから自供して情状酌量に訴えたほうがいい」と弁護人も自白するようせまった足利事件と一緒の構図である。検察と弁護団が供託して有罪に持ち込むため、公判前整理手続は開かれるのである。【市橋達也の冤罪検証・事実調べを争点にしなければ足利事件の前轍を踏むだけだ。 】でまとめたが、例えば、船橋署で受理された捜索願受理票や、失踪当日と翌日のマンションエレベーターの監視カメラの記録、ホクロのない顔写真の修正前を開示させ別に鑑定させたりといったことが公判前整理手続の経過を見ても明らかに忌避されている。

足利事件という冤罪は、本来、菅家さんの無罪を証明する立場にいる弁護人が菅家さんの有罪は免れられないと、でっち上げられたDNA鑑定の結果を妄信したことにあり、本来なされるべき事実調べに焦点を当てなかったからことにより生まれた悲劇である。死刑か、無期か、有罪ありきの感情論裁判が本当に成立するのかといえば、検察が弁護団と裁判員を懐柔すれば容易である。

この事件が発覚したときから、市橋達也の単独犯行として幕を引く青写真は描かれており、市橋達也が重罰に処されるまで、それは粛々と進行しているようである。市橋はアンディ・デュフレーンになれるのだろうか。答えは、現実をみれば…、しかし、脱獄というのはあまりにも今の日本では非現実である。




***


『裁判所はこの最終陳述書で私が不満を述べ立てている姿勢をご覧になられ、被告人は反省していない、と思われるかも知れませんが私の立場でだまっていると大変なことになってしまうわけです。私はカリタ、ルーシー事件にしても起訴されるとは思っていませんでした。それにしても科学的、医学的データが出れば解放される、と思っていました。しかしながら捜査側は、事実を出すどころか処分という名の煙滅をしてしまってたり、明らかに分かるものを平気で変え、手を加えたりしているわけです。
これはとんでもないことで私の立場であれば大変なことなのです。これは私の立場でないと分からないと思います。』ルーシー事件の真実/p733織原城二





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若いころの織原城二。整形したことが喧伝されたが、犯罪者特有のものではなく、交通事故による正式な形成外科手術である。


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ルーシー・ブラックマンさん


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ルーシーのちらしを持ち情報提供を訴える父親のティモシーブラックマンさん



■ リンゼイ事件と近似するルーシー・ブラックマン事件。


被害者のリンゼイ・アン・ホーカーさんはイギリス国籍である。この事件の他、イギリス人が日本の犯罪に巻き込まれ、犠牲になった事件といえば”ルーシー・ブラックマン事件”が有名である。

ルーシー・ブラックマン事件とは、六本木でホステスとして働いていたイギリス人女性が行方不明になり、三浦市の海岸にある洞窟でバラバラにされた遺体が見つかった事件である。その容疑者である織原城二については、「親から潤沢な資産を受け継いだ金持ちのボンボンでSMプレイが趣味」、そして、事件については、「織原がルーシー・ブラックマンさんにクロロフォルムや違法薬物を吸わせたり意識喪失させた上で趣味であるSMプレイに興じ、死なせた事件」と一般に認識されていると思う。少なくとも、この事件を掘り下げるまで、当方はそう思っていた。

ルーシー・ブラックマン事件はリンゼイ・アン・ホーカーさん殺害事件と多くの類似点がある。

○被害女性がイギリス国籍、大柄で二十代前半のユダヤ人。
リンゼイ事件・リンゼイ・アン・ホーカーさんは175センチで事件当時22歳。
ルーシー事件・ルーシー・ブラックマンさんは180センチ近くあり、事件当時21歳。

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○バスタブの中から遺体が発見される。
リンゼイ事件・ベランダに放置されたバスタブの中から、全身を園芸用砂で埋められた状態で発見された。
ルーシー事件・三浦市海岸の洞窟に放置されたバスタブの中に八等分にされた遺体がコンクリートで埋められていた。

○容疑者の出自が在日だと報道される。
リンゼイ事件・市橋達也はイギリスでKorean Japanese(在日韓国人)だと報道されている。
ルーシー事件・英THE TIMES紙の8月17日記事で、織原城二(金聖鐘)が在日だと報道した。

○殺人、死体遺棄事件で容疑がかけられ、否認(黙秘)した。
リンゼイ事件・市橋達也は死体遺棄容疑で逮捕収監後、黙秘した。
ルーシー事件・織原はルーシー事件に関しては一貫して全面否認した。

