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福島第一原発事故の真相に迫る! 1 〈2010年6月17日フクイチ2号機事故とベント隠し〉

2011/09/05(Mon) 06:36


2010年6月17日、福島第一原子力発電所2号機で外部電源喪失を喪失するトラブル(事故?)が発生した。311クライシスの9ヶ月前のことである。

14時52分頃、発電機界磁遮断機がトリップ警報を発したことを受けて発電機、タービン、原子炉の順に自動停止したが電源切替時に停電が瞬間的に発生。15時25分に復旧するまで30分間、プラント電源(内部、外部電源)喪失したのである。この時低下した原子炉水位は2メートル低下し、緊急炉心冷却装置が作動するレベルまで、あと40センチメートルと迫っていた。

この311の前年6月に起こったフクイチ2号機外部電源喪失は、福島第一原発事故を予見するようなトラブルであった。外部電源を30分喪失幸運にも原子力事故は免れたものの、シビアアクシデントが目の前に迫っているのである。まったく解せないのが事故当日発表された東電のプレスリリースである。


プレスリリース 2010年|TEPCOニュース|東京電力


中身が全く見えないし、内容も事後報告のようなものである。これでは事故かどうかもわからない。こんなのは、事故にみせたくない東電のプロパガンダでしか無い。毎日新聞福島版の記事の方がよほど事の深刻さを伝えている。



原発電源喪失)福島第一原発2号機の電源喪失・水位低下事故の情報公開と原因究明を求める申し入れ - 安渓遊地

毎日新聞福島版から引用
 http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20100618ddlk07040183000c.html

福島第1原発:2号機トラブル 原子炉水位が低下 11年半ぶり自動停止 /福島

 運転中の福島第1原発2号機(大熊町)が17日、発電機の故障で自動停止したトラブルは、原発を安全に停止するために必要な外部からの代替電力の供給が行えず、原子炉の水位が約2メートル低下する深刻な事態だった。東京電力は同日、県と原子力安全・保安院にトラブルを報告したが、復旧のめどは立っていない。

 東電によると、同日午後2時50分ごろ、タービン建屋内の主発電機を制御する「界磁遮断機」が故障し、発電機とタービンが停止。タービンを回す蒸気の発生を止めるため、原子炉も停止した。原子炉本体に問題はなく、放射能漏れなど外部への影響はないという。同原発の自動停止は98年11月の3号機以来、約11年半ぶりだった。

 原子炉が止まった場合、外部の送電線から発電所内の電力を供給するが、切り替え装置が機能せず、2号機全体が停電。このため、原子炉内に冷却水を給水するポンプが動かなくなった。十数分後に非常用のディーゼル発電機が起動し、代替ポンプで水位を回復させた。

 水位の低下は炉心の燃料棒を露出させ、原発にとって最も危険な空だき状態を引き起こす恐れがある。原子炉は停止しても、停止直後の燃料棒には熱が残っているため、重大な事故になる可能性がある。今回も水位の低下が止まらなければ、緊急炉心冷却装置が作動していた。【関雄輔】

--抜粋ここまで--


事故当初から2号機の外部電源喪失・冷却水喪失事故の重大性を認識し、東電の隠蔽体質にをも警鐘を鳴らしてきたのが、いわき市議佐藤かずよし議員である。



風のたよりーいわき市議会議員 佐藤かずよし : あわやメルトダウン、福島第一原発2号機電源喪失水位低下

17日午後、第一原発2号機であわやメルトダウンの事故が発生しました。発電機の故障で自動停止したものの、外部電源遮断の上に非常用ディーゼル発電機がすぐ作動せず、電源喪失となり給水ポンプが停止、原子炉内の水位が約2m低下、約15分後に非常ディーゼル発電機が起動し隔離時冷却系ポンプによる注水で水位回復するという、深刻な事態でした。東京電力は事実経過を明らかにしておらず、真相はまだ闇の中ですが、この事故は誠に重大です。

原子炉緊急停止後、電源喪失が長引けば、燃料の崩壊熱を冷却する冷却水が給水されず、水位がさらに低下し、むき出しの燃料棒が崩壊熱により溶け、炉心溶融=あわやメルトダウンという、スリーマイル原発型の最悪の事態に至る可能性があったのです。

中略

保安規定上は外部電源の喪失信号を受け、非常用ディーゼル発電機は10秒以内で自動起動し、緊急炉心冷却装置ポンプへ電源を供給することになっていますが、今回は約15分との報道もあります。外部電源喪失を模擬した柏崎刈羽1号機系統機能試験のデータでは発電機起動が7,6秒とされています。これは誠に由々しき事態です。

東京電力は当初、発電機が停止した原因を「発電機そのもののトラブル」と説明していましたが、18日になり「外部からの電源の供給が何らかの原因でストップしたため保護装置が働いて発電機が止まり、その結果、原子炉の自動停止に至った」と福島県に報告したといいます。しかも東京電力はこの件を報道機関に発表していませんでした。

東京電力は事実経過を明らかにすべきです。今なお隠蔽的対応をすることは福島県民を冒涜するもので、許されるものではありません。福島県と県議会は事態を深刻受け止め、東京電力に厳正に対応しなければなりません。

--抜粋ここまで--


なぜ保安規定上は外部電源喪失信号を受け、非常用ディーゼル発電機は10秒以内で自動起動し緊急炉心冷却装置ポンプへ電源を供給することになっているのか。―それは、プラント電源が喪失し、冷却系給水ポンプが停止した原子炉というのは恐ろしい速さで冷却水が失われていくからである。30分で2メートル低下、まさに一刻一秒を争う事態なのである。

この重大性な原子力事故を前にしてなぜだか東電は後ろ向きな対応であった。事故の事実経過を説明せず、原因究明、再発防止をも講じようとしなかった。だんまりを決め込む東京電力に対して、6月23日、市民グループが申し入れを行った。


風のたよりーいわき市議会議員 佐藤かずよし : 原発電源喪失の情報公開と原因究明

 6月17日午後、貴社福島第一原発2号機で電源喪失・水位低下事故が発生しました。発端は、外部電源を取り入れる遮断機がバックアップを含め全4台が停止したこととされ、これにより外部電源遮断、発電機停止、原子炉自動停止、制御室停電、電源喪失で給水ポンプ停止、原子炉内水位約2m低下、隔離時冷却系ポンプによる注水で水位回復、急冷したとされ、あと40センチで高圧注水系ECCSが作動する事態で、非常用ディーゼル発電機が十数分間起動しなかったかの報道もありました。

 貴社は事実経過を時系列に公表にしておらず、真相はまだ闇の中です。外部電源を取り入れる遮断機がなぜ全4台停止したのか独立の系統で交流電源を確保するはずの2系統が同時に遮断ということは、一体何があったのか原因は未だに不明で明らかにされていません

 原子炉緊急停止後、電源喪失が長引けば冷却水が給水されず、さらなる水位低下、燃料棒が崩壊熱により炉心溶融=メルトダウンという事態に至る可能性があり、深刻な事態と言わざるを得ません。

中略

 今回の電源喪失事故は、原子炉自動停止により法律に基づき10日以内に再度報告しなければならない報告対象事故です。貴社は、遅滞なく事実と原因を明らかにすべきであり、隠蔽的対応は許されるものではありません。福島県も事態を厳しく受け止め、県民を不安に陥れたとして原因究明と再発防止を求めています。この際、私どもは以下申入れ貴社の速やかな回答を求めます。



1、福島第一原発2号機電源喪失・水位低下事故について、事実経過を時系列に明らかにするなど情報を早期に公開すること。

2、事故の原因究明を図り、関係法令に照らして適切な処置を行い再発防止対策を明らかにして、第一原発3号機などに水平展開するまで、福島第一原発2号機は再起動しないこと。
以上

--抜粋ここまで--


毎日新聞の記事でも『十数分後に非常用のディーゼル発電機が起動』とあるように、事故当初、プラント電源が喪失(停電)され給水ポンプが起動しなかったのは非常用ディーゼル発電機の起動が十数分遅延したことが原因だと報じられていた。

ところが、東電は7月6日のプレスリリースで当初の説明を翻し、非常用ディーゼル発電機は正常に起動したとしている。


プレスリリース 2010年|TEPCOニュース|東京電力


このプレスリリースを受けて東電で7月9日にヒアリングがあり、そのレポートが
佐藤かずよし議員のブログに掲載されている。とりあえず原子炉水位低下に係わる部分だけ抜粋する。


風のたよりーいわき市議会議員 佐藤かずよし : 原子炉外部電源全喪失事故レポート

外部電源全喪失事故で停止していた福島第一原発2号機が7月16日午後11時に原子炉を再起動した。東京電力は、事故原因を人為ミスとしたが、根本原因が解明されないままで再発防止対策とはいい難い。真相は未だ明らかではない。腑に落ちない見切り発車だ。

中略

1.事故の概要
・今回の原子炉「自動停止」は、10.06.17(14:52頃)発電機界磁遮断器「トリップ警報」に始まり、「発電機」「タービン」「原子炉」の順に自動停止した。
・しかし、その後外部電源に切り替わらなかったため、外部電源全喪失の事態となった。
・これを受けて、ただちに非常用ディーゼル2基が自動起動し、非常用交流電源は回復した。
・運転員は原子炉トリップによる原子炉水位の低下に備えて、タービン駆動による隔離時冷却系を手動起動した。水位は14:53頃-800mmに達し、そのまま横ばいで推移し14:58には水位回復した。

中略

(2)原子炉内水位の低下★
・「常用系電源2系統が停止」したことにより、原子炉へ冷却水を戻す「給水ポンプ停止」、冷却水が戻らないため原子炉水位が低下。逃し安全弁も作動(複数回開閉)。
・原子炉水位低下(2:53、-800mm)により、代替ポンプの「原子炉隔離時冷却系」ポンプを「手動起動」して、「復水貯蔵タンク」より給水開始。自動起動のレベルには至っていないが、水位低下は予見されたので手動で起動した。【注:通常ECCS系および隔離時冷却系は、基準の水位レベルにより自動起動する設定】
・水位は2:58まで5分間ほど-800mmの横ばい状態であったが、以後水位回復。
・3:40には「原子炉隔離時冷却系」の自動停止レベル(水位「高」=L8)に達したため注水はストップされた。「原子炉隔離時冷却系」の流量は毎時95~100㎥。
(3)非常用ディーゼル発電の起動★
・「常用系電源2系統が停止した」ことにより、常用系交流電源から受電している「非常用交流電源」も停止したため、「非常用ディーゼル発電設備」が直ちに「自動起動」した。基準内(=10秒以内)の起動であった。一部に十数分後という報道があったが、間違い。
・その後( : )「非常用交流電源」により代替の復水ポンプが起動し給水開始? 
・外部電源の復帰はA系統母線が3:25、B系統母線は3:55であった。
・A電源、B電源の復旧後、順次、復水ポンプ、給水ポンプを起動。

6.事故報告について
・今回の事故はおそらくわが国初の「外部電源全喪失事故」であり、『原子炉等規制法第62条の3の規定に基づき原子力事業者から規制行政庁に報告され、』『規制行政庁は同法第72条の3第2項の規定に基づき安全委原子力安全委員会に報告する』事故に該当することは間違いない。
・しかし東電も保安院も『法令に基づく報告対象ではない』としている。
・原因究明は、全く不十分である。中間報告でしかない。
・なんらかの文書があるのか、保安院に提出したのか、明らかにしていない。
・およそ事故経緯を物語る時系列も無ければパラメータの推移を示すチャートも、一切公開されていない。

a.事故報告書とは言えない→◆Q3
・東電は発生直後の6/17のプレスリリースの時点では「重要事象」として認識していた。『本事象は公表区分I(法律に基づく重要な事象など)としてお知らせするものです。』とある。
・ところが7月6日のプレスリリースにおいては、保安院に報告したと明記されていないし、およそ事故調査報告といえるような内容ではない。事故調査報告はあるのか、ないのか。
・いっぽう保安院は、「原子炉の自動停止の原因及び対策について、本日、報告を受けました。」とし、その報告をもって「妥当とする」とした。保安院に提出した報告とは何か。
・事故報告書、及び保安院に提出した事故報告書を開示されたい。

--抜粋ここまで--


外部電源喪失、冷却水喪失事故を国会が取り上げたのは311クライシスから二ヶ月が過ぎてのことである。2011年5月1日、東電社長清水と原子力保安院長を参考人として国会に招致、森ゆうこ議員による国会質疑の中で、福島第一原発2号機の事故が取り上げられた。


福島第一原発2号機、昨年6月にも電源喪失 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

東京電力福島第一原子力発電所2号機で昨年6月、電源が喪失して原子炉の水位が30分にわたり2メートル低下する事故が起きていたことが、1日の参院予算委員会で明らかになった。

民主党の森裕子氏の質問に、参考人として出席した東京電力の清水正孝社長が答え
た。菅首相もその後の対策の不備を陳謝した。

東電の説明によると、事故は作業員が電源装置に誤って触れて、所内電源の供給が停止したことで起きた。原子炉は自動停止したが、外部電源への切り替えに失敗し、冷却水が送れなくなったため、水位が2メートル低下した。すぐに非常用ディーゼル発電機が起動したが、作業員が冷却装置を手動操作し、水位が回復するまで約30分かかった。燃料が露出する水位まで3メートルほどの余裕があったが、あと40センチ低下すれば、緊急炉心冷却装置が作動する間一髪の状況だった。

(2011年5月1日20時27分 読売新聞)

--転載ここまで--


<新事実> 福島 昨年6月にも電源喪失事故...30分にわたり水位2m低下 - YouTube

http://www.youtube.com/watch?v=ltMe775YMIs



森ゆうこ議員
「非常用ディーゼル発電機が作動するまでに何分かかりましたか」

東電社長・清水参考人
「非常用ディーゼルは正常に作動し、その後、外部電源に切り替わったと、こういうことでございます」

森ゆうこ議員
「切り替わるまでに三十分かかっているんでしょう?その間、電源がなかったんじゃないんですか」

東電社長・清水参考人
「非常用ディーゼルで電源が確保されておりました」

森ゆうこ議員
「しかし、原子炉内の水位は二メートル低下したと、いうふうな報告を受けておりますが、どうなっておりますでしょうか」

東電社長・清水参考人
「一時的に低下しましたが、すみやかに復旧してございます」

森ゆうこ議員
「あいまいな表現ですのでよくわかりません。原子炉水位が何メーター低下して、それが何分間続いたのでしょうか」

東電社長・清水参考人
2メーターくらい低下した状態が約30分でございます

森ゆうこ議員
「今回(311)の事故と同じようなことが起きているわけです。あわやメルトダウン。そういう状況が起きかねない、2メーター水位が下がって、三十分それが続いた。原子力安全保安院、これは確認していますか?」

原子力保安院長・寺坂参考人
「私どもといたしましては、さきほど清水社長が答えたラインで、非常用ディーゼル発電機は起動しましたけれども、電源切替に伴う瞬間的な停電が発生したために、原子炉内の圧力が上昇して、給水停止。
それから、原子炉の水位の低下という事実があったという風に確認しております。」





実は、先に埋め込んだ五分弱の動画は、見事に寺坂保安院長の”ある重要な発言をばっさりカットされている。幸い、当方は気づくことができた。おそらく意図的な編集であろう。14分の未編集バージョンにそのばっさり切られた部分が幸運にも残っていた。自分の目で確認して欲しい。





寺坂保安院長のバッサリ切られた言葉は3:05辺りから。



安全弁が開きまして(←ベント)原子炉圧力を下げると共に、隔離系冷却系が自動起動する前に手動で起動させまして水位を回復したと理解しています」


警報トリップによる自動停止から外部電源が復帰するまでの事実経過は東電ヒアリングのレポートではなぜ30分の間に原子炉水位が2メーター低下するほどの事態に至ったか合点がいく説明はなかった。だが、「原子炉水位が2メーターくらい低下した状態が約30分続いたこと」を東電社長清水が国会で認め、原子力保安院長の寺坂の「安全弁が開いて、原子炉圧力を下げるとともに原子炉隔離時冷却系が起動する前に手動で作動させ水位を回復したと理解しています」がばっさりカットされていた部分に気づいたことでようやく見えてきた。

フクイチ2号機事故はベント隠しではなかったか?

