市橋達也の冤罪検証・いかにして英会話最大手NOVAは破綻への道を辿ったのか1―2
2010/12/29(Wed) 04:28
いかにして英会話最大手NOVAは破綻への道を辿ったのか1―2市橋達也の冤罪検証・いかにして英会話最大手NOVAは破綻への道を辿ったのか
市橋達也の冤罪検証・いかにして英会話最大手NOVAは破綻への道を辿ったのか2
市橋達也の冤罪検証・いかにして英会話最大手NOVAは破綻への道を辿ったのか2―2
先のブログエントリーで全文掲載したインタビューで語られていることは、起こったまま、ありのままの事実であろう。猿橋望氏は、大掛かりな詐欺に遭い組織ごと乗っ取られた創業者であった。
とかく、2007年(平成19年)初頭、2月の経済産業省と東京都の立入検査の布石となる『NOVA講師七人、大麻所持で逮捕』報道以降、NOVAとその創業者である猿橋望氏へのバッシングは熾烈を極めていく。まさに、「官・業・政・電」が一体となって英会話最大手NOVAに食い掛かってきたのである。
英会話最大手NOVAが事実上破綻した以降も、創業者、猿橋望氏に対して執拗ない攻撃は展開された。08年6月、自らの資産をつぎ込みNOVAを窮地から救うべく資金繰りに奔走していた猿橋望氏自身が、業務上横領の容疑で逮捕されるのである。他にも、講師への賃金未払いによる労基法違反でNOVA及び当時社長であった猿橋望氏は訴えられるものの、不起訴になる。だが、小沢一郎氏の件で悪名だかき検察審査会で「不起訴不当」を議決されることになる。他にも破産管財人に21億円の損害賠償を求める訴えを起こされたりと猿橋氏はとことん追い詰められていく。
そして、2010年12月、社員積立金3億2000万円を流用したとして、業務上横領の罪に問われていた猿橋望氏に対する第二審の控訴審判決で懲役2年の実刑判決が下った。
NOVA:猿橋被告、懲役2年の実刑判決 大阪高裁
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20101202k0000e040013000c.html
経営破綻した英会話学校「NOVA」の社員積立金3億2000万円を流用したとして、業務上横領罪に問われた同社元社長、猿橋望被告(59)の控訴審判決が2日、大阪高裁(的場純男裁判長)であった。的場裁判長は「横領金は会員への解約払戻金に全て充てられた。個人利得はない」として、懲役3年6月の実刑を言い渡した1審・大阪地裁判決(昨年8月)を破棄し、懲役2年の実刑判決を言い渡した。弁護側は上告する方針。
1審判決によると、猿橋被告は07年7月、NOVAグループ社員の互助組織「社友会」の預金口座に積み立てられた3億2000万円を小切手に換えて関連会社の口座に入金して横領したとされる。
的場裁判長は「社員の福利厚生が社友会の目的であり、入金は明らかに目的外使用」と判断。そのうえで、「猿橋被告はNOVAの大株主であり、引き出した積立金を返還する約束をした形跡もない。不法に横領する意思が認められる」として、1審に続いて業務上横領罪の成立を認めた。
弁護側は「社友会に実体はなく会社と同一の存在。引き出した積立金は全額が会員への払い戻しに充てられており横領には当たらない」と指摘。さらに「払い戻さなければNOVAは破綻しており、出資を受ければ元に戻すつもりだった」として無罪を主張していた。
NOVAは猿橋被告が創業。一時は全国で約1000店舗を構えたが、07年6月に経済産業省から一部業務停止命令を受け、同年10月に破綻した。同社の破産管財人が約21億3600万円を支払うよう猿橋被告に求めた民事訴訟も大阪地裁で係争中。【日野行介】