○日英の政治家が関わっている。
リンゼイ事件・佐藤勉当時公安委員長、森田健作現千葉知事、マーガレット・ベケット当時英外相、グレアム・フライ駐日英大使。
ルーシー事件・ブレア当時英首相が来日したさい、森喜朗当時総理の肩を叩き、事件の解決を催促したのは有名な話である。

○高額の懸賞金がかけられた。
リンゼイ事件・市橋達也に対し、捜査特別報奨金の上限1000万円。
ルーシー事件・ルーシー失踪当時、家族が自費で約160万円の懸賞金をかけた。

○容疑者の異常性、偏執性をメディアが喧伝した。
リンゼイ、ルーシー両事件ともその異常性は嫌悪を覚えるほどであった。


ルーシー・ブラックマン事件で逮捕された織原城二と市橋達也にはこれだけの類似点があるのだ。そして、ルーシー事件の織原城二が歩んだプロセスを市橋達也に当てはめた場合、裁判で無実が証明されたとしても、感情論裁判で有罪判決が下され、長期刑に服する姿が見えてくるのである。それは果てしなくどす黒く、あまりにも残酷な結末であるが、唯一の救いは検察バッシングの火種になった村木事件で多少、風向きが変わったことである。




■ ルーシー事件の真実は報道とは全くかけ離れたところにある。


ルーシー・ブラックマンさん殺人死体遺棄容疑で逮捕された織原城二は、完全に冤罪である。事実、ルーシー・ブラックマンさん殺人死体遺棄の起訴罪状については、無罪判決が下されている。織原城二はルーシー・ブラックマンさん殺人、死体遺棄で無罪を勝ち取った。だが、織原城二に司法が下した判断は他九件の罪状で有罪が確定し、無期懲役刑に処すというものだった。

冤罪の被害者が無実が証明されたのに、司直が無罪放免を許さず重罪を下すというのは、果たして起こりうることなのであろうか。この、あまりにも不条理な展開をもって無期懲役に服することになった織原城二が現実を見せている。

冤罪の被害者がなぜにこのような結果になってしまったのかを検証してみたい。

このルーシー事件については、『ドキュメンタリー ルーシー事件の真実/飛鳥新社 』で説明は十分だ。〈近年 この事件ほど事実と報道が違う事件はない〉〈エリート検事vsIQ180織原城二の攻防〉〈本書の記載はすべて真実である〉と表紙に銘打たれている本書は、ルーシー・ブラックマン事件の織原城二に対する裁判の膨大な量の公判記録をまとめあげ、織原城二の潔白を証明した検証本である。無実の罪に着せられた天才が法廷の場で検察の示す証拠を次々と論破していく様は、まさに圧巻であり、その分厚さもあってか読み応えは十分であった。そして、この本から多くのことを学び、リンゼイ事件を検証する叡智を授かった風に思う。

ここで書くことは、事実については『ドキュメンタリー ルーシー事件の真実/飛鳥新社 』からの引用である。




■ ルーシー・ブラックマン事件とは何か。



ルーシー・ブラックマン事件・ウィキペディア
2000年7月1日、元英国航空乗務員で、ホステスとして六本木で働いていた被害者が友人に連絡後に行方不明になった。3日には、男から被害者の友人に電話があり、不審に思った友人が警察に捜索願を出した。8月22日に被害者の妹が記者会見し、1万ポンド(当時160万円)の懸賞金をかけて有力情報の呼びかけを行った。

9月下旬には、警視庁捜査一課と麻布署が被害者が勤めていたクラブの常連客で不動産管理会社社長の男を調査している事が明かになった。また、被害者の周辺で新たに外国人女性二人が行方不明になっている事が発覚した。10月12日には、別件の準強制わいせつ容疑で容疑者が逮捕された。後日、神奈川県三浦市内の所有するマンションの一室やモーターボート付近の海岸などを警察が捜索した。被害者が失跡した直後の7月5日頃、容疑者がこのマンションを訪れて管理人とトラブルになったり、スコップを持って海岸を歩いているのが目撃されていた。11月17日に同容疑者が再逮捕された。東京地検は同日、英国人女性に対する準強姦罪で追起訴された。警視庁はDNA鑑定のため、ルーシーさんの家族に毛髪の提供を要請した。2001年1月26日、オーストラリア人女性に対する強姦致死容疑で再逮捕された。