電源切替時に瞬間的な停電が発生。原子炉圧力が注水できないレベルまで上昇したのだろう。ようはベントして圧力を逃さなければ、冷却系給水ポンプによる注入が困難な状態に陥ったわけだ。

安全弁を開いて(ベント)したことを、東電は原子力保安院と組んで隠蔽しようとしたというのが真相ではないだろうか。


6月5日 NHKスペシャル「事故はなぜ深刻化したのか」

東電社員「ベントは最終手段。信じられない」「ベントをやると聞いたとき、『この会社終わったな』と思った」
現場作業員「(ベントで)汚染という事態になったら、地域にお金を落としていたわけですけれども、そんなものではすまない

--抜粋ここまで--


東電はどうしてもベントしたことを隠したかったわけだ。寺坂保安院長が『電源切替の際瞬間的に停電が発生し、原子炉圧力が上昇したために』と予期せぬ停電が発生したことを強調した。すなわち、全電源喪失に近い状態だったことを意味するのではないか。「安全弁が開きまして、原子炉の圧力を逃し」と続くのだが、原子炉圧力が高ければ注水できないことは福島第一原発事故で学んだ。ベントしなければ隔離系冷却装置では注水できなかったのではないか。原子炉圧力が実際何気圧あったかすらも分からないのだが、仮に停電が五分続いたとして、その間に原子炉水位が2メートル低下したのならば末恐ろしい。東電社長の「2メーターくらい低下した状態で約30分です」はいつ?どのタイミングで?が省かれていて分かりづらいのだか、隔離系冷却装置で注水はじめたのがどの時点で、隔離系冷却装置で注水を始めたのはいつからか?がはっきりしていない。ざっくりとだが、一時間もあれば炉心は顔を出すことがわかった。


ひとまず時系列にならべてみる。


14時52分
警報トリップにより発電器、タービン、原子炉の順に停止。この間3~4秒。

非常用ディーゼル発電機は直ちに起動したが電源切替時に瞬間的に停電。給水ポンプが停止した。

全電源が遮断され冷却機能が停止した影響で原子炉圧力が上昇。(←ココ大事)

安全弁を開き(ベント)、原子炉圧力を逃してから原子炉隔離系冷却装置を手動で起動させ炉内に注水した。

15時25分
原子炉水位が二メートル低下した状態で外部電源が復帰。復水ポンプ、給水ポンプを起動。

15時40分
原子炉水位が自動停止レベル(水位「高」=L8)に達する。給水量は100㎥。




【国会質疑の続き】

森ゆうこ議員
「清水社長、なぜこの事故を契機に外部電源喪失時の対応の再点検、そして対策を講じなかったのでしょうが。まさしく今回の地震で起きた外部電源喪失という事態をすでに昨年の6月に経験しているではありませんか」

東電社長・清水参考人
「ただいまの事実経過の通り、外部電源が喪失されたということでありますがですが運転員の操作により、速やかに復旧がなされたという経過もございます。一方、今回の福島第一原子力発電所の事故は、やはり大地震によって外部電源が喪失する、さらに津波によってディーゼル発電機の機能が喪失してしまったと、このような事象でございます。結果といたしまして、今回の事態を引き起こしてしまったということについては深く反省し大変申し訳ないと思っておるところでございます。今回の福島の第一原発の事故につきましては、外部の有識者のかたがたも含めた事故調査委員会で調査、検証してまいりたいと、このように思っております」

森ゆうこ議員
「答えになってませんよ。いわば、今回の地震による外部電源の喪失という事態をすでに昨年6月に経験しているんです。想定外では済まされないんです。なんか、衆議院の方で、『免責』ということを大きな声でおっしゃった方がいらっしゃるようですけれども、とんでもない話だと私は思います。外部電源喪失というのは昨年のうちにすでに経験していたことであり、それに対しる対策を講じてこなかった。これは明らかに人災ではございませんか」

東電社長・清水参考人
「柏崎刈羽の反省という意味では、中越沖地震の経験も踏まえまして、例えば対策本部を設けております重要免震棟の設置であるとか、消防署の設置であるとか、可能な限りの対策は講じて参りました」

森ゆうこ議員
「外部電源喪失の事態を経験しながら、それに対する対策を講じてこなかった。総理。総理。これは人災ではありませんか」
以下略


森ゆうこ議員の質問はしごく真っ当である。昨年6月のフクイチ2号機外部電源喪失・冷却水喪失事故の時に事故原因をちゃんと突き止め、シビアアクシデントをも考慮した対策を取っていれば、福島第一原発事故は避けられたかもしれないと考えるのが普通であろう。政治家として最悪の事態を避けられなかったことに忸怩たる思いがあるのではないか。ところで東電に「免責」と大きな声でいっていた議員は誰だろう。名前だけでも覚えておきたい。


加筆修正2011/09/07

2011/11/26加筆修正


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Tag:福島第一原発事故 

Category:福島第一原発事故の真相に迫る!

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福島第一原発事故の真相に迫る! 2 〈フクイチ2号機事故の推定経過と撤去された系統安定化装置〉

2011/09/06(Tue) 12:42

福島第一原発事故の真相に迫る! 1 〈2010年6月17日フクイチ2号機事故とベント隠し〉
http://hatajinan.blog61.fc2.com/blog-entry-312.html

2011/09/16 加筆修正
2010年6月17日、福島第一原子力発電所2号機で外部電源喪失が起こった。このとき、事故を深刻に受け止め、慎重に事故の原因究明に努めていれば、もしかしたら福島原発事故は防げたのではないか。シビアアクシデントを考慮した対策を講じていれば、最悪の事態は免れたのではないか。今年5月1日の国会質疑でこのフクイチ2号機の事故を取り上げた森ゆうこ議員とて忸怩たる重いだろう。



5月1日の国会質疑で参考人招致された東電清水社長は「原子炉水位が2メートルくらい低下した状態が約30分続いた」と驚くべき証言をした。同じく参考人招致された原子力保安院寺坂保安院長が『安全弁を開いて(恐らくドライベント。ウェットベントなら蒸気逃し弁とか蒸気逃し安全弁と言うはず)原子炉圧力を逃し、ECCSが自動起動する前に隔離型冷却装置を手動で作動させた』とこれもまたさらに驚く説明をした。

つまり、ベントするまで注水できなかったのではなかったかベントの判断に躊躇して、もたもたしている間に原子炉水位が2メートル低下したのではなかったか。原子炉圧力が高くなると炉内に注水できないのは311を経験して知ったところである。

当日の東電プレスリリースでは白々しくモニタリングポストに異常な数値が見られない等々書いていたが、ベントしたことを保安院長が国会で答弁している事実をもって改ざんを疑うべきである。東電の示す数値はデタラメであることは、これも311を経験して知ったところである。察するに、原子力安全・保安院もグルだったということである。

本当に知りたいのは、なぜ、原子炉水位が2メートルも低下したのか?である。これについて東電は一つも明確な事実を示していない。さらに言えば、原子炉の冷却機能が何分間失われていたのか、どの時点で(はじめの方?終わりの方?)喪失されたのか計器類のデータも示されていない。佐藤かずよし議員もブログで東電の隠蔽体質を非難しているが、現役市議にすらデータを明かしていないのである。

外部電源が三十分失われ、原子炉水位が著しく低下したのにも関わらず、全く事故原因が解明されず、計器類の数値すらでてこなければ、真実は隠されたままである。

2メーターくらい低下した状態が約30分でございます

言い換えれば、外部電源は30分後に復帰したが、原子炉の主たる冷却装置である給水ポンプと復水ポンプを稼動したとき、原子炉水位は2メートル低下していたのである。




今回のブログエントリでは、外部電源を30分喪失させ原子炉水位を2メートル低下させたフクイチ2号機事故の原因について掘り下げていきたい。なぜ外部電源が30分もの間失われたのか。結果として、なぜ原子炉水位を著しく低下させたのか。非常用ディーゼル発電機は正常に起動したのではなかったか。佐藤かずよし議員のブログにある『原子炉外部電源全喪失事故レポート 』と東電のプレスリリース、今年5月1日の国会質疑を参照に、まずは事実経過を時系列に並べてみたい。


2号機事故
この図では非常用ディーゼル発電機(D/G)は2つしか描かれていないが本当は3つのではないかと疑っている。


14時52分
何らかの原因で系統安定化装置、及び電子回路を含めた補助リレーが誤作動(5~7ミリ秒の瞬間的な誤信号が原因?)を起こし、原子力プラントの常用系電源の所内側遮断機が落ちる(「入」→「切」状態)。

補足 5~7ミリ秒×3回の瞬間的な誤作動はこの時はまだ発電器の界磁遮断機が起動していたので、高圧電流を交流させてシステムダウンすることを回避するために、外部電源側遮断機がインターロックされ作動しなかったと思われる。この原因については人為的である可能性はもちろん否定できない。

プラント内常用電源が遮断されたことで励磁制御装置の冷却ファンが停止。異常信号を受け取った発電器側の界磁遮断機が作動(「入」→「切」)。発電機が自動停止した。

続けて、タービン、原子炉の順に自動停止した。

[内部電源喪失により原子炉プラントの復水ポンプ、給水ポンプの停止]

外部電源側遮断機が『入』に入らず。(5~7ミリ秒の瞬間的な誤信号が原因?)、原子炉プラントの主だった冷却装置(給水ポンプ・復水ポンプ)は停止した状態。

補足 外部電源側遮断機のインターロックが原因だとも考えられるが、非常用ディーゼル発電機が常用系電源に交流しなかったことをみると、所内側遮断機のトラブルだと思われる。(プレスリリースの図を参照)

15時52分~
停電状態(給水ポンプ停止。冷却機能喪失)の中、原子炉圧力が上昇し、原子炉水位の低下を確認する。(もうすでに2メーターは下がっていた??)

原子炉プラントの安全弁が開き(ベント)、原子炉圧力を逃がす。

14時58分(レポート)
隔離系冷却装置を手動で起動し、水位が回復(現状維持?)した。

15時25分
A系統の外部電源が復帰し(B系統は15時55分)給水ポンプ、復水ポンプが起動。

外部電源が喪失した30分の間に失われた原子炉水位は2メートルであった。非常用ディーゼル発電機は正常に起動したのに、なぜ、こんな事態が起きたのだろうか。そこにまず目を向けなければならない。

15時40分
「原子炉隔離時冷却系」の自動停止レベル(水位「高」=L8)に達したため注水はストップされた。

 原子炉隔離系冷却装置の流量は95~100㎥毎時。一般家庭の水道の十倍ぐらいか。


補足・原子力発電は原子炉プラントが自動停止(内部電源遮断)後、原子炉を冷却するために外部から電源を受電するのだが、所内側遮断機が「切」状態でないと外部電源側遮断機は作動できない。接電を回避するためだ(インターロック)。さらに、フクイチ2号機の常用系電源はA系統、B系統あり、スクラム時の受電はA系統がフクイチ一号機から、B系統が新福島変電所から送電される。事故当日、フクイチ一号機は定期点検中で発電していなかった。よって、フクイチ2号機がスクラムした際、A系統はフクイチ一号機の送電線を介してB系統と同じく受電元は新福島変電所からの送電であった。(バイパスの無効化)


参照
風のたよりーいわき市議会議員 佐藤かずよし : 原子炉外部電源全喪失事故レポート

プレスリリース 2010年|TEPCOニュース|東京電力

森ゆうこ議員 参議院予算委員会質問2011年5月1日 - YouTube


系統安定化装置の補助リレーが発した信号(誤作動の異常信号)を受けて発電が止まり、外部から受電する準備を整えたのにも関わらず、外部電源側遮断機にインターロックがかかり、正常に作動しなかった。これらは概ね自動制御される部分であり、いわばシステム制御のトラブルなのである。

protect_01_img_01.jpg
イメージ(東芝システムテクノロジー)

原子炉の大型冷却装置は6.9kvの高圧線で電源が供給される。コントロールルーム他、所内主たる制御系設備は400vの低圧電源で供給される。原子力発電プラントで想定外の停電に見舞われた際、UPS(無停電蓄電装置)で電源は供給される。ただし低圧電源だ。ゆえにUPSでは高圧電源で供給される給水ポンプや復水ポンプなどの原子炉冷却装置の電源にはならない。ちなみにUPSは四時間程度持つようである。(ディーゼル発電機は2日~4日らしい)

二系統ある電源が同時にシャットダウンしたことも問題だ。二系統が同時に落ちてしまえばバイパスの意味がないではないか。原因がなんにせよ、電源システムそのものを見直す必要がある。例えば、常用系電源、あるいは非常用電源を一つ増やすとか、原子炉プラントがスクラムした時の生命線である冷却装置(給水ポンプ、復水ポンプ)に直接つながる外部電源を確立させるとか、交流しない単独電源を冷却装置に新たに引くとかなどである。

東電は2010年6月のフクイチ2号機事故の重大性を隠蔽し、極めて矮小化した。人為ミスだと判断したのである。7月6日の東電プレスリリースから”推定原因”を示した部分を抜粋する。(あくまで推定である)


プレスリリース 2010年|TEPCOニュース|東京電力

3.推定原因

 中央制御室において協力企業作業員が記録計の交換作業を行っていたところ、作業場所が狭隘であったため、記録計近傍にある送電線の系統安定化装置の所内電源切替え用補助リレーに接触した等、何らかの衝撃が補助リレーに加わり、誤動作した可能性が考えられました。

 このため、発電機から受電するプラントの常用系電源の所内側しゃ断器A、B系が同時に動作し「切」状態になりました。

 しかしながら、誤動作した補助リレーの動作時間が極めて瞬間的であったため、常用系電源の所内側しゃ断器のみが「切」状態になり、外部電源側のしゃ断器は「入」状態にならず、発電機からの受電が外部電源からの受電に切り替わらなかった可能性がありました。

 これらのことから、プラントの常用系電源が停止し、発電機界磁しゃ断器が動作して「切」状態になったために、発電機が自動停止するとともにタービンおよび原子炉も自動停止したものと推定しました。


分かりづらい文章だが、ようは人為ミスでショート、原子炉がスクラムしたことを言いたいようである。『どうして、30分もの間外部電源が失われ、原子炉水位が2メートル低下したか』、その原因には全くこれっぽっちも触れていない。本当にアホらしい。原因も推定とは何たるテイタラク。恥を知れ。とにかく、この事故を受けて東電(と原子力安全・保安院)が講じた対策が以下である。


対策

 2号機の送電線の系統安定化装置については、同装置の設置以降、系統設備の 増強により、系統の安定性が向上したこと等の理由により現在使用していないこ とから、誤って接触しても信号が発信しないように、所内電源切替え用補助リレーを含む電気回路は今回の停止期間中に撤去することといたします。 

 また、2号機の再起動までに、今回の補助リレーのようにケースに収納されて おらず、リレー単体で制御盤内に設置されているものを調査・抽出し、制御盤内 での作業時に接触または衝撃を与える可能性があるものに対して、注意喚起の表 示を実施いたします。また、リレー近傍での作業時は、接触防止措置を施すか、 安全処置を行うかを関係者間で協議することといたします。 

 なお、制御盤内作業、操作を行うときはリレーに接触または衝撃を与えないよ うに十分に注意することを運転員および作業員へ周知することといたします。 

 また、2号機以外のプラントについても、系統安定化装置の所内電源切替え用 補助リレーを含む電気回路を至近のプラント停止時(現在停止中のプラントにつ いては起動まで)に撤去することとし、撤去するまでの間は、原則として補助リ レーに接触する可能性のある作業を行わないことといたします。 

 さらに、制御盤内での作業時に接触または衝撃を与える可能性があるものに対 する注意喚起の表示等についても、至近のプラント停止時(現在停止中のプラン トについては起動まで)に2号機と同様に実施してまいります。

--抜粋ここまで--


これもまた分かりづらいが、フクイチ2号機事故を受けて東電がプレスリリースで示した『推定原因と対策』については『原子炉外部電源全喪失事故レポート』で的確な反論をしている。


a.「作業員による接触」を原因と「推定」しているが、消去法によるもので、原因は未解明。
B系「補助リレー」の誤動作という証拠、記録などは示されていない。
「作業員接触」を原因とするならば、非常にお粗末な装置ということになる。東電発表の「4.対策」によれば、「ケースに収納されておらず」と剥き出し状態を窺わせる。東電の示した写真によれば「補助リレー」の回路は箱に覆われており、回路は透明カバーがあると説明した
・カバーがなければ問題、あっても作業員の接触程度で「原子炉停止」してしまう装置を放置していたことになる。原子炉停止は数億円の損失となる。「原子炉停止」を何だと思っているのか(燃料漏洩では停止させず運転継続している)。
・作業員の接触程度で「誤動作」するデリケートな装置が、84年に設置して以来、今日まで同様の「誤動作」をしなかったとは信じられないこの「誤動作」は電源ON,OFFは関係ない)。何故、今まで「誤動作」(地震、定期検診・点検等)が起きなかったのか? 
前例がないことの方が不思議だといえる。と考えると今回の原因は、「補助リレー」の「誤動作」との調査結果には懐疑的になる。他の可能性についての検討過程と結果を公表するべき

--抜粋ここまで--


極めて論理的な反論である。ヒューマンエラーで片付けられる問題ではない。東電の推定原因はすでに論理破綻しているといっても過言ではない。さらに言えば、推定原因の対策として東電が講じたのは、『張り紙をして注意勧告することと、計器類に触れないよう作業員に注意を呼びかけた』ことだ。馬鹿にしているにもほどがある。アホだ。

原子力発電所を運営する東京電力の対応は全くシビアアクシデントを考慮していない、全く不可解なものである。少しでも原発の危険性を認識していれば、事故からひと月後に運転再開なんて、気違い沙汰である。しかも、あわやメルトダウンという極めて重大な事故なのに、トラブル扱いで再稼働を承認するのは気違い沙汰だ。原子力安全・保安院である。2011年5月1日の国会答弁で森ゆうこ議員が問いただしているように、東電も原子力安全・保安院も311の九ヶ月前に起こった重大事故を重大事故として認識せず、ヒューマンエラーに責任転嫁して真っ当な対策を講じてこなかったことの責任は果てしなく重い。

さらに東電は『推定原因』の対策として、誤作動で警報トリップさせる要因なった系統安定化装置、電子回路を含めた補助リレーを原子炉設備から撤去することを講じた。2号機のみならず、福島第一原子力発電所の6基全ての系統安定化装置と所内電源切り替え用補助リレーを含む電気回路が撤去されることになった。ここに、フクイチ2号機事故の本質があるように思えてならない。


※系統安定化装置

送電系統に事故(周波数変動、系統電圧変動を含めた系統動揺)が発生すると、発電側と負荷側に差が生じることから、発電機を含めて系統が不安定となるため、発電機を送電系統から切り離す(発電機をトリップさせる)ことにより余剰発電量をカットし、系統を安定させるための装置。なお、系統安定化装置の設置以降、系統設備の増強により系統の安定性が向上したこと等の理由により、現在は使用していない。(東電プレスリリース)


系統安定化装置はざっくりいえば漏電遮断器のようなものである。東電は『系統安定化装置は無用の長物だった』と説明するが、これは、本当に撤去しても良いのだろうか。いくら増強したとはいえ、無駄な設備など無いはずだ。簡単に撤去を決めていいのだろうか。そもそも補助リレーの誤作動だという明確な論拠は示されていないし、作業員が接触、衝突したことが事故原因だというのも疑わしいことは先に示したとおりである。

系統安定化装置は原子炉プラントの各装置に不安定な周波数変動による影響を受けさせないために設けられた遮断器ではなかったか。当方はフクイチ2号機の事故が福島第一原発事故のリハーサルだと見ている。もっといえば、系統安定化装置の撤去が311福島原発事故を間接的に引き起こしたのではないかと疑っている。スタクスネットについてはいずれまとめてみたい。

2011/09/16 加筆修正。

Tag:福島第一原発事故 

Category:福島第一原発事故の真相に迫る!