毎日新聞 2010年12月2日 10時46分(最終更新 12月2日 12時39分)
[転載ここまで]
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20101202k0000e040013000c.html
経営破綻した英会話学校「NOVA」の社員積立金3億2000万円を流用したとして、業務上横領罪に問われた同社元社長、猿橋望被告(59)の控訴審判決が2日、大阪高裁(的場純男裁判長)であった。的場裁判長は「横領金は会員への解約払戻金に全て充てられた。個人利得はない」として、懲役3年6月の実刑を言い渡した1審・大阪地裁判決(昨年8月)を破棄し、懲役2年の実刑判決を言い渡した。弁護側は上告する方針。
1審判決によると、猿橋被告は07年7月、NOVAグループ社員の互助組織「社友会」の預金口座に積み立てられた3億2000万円を小切手に換えて関連会社の口座に入金して横領したとされる。
的場裁判長は「社員の福利厚生が社友会の目的であり、入金は明らかに目的外使用」と判断。そのうえで、「猿橋被告はNOVAの大株主であり、引き出した積立金を返還する約束をした形跡もない。不法に横領する意思が認められる」として、1審に続いて業務上横領罪の成立を認めた。
弁護側は「社友会に実体はなく会社と同一の存在。引き出した積立金は全額が会員への払い戻しに充てられており横領には当たらない」と指摘。さらに「払い戻さなければNOVAは破綻しており、出資を受ければ元に戻すつもりだった」として無罪を主張していた。
NOVAは猿橋被告が創業。一時は全国で約1000店舗を構えたが、07年6月に経済産業省から一部業務停止命令を受け、同年10月に破綻した。同社の破産管財人が約21億3600万円を支払うよう猿橋被告に求めた民事訴訟も大阪地裁で係争中。【日野行介】
毎日新聞 2010年12月2日 10時46分(最終更新 12月2日 12時39分)
[転載ここまで]
第一審は懲役3年6ヶ月だった分、実質の減刑処分である。保釈の報が聞こえないところをみると、刑に服しているのであろうか。刑に服する前に、猿橋氏は裏社会とのけじめはつけたのであろうか。
2007年
年頭、NOVAの株価は120円~140円の間で推移。
1月31日 『NOVA講師七人、大麻所持で逮捕』が報じられる。
2月14日 東京都と経済産業省がNOVAへ立入検査
3月26日 リンゼイ・アン・ホーカーさん殺害事件が発覚する
6月14日 経済産業省により半年間の一部業務停止命令
7月末 NOVAがコンサル会社「ルーツ」(濱田雅行社長)と株券貸借取引契約を締結(濱田社長は、猿橋氏側から2200万株を取得したが、8月10日までに1400万株を返却)
8月末 濱田社長が、猿橋氏から預っていたNOVA800万株のうち500万株を市場で無断売却
8月末 猿橋氏がソブリン・阪中氏に増資の要請
9月12日 NOVAの株価が50円を割り込む
9月末 猿橋、阪中両氏の間で新株予約権の発行について実質上の合意
10月上旬頃 大物仕手筋・西田の逮捕情報と同時に、西田グループがNOVA増資に関与しているとの情報が流布
10月 9日 NOVA取締役会、調達額64億円の新株予約権の発行を決議
10月12日 西田晴夫が旧南野建設の株価操縦容疑で大阪地検特捜部に逮捕
10月24日 ソブリン側が新株予約権発行額の7000万円をNOVAに振り込む
10月25日 同日深夜から翌26日未明にかけてNOVAが取締役会を開催し、取締役社長の猿橋望氏を本人不在のまま解任、会社更生法手続きの申立てを決定