2001年2月、容疑者のマンションから近い三浦市内の海岸にある洞窟内で、地面に埋められた浴槽内で遺体がバラバラに切断された状態で発見された。

その後で、被疑者はルーシー・ブラックマンを含めた10人の女性に強姦又は強制わいせつをして、その内2人の女性(ルーシー・ブラックマンとオーストラリア人女性)を死亡させたとして立件された。他9事件は被疑者は薬物を使って女性に乱暴をし、その様子をビデオテープで撮影しており、検察はルーシー・ブラックマン事件もこれに当てはめて立件をした。しかし、ルーシー・ブラックマン事件では髪の毛などから被疑者のマンションに一緒にいたことや被害者が死亡したとされる時期に遺体の損壊・遺棄に使ったとみられるチェーンソーやセメントなどを購入していたことは認められるが、遺体から薬物が検出されなかったことや他9事件にはあったビデオテープがないなどから他9事件との類似から状況証拠の積み重ねを強いられることになった。被疑者は他9事件については概ね認めたものの、ルーシー・ブラックマン事件については検察側が死亡したとする時間の直前に自分のマンションの部屋で被害者と会ったことは認めたが、裁判時には死亡していた知人が関与した可能性を示唆した上で無罪を主張した。
[転載ここまで]


※『被害者が死亡したとされる時期に遺体の損壊・遺棄に使ったとみられるチェーンソーやセメントなどを購入していたことは認められる』とする部分について、なぜ、チェーンソーやセメントを購入したかについて、事実を補足しておく。検察はルーシーの遺体をバラバラに切断するために購入したと主張しているが、織原城二は愛犬アイリーンの墓を伊豆の所有地に作るため、チェーンソーや急結セメントを用意したのである。





織原は公判上で携帯電話の発進基地の記録や、Nシステムの通行記録を開示させ、検察の見立ての矛盾を指摘し、自らの潔白を証明していった。織原城二は自らの潔白を証明するという悪魔の証明を法廷でやってのけたのである。公判の後半で、ルーシー・ブラックマンさんを殺害した真犯人の存在が浮上、勝田という、事件前に織原に近づいてきた自称なんでも屋の暴力団構成員で、その存在が明らかになったとき、勝田は覚せい剤の打ち過ぎですでに死亡しており、親代わりの存在であったMという男が法廷に立ち、勝田が『ルーシーが燃えている』と電話してきたことも明らかになった。

織原城二は完全な冤罪であることが証明されたにも関わらず、司法が無罪放免を許さなかった。こんな不条理がはたしてまかり通っていいのだろうか。



『疑わしき、つまり灰色というのは疑惑印象がありますが、非常に重要なものです。なぜならグレーゾーンがあるから世の中は動き、社会は成り立っており、 グレーゾーンを否定してはならないのです。』ルーシー事件の真実/p737織原城二




■ 織原城二が問われた罪状を検証する。


一、ルーシー・ブラックマンさん殺人、死体遺棄容疑(無罪)
二、カリタ事件
三、征服プレイ事件(八人に対する準強姦罪)


織原城二はルーシー・ブラックマンさん殺人、死体遺棄容疑では無罪になったにも関わらず、無期懲役刑に服している。恐ろしいことに、本件以外の他九件の起訴罪状で有罪になってしまったのである。

他九件の事件とは、カリタ事件と征服プレイ事件で、強姦致死と準強制わいせつ、準強姦罪である。これらはルーシー・ブラックマンさん殺人、死体遺棄とは全く無関係な事案であり、後述するが、いわば別件逮捕なのである。

なぜ、このような別件逮捕が積み重ね上げられていったのか。

織原城二が逮捕された当初、ルーシー・ブラックマンさんはまだ行方不明のままであり、遺体はまだ発見されていなかったからである。

織原城二の逮捕当時、ルーシー・ブラックマンさんの遺体が発見されていなかったこともあり、殺人と死体遺棄容疑での逮捕に相応となる証拠がなかったから、織原の身柄勾留を継続させるために他九件の起訴罪状(カリタ事件、征服プレイ事件)が立件されたのである。織原は逮捕収監直後から一貫して全面否認していた。ルーシーさん失踪について、織原の関与が明らかであったとしても、彼女の遺体がないのだから殺人罪に問えないのはしごく当然ではある。