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福島第一原発事故の真相に迫る! 3 〈韓国古里原発で相次ぐトラブルと2010年6月フクイチ2号機事故の類似性〉

2011/09/07(Wed) 09:13

2010年6月17日、福島第一原発の2号機で外部電源喪失・冷却材喪失事故が起こった。励磁制御装置の冷却ファンが停止したことを受けて発電機、タービン、原子炉の順に停止。電源切替の際、瞬間的な停電が発生し、結果として30分ものあいだ外部電源を喪失し原子炉水位を2メートル低下させたのである。一歩間違えば大惨事につながりかねない重大な事故だった。311から未だに収束しない福島第一原発事故を予見させるトラブルである。それにもかかわらず事業主である東京電力は人為ミスが原因だと推定。原子力安全・保安院は再稼働を承認。フクイチ2号機は昨年6月の重大事故からひと月後には原子炉運転を再開させたのである。

謂うなれば、これは抜き打ちのスクラム試験であった。1974年から運転開始以来、スクラム試験は何度もこなしてきたはずである。フクイチ2号機は試験の結果、30分間、外部電源を失い、原子炉水位を2メートルも低下させたのである。あわやメルトダウンという醜態を目の前にどうして合格させられるのだろうか。東電は全く事故原因がつかめていなかった。消去法で人為的ミスと推定したのである。

フクイチ2号機は制御システム自体を見直すべきであった。非常用電源の系統を増やし、バイパスをより強化させる対策を講じるべきであった。なれば未だ収束しない福島第一原発事故は最悪の事態を免れたのではなかったか。

抜き打ちのスクラム試験の結果、免許取り消し級の失態をさらしたフクイチ2号機に目をつぶったのは原子力安全・保安院である。どうしたらひと月後に運転再開させることができようか。外部電源喪失事故という一歩間違えれば大惨事につながりかねない重大事故を目の前に人為ミスだと推定し、事実の一切を明らかにしなかった東京電力。さらに、東電が示したお粗末な推定原因を疑いもせず受け入れて、フクイチ2号機の運転をひと月後に再開させた原子力安全・保安院の過失はやはり問われるべきである。


2010年6月のフクイチ2号機事故を受けて、東電が講じた対策は→制御盤に衝撃を与えないよう十分に注意すること&運転員、作業員へ周知すること&系統安定化装置、補助リレーを含めた電子回路を福島第一原発の6基すべてから撤去することであった。作業員が触れたりぶつかったりしただけでショートしてしまう制御盤を、国家沈没すら引き起こしかねない原子力発電所に設置することなど果たしてありえるのだろうか。ちょっと同僚とふざけて手をぶつけました。ショートしました。原子炉がスクラムしちゃった。ふざけるな。そんなヒューマンエラーなど1974年から運転開始したフクイチ2号機で一度たりとも起こっていないことを付け加えておく。

この事故はそんな簡単なことではない。確実に311福島原発事故の布石が置かれたのである。韓国古里原発で相次いでいるトラブルも無関係ではない。


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古里原発二号機


韓国の古里原発がまた運転停止、2号機で送電トラブル―韓国
サーチナ

6月22日(水)11時26分配信

 韓国水力原子力の古里原子力本部は21日、韓国・釜山にある古里原発の2号機で同日、送電トラブルが発生し運転が停止する事故が発生したと明らかにした。複数の韓国メディアが伝えた。

 同本部によると、午前10時30分ごろ、古里原発と新蔚山変電所をつなぐ345キロボルトの送電線に過負荷がかかり、2号機原子炉の稼働が自動的に停止した。送電線3列のうち1列に農業用のビニールが接触し、電気供給が中断したことが原因とみられている。

 同本部は、「送電線1列に0.05秒間、問題が生じたことから、原子炉を保護する継電器(遮断機)が作動し電力供給が止まった」と説明。現在、原子炉は安定した状態にあり、放射性物質が外部へ漏れ出た可能性はないという。同本部は、関連機関と協議をした上で再稼働させる方針という。

 同原発では、4月12日に1号機が電気系統の遮断機故障で運転を停止し、20日には3、4号機が外部電源の供給中断により非常用のディーゼル発電機で電力を供給させるなどのトラブルが発生している。政府は1号機の稼働停止後、精密安全点検を実施して運転に問題がないことを確認。5月6日に運転再開を決定した。

 韓国メディアは「また止まった」「あきれる停止」などと古里原発2号機の停止を伝え、4月と今回起きたトラブルはどちらも軽度の故障が原因だが、老朽化が進む同原発への不安は高まっていると報じた。(編集担当:新川悠)

--転載ここまで--


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今年(2011年)6月、韓国の古里原発2号機で原子炉が自動停止、遮断機の誤作動から外部電源を喪失、非常用ディーゼル発電機で原子炉冷却装置の電力を供給するトラブルが発生した。古里原子力本部によれば、『送電線のうち一列に農業用のビニールが接触したことが原因』だという。ビニールが接触するぐらいで誤作動する制御システムを、国家沈没すら引き起こしかねない原子力発電所に採用すること自体、気違い沙汰である。これはフクイチ2号機同様、別の原因を示唆している。

さらに言えば、同本部は「送電線一列に0.05秒間、問題が生じたことから、原子炉を保護する継電器(遮断機)が作動し電力供給が止まった」とトラブルの経緯を説明している。フクイチ2号機では5~7ミリ秒(0.005~7秒)という極めて瞬間的な異常信号が3回発生し、外部電源側の遮断機をインターロックしたという東電側の調査結果と見事に符合する。311の九ヶ月前に起こった日本での事故と勧告古里原発2号機での事故は原因が極似しているということだ。

事故をささいなトラブルだと過小評価し、再稼働させた経緯もフクイチ2号機とそっくりだ。韓国は事の重大性を全く認識していないようだ。

実は韓国古里原発では今年2011年4月にトラブルが相次いで発生している。韓国は日本の福島第一原発事故を受けて緊急総点検の指示を出していた。その矢先の4月12日、韓国古里原発の1号機は原子炉スクラム→外部電源喪失というトラブルに見舞われる。東電は世界にも情報を出さなかったようである。


古里原発1号機 自動停止
漏電しタービン止まる 釜山

釜山市機張郡の古里原子力発電所(韓国水力原子力所有)の1号機(加圧水型)が12日午後8時45分頃、過剰供給を防ぐ電源装置の故障で運転を自動停止した。その後1号機から白煙が確認された。その様子は福島第一原発事故と似ており、韓国国内では放射能漏出を疑う声が上がった。これに対して政府は「異常なし」と強調している。古里原発は稼働が止まった場合、燃料を安全に冷やすため、自動で蒸気を放出するように設計されている。白煙のように見えるのは水蒸気であり、外部への放出は予見されていたものというのだ。だが、東日本大震災による福島第一原発事故を受け、韓国内の原発緊急総点検を指示していた矢先の事故だけに韓国政府は17日、再稼働を延期し、点検を原発全体に拡大した。(ソウル=李民晧)

韓国古里原発一号0
古里原発一号機

--転載ここまで--


【韓国】19日午後、古里原発4号機に電気系統故障が発生 [04/19] (97)|2chビューアーD
韓国原発で故障相次ぐ、古里4号機は非常発電で稼動
2011/04/19 16:22

【ソウル19日聯合ニュース】
韓国初の原子力発電所、古里原発1号機が電気系統のトラブルで運転を停止している中、4号機にも19日午後、電気系統故障が発生した。現在、非常用のディーゼル発電機で稼働している。韓国水力原子力の古里原子力本部は原発の安全に問題はないとしている。

 古里原子力本部によると、事故は整備中だった古里3号機の電気系統にトラブルが発生。同じ電力線を使用している4号機の電源供給に影響を与えたとみている。4号機の安全には問題がなく、安定的に運転しているという。

 古里3号機は核燃料の入れ替えや主要設備の点検と整備のため、4日から運転を停止していた。

http://japanese.yonhapnews.co.kr/economy/2011/04/19/0500000000AJP20110419003300882.HTML

--転載ここまで--


韓国古里原発は韓国で最も古い原発である。福島第一原発と同じく70年代から稼動している。その古里原発は311以降、全4号機ともに外部電源喪失事故を起こしているのである。しかも、これらのトラブルはすべて電気系統故障が原因で発生しているのである。フクイチ2号機外部電源喪失、冷却材喪失事故も遮断機(電気系統)のトラブルから発展している。福島第一原発事故の9ヶ月前に発生したフクイチ2号機事故、さらには今年4月と6月の韓国古里原発でのトラブルはすべての原因が電気系統のトラブルなのである。

ここでは、あえて福島第一原発1~4号機事故には触れないでいる。

古里原発で発生した電気系統のトラブルはすべて遮断機がからんでいる。おそらく、韓国原子力本部は、トラブルの原因がフクイチ2号機で撤去された系統安全化装置と同等の設備だと見なしたのだろう。フクイチ2号機と同様に、古里原発でも電源系統システム自体を見直す方向性は示しておらず、東電のとった対策と同じで、補助リレーを撤去、もしくは交換する方向を打ち出している。日本と同じ轍を踏んでしまいかねない不気味さがある。

統一日報 : 古里原発1号機停止 原因はスイッチ部品の破損

さらに古里原発4号機のトラブルに注目したい。フクイチ2号機と同じく、外部電源のバイパスが無効化された中で発生しているのである。

フクイチ2号機はA系統が隣の一号機から、B系統は新福島変電所から夜の森線2号線の27号鉄塔を介して送電される仕組みであったのにも関わらず、事故当日は一号機が定期点検で発電していなかった。よって2号機のA系統は一号機の送電線を介して、B系統と同じく新福島変電所から外部電源を受電するよう変更され、バイパスが無効化されていたのである。

福島第一原発事故の真相に迫る! 2 〈フクイチ2号機事故の推定経過と撤去された系統安定化装置〉
http://hatajinan.blog61.fc2.com/blog-entry-313.html

2010年6月のフクイチ2号機事故と韓国古里原発で相次いだトラブルは電源系統のトラブルという事故原因が共通している。さらに韓国古里原発でのトラブルを古里原子力本部は矮小化し軽微な故障として原子炉の再稼働させている。抜き打ちのスクラム試験としては合格かもしれない。しかし重要なのは、なぜ外部電源が喪失する事態に陥ったのか、解明することである。制御システムを根本から見直すべく事態を過小評価するのは311を経験した今、極めて犯罪的に見える。




フクイチ2号機事故を軽視した日本は事故原因を何一つ解明することなく、人為ミスとの推定に対策を講じた。制御盤に『触るな!』と注意勧告を張り紙して回った。古里原発も、真の原因を追求することなく、送電線にビニールがかかってもショートしないようにカバーを掛ける等の対策を講じるだろう。繰り返すが、ビニールがかかったぐらいでショートする送電線を取り入れていること自体気違い沙汰である。そうだろう?

311の九ヶ月前に発生したフクイチ2号機の外部電源喪失、冷却材喪失事故を極めて矮小化し、事故の原因解明を忌避していた東電と、再稼働を黙認した保安院が前代未聞の原発事故の土台を築いたのは確かなことであり、悲惨な未来が確定した日本を教訓に原子力政策そのものを見直すべきである。

外部電源喪失を軽視した結果、311クライシスが原発事故を引き起こした。韓国はなぜフクシマを我が身に置き換えないのか。東電と原子力安全・保安院が見せつけた隠蔽体質は世界共通なのか。事故を起こした後に反省していますと頭を垂れればいいという話ではない。原発の危険性を軽視していなければ、福島第一原発事故は最悪の事態を招かずにすんだのかもしれないのである。

福島第一原発事故の真相に迫る! 1 〈2010年6月17日フクイチ2号機事故とベント隠し〉

このままなんの対策も講じず古里原発を稼働させていれば、韓国は日本と同じ目に合うだろう。天災(を装ったテロ)から原発事故を引き起こすクライシスを呼び寄せてしまいかねない。誰がそんなことを望むというのか。今からでも遅くない。フクシマを教訓に制御システム自体だけでも根本的から見直すべきではないだろうか。


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福島第一原発事故の真相に迫る! 4 〈スタクスネットが世界中の原発をメルトダウンさせる?!〉

2011/09/13(Tue) 12:20


福島第一原発事故の真相に迫る! 1 〈2010年6月17日フクイチ2号機事故とベント隠し〉

福島第一原発事故の真相に迫る! 2 〈フクイチ2号機事故の推定経過と撤去された系統安定化装置〉

福島第一原発事故の真相に迫る! 3 〈韓国古里原発で相次ぐトラブルと2010年6月フクイチ2号機事故の類似性〉




デビュー
www.jpcert.or.jp/ics/2011/20110210-oguma.pdf


2010年6月17日、フクイチ2号機の事故と同日、ベラルーシのアンチウイルス会社がマルウェアのサンプルを発見した。そのマルウェアとはイスラエルとCIAがイランを攻撃するために開発したといわれている『インフラ破壊兵器』、スタクソネット(stuxnet)である。

当方は、スタクソネットがフクイチ2号機事故で華々しくデビューしたのではないかと疑っている。311の九ヶ月前、フクイチ2号機で起こった、30分外部電源が失われ原子炉水位が2メートル低下した外部電源喪失・冷却水喪失事故(こっそりベント)と同じ日に、異国の地で発見されたことが気にくわないのである。この時のフクイチ2号機事故の成果をもってスタクソネットは世界にお披露目されたのではないかと確信に近い疑いを持っている。



ひとまず、スタクソネットとはなんぞや?という部分から話をすすめていきたい。


イランの核開発を阻止したコンピュータウィルス「スタクソネット」がすごすぎる - Future Insight

プロの仕事をするコンピュータウィルス「スタクソネット」

「スタクソネット」自体はイスラエルの世界最強との呼び声も高い情報機関「モサド」と米国の共同チームで、ブッシュ政権末期に2009年1月に開発のGoサインがでたと記事に書かれている。ウィルスの目的自体はイランの核開発を阻止することで、ウィルスのターゲットは通常のPCではなく産業用コンピュータである。

スタクソネットがコンピュータウィルスとして登場したとき、シマンテックなどが警告をだしたが、自体はほとんど実害を及ぼすことなく、なぜこのコンピュータウィルスが広まったのか謎だけが残った。このウィルスをドイツのセキュリティ会社が解析したみたところ、シーメンス製のコントローラ上で動作させた場合に遠心分離プラントのみで行われる処理をウィルスが検知して動作を開始することがわかった。スタクソネットの挙動自体は以下の通りである。

1. プログラム自体は一定時間スリープしたあと、遠心分離機の速度をあげる。この挙動により、分離機のローターはぐらつき破損する。
2. この処理を行っている間、ウィルス自体はニセのセンサー信号を送り出し、システムは万事順調だと解釈させる。
3. 結果的に遠心分離機の破壊がすすんでもデータ上は全て順調であるかのようにみえる。

スタクソネットの結果を受け、米国、イスラエルはイランの核開発が数年遅れた(早くても完成は2015年)との見解を共同で示した。「スタクソネット」は標的のみを確実に壊すプロの仕事をしたコンピュータウィルスである。

--転載ここまで--


asahi.com(朝日新聞社):イラン核施設の妨害ウイルス イスラエルと米国が開発か - 国際
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スタクソネットは産業コントロール網(インフラ)に使用されるSCADAシステムをターゲットにしている(Androidの中にも・・・)。ドイツ・シーメンスSiemens社のSCADAシステムに特化されていると言われている。実際に産業コントロール網のほとんとがに感染していると言われているイランの例でいえば、『ウラン濃縮工場のSCADAシステムに侵入したすたクソネットはPLC (プログラマブルロジックコントローラ) に遠心分離機の出力周波数短時間のうちに1410Hz、2Hz、1064Hzと順に変化させるコードを書き込む』ものだ。さらに誤作動が検知されずシステム自体には『正常』の信号を送り、何ヶ月もの間稼働される。出力周波数が3つの周波数を行ったり来たりする誤作動はスタクソネットによって書き換えられる。三回の誤信号・・・

マルウェア Stuxnet(スタクソネット) について

結果、遠心分離機は故障し1000台交換するハメに遭い、イランの核開発は数年ずれ込むことになる。スタクソネットがイランを攻撃するため(核開発を遅らせるために)開発されたのならば役目は終わった。だがしかし、そうとも言えない節がある。

スタクソネットのターゲットはイランだというよりも、シーメンス社のSCADAシステムである。シーメンスのSCADAシステムは世界中のあらゆる産業コントロール網に導入されている。それらシーメンス社のSCADAシステムの全てが標的になっている。もちろん、日本の原子力発電所もシーメンスのSCADAシステムが導入されていればスタクソネットのターゲットに含まれていたと見なければいけない。

では、スタクソネットが原子力発電所のSCADAシステムに感染した場合は一体どうなるのか。次の記事が具体的に教えてくれる。



In Deep: 世界のインフラの終末を加速させるワーム Stuxnet (スタクソネット)

(訳者注) 10月01日に書いた翻訳記事「産業コントロール網を破壊する」のワーム(ウイルス)の脅威を Modern Survival Blog がわかりやすく書いてくれています。これは本当に脅威を感じるもので、パワーアップ版を作って制御できる人(国)が現れれば、戦争以上に国や地域を徹底的に破壊し尽くすことが可能に思います。
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Cyber Terrorism – Nuclear Power Plants – Grid
Modern Survival Blog 2010.10.19

原子力発電所と全インフラをターゲットにしたサイバーテロ

最近新たに発見されたコンピュータワームであり、サイバー兵器である「 Stuxnet (スタクソネット)」は、明らかにイランの核開発コントロールシステムをターゲットにしたものだったが、しかし、現在、このは、我々の現代生活において非常に強力な新しい脅威となった。

スタクソネットが最初に発見されたのは 2010年6月で、これは基幹産業の重要な基盤を狙うことに特化した世界最初のワーム(ウイルス)だ。

多くのメディアは、このをイランの核施設への攻撃用に設計されたものと報じた。その理由は、このワームが、イランの核施設が使用しているシーメンス社の作ったシステムへの攻撃に特化しているからだ。

しかし、確かにこれは(当初は)イランの施設を狙ったものなのかもしれないが、そもそもシーメンス社のシステムは世界中で広く使われている。多くの国々の給水システム、石油採掘装置、発電所などを含む様々な産業施設のコントロールシステムにシーメンス社のシステムが使われているのだ。

このスタクソネットの与えうる被害や災害というのは、想像以上に壊滅的なものになる可能性があるかもしれない。このワームに手直しを加えることで、究極的な大災害を起こすように設計することも可能だろう。

たとえば・・・このことについて考えてみてほしい。

プログラムに手直しを加えられたスタクソネット・ワームを操業中の原子力発電所のネットワークに侵入させる。ワームは悟られることなく原子炉のコントロールシステムを書き換える。そして、あとは破壊的な計画の実行までの時間をセットするだけだ。計画はたとえば、原子炉のメルトダウンかもしれない。

さらに、こういう想像もできる。上記の方法を、複製したワームを使用して、複数の原子力発電所に対して同時に仕掛けるとどうなるか。

同時刻に一斉に複数の原子炉でメルトダウンが発生する。しかし、それだけではない。それと同時に、送電システムにもスタクソネットを侵入させ、原子炉の破壊と同時にすべての送電網をショートさせ、地域を完全な停電に追い込むこともできる。これで、非常事態は二重にも三重にも広がる。