10月26日 大阪地裁、NOVAの保全管理命令を発令
11月 6日 保全管理人が大阪市内で記者会見し、ジー・コミュニケーション側に一部事業譲渡と発表
11月26日 保全管理人が大阪市内で記者会見し、大阪地裁から破産手続きの開始決定を受けたと発表
12月 3日 破産管財人が大阪市内で被害者説明会を開催。受講生への配当は困難であることが明らかに。
2008年
6月24日 NOVA元社長猿橋望氏が業務上横領容疑で逮捕。
7月29日 NOVAと猿橋望氏、労基法違反では不起訴。
10月23日 NOVAと猿橋望氏の不起訴処分は不当として「ゼネラルユニオン」が検察審査会に申し立て。
2009年
3月12日 NOVA、労基法違反で検察審査会が不起訴不当を議決
6月 1日 業務上横領罪に問われた猿橋望氏の初公判が大阪地裁で開かれる。
8月19日 破産管財人が猿橋望氏に21億円の損害賠償を求める訴えを大阪地裁に起こす。
8月26日 猿橋望氏に懲役3年6月の実刑判決。
9月25日 猿橋望氏が上京中に行方不明となる。
9月28日 山口組系組員ら三人に監禁されているところ捜査員により救出される。
10月上旬 市橋達也が名古屋市内で整形医を訪れる。
11月5日 市橋達也の「ホクロのない顔写真」が公開される。
11月10日 大阪南港で市橋達也の身柄が確保される。
年頭、NOVAの株価は120円~140円の間で推移。
1月31日 『NOVA講師七人、大麻所持で逮捕』が報じられる。
2月14日 東京都と経済産業省がNOVAへ立入検査
3月26日 リンゼイ・アン・ホーカーさん殺害事件が発覚する
6月14日 経済産業省により半年間の一部業務停止命令
7月末 NOVAがコンサル会社「ルーツ」(濱田雅行社長)と株券貸借取引契約を締結(濱田社長は、猿橋氏側から2200万株を取得したが、8月10日までに1400万株を返却)
8月末 濱田社長が、猿橋氏から預っていたNOVA800万株のうち500万株を市場で無断売却
8月末 猿橋氏がソブリン・阪中氏に増資の要請
9月12日 NOVAの株価が50円を割り込む
9月末 猿橋、阪中両氏の間で新株予約権の発行について実質上の合意
10月上旬頃 大物仕手筋・西田の逮捕情報と同時に、西田グループがNOVA増資に関与しているとの情報が流布
10月 9日 NOVA取締役会、調達額64億円の新株予約権の発行を決議
10月12日 西田晴夫が旧南野建設の株価操縦容疑で大阪地検特捜部に逮捕
10月24日 ソブリン側が新株予約権発行額の7000万円をNOVAに振り込む
10月25日 同日深夜から翌26日未明にかけてNOVAが取締役会を開催し、取締役社長の猿橋望氏を本人不在のまま解任、会社更生法手続きの申立てを決定
10月26日 大阪地裁、NOVAの保全管理命令を発令
11月 6日 保全管理人が大阪市内で記者会見し、ジー・コミュニケーション側に一部事業譲渡と発表
11月26日 保全管理人が大阪市内で記者会見し、大阪地裁から破産手続きの開始決定を受けたと発表
12月 3日 破産管財人が大阪市内で被害者説明会を開催。受講生への配当は困難であることが明らかに。
2008年
6月24日 NOVA元社長猿橋望氏が業務上横領容疑で逮捕。
7月29日 NOVAと猿橋望氏、労基法違反では不起訴。
10月23日 NOVAと猿橋望氏の不起訴処分は不当として「ゼネラルユニオン」が検察審査会に申し立て。
2009年
3月12日 NOVA、労基法違反で検察審査会が不起訴不当を議決