ルーシー・ブラックマンさんの遺体が発見されるまで、織原城二をつなぎとめておく必要があった。そのために、別件逮捕が積み重ね上げられたのである。

織原逮捕から4ヶ月が過ぎた頃、三浦市の海岸の洞窟でルーシー・ブラックマンさんと思われるバラバラ遺体が発見され、織原城二に対し殺人死体遺棄で再逮捕、追起訴することになるのだが、それまでの間に、9件の別件逮捕が積み重ね上げられた。本丸のルーシー・ブラックマン殺人、死体遺棄容疑では無罪判決が下されたにも関わらず、別件逮捕が有罪と認定され無期懲役という重罪を科す相応性はどこにあるというのだろうか。はなはだ、疑問である。



■ 征服プレイ事件とは。


征服プレイ事件とは、八人の情婦に対する織原城二の準強姦容疑である。この容疑を簡単に説明すると、準強制わいせつ容疑での織原逮捕後、彼の居宅から売春婦とのハメ撮りビデオが押収されたのだが、捜査当局がビデオに映る相手を探し出し、織原城二に対し被害届を出させ、”準強姦罪”に仕立てあげたというのが真相だ。下品で愚かな発想である。

この時、「クロロフォルムを相手に吸わせて気絶させたり、違法薬物を大量に飲ませたりして自失させ行為に及んだ」と報じられていたが、公判記録に書かれたことをひもとけば、織原は相手にクロロフォルムを吸わせたのではなく、スピリタスというアルコール96%のウォッカをタオルに染み込ませたものであった。

征服プレイと呼ばれるものは、織原城二が相手と高濃度のウォッカを飲み、織原自身も大量の興奮剤を飲み、覆面して性行為に及ぶものであった。これが歪曲され、SMプレイという報道につながるのだが、織原の行為は相手を傷つけることが目的ではなく、あくまで性交渉であった。


『私は大量の興奮剤を接種し自らを異常にし、征服プレイという名の獣心プレイを行うわけであるが、その検察官が言う人面獣心者が覆面をかぶって行うプレイビデオが警視庁捜査一課で大人気となり、取り調べ直前に観た検事は興奮し、まともに取り調べができなかったわけである。取調べ検事と話題になったがこれらのものはストレス解消のため若い検事が密かに、又は堂々と所持しているものであり、取調官はストレスが多い検事ほど所持していると言っておられたので、吉野検事などは多数所持していることと思われる。

つまり行為自体は程度の差はあるが人間が行っているものであり、特殊なものではないということである。

覆面を被り獣心のプレイを行うわけであり、検察官は人面獣心と言ったが、プレイのコンセプトはそれであり、醜く汚い非日常的なものでないプレイとは成り得ないのである、しかし、その人面獣心プレイを見て、警察官、検察官は強い性的興奮を感じたわけである。』ルーシー事件の真実/p696織原城二




そもそも、織原は征服プレイ事件の相手とは性交渉の承諾があったと主張しているし、織原に被害届を出した相手の中には売春カードを持っていたものもいる(解析記録としては開示されていないが押収されたビデオに相手が売春カードを見せているシーンが記録されている)。準強姦罪に当たる犯罪行為に該当するかは疑問である。開示された証拠の中には、相手との会話を記録したテープの一部を恣意的に反訳した(明らかに『援交』と発言している部分を『銀行』と反訳した)ものもある。さらに、これはしごく重要な点だが、被害届を出した征服プレイ事件の被害者に対し織原は数百万円の賠償金を八人全員に支払っている。そして、被害届を出した人の大半が織原を宥恕し、起訴を取り下げるよう上申している。



■ カリタ事件とは。


カリタ事件というのは、織原と征服プレイに興じたカリタがクロロフォルムを吸わされ、その二日後に劇症肝炎を発症し死亡したとされ強姦致死で立件された事案である。征服プレイ事件と同じく織原がクロロフォルムをカリタに吸わせた科学的立証は全くなく、カリタの死について、織原が関わっていたということは全く立証されていない。さらに、公判上で、カリタが過去、B型肝炎にかかった経歴も明らかになり、さらにさらに、死因の劇症肝炎について、カリタが通院していた秀島病院から重篤な肝障害をもたらす薬剤を投与され続けたことも明らかになった。カリタ事件については織原が犯罪に問われる事実は全く無いのである。カリタ事件の本質は実は医療過誤にあるのだが、征服プレイ事件と同様、それらの事実について裁判所の判断は全く反映されなかった。