単に物騒な話をしていると思わないでほしい。今後の世の中では、私たちが想像することもできない方法によって、私たちの生活が大きく変えられてしまうかもしれない。そのひとつがこののようなサイバー兵器なのかもしれないのだ。私たちは自分たちがどのようなインフラの制御コントロールのもとで生活しているかをもっと広く知っていいし、語られていいことだと思う。

産業界は、当面はこの脅威に対抗するために一致して協力するだろう。なので、その間に、私たちはこの新しい種類の脅威で急速に変化していく我々の生活の中で生きていくためにどうするかを考えるのも悪くないのではないだろうか。

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--転載ここまで--




In Deep: [特報] 中国で始まった史上最大のサイバー戦争: 産業コントロール網を破壊する

2010年10月01日

スタクソネットは工業の中心に位置するような機械を制御するコンピュータに侵入することができるという点で世界中の専門家が恐れている。攻撃者はポンプやモーターや警報などの重要なシステムの制御を乗っ取ることができるのだ。

技術的には、工場のボイラーを爆発させたり、ガスのパイプラインを破壊したり、あるいは、原子力設備を故障させる原因を発生させることができる。このウイルスは、給水、石油採掘装置、発電所などで使用されているドイツのメジャー多国籍企業シーメンス社の特定のシステムを標的にする

「これまでのように個人データを盗んだりするのではなく、この破壊工作ソフト(マルウェア)は、プラントを破壊して、産業のシステムに打撃を与えるために特別に設計されているのです」と、アンチウィルス・サービス・プロバイダのライジング・インターナショナル・ソフトウェア社のエンジニアがグローバル・タイムズに語った。

中略

「我々のもっとも重大な仕事は、これを作っているのは誰で、その目的は何かということを探ることだ」と、国家サイバーセキュリティー通信統合センター ( NCCIC ) の責任者であるショーン・マッガーク氏がワシントンで記者に語った。

「これは何をターゲットとしているのか、というのが非常に難しい」と、一部のコンピュータセキュリティの専門家たちが、はイランの核施設を破壊することを目的とするウイルスかもしれないと言っていることに対して言った。

サイバースーパーウェポン ( Cyber Superweapon ) は、特に産業のプラントをつかさどるコンピュータネットワークを狙って破壊するために設計された破壊工作ソフトを記述するために専門家によって使われる言葉だ。

「スタクソネットは、世界中の中央政府への目覚ましのようなものだ」と、米国ナバル戦争学校のサイバー専門家であるデレク・リヴェロン氏が、南中国モーニングポスト紙に語ったと伝えられた。

「これは産業のコントロールシステムをターゲットにした最初のウイルスだ」。

--抜粋ここまで--


いかんせん腑に落ちないのが、この記事が配信された2010年10月1日の時点でスタクソネットはすでに最悪のインフラ破壊兵器だと認知され、『サイバースーパーウェポン』の呼び名を獲得していることだ。これは、やはり、スタクソネットは311の九ヶ月前に発覚した、外部電源が30分喪失され、原子炉水位を2メートル低下させたフクイチ2号機事故の成果をもって、サイバースーパーウェポンの称号を獲得したのではないだろうか。




ここで一旦話を2010年6月のフクイチ2号機事故に戻す。

フクイチ2号機事故では原子炉スクラムした際に、補助リレーの誤作動により外部電源に切り替わらず非常用ディーゼル発電機を稼働させた。原子力安全・保安院の寺坂保安院長は2011年5月1日の国会答弁で、「スクラム後の電源切替の際、瞬間的な停電が発生し、外部電源が失われ、原子炉圧力上昇、水位低下を確認。安全弁を開きまして圧力を逃し、原子炉水位が自動起動するレベルに達する前に、手動で隔離系冷却装置を起動した」と明言している。この時の事故を東電は、『人為ミスと推定した』のだが、あくまでも推定である。では、真の原因とは一体何か。内部電源が遮断された際、外部電源が作動しなかったことである。それにより、30分もの間、外部電源が遮断された状態が続き、原子炉水位が2メートルも失われたのである。

福島第一原発事故の真相に迫る! 2 〈フクイチ2号機事故の推定経過と撤去された系統安定化装置〉


2号機事故



【事故5】7月9日東電本社における聞き取りから(東電共の会): 福島老朽原発を考える会 (フクロウの会)

福島第一・2号「外部電源全喪失事故」が提起した深刻な欠陥
~7月9日東電本社における聞き取りから~
2010.7.12 
東京電力と共に脱原発をめざす会 
当会では、6日の東電の発表を受けて、9日に本社で説明を受けました。原因と対策と称するその内容は、たいへん深刻なものであり、またその対策はとても納得のいくものではありませんでした。

○原因究明が全くできていない。すべて推定にすぎない。
○時系列、チャート等具体的な証拠がなにも示されていない。
○真の原因は、外部電源切り替えができなかったこと
○外部電源のシステムエラーであるが、インターロックの内包する欠陥という普遍性をもつ
○他のプラントはもとより、全国、海外にも水平展開すべき重大事故。

このまま起動準備に入るとは、あまりにも無謀です。(同感です)
しかし報道もおよそ満足ではなく、県民に事実が知らされていません。

--抜粋ここまで--


原子力発電所の原子炉はスクラムして内部電源が遮断されたのち、冷却機能を維持するために外部電源の供給を受けなければいけない。この、原子炉プラントには普遍的に付きまとう不具合(内部電源がつながっていると認識すれば外部電源側遮断機はインターロックされ作動しない)がそもそもの欠陥であり、人為ミスに原因を転嫁してひと月後に再稼働するのはあまりにも無謀で犯罪的過失である。

東電の調査結果を見ても、外部電源がつながらなかった原因を『5~7ミリ秒(0.005~7秒)』の瞬間的な誤信号が三回あり、その誤信号を受けて外部電源側遮断機がインターロックし作動しなかったとも読み取れる。これは人為ミスによるものではなく、スタクソネットの攻撃が引き起こしたものだとしたら、事故からひと月後に原子炉を再稼働させるという愚行も断罪される時がくるはずだ。

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この図をまんま2号機事故の外部電源喪失に至る過程に置き換えてみよう。妙に納得してしまわないかい?外部電源側遮断機が作動しなかった原因は内部電源と外部電源切り替えの際にインターロックされたことにある。その際、誤信号は人為ミスでも故障でもなく、スタクソネットが書き込んだコードによるものだとも考えられないか。原子炉スクラムにより内部電源が遮断された際、スタクソネットにより書き換えられたコードが誤信号を発し、外部電源側遮断機が内部電源はまだつながっているとシステムが判断しインターロックがかかった。本来ならば『入』に入るべきところで作動せず、非常用ディーゼル発電機が起動する事態に陥った。スタクソネットが原因で外部電源喪失が発生したと考えたほうが合点がいくではないか。

スタクソネットの感染ルートはUSBメモリによるものだというが、実際に柏崎刈羽原発でUSBメモリが紛失するトラブルが2009年9月に発生している。

http://www.hitachi-pt.co.jp/news/2009/20090928.html

これは厳戒態勢が敷かれているはずの原子力発電所施設から”USBメモリが容易に持ち出せる”ことをも意味し、”容易に持ち込める”ことをも意味する事象である。

原発作業員の身元チェックが甘甘であることは明らかだ。東電によれば原発作業員の追跡調査の結果、184名の所在が不明であるという。さらに作業に抜け出してふくいちカメラを指さし不満を訴える強者が現れたことを見ても、身元不明の工作員が福島第一原発のどこかに爆弾を仕掛けても不思議ではない状況である。

東電を厳重注意…原発事故作業員184人不明 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

http://pointatfuku1cam.nobody.jp/

この程度の身元チェック、セキュリティではスタクソネットに感染したUSBメモリを原発に持ち込み、すり替えられてもおかしくないのではないか。今も昔も危機感がなさ過ぎではないか。

とかく、フクイチ2号機の事故はスタクソネットの仕業であると疑っている。もっといえば、フクイチ2号機事故も福島第一原発事故も、東通原発や女川原発での非常用ディーゼル発電機が稼動した外部電源喪失事故も、六ケ所村での外部電源喪失事故も、韓国古里原発で相次いだ外部電源喪失トラブルも、アメリカで竜巻・洪水・地震等、天災によるスクラム後に相次ぐ外部電源喪失事故も、全て電源系統のトラブルであり、同様にスタクソネットの攻撃によるものだと疑っている。



東通原発一号機→地震で外部電源喪失
東通原発、非常用発電機全て使えず - 恐ろしい原発環境

女川原発→すでに原子炉停止状態であったが余震で外部電源二系統喪失
asahi.com(朝日新聞社):一般機器の破損、非常用発電機故障の引き金か 女川原発 - 東日本大震災

六ケ所村再処理工場→地震で外部電源喪失
TKY201104080220.jpg

韓国古里原発1~4号機→外部電源喪失。
福島第一原発事故の真相に迫る! 3 〈韓国古里原発で相次ぐトラブルと2010年6月フクイチ2号機事故の類似性〉

アメリカ・ブラウンズフェリー原発→竜巻でスクラム後外部電源喪失
asahi.com(朝日新聞社):米南部で竜巻・暴風雨、原発一時停止 214人死亡 - 国際

アメリカ・フォートキャリフーン原発、クーパー原発→ミズーリ川の氾濫・洪水によりスクラム後、外部電源を喪失
洪水で水没のフォートカルフーン原発が電力供給停止 / 山火事迫るロスアラモス 妹之山商店街
机の上の空 大沼安史の個人新聞: 〔フクシマ・NEWS〕 ミズーリ川洪水 ネブラスカ 「クーパー原発」も非常事態を宣言

アメリカ・ノースアナ原発→アメリカ東部の地震によりスクラム後、外部電源を喪失
米原発 地震で外部電源喪失: ふじふじのフィルター

アメリカ・サンオノフレ原発→竜巻によりスクラム後外部電源を喪失
カリフォルニアからメキシコ一帯で大規模停電、原子炉も停止 (CNN.co.jp) - Yahoo!ニュース


これらの原子炉トラブルはほぼ全て外部電源が喪失され、時間の長短はあれど、非常用ディーゼル発電機で原子炉の冷却機能を維持する事態に陥った。これらスクラムが報じられた全ての原発で二系統(三系統)ある外部電源が全て喪失され、非常用ディーゼル発電機が起動する異常な事態に発展しているのである。これら全ての原発トラブルはスタクソネットの攻撃ではないのか?と疑わざるを得ない。もはや世界中すべての原発にスタクソネットがインストールされているのではなかろうか。



誠天調書: 「stuxnet(の亜種)」によってSCADAが汚染され、運用補助共用施設に有ると思われる非常用ディーゼル発電機を最終的に破壊したとしたら?  

2011/09/16 加筆修正


※初稿をアップした際に、記事ではタイトルのまんまの言葉を使っていましたが、なぜだか、その単語のみが削除される不可解な現象にみまわれたゆえ、少し下品な言葉に置き換えています。ご了承を。
午後1時22分加筆訂正

福島第一原発事故の真相に迫る! 4 〈スタクスネットが世界中の原発をメルトダウンさせる〉   憂いの果てに ~次男坊のアフォリズム~
赤丸で囲った部分が消えた部分。

福島第一原発事故の真相に迫る! 4 〈スタクスネットが世界中の原発をメルトダウンさせる〉   憂いの果てに ~次男坊のアフォリズム~2
記事の中枢になるキーワードがごっそり抜け落ちている分、全く読めたものではない。

2011年9月18日19時16分加筆修正、上記画像アップ

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Tag:福島第一原発事故 

Category:福島第一原発事故の真相に迫る!

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福島第一原発事故の真相に迫る! 5 〈玄海原発の深刻な脆性遷移温度とECCS作動の危険性〉

2011/10/21(Fri) 20:52

当方の書く記事に説得力はない。それは重々承知している。ただ、今回感じている直感は、TPP不参加を打ち出せば、巨大津波が日本を襲う?!という記事を書いた時と良く似ている。本当にやばい、という直感である。誠天調書様の記事からヒントを得て、スマトラ沖級の巨大津波が日本列島に襲いかかると危惧した通り、日本に311クライシスが襲いかかってきた。未曾有の被害をもたらした311クライシスの二週間前に感じた胸騒ぎが、今この記事を書かせている。


43.8,142.6(2011年10月21日17時03分 最大震度3 北海道上川地方中部 43.8N 142.6E 190km M6.2 http---j.mp-ovd8vc) - Google マップ
北海道のど真ん中が震源地。


気象庁|地震情報
最高震度を青森東通で記録。さらに、泊原発が全く揺れていない。


キャプチャ画像は2011年10月21日五時に発生した地震である。不思議な点が二点ある。北海道の中央部を震源としているのにもかかわらず、東通原発、六ヶ所再処理工場がある地域が最も揺れていることと、震源地が北海道にあるにも関わらず、泊原発が全く揺れていない点だ。

北海道の上川地方を震源としているのに、泊原発周辺は全くゆれていない。さらに東通という原子力産業密集地帯で最大震度を記録しているのである。泊原発は黒松内低地断層帯の影響下にあることを考えれば、まるで、泊原発を避けているかのような地震であった。


20110815-1.jpg

北海道・泊原発の活断層と3号機の検査記録の改ざん | カレイドスコープ :
http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-778.html



併せて考える必要があるのは北海道知事の原発容認姿勢である。自治体の長であるならば、即刻原発廃炉を決断するのが民意のコンセンサスである。泊原発の営業運転を容認するという北海道知事の判断に不気味な影を見出さずにはいられなかった。


泊原発の営業運転を容認へ 北海道知事が午後にも表明 - MSN産経ニュース :
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110816/dst11081608540001-n1.htm

泊原発3号機、営業運転再開へ=福島事故後で初
http://www.asyura2.com/11/genpatu15/msg/597.html



泊原発については、こんな話もある。



山崎淑子の「生き抜く」ジャーナル! 
http://enzai.9-11.jp/?p=5893



愚かしい。愚かしいのにもほどがすぎる。福島第一原発事故を目の前に、原発は即刻停止の方向へ向かわなければいけないはずなのに、北海道知事は活断層調査の記録を黙殺し、やらせを仕込んでまでも原発の営業運転を続行しようとはばからない。4つが4つとも別々の壊れ方をした事故の原因を全て津波に転嫁して、真の原因究明がなされないままである。肝心な部分がごっそり抜け落ちたデータを出し、マニュアルすら黒塗りでほとんどを潰し、想定外の津波が原因でしたと、誰が信じるというのだろうか。

TPP参加を打ち出させるために地震兵器で恫喝を視野に入れるとすんなりと答えが見えてくる。ここでは簡単に触れるにとどめるが、原発に対する地震の脅威は営業運転していればこそなのである。だから、北海道知事は民意を無視して原発稼動に熱心なのである。電力不足などレトリックに過ぎず、北海道知事はTPP参加を確固なものにしたい見えない思惑に踊らされているのである。

ただ、今回、『本気でやばい』と感じたのは北海道の泊原発ではない。


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九州佐賀県の玄海原発、中でも最も古い1号機である。


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まずは、なぜ、玄海原発1号機が最も危険だと思うのか。一つには、1975年から運転する1号機の脆性劣化の深刻度である。脆性遷移温度が2009年の時点で98度。これは本来の予測値と大きくずれているという。予測通りに脆性遷移温度が推移していないのが問題なのである。


玄海原発1号機 想定以上に劣化進行か/佐賀のニュース :佐賀新聞の情報コミュニティサイト ひびの :
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.1968174.article.html

 運転開始から36年が過ぎた九州電力玄海原子力発電所(佐賀県東松浦郡玄海町)1号機の原子炉圧力容器の劣化を判断する指標となる「脆性(ぜいせい)遷移温度」が大幅に上昇、大学の研究者らは異常として問題視し、最悪のケースとして容器破損の可能性にも言及している。九電や国は「安全性に問題ない」と反論。研究者は検証のためのデータ開示を求めるが、九電は「業界規程に基づいて適正に検査しており、検証しても結果は同じ。40年目の高経年化評価時にデータを公表する」としている。
 
 鋼鉄製の原子炉圧力容器は中性子を浴びるともろくなる。電力各社は老朽化を把握するため容器内に同じ材質の試験片を置いて取り出し、緊急冷却した場合などに容器が壊れやすくなる温度の境目となる脆性遷移温度を測っている。劣化が進むほど温度は高くなる。
 
 九電によると、運転開始時の1975年の脆性遷移温度は零下16度。これまで4回取り出した試験片の温度は、35度(76年)、37度(80年)、56度(93年)と推移し、2009年は98度に大幅上昇した
 
 九電は「試験片は圧力容器よりも多く中性子を浴びる場所に置き、数十年後の圧力容器の劣化状況を予測するためのもの。98度は2060年ごろの数値に当たる」と説明。「圧力容器の現在の脆性遷移温度の推定は80度で、60年間運転した場合でも91度」とし、日本電気協会が定める新設原子炉の業界基準93度を下回っていることを強調する。26日の県民説明会でこの問題を質問された経産省原子力安全・保安院も同様の説明をして「容器が壊れるような状況にはない」と答えた。
 
 ただ、こうした見解に研究者は疑問を示す。九州大応用力学研究所の渡邉英雄准教授(照射材料工学)は「上昇値は本来の予測値から大きくずれ、誤差の範囲を超えている。原子レベルで想定外の異常が生じている可能性がある」と指摘。井野博満東大名誉教授(金属材料学)は中性子の影響を受けやすい不純物が含まれるなど材質が均一でない可能性を指摘したうえで、「緊急冷却で急激に温度を下げた場合、圧力容器が壊れる可能性がある」とする。
 
 研究者は試験片や検査データが開示されていないため詳しい検証ができないとし、電力各社に情報開示を求める意見も強いが、九電は「今後も安全な数値で推移すると判断しているので、すぐにデータを提示する必要はない」としている。
 
【関連記事】
 
「【解説】玄海1号機の劣化問題 危険性の指標上昇」
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.1968466.article.html

--転載ここまで--



九電の説明はなんだかんだ言い逃れにしか聞こえない。やはり、九電の説明は鵜呑みにするわけにはいかない。

原子炉圧力容器の中性子被曝による脆性劣化、脆性破壊の危険性については先のブログエントリーで書いた。


原子力発電で使われる原子炉圧力容器には致命的な欠陥がある。
http://hatajinan.blog61.fc2.com/blog-entry-319.html