6月 1日 業務上横領罪に問われた猿橋望氏の初公判が大阪地裁で開かれる。
8月19日 破産管財人が猿橋望氏に21億円の損害賠償を求める訴えを大阪地裁に起こす。
8月26日 猿橋望氏に懲役3年6月の実刑判決。
9月25日 猿橋望氏が上京中に行方不明となる。
9月28日 山口組系組員ら三人に監禁されているところ捜査員により救出される。
10月上旬 市橋達也が名古屋市内で整形医を訪れる。
11月5日 市橋達也の「ホクロのない顔写真」が公開される。
11月10日 大阪南港で市橋達也の身柄が確保される。
創業者・猿橋望氏をNOVAを破綻に追いやったワンマン社長とは見ていない。全国2000校を目標に掲げ、超拡大路線にかじを取ったのも、小学校からの英語義務教育化を見越したからであり、事実、小学校56年で英語授業は実施されており、来年から全学年で本格スタートするという。小学校の英語授業というのはコミュニケーション活動に重きが置かれているため、授業の際、ALT(外国語指導助手)が補助をする。ALTは英語圏のネィティブスピーカーに委ねられるのだが、全国各地の駅前に英会話教室を構えるNOVAは小学校英語義務教育化のALT派遣業務において、まさに適材であったのはいうまでもない。NOVAが急成長をとげた背景には、日本の全国各地の小学校に派遣するALTのインフラ整備という大義名分があったわけである。
NOVAは驚異的に拡大する一方、あまりにも肥大化しすぎてマネジメントが希薄化した。2007年に入り6月に一部業務停止命令という行政処分が報じられた頃、NOVAの経営は致命的に悪化していた。NOVA株の70%を保有していた猿橋望氏は株を担保に資金を調達しなければ、経営が立ちゆかなくなっていた。猿橋氏は政府にそそのかされNOVAを驚異的に拡大させた挙句、いきなり梯子を外されたのである。
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Category:市橋達也の冤罪検証
市橋達也の冤罪検証・NOVA講師一斉逮捕はナイジェリア人逮捕を経由しリンゼイ事件につながっていく2
2010/12/29(Wed) 02:15
NOVA講師一斉逮捕はナイジェリア人逮捕を経由しリンゼイ事件につながっていく2市橋達也の冤罪検証・いかにして英会話最大手NOVAは破綻への道を辿ったのか
市橋達也の冤罪検証・NOVA講師一斉逮捕はナイジェリア人逮捕を経由しリンゼイ事件につながっていく1
前回のブログエントリーで、07年1月31日に報じられたNOVA講師一斉逮捕に触れた。この部分をもう少し補足しておきたい。
この件は、六本木で逮捕されたバレンタインという米国人男性が所持していたコカイン大麻の所在について、「仲間から頼まれた。自分は買い出し役」と供述したことに端を発し、警視庁組織対策5課がNOVAの英会話講師6名を麻薬及び向精神薬取締法違反で一斉に逮捕したいうものだ。『NOVA講師7名麻薬で逮捕』と組織的犯罪を匂わす見出しで報じられたが、記事中の「50回分の使用量に当たるコカイン粉末5袋(約1・5グラム)と、15回分の使用量の乾燥大麻約8・2グラム」はバレンタインが06年11月に六本木で逮捕された際に所持していたものであり、この時までに逮捕された6人が所持していたわけではない。
バレンタインを六本木で職質しコカイン大麻所持の現行犯で逮捕したのは麻布署であるが、NOVA講師6人を捜査し逮捕したのは警視庁組織犯罪対策5課である。ナイジェリア人を逮捕したのも警視庁組織対策5課である。このことは重要なので留意したい。
■ 警視庁組織対策5課とは?