重ねていうが、カリタ事件と征服プレイ事件は、ルーシー・ブラックマンさんの遺体が発見されないままに織原城二を逮捕してしまった捜査当局が、ルーシー・ブラックマンさんの遺体を発見するなりの証拠が出てくるまで、彼の身柄勾留を継続させるためにでっち上げた別件逮捕というのが本質なのだ。




■ ルーシー事件での検察の犯罪行為。


日本でも先に起こった村木事件をもって検察の証拠捏造行為が取りざたされているが、検察の証拠捏造、隠滅行為というのは特捜特有の問題でもなく、ましてや個人的犯罪ではなく、最高権力組織である警察、検察でごく当たり前に行われていることなのである。

ルーシー事件では、担当した検察官に対して特別捜査部へ直接告訴状が出されている。しかも、三件である。証拠捏造でいえば、ルーシー事件は、村木事件の比ではない。直告された三件は、証拠隠滅、公文書偽造、職権濫用行為で、詳細を『ルーシー事件の真実』から抜粋する。


1(ルーシー・ブラックマンさんの)死因が不明であるにもかかわらず、死因が判明できたと思われるルーシー・ブラックマンの遺体の口の中から溢れ出ていた真っ黒い物質を、そっくり全て除去し処分してしまった。また、頭部全体を覆っていた真っ黒い物質も同じく、全て消去してしまった。

職権濫用・証拠隠滅罪で告発され、平成18年11月29日受理された。
本物質を明らかにすることによって、死因が解明された可能性が大いにある。


2洞窟から、ルーシー・ブラックマンの遺体と共に出てきたテントのポール袋は、織原被告が買った物ではないにもかかわらず、織原被告が買ったものだと検察官冒頭陳述を行い、5年以上の長きに渡り虚偽事実を主張していた。

公文書偽造で検察官は告発された。
織原被告が、当時購入した物は、グリーン、緑色のもので、遺体と共に出てきた物は、ブルー、青色のものであり、明らかに違っていたにもかかわらず、検察官は織原被告が買った物であると主張していたのである。


3A 逗子マリーナの織原被告の部屋で、相手外人ホステスが、織原被告に渡した売春カード。
 B 相手外人ホステスから、織原被告に対し、性行為を求めているシーンが写っているビデオ解析記録。

ABとも、検察官は事件に関係ないとして裁判所に提出しないことに対する職権濫用・証拠隠滅罪で告発された。
織原被告は、準強姦罪で告訴されたわけであり、その相手が織原被告に渡していた売春カードを、検察官が事件に関係ないとして、本証拠物を出さない事は、罪を押し付けることになり、つまり犯罪を検察官は織原被告に押し付けているわけである。
織原被告を告訴した四人の外人クラブホステス全員が、逗子の織原被告の部屋で、金を受け取っている事が法廷で明らかにされた。基本的にプレイ代金として10万円であった。


これら3件の直告以外にも、前述した通り織原被告を告訴した相手女性が、逗子マリーナの部屋で、ホストクラブの飲み代を稼ぐために、織原被告に売春を行っている会話テープが発見され、弁護側が開示を求めたところ、売春を行っている事が、明らかに判る部分が24秒間に渡って消去されていた。弁護側が検察庁でそのテープをダビングし、裁判所内に窓口のある日本記録士協会によって反訳させたところ、「援交」という部分が捜査側によって「銀行」と改竄されたりしていた事も明らかになった通りである。
また、ルーシーの日記の失踪する直前部分などに、文字が書き加えられており、改竄されていたことも判明した
これ以外にも多数あり、捜査側は、このような証拠隠滅・改竄という重大な違法行為を、日常的に行なっているのであろうか
あるいは、このルーシー事件だけなのであろうか。
何故このような違法行為を捜査側は行ったのであろうか。そして、何故行う必要があったのであろうか。
[抜粋了]