玄海原発1号機の運転開始時の脆性遷移温度は-16度。そのころは1号機とてECCSが作動しても何も問題は無かっただろう。しかし、三十年中性子被曝を続けた玄海原発1号機の原子炉圧力容器の鋼鉄は脆性遷移温度が98度にまで遷移しているのである。しかも、その数値は予測値と大きく逸れ、2011年の今、さらに脆性遷移温度が上昇しているのは言うまでもない。

中性子被曝は鋼鉄を脆性劣化させる。中性子は分子レベルで鉄をガラス化させてしまう。熱せられたガラス製品は、そのまま常温に浸すとヒビが入ったり割れてしまうが、それと同じ現象が長期間、中性子被曝にさらされた鋼鉄製の圧力容器でも起こりうるということだ。

冷却材喪失のトラブルの際、貯水タンクからECCSに流入する水は常温である。原子炉圧力容器に降り注ぐ過程で熱せられ、直接圧力容器に常温水がかけられるわけではないというが、中性子被曝で致命的な脆性劣化状態にある玄海原発1号機でECCSが作動すれば致命的な脆性破壊のきっかけになることは間違いない。

田中三彦氏によれば、鋼鉄は分厚ければ分厚いほど破壊されやすくなるという。圧力容器は厚さ10センチ以上である。原子炉プラントは通常70気圧、280℃で営業運転される。例えば、地震で自動停止し、外部電源がつながらず、原子炉水位が低下、ECCS自動起動レベルにまで達したとしよう。当然、ECCSが作動し、冷水(常温水)が圧力容器に流入することになる。または、シャワーのように降り注がれることになる。70気圧、280度の圧力容器がどんなことになるか。未知の領域であろう。

中性子被曝による脆性劣化は圧力容器の配管や接続部にも言えることである。ECCSが作動し、それら配管や接続部に冷水が触れれば著しい脆性破壊をもたらすのは容易に想像できる。

脆性遷移温度が98度にまで脆性劣化した原子炉圧力容器で、緊急炉心冷却装置、ECCSが作動すればどうなるか。玄海原発1号機はもはや原子炉プラントの最後の砦であるECCSですら命取りになりかねない事態に陥っているである。

玄海原発1号機は今現在運転中である。運転中は原子炉圧力容器は280度になるため、安定した状態にある。それも皮肉なものである。


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ECCSは緊急炉心冷却装置であるがゆえ、営業運転中は緊急事態以外で作動することはない。ではどうしたら営業運転中にECCSが作動するのか。外部電源喪失事象、あるいは冷却材損失事象(LOCA)に見舞われ、原子炉水位が緊急冷却装置起動レベルにまで低下したときである。

つまり、一番の懸念は、311の九ヶ月前に発生したフクイチ2号機の外部電源喪失事故のようなトラブルである。




フクイチ2号機の外部電源喪失事故では、界磁しゃ断器のトラブルにより原子炉が自動停止、速やかに発電機やタービンが停止されたが、外部電源に30分つながらず、原子炉水位を2メートル低下させた。ECCS自動起動レベルまで、あと30センチだったという。


福島第一原発事故の真相に迫る! 1 〈2010年6月17日フクイチ2号機事故とベント隠し〉 
http://hatajinan.blog61.fc2.com/blog-entry-312.html


トラブルは原因不明のままであった。しかし、福島第一原発の事業主である東電は、原因をまったく解明出来ず、消去法で『作業員の人為ミスと系統安定化装置の故障が原因』だと推定した。真の自己原因解明を忌避し、作業員に注意を勧告し、『触るな』と張り紙をして回ったのである。愚かしいことに原子力安全・保安院はひと月後に再稼働を承認。今一度指摘しておくが、このときにとった対処が福島第一原発事故の布石を打ったことを、今でも信じて疑わない。フクイチの1~4号機の系統安定化装置を撤去したことも福島第1原発事故の間接的な原因であると疑っている。


福島第一原発事故の真相に迫る! 2 〈フクイチ2号機事故の推定経過と撤去された系統安定化装置〉
http://hatajinan.blog61.fc2.com/blog-entry-313.html


そして、311以降、世界中の原発で非常用ディーゼル発電機を稼働される事態が相次いで報告されている。すなわち、外部電源が喪失したと同じことである。


福島第一原発事故の真相に迫る! 3 〈韓国古里原発で相次ぐトラブルと2010年6月フクイチ2号機事故の類似性〉  
http://hatajinan.blog61.fc2.com/blog-entry-314.html

福島第一原発事故の真相に迫る! 4 〈スタクスネットが世界中の原発をメルトダウンさせる?!〉 
http://hatajinan.blog61.fc2.com/blog-entry-316.html


外部電源喪失事故のバックアップとして非常用ディーゼル発電機の複数台設置が安全基準上規定されている。だが、外部電源喪失時に非常用ディーゼル発電機が起動しなかった例が多数報告されていることを指摘しておく。あわよくば、原子炉水位を低下させてしまう冷却水喪失事象につながりかねないのである。

ここで一つ、スウェーデンのフォッシュマルク原発で2006年7月に発生した原発トラブルを紹介したい。このとき、外部電源を22分間失い、原子炉水位を2メートル低下させたのであるが、フクイチ2号機の外部電源喪失事故と瓜二つの経過をたどっているのである。

さらにいえば、スウェーデンは地震も津波も発生しない地盤が安定した国である。きっかけは人為ミスかも知れないが、原子炉プラントの電源制御システムのトラブルという点で共通する。このトラブルは『電源制御システムのインターロック機能』をうかがい知る上で有益に思うので、フォッシュマルク原発1号機で何が起こったのかを簡潔に説明するブログ記事を引用してみたい。



2006年7月のフォッシュマルク原発のトラブル - スウェーデンの今 :
http://blog.goo.ne.jp/yoshi_swe/e/b6ae561976b50133e5c55b781eaa4db9

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この日はフォッシュマルク原発と外部の送電線とを結ぶ変電所においてメンテナンス作業が行われていたが、その作業中に予期せぬ放電が電線の間で生じ、ショートが起きてしまった。その結果、フォッシュマルク原発1号機と変電所の間の電線が遮断されしまった。

これだけであれば、原発ではその後も発電が行われ続けるため、炉心冷却のための電源喪失という事態に至る危険性は小さかった。しかし、このショートと電線の遮断がきっかけとなって複数のトラブルが連鎖的に発生することになった。

まず、ショートに伴って電線を流れる電流の電圧が低下を始めたため、原発のタービンの回転から電気を生み出している発電機が自動的に反応して電圧を元に戻そうした。しかし、この時の反応が急激だったために、通常の2.2倍も高い電圧がパルスとして瞬間的に電線を流れ、原発施設内の電力供給システムをダウンしてしまった。

これに加えて、発電タービンの油圧系統がトラブルを起こしたため、第1タービンと第2タービンが相次いでストップしてしまった。そのストップの際に、通常よりも周波数の低い電流が電力供給システム内を流れてしまった。本来はそれを防ぐためのブレーカーがタービンの発電機に取り付けられていたものの、2005年(事故の前年)の取り付けのときに間違った設定がなされていたため、ブレーカーが作動しなかった。そのため、低い周波数の電流から機器を防護するために、別の場所のブレーカーが作動してしまった。

不幸なことに、そのブレーカーというのは原発施設と外部電源とを結ぶ電線を制御するものでもあったため、外部から電源を確保することができなくなってしまった。


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(ここでいうブレーカーは所内側しゃ断器。図中②番。)


このような事態に対処するために複数の安全装置が準備されているわけだが、最初の安全装置であるバッテリー(本来は2時間持つ)が機能しなかった。高電圧のパルスが流れた際に、バッテリーがシステムから遮断されてしまったためだ。また、本来はこのような事態に起動するはずのガスタービンが動かなかった。

このように、外部電源もダメ、バッテリーもダメ、ガスタービンもダメ、ということで、中央制御室は停電し、原子炉の状況を伝えるモニターや計器がダウンしてしまった。暗くなった中央制御室内では、赤色のランプが点滅し異常事態を警告していた。

中央制御室では停電の中、職員が緊急時のチェックリストに従って作業を行っていた。しかし、停電のために原子炉の状況が分からない。トラブルに伴って原子炉の運転が停止したものの、核分裂を止めるための制御棒がきちんと炉内に挿入されたかどうかが分からない。手探りの中、原子炉が今どのような状況にあるのかについて、想像されるシナリオを頭に描きながら事態に対処していったという。

では、炉心冷却のほうはどうなったのだろうか? 電源喪失という事態に備えて、炉心冷却のためにデーゼル発電機が1炉につき4台設置されていた。しかし、そのうち2台が機能しなかったのだ。実はこの2台のディーゼル発電機に取り付けられた周波数制御装置は上記のバッテリーと同じシステムに接続されており高圧パルスが流れた際に、電力供給システムから遮断されたためだ。周波数制御装置が機能しないため、電力を供給できなくなったのである残る2台は作動し炉心冷却のための電力を供給し始めたものの、必要とされる電力を十分に満たすことはできず、注水ポンプをフル稼働させることができなかった注水量の不足のために炉心内の水位が徐々に低下し始めていた

トラブルの発生から22分後、原発施設と外部の電線網を結ぶブレーカーを現場の作業員が手動で切り替えたおかげで、外部から電流が流れるようになった。それに伴い、中央制御室の電力も回復し、炉心冷却も外部電源で行うことが可能になり、危機を脱することができた。

この22分の間に原子炉圧力容器の内部では、それまで燃料棒の上端から上4mのところにあった水位が上2mまで低下していた


このように複数のトラブルが重なり、事態が深刻になっていった。非常時に備えるための安全装置は本来は独立して存在すべきなのに、このトラブルの際には、互いに依存しあっている部分が多く、一つの安全装置が動かなくなると、別の安全装置も動かなくなったり、もしくは、ある同じ要因が複数の安全装置をダメにしてしまう、という事態が発生した。

結局、現場の作業員が冷静に判断して、外部電源を手動で回復させたために大事に至らなかった。しかし、たった22分で炉心内の水位が2mも減少しており、そのままの状態が続いていたならば、メルトダウン(炉心溶融)に至っていたと専門家は言う。福島原発に比べて幸いだったのは、外部電源が途絶えたものの電線は物理的に存在しており、ブレーカーを戻せば通電できたということ、それから、もしそれがダメでも、隣の2号機や3号機が健在なのでそこから何らかの形で電力を引くことができたということだろう。

しかし、スウェーデン政府および原子力業界はこの事態を重く見て、その後、安全装置の総点検と再設計を行うことになった。スウェーデンの原子力利用における最大の事故だったと認識されており、INESの深刻度レベルでは「レベル2」に分類されている。

---------------------抜粋



原子炉プラントの電源制御システムにはインターロック機能という致命的な欠陥が内包される。内外部電源が通電すれば瞬間的にシステムはダウンする。それを防ぐために、外部電源側のしゃ断器は所内側しゃ断器が落ちるまでスイッチが入らない仕組みになっているのである。

フクイチ2号機の外部電源喪失事故は『外部電源側しゃ断器が内部電源が通電しているという誤信号を受け取りインターロックで作動しなかった』ことである。作業員の人為ミスで終わる話ではない。そして、このインターロックという致命的な欠陥は世界中の全原子力プラントにも内包されることである。ここに目を向けなければ、外部電源喪失事故は避けて通れないのであり、運転営業することが原子炉圧力容器の安定化させるという、玄海原発1号機の現状が致命的な原子力事故を想定させるのである。

スウェーデンのフォッシュマルク原発で2006年7月に発生した事故はINESレベル2に分類された。他方、フクイチ2号機事故ではひと月後に再稼働している。両国の対応に雲泥の差がある事実は何を示しているのか。

次の記事こそ、フクイチ2号機外部電源喪失事故の際、徹底した事故原因の解明と対策がなされていれば、福島第一原発事故も防げたのではないか?と思わずにいられない。


http://www3.nhk.or.jp/news/genpatsu-fukushima/20110524/2010_gaibudengen.html

外部電源喪失 揺れで設備故障
(5月24日 20:10更新)


東京電力福島第一原子力発電所の事故で、原子炉を冷却するための外部電源が失われたのは、送電線の設備が地震の揺れによって壊れたり、ショートが起きたりしたことが主な原因であることが東京電力が国に提出した報告書で明らかになりました。

東京電力福島第一原子力発電所では、3月11日の地震発生直後に外部電源が失われ、復旧には10日以上かかるなど原子炉の冷却が滞りました。

東京電力は、外部電源が失われた原因についての報告書を経済産業省の原子力安全・保安院に提出し24日に公表しました。

それによりますと、福島第一原発に非常用の電気を送る6系統の送電線のうち、4系統では揺れのため電線が鉄塔に触れてショートが起き、残りの2系統ではスイッチなどの設備が壊れたということです。

この影響で送電線の安全装置が働き、送電できなくなったということです。

このうち、5号機と6号機に電気を送る敷地内の送電線の鉄塔の一つは倒壊していたことも分かり、東京電力は大規模に崩落した近くの盛り土がなだれ込んだのが原因だとしています。

さらに非常用の電源を供給する新福島変電所では、ケーブルが切れたり変圧器にひびが入ったりする、さまざまな被害が出て復旧に時間がかりました。

東京電力は、これらの設備は地震の揺れに対して余裕をもった設計をしていたと説明していますが、なぜ壊れたのか揺れのデータを基に調べることにしており、電力各社も同じような非常用の設備の耐震性を検証し直すことが求められています。

--転載ここまで--


なぜ、福島第一原発事故は起こったのか。その九ヶ月前にさかのぼり、フクイチ2号機で発生した外部電源喪失事故を再検証し、事実経過を明確にし、徹底した対策を講じるべきである。でなければ、玄海原発1号機のECCSが作動するのは時間の問題である。中性子被曝によりガラス化した鋼鉄製の圧力容器に常温水が流入すればどうなるか。70気圧という超高圧下の密閉容器にヒビが入った瞬間にボカンといく。九州電力は玄海原発1号機を即刻停止し、燃料棒を抜き取り、廃炉を宣言するべきである。もはや玄海1号機が営業運転している事自体、日本の安全を脅かす脅威であることに、はやく気付くべきである。

最後にひとつだけ言わせてもらう。日本政府はTPP不参加を打ち出す前に、玄海原発1号機のみならず、日本全国の原子炉プラントから燃料棒を抜き取り、大地震などの不測の事態に備えるべきである。


2011/10/23加筆修正。
2011/10/27加筆修正。
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Tag:福島第一原発事故 

Category:福島第一原発事故の真相に迫る!

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玄海原発4号機の不可解な再稼働を考察する ~原発再稼働で地震兵器の恫喝をより効果的に~

2011/11/08(Tue) 15:59

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2011年11月1日、九州電力は夜19時30分に突然記者会見を開き、トラブルで停止していた玄海原発4号機を再稼働させると発表した。そして、4号機は同日23時に再稼働した。


玄海原発4号機 原子炉が起動 NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111102/t10013666081000.html

トラブルで原子炉が自動停止した佐賀県にある玄海原子力発電所4号機について、九州電力は、1日午後11時、原子炉を動かす作業を始めました。2日午後、発電を再開することにしていて、トラブルや定期検査で止まった原発の運転再開は、東京電力福島第一原発の事故のあと玄海原発4号機が初めてです。

九州電力は、作業の手順ミスで原子炉が自動停止した玄海原発4号機について、1日午後11時(23時)に原子炉を動かすため「制御棒」を抜く作業を始めました。2日午後、発電を再開し、出力を徐々に上昇させて、今月4日、通常の運転に戻すということです。トラブルや定期検査で止まった原発の運転再開は、福島第一原発の事故のあと玄海原発4号機が初めてとなります。九州電力は、1日午後7時半(19時30分)からの記者会見で「地元の玄海町内で全世帯を回り、トラブルの原因や再発防止策を説明したので、ある程度の納得は得られたと考えている」と説明しました。また4号機は、来月中旬に定期検査で運転を止める予定で、この時期に運転を再開する理由について、「電力の安定供給と燃料の調達コストを下げるためだ」としています。玄海原発の運転再開について、地元玄海町は容認していますが、九州電力は、玄海原発を巡るいわゆるやらせの問題で信頼を失っているうえ、佐賀県や福岡県などの周辺の自治体や住民から説明を求める声が相次いでいて、対応が問われています。

--転載ここまで--


誰もが首をかしげたはずだ。愚かにもほどがある。福島第1原発事故は終わっていないし、当然再稼働させるべきではない。4号機を再稼働させる、と九州電力が出し抜けに記者会見を開いたのは夜19時半のことである。そして、当日夜の23時には実際に再稼働させている。これは、あまりにも拙速すぎやしないか。

玄海原発4号機は前月10月4日、復水器の異常を受けてタービンが止まり、原子炉が自動停止した。作業員が閉会弁を開放したことによる人為ミスが原因だという。翌12月中頃に定期検査入りする予定だったこともあり、4号機の再稼働は困難な情勢だった。実際に、九電幹部も玄海町長も4号機は停止したまま定期検査入りすると見ていたようだ。

玄海原発4号機自動停止 復水器に異常 補修中ミスか / 西日本新聞
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/266722

玄海原発:4号機停止は人為ミス…補修中に開閉弁を開放 - 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/photo/archive/news/2011/10/19/20111019k0000m040185000c.html

そこにきての、突然の再稼働である。しかも、ヤラセメールの問題が片付いていない矢先である。翌12月には定期検査入りする予定だったのだから、ひと月営業運転するよりも、原子炉を停止させたままトラブル対策を徹底するべきではないか。当然、地元住民の反発は必至である。

九電玄海原発四号機再稼働抗議

http://www.youtube.com/watch?v=VylIrmRI820&feature=related


子を抱く母。まくし立てる初老の男性。みんな真剣な眼差しで、4号機の再稼働に反対している。そんな民意を背に、九州電力は「地元の了解、ある意味必要ない。逆にこのまま止めておく理由もない」とうそぶく始末である。

asahi.com(朝日新聞社):九電「地元の了解、ある意味必要ない」 玄海4号機再開 - 社会 :
http://www.asahi.com/national/update/1102/SEB201111010072.html