■ 織原城二の在日報道について。


織原城二 の出自に対し「織原は金聖鐘。在日韓国人の帰化日本人」だと海外で報道されたが日本では報じられていない。レイプ殺人事件は平和な日本では全く相容れないのであり、平和な日本では起こりえない異常な事件を「在日が起こした事件」として片付ける風潮が日本にはある。そういった事件を起こした動機を説明付ける一つとして「出自が在日」だと、海外で報道される(日本でそういった報道をすると、同和や朝鮮総連が騒ぎ出すので)だが、これらは人を殺意を持って死に至らしる動機として、妥当性が全くない。在日だからといってレイプ殺人を引き起こしたかのような説明は、全く合理性に欠いているのである。誰もが在日だから凶悪犯だなんて説明をもって有罪と判断されたらたまったものではない。

市橋達也も織原同様に「在日報道」が海外でリークされて間もなく暗黙の報道規制が敷かれ、今年に入って報道されたニュースをみても、数えるほどしかなく、あからさまにトーンダウンしている。織原にしろ、市橋にしろ、こういった在日報道は、猟奇的事件の犯人の動機付けを感情で認識させるために計略された報道ではないかとみている。数年後に迎えるであろう判決の時に、市橋が重罪に処されたという結果があればいいのである。

織原の在日報道のあと、事件に関する報道はさも報道規制が敷かれたかのように極端にトーンダウンした。その裏で、織原城二という天才が検察の見立てをことごとく論破し、五年という長い歳月をかけて、法廷で無実を証明していったのであった。織原と事件に対する報道が自粛される中、検察の見立てが崩壊し、それでも有罪に持って行こうとする暴挙が裏で粛々と進行していたのである。




今回ルーシー・ブラックマン事件の織原城二のことを書いたのは、やはり、彼は冤罪の被害者であるからだ。そして、冤罪の被害者でありながらも、その事実は全く報道されず、別件逮捕が有罪になり、無期懲役に服することになる。いうまでもなく、彼の名誉は全く回復されていないのである。

織原城二はIQ180の天才であった。親の遺産を受け継いだ在日の資産家というレッテルは記者クラブの偏向報道によるもので、織原は日本各地に11棟の商業ビルを所有する実業家であった。個人企業として富士銀行の虎ノ門支店で最も取引高が多かったとされている。さらに織原は逮捕される前、新たな商業ビルを建築するプランを持っていた。これは、建設は鹿島、プランニングは博報堂、資金提供はオリックスというかなり大規模なもので、大阪北区に日本最大のソーシャルタワーを建築するというものである。逮捕されることにより、タワーの建築プランも飛んでしまうこととなる。

織原はルーシー・ブラックマンさんの遺族らに対して一億円のお悔やみ金を支払っている。さらに征服プレイ事件で被害届をだした女性達に対しても300万から350万円の和解金をそれぞれに支払っている。そして、被害者から織原を宥恕し告発を取り下げてくれと上申書が提出されているのである。

さらに織原城二は学生時代から寄付を続けてきたことが公判で明らかになった。そのほとんどが匿名だという。それはルーシー事件で逮捕されるまで7410万円におよび、拘束中も寄付を続けており、合計一億円を超えているという。さらに驚くべきは、日本股体不自由児協会や法律扶助協会から拘留中の織原に対し寄付に対する感謝状が送られているのである。これがどういうことなのか、考えるべきである。

織原城二は、まるでマイケル・ジャクソンのようだ。ルーシー事件を検証していき、そう思わずにはいられなかった。

マイケルはネバーランドに代表される、世界中の子供たちを救い、夢を与えたいという強固な信念かあまりにもひどく曲解され、幼児性愛という全く見に覚えがない罪をふっかけられ、多額の慰謝料を支払うことになった。それ以外にもソニーウォーズやマイケルに対する金銭目的の訴訟は1500件と言われている。特に2004年はひどく一年で130人がマイケルに対し訴訟を起こしたという。そんな中、マイケルが有罪と認定されたものはなに一つとして存在しない。これは明白な事実である。「黒人であることを誇りに思っている」―マイケルのそんな言葉に触れたとき、とてもいたたまれない気持ちになった。

織原城二は記者クラブメディアの偏向報道により、SMが趣味の在日の資産家と不名誉なレッテルを貼られ、お悔やみ金や和解金が、さも犯罪を認めている証明のように報道されている。慈善活動に生涯を捧げたマイケル・ジャクソンも千数百件の訴訟問題を抱えていたが、告訴や被害届を取り下げてくれるのならと、すすんで和解金を支払った。それを『それこそ犯罪を認める証明だ』とメディアは攻撃するのである。そんなマスメディアの低能さと洞察力のなさに怒りを覚える。




これだけ書けば少しは彼の名誉も回復されたと思う。

少しルーシー事件で象徴的なものを挙げてみる。もっと深く背景を探れば、なぜ国家権力は織原城二を社会的に抹殺し、排除しようと考えたのか、見えてくるかも知れない。

・織原城二は宅間守に襲撃された池田小の出身である。
・ルーシー・ブラックマンさんの遺体が見つかった三浦市の洞窟は、創価学会の所有であった。
・突然の逮捕で、翌月11月に予定されていた金融裁判の決着もご破算になった。相手は悪名高きRCCであった。
・洞窟の入口でミチコロンドンのブラジャーが発見されている。ルーシー失踪後、事件の犯人とみられる何でも屋勝田が「ロンドンという名のブラジャーを探していた」という。
・ルーシーにドラッグのスピードやマリファナを供給していた伊藤裕之は2003年に暴力団員に射殺されている。織原がルーシーのドラッグの仕入先を弁護団に調べさせているさなかであった。
・織原の取調べノートのあるページに『ハゲタカ』『日銀』『英国銀行』『ロンダリング』『ロスチャイルド』と意味深なことが書かれている。
・村重という富士フィルムのエリート社員がルーシー事件の取調べを受けたあと謎の自殺を遂げている。
・村重は何でも屋勝田と知り合いであった。
・ルーシーの遺体の口には真っ黒い物質が詰められていたが、村重が自殺したとき、口の中には汚物が詰められていた。
・村重が自殺したアパートの一室は丸山教が所有していた。さらにルーシーは失踪時、友人に「千葉の宗教施設に一週間ほどいる。教義は平和主義だ」と電話をかけているが、それは丸山教の教義と一致する。



警視庁本町で織原は6ヶ月間も拘束されたが、その間、当時の弁護団の一人は「警察、検察は被告人に有利な証拠、証人をつぶす。そして警視庁本庁接見室は盗聴されている」と言い続けたという。実際に盗聴されていたようだ。

さらに、弁護団の一人が書いた冒頭陳述書を見て織原は、「全く論理的ではなく、まるで中学生の作文のようである」と思ったという。さらに、それを織原の弁護団以外の弁護士に見せて意見を聞いていたところ、弁護団の一人が突然乱入し、「弁護団以外の弁護士に仲間が書いた冒頭陳述書を見せて意見を聞くということは、弁護人を信頼していないということだ」と逆ギレされたという。織原にしてみれば、単純に第三者のさめた意見を聞きたかっただけである。このことがきっかけで、自分が検察の御用弁護士に包囲され、現弁護団が自らの弁護に不利益をもたらしていると気づいた織原は逮捕されて一年後に、公判前に弁護団を全員解任した。そして元高等裁判所長官、神垣英郎氏を中心とした弁護団を再結成した。

ルーシー・ブラックマンさん殺人死体遺棄の案件について、織原の無実が認められたのも、弁護団を再結成したことによるものだ。公判記録をつぶさにみれば、弁護団が織原の手足となって動き、無実を証明するための証拠集めに奔走したことがよくわかる。検察の見立てについて専門家に意見をききに周り、検証し、科学的に立証していったのである。

神垣英郎氏が胃ガンで死去後に織原弁護団を引率した主任、副主任弁護人は両氏とも元高裁長官であるという。だから、本丸であるルーシー・ブラックマンさんの殺人と死体遺棄は無罪を勝ち取ったと考えている。

市橋達也の弁護団は明らかに検察に同調して行動しており、市橋達也の最大利益を考え支援し弁護するつもりがないのは明白である。最高権力組織と一体になって、一人の納税者を犯人に仕立て抹殺することに一役買っているのである。裁判を滞りなく進行させるため、検察に懐柔されたプロフェッショナルなのである。ボランティアとして結成されたにも関わらず、200万円の支援金をちゃっかり受け取っていることが、その証左である。市橋達也の両親に支援させないような世論を作ったのは、自前で弁護士を雇われたくなかったからである。早くそのことに気づいて欲しいと切に願っている。



『この事件とその後の経過を見ると検事と警察官はデッチ上げに狂奔し、裁判官はこれに従うことに血眼となっている。まるで何か背後に大きな力があり、それに操られて去勢されているようだ。』ルーシー事件の真実/著者p778

2010/12/06加筆修正
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Tag:英国人女性殺害事件 冤罪 

Category:市橋達也の冤罪検証

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