そもそも、前月10月4日の原子炉が自動停止した原因は作業員による人為ミスだというが、はたして本当だろうか。

九州電力の説明によれば、復水器内部の圧力が上昇したとの信号を検知してタービンが止まり、原子炉が自動停止。4号機では停止10分前からトルクスイッチの点検を行なっていて作業員が復水器の異常につながる開閉弁を開けたことが原因だという。しかし、監視・指導役の九電社員が近くにいたのである。そんなことははたしてありえるのだろうか。結局、九電は、運転中の補修作業を想定しない不適切な手順書を基に作業したことが原因だったと発表した。


玄海原発停止は管理上の不手際 九電が発表 / 西日本新聞 :
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/269593

 九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)4号機が復水器の異常で今月4日に自動停止した問題で、九電は21日、運転中の補修作業を想定しない不適切な手順書を基に作業したことが原因だったと発表した。直接的な作業ミスではなかったが、管理上の不手際といえる。九電は手順書の見直しを含めた再発防止策を同日、経済産業省原子力安全・保安院に提出した。

 九電によると、タービンを回転させた蒸気を水に戻す復水器につながる蒸気弁の開閉スイッチを交換する際、手順書に沿って感電防止のため弁の制御ケーブルを引き抜いたところ、蒸気が停止。復水器の異常信号が出て、原子炉が自動停止したという。

 スイッチは安全上重要度が低い一般機器。定期検査中に原子炉を止めて交換した前例を踏まえ作業に入ったが、制御ケーブルを引き抜いた場合の関連機器への影響を確認していなかった。九電は、手順書に運転中の作業による影響を確認する規定がなかった点に問題があったと判断。今後、すべての補修作業の手順書に、関連機器への影響の有無を調べる規定を追加する。

 玄海原発4号機は12月中旬に定期検査する予定。九電は同保安院に再稼働の判断を仰ぎ、地元の理解を得た上で定検前に再開したい意向だが、福岡市で会見した豊嶋直幸・原子力発電本部部長は「何をもって地元理解とするかは非常に難しい」と話し、具体的な再開時期の明言を避けた。

=2011/10/21 西日本新聞=

--転載ここまで--


つまり、原子炉の営業運転中にしてはいけない補修作業をしてしまい、結果、復水器に異常が発生、タービンが止まり、原子炉が自動停止したということだ。作業ミス云々以前に、原子炉が運転中にしてはいけない作業ぐらい、九電側は把握しておくべきではないか。それにしても、解せないのは、経済産業省原子力安全・保安院は九電の報告を受け『報告書の内容はおおむね妥当』と評価したことだ。この評価を受けて、玄海原発4号機は停止したまま定期検査入りせず、再稼働するに至ったわけである。

本当に、作業ミスが原因なのだろうか。作業手順書の不備が原因なのだろうか。玄海原発4号機のトラブルの原因は他にあるのではないか。


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2010年6月17日、福島第一原発2号機で外部電源が30分喪失し、原子炉水位が2メートル低下する事故が起こった。311クライシスの九ヶ月前である。

福島第一原発事故の真相に迫る! 1 〈2010年6月17日フクイチ2号機事故とベント隠し〉
http://hatajinan.blog61.fc2.com/blog-entry-312.html

この時東電は真の事故原因が全く分からず、消去法で作業員によるヒューマンエラーだと推定した。作業員に配電盤に触れないよう周知し、『触るな』と張り紙をして回ったのである。そして、外部電源を30分間喪失させ、原子炉水位を2メートルも低下させ、あわよくばメルトダウンといった深刻な事態に陥ったフクイチ2号機であったが、2006年7月のスウェーデン・フォッシュマルク原発事故(INESレベル2)と全く同じ経緯を辿ったのにもかかわらず、ひと月後に再稼働させることになる。

2006年7月のフォッシュマルク原発のトラブル - スウェーデンの今 :
http://blog.goo.ne.jp/yoshi_swe/e/b6ae561976b50133e5c55b781eaa4db9

フクイチ2号機の外部電源喪失事故とスウェーデン・フォッシュマルク原発でのトラブルの共通点は、原子炉プラントの電源制御システムに内包されるインターロック機能が原因だということである。通常、原子炉が自動停止した際には所内側しゃ断器が『OFF』に入り、外部電源側しゃ断器が『ON』に切り替わる。フクイチ2号機事故もフォッシュマルク原発のトラブルも、原子炉自動停止に際し、所内側しゃ断器が異常信号を検知し通電中だと誤認識し、『OFF』に切り替わらなかったことが原因で、外部電源が所内に引き込めなかったのである。

福島第一原発事故の真相に迫る! 2 〈フクイチ2号機事故の推定経過と撤去された系統安定化装置〉
http://hatajinan.blog61.fc2.com/blog-entry-313.html

九電は、玄海原発4号機のトラブルに際し、311の九ヶ月前、福島第一原発2号機で発生した外部電源喪失事故の時に東電がとった対応と相似する。だからこそ、福島第一原発事故が、玄海原発でも発生したら?と考えてしまうのである。

『手順書通りに作業したら、どうやら、原子炉運転中はしてはいけない作業だったみたいで、今回は原子炉が自動停止までしちゃったけれど、以後気をつけるから再稼働の認可よろしく』

九電のなんだか分けのわからない説明を受けて、『おおむね妥当』だと評価する原子力安全・保安院の存在意義ははたしてあるのかどうか疑問である。実は、フクイチ2号機事故と同様に真の原因が解明できず、消去法で作業員の間接的な人為ミスだと推定したのではないか。そう、訝しがりたくもなる。

先のブログエントリーで玄海原発1号機の深刻な脆性劣化と、ECCS作動の危険性を取り上げた。原子炉プラントは営業運転中、ECCSが起動することはそうそうない。ECCSが起動するトリガーは原子炉水位がECCS自動起動レベルまで下がった時である。まさにフクイチ2号機事故のような、外部電源喪失状態が長引けば、原子炉水位低下に併せてECCSは起動してしまうのである。

福島第一原発事故の真相に迫る! 5 〈玄海原発の深刻な脆性遷移温度とECCS作動の危険性〉
http://hatajinan.blog61.fc2.com/blog-entry-333.html




なぜ、玄海原発4号機は再稼働したのか。地震で揺らされて、原子炉プラントがスクラムしたとして、外部電源喪失を100%免れる保証などどこにもない。原子炉水位が低下してECCSが起動すれば、ボカンといく可能性は否定できない。おそらく未知の領域だろう。

なぜ、玄海原発にここまでこだわるのか。その根拠を挙げておく。

先々月、三♢重工がサイバー攻撃を受けたと報じられた。「神戸造船所」など計11カ所の拠点で、サーバー45台、パソコン38台にウイルス感染が確認されたのだが、感染は潜水艦や原子炉プラント、ミサイルの製造拠点などに集中しているという。

三♢重工 サイバーテロ、黒幕は“特定国家”なのか? - 政治・社会 - ZAKZAK :
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110920/dms1109201136008-n1.htm

そして、三♢重工がサイバー攻撃で盗まれた資料の中に玄海原発に関するものも含まれているという。そう、玄海原発は狙われている節があるのだ。

誠天調書: 何故に「岩手の津波の瓦礫」が放射能汚染されているのか?
http://mkt5126.seesaa.net/article/233786326.html

八木啓代のひとりごと 弁護士の暴走はどこまで行くのか・その3 :
http://nobuyoyagi.blog16.fc2.com/blog-entry-600.html

もちろん、例の『インフラ破壊兵器』が原因である可能性も視野に入れるべきである。

福島第一原発事故の真相に迫る! 4 〈スタクスネットが世界中の原発をメルトダウンさせる?!〉
http://hatajinan.blog61.fc2.com/blog-entry-316.html

佐賀玄海原発は12月を無事に迎えられるのだろうか。とにかく、原子炉プラントの電源制御システムに内包される、内外部電源切替時のインターロック機能に目を向けなければ、玄海原発は12月を迎える前にアボンするだろう。未だ全国各地で震源深さ10キロの地震は相次いでいる。玄海原発4号機を再稼働させた側の連中は、玄海原発を地震スクラムさせようと、虎視眈々と狙いを定めている。もし、玄海原発で外部電源喪失の知らせを受けたなら、とにかく家財道具をまとめて逃げて欲しい。猶予は一時間しかない。


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福島第一原発事故の真相に迫る!!7 〈津波でなく、地震でなく、事故を決定的に悪化させたのは外部電源喪失である。〉

2011/12/13(Tue) 00:27


311クライシスの九ヶ月前に起こった福島第一原発2号機外部電源喪失事故(東電はリレーの故障と人為的ミスだとひと月後に再稼動させたが)が知らしめたものは原発の最後の砦だといわれた非常用発電機が起動しても30分で原子炉水位を2メートル低下させてしまうということだった。

福島第一原発事故は津波のせいなどではない。こんな理由で未来にどの面下げるのだ。本当は、津波襲来までの一時間で勝負はあったのではなかったか。さらにいえば、所内側遮断機の不具合による外部電源喪失、また、それを致命的に長引かせたことこそが、今ある福島第一原発の四炉の最悪の状況をもたらしたのではなかったか。



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原発プラントのスクラム停止における内外部電源切替は、超高圧開閉所と呼ばれる建物で行われる。注目してもらいたいのは、大熊線1号2号を所内に引き込む1号機2号機兼用の超高圧開閉所が、津波による損傷が確認されていないのにもかかわらず、1号機と2号機は14時46分の本震の直後に外部電源が喪失したという事実である。さらにいえば、3号機と4号機兼用の超高圧開閉所は津波の襲来を受け浸水し不能に陥ってしまったのだが、地震直後から津波襲来までの小一時間、外部電源は超高圧開閉所を通じて所内に電源を供給していたはずなのに、実際は、3号機は地震直後に所内電源切替に失敗し、外部電源を喪失させてしまっている。これらについては後述する。

夜の森線2号の倒壊については共産党の吉井議員が国会質問したことで話題になったが、外部電源喪失の直接の原因になったのは1号機2号機は大熊線一号二号、3号機4号機は大熊線3号4号で外部電源を供給できなかったことにある。夜の森線2号の倒壊は外部電源の復旧作業を遅らせることになった。

1号機2号機兼用の超高圧開閉所は高台に設置されているから被災を免れている。以下に取り上げる岩田清氏のフクイチ事故究明サイトでは東電のプレスリリースから超高圧開閉所は地震で壊れたのではないかと推測している。

GoogleEarthで、ふくいちカメラの信憑性を裁く。その2

原子力発電のプラントの電源制御システムにある脆弱性については、もう何度も何度も取り上げてきた。


福島第一原発事故の真相に迫る! 1 〈2010年6月17日フクイチ2号機事故とベント隠し〉 | 憂いの果てに ~次男坊のアフォリズム~

福島第一原発事故の真相に迫る! 2 〈フクイチ2号機事故の推定経過と撤去された系統安定化装置〉 | 憂いの果てに ~次男坊のアフォリズム~

福島第一原発事故の真相に迫る! 3 〈韓国古里原発で相次ぐトラブルと2010年6月フクイチ2号機事故の類似性〉 | 憂いの果てに ~次男坊のアフォリズム~

福島第一原発事故の真相に迫る! 4 〈スタクスネットが世界中の原発をメルトダウンさせる?!〉 | 憂いの果てに ~次男坊のアフォリズム~

福島第一原発事故の真相に迫る! 5 〈玄海原発の深刻な脆性遷移温度とECCS作動の危険性〉 | 憂いの果てに ~次男坊のアフォリズム~

玄海原発4号機の不可解な再稼働を考察する ~原発再稼働で地震兵器の恫喝をより効果的に~ | 憂いの果てに ~次男坊のアフォリズム~




■ 非常用ディーゼル発電機が自動起動するトリガー(引き金)は外部電源喪失である。

福島第一原発事故では、本震である14時46~7分に全機がスクラム停止したが、津波が襲来するまでの小一時間の間は非常用ディーゼル発電機が作動して所内電源を供給している。この事実は、裏を返せば、外部電源喪失したということである。

非常用ディーゼル発電機が自動起動するのは、内部電源が遮断されて且つ、外部電源が供給されないときである。内外部電源が通電していれば、非常用ディーゼル発電機は起動しない仕組みであり、仮に非常用ディーゼル発電機が稼動しているときに、外部電源が復旧すれば、非常用ディーゼル発電機はトリップし自動で停止する。これは電源制御システムに内包されるインターロック機能によるもので、高圧電流を交流させてしまうとシステムがダウンして全電源喪失という致命的自体を回避するべく設けられた安全機構でありフェイルセーフの一つである。

共用プールに置かれた2号機4号機兼用の非常用ディーゼル発電機を除く、1から4号機までの非常用ディーゼル発電機が自動起動を成功させたのは、東電が発表するプレスリリースの運転日誌にもちゃんと記載されていることだ。非常用発電機の起動は外部電源喪失の裏返しであるという前提に立ち、正確に事実経過を読み解く必要がある。



東北地方太平洋沖地震発生当時の福島第一原子力発電所プラントデータ集|東京電力 :
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/index10-j.html

運転日誌・1,2号機
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/plant-data/f1_4_Nisshi1_2.pdf

運転日誌・3、4号機
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/plant-data/f1_4_Nisshi3_4.pdf



とかく興味深いのが3号機の運転日誌である。かなりページの奥の方ではあるが、所内電源切り替え失敗(原因不明)だと書かれている。これはすなわち、非常用ディーゼル発電機で交流できなかったことを示している。


3号機の経過


給復水全停止というのは70気圧という超高圧下で運転される原子炉に冷却水を送るために必要なジェットポンプ等の冷却系主要設備が機能しなくなったことを表している。

いうなればフクイチ2号機外部電源喪失事故とまったく同じことが3号機で発生したのである。


311の9ヶ月前に発生したフクイチ2号機事故も、スクラム停止後に内外部の電源切替に失敗し、外部電源を喪失してしまっている。非常用ディーゼル発電機により電源供給されたというが、30分間の外部電源喪失で原子炉水位を2メートル低下させたのである。森ゆうこ議員の国会質問により、東電当時社長の清水が認めたことは福島第一原発事故の真相に迫る! 1 〈2010年6月17日フクイチ2号機事故とベント隠し〉 | 憂いの果てに ~次男坊のアフォリズム~で取り上げた。

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さらにいえばスウェーデンの原発事故でも22分間で原子炉水位を2メートル低下させる事態に陥っているが、これも所内側遮断器に不具合が生じたことにより、事故はもたらされたことがわかる。

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外部電源喪失にもいろいろあるが、中でも所内側遮断器の不具合はきわめて致命的である。外部電源のみならず、非常用電源すら交流されないからだ。上記に取り上げたプレスリリースの添付資料はフクイチ2号機外部電源喪失事故のメカニズムを説明したものだが、所内側遮断器が落ちなければ、非常用ディーゼル発電機の交流電源は所内に交流しないのである。もちろん、非常用ディーゼル発電機から直流電源が供給される設備は限られていて、主だった冷却装置である給復水ポンプや再循環ポンプ、ジェットポンプなどに直流電源は引かれていないようである。




■ 福島第一原発1号機の非常用復水器自動起動のトリガーはいったい何か。

www.kantei.go.jp/jp/topics/2011/pdf/04-accident.pdf

このPDFファイルにある1号機の主要時系列で非常用復水器(IC)の自動起動が14時52分に記録されている。本震から6分後のことである。


福島第一原発1号機の経過


東京電力は非常用復水器が自動起動したのは原子炉圧力が高まったからだと説明していたように記憶しているが、炉内圧力を逃がすために後に加えられたのが逃し安全弁等のベント系装置である。通常70気圧という超高圧下で運転される発電用原子炉の炉内圧力が高まれば、自動でベント弁が開放され、音速の蒸気が放出されるのである。


原子炉水位とECCS自動起動レベルの関係図
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非常用復水器はECCS(非常時炉心冷却系装置)である。ECCSは原子炉水位が2m40センチ低下したときがトリガーとなり、自動起動する仕組みになっている。あくまでECCSであり、減圧装置ではないのである。ゆえに、当方は非常用復水器が自動で起動したのは、原子炉水位が2メートル40センチ低下したからではないかと疑っているのである。

福島第一原発事故の真相に迫る! 2 〈フクイチ2号機事故の推定経過と撤去された系統安定化装置〉 | 憂いの果てに ~次男坊のアフォリズム~

原子炉プラントがスクラムした際に、外部電源が喪失し、原子炉の冷却機能の主たる設備の電源が失われた場合、非常用ディーゼル発電機が起動を成功させても、原子炉水位は猛烈な速度で冷却材である水を蒸発させるのである。まったく原子炉に給水が行われなければ、5、6分で水位を2メートル40センチ低下させ、原子炉水位がECCS自動起動レベルに達していたとしても、不思議ではない。

4炉とも別々の壊れ方をした福島第一原発の1号機から4号機までが、津波襲来までの小一時間、非常用ディーゼル発電機が起動した事実は外部電源が失われていた事実の裏返しである。所内側遮断器の切替に失敗していれば、非常用電源は交流母線に供給されず、津波襲来前に炉心溶融にいたっていた可能性すら否定できないのである。





フクイチ2号機の外部電源喪失事故は非常用ディーゼル発電機が正常に起動したのにもかかわらず、30分の外部電源喪失中、原子炉水位を二メートル低下させたものであった。全く同様の事故がスウェーデンの原発でも発生しているのだが、22分間で原子炉水位を2メートル低下させるというもので、INESレベル2の事故だと判断された。311の九ヶ月前である2010年6月17日に、奇しくも、ベラルーシでスタクスネットが発見された日に、あわやメルトダウン寸前の事故に見舞われたフクイチ2号機であったが、何もなかったかのようにひと月後再稼動にいたるのであるが、この両国の対応の違いは一体どこにあるのか。日本は世界的にも有数な地震国であるが、スウェーデンは地震国ではない。さらにいえば、そもそも原発プラントは地震を考慮した設計にはなっていない。GEで開発された沸騰水型原子炉は地震が起きない地域で考案、推進されたものである。引き回し配管一つとっても、それは明らかなことである。

TSUNAMIというのは日本語の津波が語源になっている。日本で津波被害を想定しない原発など、最初から沿岸部に建てるべきではないのである。浸水すれば壊れる非常用ディーゼル発電機を地下階に置くことなどあまりに熟慮に欠いた設計である。

福島第一原発事故は311クライシスが引き金となったが、外部電源が喪失していなければ、今あるフクイチの四機は救えていた可能性がある。少なくとも当方は、途方もない未来へ負の遺物を残してしまった責任として、福島第一原発事故の徹底究明が図られるべきだと信じて疑わないし、ならびに311クライシスの九ヶ月前にさかのぼり、フクイチ2号機の外部電源喪失事故の真相究明をもって外部電源が喪失するということがどれだけ脅威であるかをも知ることができると考えている。




想定外の地震が引き金となり、未曾有の巨大津波が襲来したのだ。だから、福島第一原発事故は仕方がないのだ。一応、この先々いろんな所から賠償請求されると思うけれど、想定外の津波だったといえば、国が面倒見ることを定めたのが原子力損害賠償法なのさ♪

未来に全部、押し付けようとしている。

こんなの、ただの、バカである。




311クライシスで襲い掛かった津波は想定外であった。それは当方の目にも明らかで、疑う余地はない。あれは地獄であり、二度と食らいたいなどと誰一人として思うわけがない。(食らわそうと考えている一部を除いて)

だからといって、想定外の津波に託けて、チェルノブイリ事故をはるかに凌駕する千分の一ミリの埃を地球上に拡散する未曾有の原発事故に発展した責任まで押し付けるのはあまりにも論外である。

日本政府の福島第一原発事故への矮小化、過小評価、さらには事故原因の真相究明に後ろ向きな姿勢にほとほと呆れているのである。真相究明、全容解明が今をもって為されない事に憤慨するのである。

原発推進は日本を隷従支配するために仕掛けた戦勝国の工作である。工作員を政府中枢にもぐりこませ日本列島沿岸部に原発建設を推進させ、プロジェクトカニキンを見ても明らかなように、地下核実験の要領で核爆発で人工的に地震を起こす技術を隠していたのである。一国が破綻するにふさわしい想定外の賠償と後始末が未来に遺してしまった福島第一原発事故を二度と繰り返してはならないことは自明の理であり、これ以上、未来への負債を積み上げていかないでほしい。

決断すべきは、営業運転中の原発プラントを直ちに停止し、廃炉にしていくことである。



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福島第一原発事故の真相に迫る! 8 〈主蒸気逃し安全弁が機能不全に陥ったわけ〉

2011/12/26(Mon) 07:21

”福島第一原発事故は、311本震でトリップスクラムした原発に、巨大津波が襲いかかり、非常用ディーゼル発電機を不能にした結果、全電源喪失(ステーションブラックアウトSBO)に陥り、メルトダウンはおろかメルトスルーまでもを防ぎ得なかった。”

バカである。福島第一原発の事業主である東京電力は、想定外の津波に責任転嫁することで原賠法で救われようと躍起になっているのである。

福島第一原発事故の真相とは一体なんなのか。当ブログ上にて何度も何度も取り上げてきた。チェルノブイリ四機分の負債を未来に押し付ける理由が想定外の津波だと言うのが、今をもって理解出来ないからだ。

津波が原因?
だったら始めっから沿岸部に建てんじゃねえよ。

この一点にのみ、原発の七面倒臭い専門用語や種類や仕組みを勉強させ、事故原因の探求に駆り立てるのである。

今回のブログエントリは福島第一原発事故の真相に迫る!!7 〈津波でなく、地震でなく、事故を決定的に悪化させたのは外部電源喪失である。〉 で軽く触れた、1号機の非常用復水器について取り上げてみたい。少し専門的なことになるので、福島第一原発事故の原因が津波のせいであると信じて疑わないのなら、読み進める理由はない。




■ 1号機2号機対応の超高圧開閉所は地震で壊れたことをこっそり認めちゃっている件

2011年3月11日14時46分の宮城沖地震M9.0の地震により、福島第一原発の1号機2号機3号機は地震加速度大のトリップ警報を受けてスクラム(緊急自動停止)した。ものの2~3秒の内に全制御棒が挿入され、タービン、発電機が自動停止した。

BWRの原子炉は280~290度、70気圧という高温高圧下で運転される。警報トリップによりスクラムした後は、主蒸気隔離弁と呼ばれるMSIVが閉鎖され、原子炉プラントから発電機能が隔離されることになる。

原子炉からタービンにつながる主蒸気管は50センチである。ぶっとい。これが四本あり、でっかいタービンを回し、発電所の電力を生み出している。原子炉というのは恐ろしく沸騰しているのだなあとイメージを沸かせるしか無い。

緊急トリップ信号を受けてスクラム停止(緊急自動停止)した原発プラントは直ちに全制御棒が挿入されタービン→発電機の順で自動停止される。原発プラントの炉心冷却装置は給水ポンプ、復水ポンプ、再循環ポンプMGセットなどの高圧線6900ボルトで供給される大型装置でまかなわれている。

福島第一原発に敷かれていた外部電源は大熊線で66000ボルトである。前回のブログエントリーの冒頭で、高圧線の十倍の容量である超高圧線の1号機2号機対応開閉所が地震で壊れた可能性に触れた。先に公開されたプレスリリースで東電はここが地震で壊れたことをこっそりと白状した。

http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/111222p.pdf
1号機2号機


青の矢印の部分に注目したい。311クライシス当日の午後21時前、[ 2号機:P/Cは使用見込み有。M/C使用不可。]との報告が上にあげられている。ここで言うM/Cとは高圧線6600ボルトを低圧線480ボルトに変圧する設備のことでメタクラと呼ばれている。P/Cはパワーセンター。低圧線480ボルトを125ボルトに変圧する装置である。

官庁報告から三十分後の21時19分、1号機の原子炉水位がTAF+20センチであることが判明。もはや手のひら1つ分しか冠水していない異常状態。メルトダウンの前段階である”冷却材枯渇による炉心むき出し”寸前であった。原子炉水位低下を官庁に報告を入れたのは22時10分、原子炉水位がTAF(燃料頭頂部)+45センチであった。注水機能不全に陥っていたはずなのに、なぜか数値が増えていた。

唯一被水を免れた2号機のP/Cの健全性が確認されると、全機に低圧線電源が供給できるようMCC(低圧線の分電盤)を設置し、仮設電線を引き込むプランが決まる。他方、福島第一原発に高圧電源車が到着したのは22時。総力をかけて電源復旧に取り組むことになる。

23時、1号機タービン建屋で1.2mSvという異常値を記録。23時40分に官庁等に連絡をいれる。翌12日未明0時6分。大気圧以下に保たれている格納容器で600キロパスカルという設計圧力を超過した数字が検出される。

311クライシスから翌12日未明にかけての1号機の時系列を簡単に説明したが、ここいらで一先ずやめて本題に入りたい。




■ 主蒸気逃し安全弁はなぜ機能しなかったのか。


当方が知りたいのは、地震から津波が襲来するまでの間の出来事である。とくに詳細まで知りたいのがBWR3採用の1号機である。地震から津波襲来までの一時間弱で、1号機は致命的な原発事故に発展していた可能性がある。そのヒントは、最近やたらと避難されている非常用復水器にあると見ている。

とかく非常用復水器に関しては最近になって否定的に取り上げられているようだ。

【放射能漏れ】「非常用復水器」すぐ稼働なら炉心溶融なかった 原子力安全基盤機構調査 - MSN産経ニュース :
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111209/dst11120919150008-n1.htm

asahi.com(朝日新聞社):原発幹部、非常用冷却装置作動と誤解 福島第一1号機 - 社会 :
http://www.asahi.com/national/update/1217/TKY201112170568.html


「復水器の再稼働遅れ」に注目集まる メルトダウン防げた可能性あるのか (1/2) : J-CASTニュース :
http://www.j-cast.com/2011/12/20117067.html

福島第1原発事故をめぐる政府の事故調査・検証委員会の中間報告が近く公表されることもあり、事故原因に改めて関心が高まっている。最近の報道をみると、1号機の冷却装置「非常用復水器」(IC)に関する話が目に付く。
各種報道の論点を簡単に整理すると、電源喪失により弁が閉じて機能しなくなった1号機のICを早めに復旧させていれば、メルトダウン(炉心が溶け落ちる)を避けられた、もしくは遅らせることができたのでは、という指摘だ。

---------------------抜粋


NHKなどは東電の極めて恣意的なシュミレーションをもとに特番ドラマをわざわざ作り、非常用復水器が唯一の最小必須冷却機能だったと御用学者どもに証言させるほどの熱の入れようである。一言だけ言わせてもらう。こいつらは大バカである。



「メルトダウン~福島第一原発 あのとき何が」 (2/2) 投稿者 sean2010jp



「メルトダウン~福島第一原発 あのとき何が」 (1/2) 投稿者 sean2010jp


Google 画像検索結果- http---www.anaroguma.org-komake-fukushima-photo_Oct3-ic1.jpg 


スクラム停止直後を高温停止という。高温停止から冷温停止させるには原子炉水位を保ちながらゆっくりと減圧し、冷却していく必要がある。全電源喪失発生時の高温停止の原子炉を冷温停止させるステップは以下である。

www.pref.aomori.lg.jp-soshiki-kikaku-atomsafe-files-2011-0627-2103.pdf
高温停止から冷温停止にいたるまで。


チャートの冒頭、ノコギリの歯のようなぎざぎざが見受けられる。これは主蒸気逃し安全弁が原子炉圧力高の信号を受けて自動起動し、設定圧力に併せて閉鎖されるサイクリングを表している。主蒸気逃し安全弁の出口は格納容器のサプレッションチェンバーと呼ばれるプールで、原子炉から発電機能が隔離された後の圧力制御は主蒸気逃し安全弁の自動起動で行うのが全電源喪失時の正しい操作だといえる。

2号機3号機の過渡現象記録装置にはコレとそっくりなチャートが記録されている。

http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/plant-data/f1_6_Katogensho2.pdf
原子炉圧力 2号機
2号機の原子炉圧力・過渡現象記録データ

http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/plant-data/f1_6_Katogensho3.pdf
3号機チャート
3号機の原子炉圧力・過渡現象記録データ


他方、1号機の原子炉圧力はどのように推移しているのか。

http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/plant-data/f1_6_Katogensho1.pdf
原子炉圧力 1号機
1号機の原子炉圧力・過渡現象記録データ


2号機、3号機の原子炉圧力の推移は主蒸気逃し安全弁による減圧のサイクリングと合致している。他方、1号機のチャートは主蒸気逃し安全弁を用いたサイクリングとは言い難いチャート直線を描いている。

これは、非常用復水器の開閉により、圧力制御していたことを示している。

時系列 1号機

このように、事故解析シュミレーションにもICの起動停止実績が入力されているのだが、全電源喪失後の減圧機能を非常用復水器が代替するというのはなかなか腑に落ちないものである。非常用復水器の水位計と圧力計をにらめながら手動で圧力制御するよりも、主蒸気逃し安全弁を自動でパカパカさせていた方がはるかに理にかなっていると考えるのが妥当ではないか。

なぜ、主蒸気逃し安全弁を有効利用することなく、本来は冷却機能を担当する非常用復水器が減圧装置を代替しなければならないのか。もはや存在意義すら無い原子力安全・保安院だが、1号機の主蒸気逃し安全弁が起動しなかった理由について、以下のように説明している。


http://www.nisa.meti.go.jp/earthquake/houkoku6/siryou07-rev.pdf

IC(非常用復水器)の自動起動インターロック(原子炉圧力高)設定圧力は7.13MPaであり、原子炉圧力の上昇に伴うSRV(主蒸気逃し安全弁)の動作(7.27MPa)前に自動起動する。今回、原子炉圧力をICによりSRV動作圧力以下で制御したため、SRVは動作していない。

---------------------抜粋


確かに主蒸気逃し安全弁のトリガー設定圧力よりも非常用復水器のトリガーの設定圧力が低ければ、主蒸気逃し安全弁は作動しないことに論理矛盾はない。ただし、非常用復水器は減圧機能を有してはいるものの、放射能を除去する機能は実装されておらず、一度水を潜らせた蒸気がだだ漏れの状態で大気に放出されるのである。減圧する過程で排出される蒸気の向かう先に問題がある。非常用復水器を減圧装置として使用する際は、蒸気は直接大気に放出される。ロートルな無電源冷却装置は、そもそも原子炉隔離時の減圧機能を最小限しか有していないのである。

非常用復水器ベント管
1号機 非常用復水器ベント管




■ 1号機の主蒸気逃し安全弁はLOCA(配管破断)信号でフェイルセーフされていた。

全電源を喪失した発電用プラントが高温停止から冷温停止にステップさせるにあたり、ウランの崩壊熱による高温高圧状態から逸脱できない原子炉の圧力は、原子炉圧力高による主蒸気逃し安全弁の自動制御が担当する。2号機3号機のチャートを見ても明らかなように、原子炉圧力が高まれば主蒸気逃し安全弁は勝手にパカパカ開き、自動制御により減圧されるもので、非常用復水器を代替する理由が見つからない。

なぜ、1号機の主蒸気逃し安全弁は機能不能におちいったのか。非常用復水器を代替して減圧を制御することになったのか。当方が知りたいのは、このあたりの正確な情報である。

不可思議なことに、東電は地震直後から翌12日未明にかけてのデータを喪失させたとして公開していない。

情報・データを出さない東京電力

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過渡現象記録データ、チャート、プロセス計算機データは1号機2号機は地震発生から15時16、7分までは示されており、3号機は津波襲来後の16時過ぎまで記録が残っている。

福島第一原発事故の事故調入りした田中三彦氏によれば、1号機の主蒸気逃し安全弁を運転員が起動させた証拠が一切無く、自動制御で開放された記録が一切残っていないという。これは非常に重要な指摘である。

問題は、主蒸気逃し安全弁が起動した証拠すらないのにもかかわらず、なぜ1号機の格納容器圧力が大気圧の六倍もの圧力に増大したのかである。蒸気が放出されることにより冷却材喪失をフェイルセーフする設計がプログラミングされているはずだ。




■ 配管破断と脆性破壊

老朽化した原子炉プラントには致命的な欠陥がある。長期間の中性子被曝により、鋼鉄は脆性遷移温度が遷移することがあるという。鋼鉄が中性子を浴び続けることによって脆性を劣化させ、ガラス化してしまう現象である。水に濡れたコップに熱湯をかけるとパリンと割れるように、原子炉の炉材である鋼鉄すら割れてしまう可能性があることは、89年にすでに田中三彦氏と広瀬隆氏が警鐘を鳴らしていたことだ。

原子力発電で使われる原子炉圧力容器には致命的な欠陥がある。

玄海原発4号機の不可解な再稼働を考察する ~原発再稼働で地震兵器の恫喝をより効果的に~

配管破断の傍証として、1号機のPLRポンプ入口温度のチャートをあげておく。PLRポンプとは再循環ポンプのことで、非常用復水器の給水ラインが接続されている部分である。311当日本震六分後に自動起動した非常用復水器の給水ラインが開かれたとき何が起こったのか朧気ながらも見えてくるものがある。

http://www.nisa.meti.go.jp/earthquake/houkoku6/siryou07-rev.pdf
1号機 原子炉再循環ポンプ
非常用復水器の給水ライン接続部付近で100℃以上の温度差があることに注目したい。


このチャートが示すのは、その極端な温度差である。赤・130℃ 緑・150℃。脆性破壊の観点から、これは致命的な温度差なのではあるまいか。

今一度、運転員が1号機の非常用復水器を停止させた理由を思い出して欲しい。



1 号機の原子炉圧力の低下が速く,操作手順書で定める原子炉冷却材温度降下率55℃/h が遵守出来ないと判断し,IC の戻り配管隔離弁(MO-3A,3B)を一旦「全閉」とした。


非常用復水器の弁を開いて、接続先である再循環ポンプ配管は猛烈なダメージを受けたのは、想像に難くない。


2012/02/29 加筆修正

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極秘のUS-イスラエルによる核兵器移動が福島の爆発をひきおこした(島津論文)

2011/12/30(Fri) 11:12

Secret US-Israeli Nuke Transfers Led To Fukushima Blast〈極秘のUS-イスラエルによる核兵器移動が福島の爆発をひきおこした〉

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Yoichi Shimatsu
10-2-11

16トンの核物質と核による大災害が、あなたの手にしたものだ。 福島第1原子力発電所をゆるがした爆発は、東京電力のいう水素爆発に比べて、より強力なものだった。ワシントンの情報筋によると、実際の爆発の原因は、アメリカの核兵器製造施設から不法に持ち込まれた核弾頭の核分裂で、使用済み核燃料冷却プールの冷却水の蒸発が、そこに保存されていた兵器級プルトニウムとウランの起爆につながった。

アメリカとイスラエルが、秘密裏に日本の核武装を支持しているという事実は、最近の歴史の中で最大の公的隠蔽とされている。アメリカの戦略兵器の盗難が、ブッシュ/チェイニー・チーム ー 安倍晋三首相 ー イスラエル政府のエフド・オルメルトという3つの関係の下、最も高いレベルで認可されたことを、一連の出来事の経過が示している。

東京のストレンジラブ

2007年前半に、ディック・チェイニー副大統領は、彼の最も親しい側近と東京へ飛んだ。新聞社説は、彼の訪問が秘密に包まれていると記している。

チェイニーは、久間章生防衛庁長官

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を秘密会談から閉めだし、冷たくあしらった。イラクが大量破壊兵器を所有していると主張していたブッシュ大統領を批判したというのがその口実だったが、より切実だったのは、防衛庁長官が、秘密の日本核開発計画をペンタゴンに明かすかもしれないという懸念だった。ホワイトハウスへの認可を求める日本の核開発計画に、統合参謀本部が反対するのは確実だったのだ。

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発表されていないチェイニーの訪日の理由は、アジア太平洋地域における四カ国同盟を進めることにあった。4つの礎石 - 米国、日本、オーストラリア、インドが、中国とその同盟国である北朝鮮とロシアを囲い込み、対峙するように求めることだった。日本は、この大同盟が釣り合いを欠いているという見方をしていた:3カ国は核と敵とするその一方で、*米国は4カ国中で唯一のものだった。(*核を保持しているという意味?)

安倍は彼自身の核への野心のために、ロシアよりのカードを探っていた。アメリカ大使館ケーブル(9/22)で述べられたとおり、読売新聞はホワイトハウスに対して挑戦の働きかけをした:「昨日、政府と国内の電力会社は、ロシア国営の核独占企業であるAtompromに、原子力施設使用のウラン濃縮を移管するための、ロシアとの最終的な会談に入ったということがわかった。」ワシントンが日本の核装備受け入れを拒否すれば、東京はモスクワに方向転換するだろう。

自民党が2006年9月に安倍を首相に選び、タカ派的な安倍は、防衛の厳格な体制と非核原則という戦後の政策を乗り越えていくことを繰り返し求めた。日本の核装備への支持は、彼の家系から生まれたものだ。彼の祖父である岸信介は、戦時中に原子爆弾のプロジェクトを育て、戦後は首相として、一般の核開発計画を制定した。彼の父安倍晋太郎(元外相)は、1980年代にロシアと取引をして、ロシア-日本カレッジを後援しているが、ここはオウム真理教(外国諜報機関のフロント)に運営され、崩壊したロシアから軍事科学者を雇っていた。

日本の核装備をアメリカが受け入れるにあたっての一番の障害はペンタゴンで、そこでは真珠湾と広島がアメリカ軍の優越性を正当化するシンボルとして残っている。アメリカと相互に譲歩がありそうなルートとしては、核兵器の製造を監督する民間経営のエネルギー省(DoE)を通すことだった。

キャンプ・デービッドでの前進

安倍のワシントン訪問に続いて行われたこの取引は封印されている。ブッシュはニクソンの失墜につながった盗聴には慎重で、キャンプ・デービッドではプライバシーの方を好んだ。4月27日、この素朴なロッジで、ブッシュと安倍は45分にわたり協議したが、漠然とした概略でさえ明らかにされることはなかった。

安倍が示したロシアのカードから、彼が濃縮ウランを買っていたことが示唆される。アメリカ製のウランとプルトニウムは世界で最も純粋な核物質で、99.9パーセントの純度をもつ。鉱物の不純物質の欠如は、その出所をつきとめられないということだ。対照的に中国やロシアの研究室の材料は、濃縮プロセスの間に取込まれた不純物により出所を特定することができる。

安倍には、難解なテクノロジーに対する広い知識がある。彼の1980年代最初の仕事は、神戸製鋼のマネージャーだった。その研究者のうちの1人が、天体物理学者村井秀夫で、

ダウンロード

彼はソビエトの電磁気テクノロジーを「常温形成」鋼に適応させた。村井は後にオウム真理教の主任科学者になったが、オウム真理教は安倍の父によって始められたプログラムの下、ソビエトの武器技術者を雇い入れた。安倍は政府の活動を始めると、JETRO(日本貿易振興会)の米国支所に配属された。そのニューヨーク事務所は、ペンタゴンと主な防衛システム開発請負業者の先進技術を盗み出すための、データベースを解読するコンピュータのホストをつとめた。そのハッカー・チームは東京大学の最高のゲーマーにより率いられ、彼はオウムに入った。

1995年の東京地下鉄サリン事件後、安倍は公共関係のキャンペーンのため、オウムと距離を置くことになる。


そしてその12年後には、安倍はキャンプ・デービッドにいた。ブッシュとの会談後、安倍はインドへ飛び、新しい冷戦に懐疑的なデリーで、チェイニーの四カ国同盟を受け入れさせようとし、チェイニーがこの取引をおそらくさせることになる。このすぐ後にハリケーン・カトリーナがアメリカを襲い、安倍訪問は一般の記憶からぬぐいさられた。

テキサスでの犯罪

BWXT Pantex(アメリカの核弾頭施設)は、アマリロ郊外のTexas Panhandleにおいて16,000エーカー以上の拡張をした。このサイトはDoEとバブコックウィルソンにより管理され、有効期限を終えた核弾頭の保存場所として用いられている。1989年のロッキーフラッツ(核兵器製造施設)閉鎖にともない、その保有核がPantexへ移されることになったが、秘密取扱許可が必要とされるようになり、核を盗み出すことが明らかなターゲットになった。

2004年6月、National Nuclear Security Systemのアルバカーキ事務所がハックされ、Pantexの11人の連邦従業員及び177人の契約者の、個人情報と秘密取扱許可データが盗み出された。 NNSAはセキュリティ侵入から3ヵ月後まで、内部犯行の疑いがあることをエネルギー相サミュエル・サミュエル・W・ボドマンや副大臣Clay Selに知らせなかった。

ブッシュと安倍がキャンプ・デービッドで会談している間、Pantexの500人の組織化された警備員が、45日間のストライキを始めた。DoEの査察官オフィスによると、スト破りが雇われたが、多くは入り込むことができなかった。また目撃者の発言を引用して以下のように報告している:「交替の警備員が実際には試験に落ちていても、BWXT当局は合格点を与えていた」。状況は、映画の「オーシャンズ・イレブン」の強盗とほとんど同じくらい滑稽で、核によるハルマゲドンが危うくおきるところだった。

2ヵ月間にわたるストライキの合間を縫って、弾頭芯を載せたトラックがゲートから出た。容器に詰められた約16トンの核弾頭は、核分裂防止のため冷蔵された容器の中に入れて牽引された。この危険な貨物は、ヒューストン港でイスラエルの国営海運会社所有の船に載せられた。放射性物質は、大量破壊兵器を禁止する連邦プログラムの下、民間契約の港視察官 Roland Carnabyにより監視されていた。

情報機関係者は、Carnabyの銃撃死についていまだに騒いでいる。2008年4月29日に、ヒューストン警察が彼をハイウェイで追跡して射殺した。彼の港湾モニターに関する契約は、イスラエルに拠点を置く、前イスラエルの国防軍役員の所有の警備会社 NICE(Neptune Intelligence Computer Engineering)に与えられた。

データの盗難から密輸に至るPantexの違法行為を通じての、ブッシュとチェイニーの核問題のポイントマンは、DoEの課長補佐Clay Sell(アマリロ出身の弁護士で、Panhandle連邦議会議員 Mac Thornberryの前補佐官)である。Sellはブッシュ-チェイニー政権移行準備チームで働き、核問題に関する大統領への最高アドバイザーになった。また、彼はDoEにおいて米国核兵器複合体を直接担当したが、それは全国17の研究所とPantex施設を含んでいる。

イスラエルの裏切り

日本への核の積荷は、ホワイトハウスによる法的否認権のため、第三者の仲立ちを必要とした。情報筋によれば、イスラエルは追加支払いを東京に要求する際、エージェントというよりブローカーのようにふるまった。イスラエルは彼ら自身の兵器のために新しい核弾頭をかすめ取り、古いものを届けた。劣悪な弾頭は濃縮を必要とするため、日本は激怒して返済を要求したが、イスラエルはこれを拒否した。2008年秋、安倍総理が辞任した時から、東京は援助を求めることをやめ、ブッシュは役に立たなくなった。

日本の核の開発者である経産省は、福島第1原発でウラン弾頭を濃縮する以外に方法がなかった。(福島第1は核拡散防止検査官の発見を避けるのに十分遠い場所にある)日立とGEはプルトニウムのためのレーザー抽出方法を開発したが、それには膨大な量の電力を必要とする。これは原子炉一機が予定外の稼働をしなければならないということで、3月の地震が襲ったとき、それが実際に行われていた。

日本は国連のパレスチナの権利を支援することで、テル・アビブに対して平手打ちをあびせたが、それに対してイスラエル秘密情報機関は、日本の核施設をStuxnetウイルスで攻撃した。


東北の地震までは、ファイアウォールがStuxnetを寄せつけなかったが、地震は6機の原発の背後にあった送電塔を倒壊させ、停電がコントロールシステムを崩壊させ、少しの間ファイアウォールを停止させた。コンピュータが再びオンラインになると、Stuxnetは予備発電器をシャットダウンするために浸入し、地震と津波の間の20分間、福島第1のポンプと弁が動かなくなり、タービン室は洪水被害にさらされた。

貯蔵プールへの冷却水の流れが止まり、蒸発が速まり、過熱した核弾頭の分裂が、爆発ときのこ雲につながった。海辺にあって原発を見おろす飯館村山頂の住人らは、煙の柱を目撃し、のどに金属の味がしたという。

課せられる罪

東北の地震と津波は、福島第1に損害を与えるのに十分強力だったが、この天災は2つの外部要因によって非常に拡大されることとなった:津波前の危機的な20分間にコントロールシステムをシャットダウンしたStuxnetウイルスの拡散; そして核施設を破壊し全ての地域を汚染した兵器級核物質の存在。

http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/plant-data/f1_6_Katogensho1.pdf
原子炉圧力 1号機
1号機の過渡現象記録データは津波襲来20分前の15時17分で止まっている。奇妙な一致だ。


関係する3つの勢力の中で、誰に最も罪があるのか?これら3つは、地域規模での大量殺人、負傷、資産の破壊という罪を犯しており、国際法に基づく各々の管轄区での刑事告発と、それに伴う損害賠償支払いの義務がある。

ホワイトハウス、特にブッシュとチェイニー、そしてDoEの共謀加担者は、安全装置なしで違法に核弾頭を運び出し輸送したことに対する責任がある。

イスラエル国家は、アメリカの戦略的装備を盗み出し、日本政府に対する詐欺と強奪をおこなった。そして戦争行為にも等しい重要なインフラへのコンピュータ攻撃に関係し、致命的な結果を招くことになった。

安倍首相と経産省は、憲法に反して兵器級核物質を供給し、危険性を無視して、向こう見ずで無秩序な保管、濃縮、抽出をおこなった。安倍が、最初にウランとプルトニウムの濃縮を求めなかったならば、他の勢力が関係することはなかっただろう。日本が犯罪への加担を生み出したのだ。

国際刑事裁判所は、何百万人の人々の健康-日本、カナダ、アメリカ合衆国、ロシア、南北朝鮮、モンゴル、中国、おそらく北半球全域に関する訴訟をとりあげるだけの十分な根拠を持っている。福島の災害は、卑劣な独裁による人権侵害以上の罪であり、ニュールンベルクや東京裁判所の告訴に匹敵するほどの、人道に反する罪だ。起訴をしないということは共犯のようなものだ。

もしもあらゆる暗雲の中に希望の兆しがあるとすれば、それは東北の地震と津波が、第三次世界大戦への動きを止めることで、さらなる愚挙から世界を救ったということだ。

--転載ここまで--


(参照)
「極秘のUS-イスラエルによる核兵器移動が福島の爆発をひきおこした」 つながっているこころ 2 :
http://cocorofeel.blog119.fc2.com/blog-entry-7932.html

誠天調書: Android Carrier IQ キーロガー、stuxnet と NSA と イスラエルとモサド と ググル と Android 、イスラエル モサド CIA マグナBSP SCADA PLC stuxnet。 :
http://mkt5126.seesaa.net/article/238336829.html

誠天調書: 島津論文 :
http://mkt5126.seesaa.net/article/237609107.html


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イランとイスラエルに見る、世界規模のクライシスの予感

2012/02/18(Sat) 00:48

13人の死刑判決が出た一連のオウム真理教事件。2011年大晦日の特別手配犯、平田信容疑者の出頭劇。平田容疑者をずっと匿っていたと出頭した元オウム女性信者は、青森宮城福島と原子力発電所の立地県を渡り歩いたと仄めかした。原子力業界の不思議な事件を示す、しるしである。

「かもめのジョナサンの心境です」

かもめのジョナサンは常人離れの能力が災いして孤立していくかもめの物語である。海外諜報機関のフロントであったオウム真理教で村井秀夫が求めたのは、宗教だけではなかったはずだ。村井を刺殺した徐裕行は、とっくに出所しており、後藤組系列の右翼団体にボランティア参加し、幾度と無く被災地入りしている。徐は、自身のブログで、北朝鮮による日本人拉致事件の解決を求める署名を集めている。

徐裕行のブログ
ttp://ameblo.jp/jo-hiroyuki/

徐裕行のブログ


北朝鮮による日本人拉致事件とは、実に北朝鮮による脅威を見せ付けて、日本に核武装を促すためのフレームアップ事件ではなかったかと疑っている。蓮池薫は柏崎刈羽原発のそばで行方不明になり、兄の蓮池透は元東電社員である。地村夫婦の拉致された場所が福井県小浜市、原発銀座のお膝元である。増元るみ子が失踪したのは鹿児島県日置郡である。川内原発が、直ぐそばにある。

原子力業界の不思議な事件の極めつけが、福島第一原発事故である。粛々と工作されてきた可能性すら否定出来ないものである。311の九ヶ月前には福島第一原発から系統安定化装置が取り外されていた。フクイチ2号機外部電源喪失の対策を受けての対処である。

今、世界は諜報戦争の最中である。諜報戦争の延長で、第二のフクシマが、ここ、日本で起きてもおかしくない。

イランの核開発が急ピッチで進められている。

イスラエルは、どうしてもイランに核兵器を保有してもらいたくないようだ。国営諜報機関によるイランの核科学者の暗殺。ウラン235を濃縮する遠心分離機1000台の故障を引き起こしたスーパーサイバーウェポン、Stuxnet。イスラエルは、アメリカという虎の威を借りて、死にものぐるいで、イランの核開発をつぶしにかかっている。

アメリカとイスラエルは、イランの核開発が核兵器製造レベルにまで達するのは2015年になると見立てていた。ここにきての、新型遠心分離機3000台稼働、国産核燃料の生産の報道である。思いの外、核を取り巻く状況が急転しつつあるようだ。

これは、これから起こる謀略を暗に示している。



福島原発の3号機爆発は核兵器だった? - ブルースターのスピリチュアルエッセイ
http://bluestaryouzi.blog133.fc2.com/?mode=m&no=321
---------------------抜粋

それから以下の文章はジムストーン氏が気が重いといいながらも書いている主張です。日本は核を人質いとられていたと思っています。そうすれば意味が通じます。

1. 日本はイスラエルの偉大なる悪魔のイランに向けてウランを豊富に提供した。

2.すぐにイスラエルはセキュリティ会社としてフロント会社を設置した。日本の核施設のセキュリティを獲得した。4ヵ月後にDimona Dozenが現れた。水面下で福島のハートにアクセスするセキュリティ契約を結んだ。彼らはウィルスを設置した。本物のカメラを施設の外に設置し、中にある核カメラを隠した。これに加えて、彼らは承認されていないデータコネクションをインストールし、ウィルスを通して全ての施設のコントロールを行った。(彼らはこのコネクションについて認めた。このページの後で説明する)

3. その後でStuxnetと核をインストールし、緊急停止を行った。

4. イスラエルは津波爆弾を隠すため自然の地震が日本に来るのを待った。すでに日本の地底に設置していた。VLFコミュニケーションが設定され、水を刺激する爆弾が設置された。DimonaのDavidが日本から6.67の地震のデータを読み取った。バーン! (新証拠により地震はほとんど自然でないことがわかります)津波が到達し、発電所のstuxnetを浸水させた。合成カメラからの直接の撮影し、セキュリティ会社は承認されていないチャンネルを通してDavidをインストールした。Davidはいつジェネレーターを切断するかを知っていた。他のチームは福島の職員がとってくる測定を妨害した。作業員らは全てがおかしくなっていく理由を何も理解していなかった。

5. イスラエルの首相は日本に電話をし、イランに提供したお礼だと言った。あと5つの核が日本の海岸にある。私達は全部設置しており、あなたの海岸の都市を破壊する。もし6.67を9といわなければ。津波の効果を偽装しろ。そして私達は全ての原子力を取り去ることを要求する。そうすれば二度と私達に攻撃されないだろう。私達は福島第一を爆破する。あなたは言うとおりに何でもしろ!

6. デービッドと彼の仲間はリモートデータリンクを通じて施設の全てのバルブを閉じた。彼らはそれらをインストールしてフルスロットルにしたことを認めている。メルトダウンをするために。その間、ウィルスが部屋をコントロールし続け、誤った情報を表示し続けた。何も起こっていないかのようになっていた。充分に混乱をさせたあとで、彼らは核をオフにして、空の高くまで吹き飛ばした。

たとえ地震が本当だとしても、核が8.4に充分に近いところにあった。私は最期の詳細はまだやっていない。たぶん十分に彼らをつるしたと思う。その理由は;

1. 私は本当のseismicデータを得ている。地震が彼らが言うとおりのものではなく、実際に6.8だったという証拠を。それは日本にとっては脅威ではないものだ。

2.多くのソースがStuxnetは本当にイスラエルで書かれていると証明している。

3.日本は本当にウランをイランに提供している。イスラエルはイランの施設を破壊しようと試みていることを文書化している。たぶんそうした。日本はイランの核に貢献している。日本はイランと同様に将来イスラエルの敵となりうる。イスラエルはそれを取り除きたいと思っている。

4. イスラエルのチームの文書には、歴史を通して継続してイスラエル人の防衛のために働いていることと、日本の核施設に制限なくアクセスすることができるとある。それは増加している。

5.4号機は燃料が抜かれていることが証明されている。そのため説明は不可能だ。4号機では一体に何が起こったのか? 燃料プールがメルトダウンし、火災が起きて、水が沸騰し、最悪にも循環できなくなった。ひどく汚染されている。何もない。爆発はなかった。4号機は建物7だ。終了。外の放射能壁がふきとばされ(4フィートの厚さ)内側の放射能壁画もっと厚かった? 4号機は今にも終わろうとしている。どうやって?

6. 日本の政府は科学的な9.0の証明の話につきあっている。それには理由がある。私の推測は、イスラエルは日本の海岸の都市を津波で吹っ飛ばすと脅しをかけた。日本には他の継続した脅しにつきあう理由はないはずだ。

---------------------抜粋

Kazumoto Iguchi's blog : 日本政府と東電の「21世紀最初の真実」:日本がイランにプルトニウムを売っていた!?
http://quasimoto.exblog.jp/14939980/

Kazumoto Iguchi's blog : 「ジム・ストーンからのメッセージ」:ジム・ストーン氏が”危ない”!
http://quasimoto.exblog.jp/17361118/


■ イランの核科学者や軍人が次々に暗殺されている件


■ イスラエルの妨害むなしく、イランは新型の遠心分離機3000台導入、国産核燃料まで生産しちゃっている件



イラン、攻撃受ければ海峡封鎖 米高官が分析
http://www.47news.jp/CN/201202/CN2012021701001308.html

 米国防情報局(DIA)のバージェス局長は16日、上院軍事委員会の公聴会でイラン情勢について証言し、イランがもしイスラエルなどから攻撃を受ければ「ホルムズ海峡の一時的な封鎖や、米軍へのミサイル攻撃を実行するかもしれない」と警戒感を示した。

 イラン攻撃を検討しているとされるイスラエルに慎重な対応を促した形。ただイスラエルがイラン攻撃を決定したかどうかについては「私が知り得る限りでは、まだ決めていない」と述べた。

 イランの核開発について局長は「技術的、科学的、工業的にみて、イランは最終的に核兵器を製造する能力を現在持っていると強調。

2012/02/17 09:46 【共同通信】

--転載ここまで--



2012/02/22 加筆修正

Category:福島第一原発事故の真相に迫る!

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