組織犯罪対策部 Wikipedia
---------------------------------[抜粋]
2003年4月に警視庁刑事部の捜査第四課・暴力団対策課、生活安全部の銃器対策課、薬物対策課を分離する形で全国に先駆けて新設。主たる業務は暴力団対策であるため、現在の通称も従来と変わらず、「マルボウ」(○に暴、マル暴)である。
組織犯罪対策総務課
庶務係、組織犯罪対策企画係、組織犯罪対策管理係、組織犯罪対策情報係、組織犯罪対策指導係、組織犯罪対策教養係
マネー・ロンダリング対策室
犯罪収益解明捜査第1-第4係
組織犯罪対策第一課
第1対策係(庶務)、第2対策係(情報収集)、第3-第6対策係(組織実態解明)、第7-第14対策係(取締り)
不法滞在対策室
第1-第7係
組織犯罪対策第二課
第1捜査係(課内庶務、国際事件調整)、第2捜査係(国際連絡調整)、第3-第23捜査係(国際犯罪捜査)
組織犯罪対策第三課
暴対企画係、暴力団情報管理係、暴力団規制第1-第6係、暴力団排除第1・第2係、保護対策係、行政命令係、特殊暴力対策第1・第2係、特殊暴力犯捜査第1-第3係
組織犯罪対策第四課
暴力事件情報係、広域暴力団対策係、暴力犯特別捜査第1-第11係
組織犯罪対策第五課
銃器薬物対策第1係(課内庶務)、銃器薬物対策第2係(資料・統計)、銃器捜査指導係、薬物捜査指導係、銃器捜査第1-第6係、薬物捜査第1-第6係
組織犯罪対策特別捜査隊
隊本部(庶務係、管理係)、各班
---------------------------------[抜粋]
---------------------------------[抜粋]
2003年4月に警視庁刑事部の捜査第四課・暴力団対策課、生活安全部の銃器対策課、薬物対策課を分離する形で全国に先駆けて新設。主たる業務は暴力団対策であるため、現在の通称も従来と変わらず、「マルボウ」(○に暴、マル暴)である。
組織犯罪対策総務課
庶務係、組織犯罪対策企画係、組織犯罪対策管理係、組織犯罪対策情報係、組織犯罪対策指導係、組織犯罪対策教養係
マネー・ロンダリング対策室
犯罪収益解明捜査第1-第4係
組織犯罪対策第一課
第1対策係(庶務)、第2対策係(情報収集)、第3-第6対策係(組織実態解明)、第7-第14対策係(取締り)
不法滞在対策室
第1-第7係
組織犯罪対策第二課
第1捜査係(課内庶務、国際事件調整)、第2捜査係(国際連絡調整)、第3-第23捜査係(国際犯罪捜査)
組織犯罪対策第三課
暴対企画係、暴力団情報管理係、暴力団規制第1-第6係、暴力団排除第1・第2係、保護対策係、行政命令係、特殊暴力対策第1・第2係、特殊暴力犯捜査第1-第3係
組織犯罪対策第四課
暴力事件情報係、広域暴力団対策係、暴力犯特別捜査第1-第11係
組織犯罪対策第五課
銃器薬物対策第1係(課内庶務)、銃器薬物対策第2係(資料・統計)、銃器捜査指導係、薬物捜査指導係、銃器捜査第1-第6係、薬物捜査第1-第6係
組織犯罪対策特別捜査隊
隊本部(庶務係、管理係)、各班
---------------------------------[抜粋]
組織犯罪対策部は通称マル暴と呼ばれ、もっぱら組織犯罪専門である。組織対策5課は銃器薬物対策第1係(課内庶務)、銃器薬物対策第2係(資料・統計)、銃器捜査指導係、薬物捜査指導係、銃器捜査第1-第6係、薬物捜査第1-第6係で構成され、組織的犯罪の中でも銃器や薬物を担当している。
NOVA講師一斉逮捕からナイジェリア人逮捕に到るまでを警視庁組織対策5課が担当し捜査にあたったということはNOVA本体との関わりをも視野に入れた薬物捜査だということがわかる。単なる不良外国人の犯罪ならば管轄署の生活保安課が担当する。さらに言えば、警視庁組織対策5課には薬物捜査指導係(捜査共助)もあり、全国900校を展開する英会話最大手NOVAに対し、全国治安当局に要請すれば、全国を又にかけた捜査が可能になる。
■ 時系列に並べるとみえてくる何か。
ここでひとまず、06年11月、バレンタインが六本木でコカイン大麻所持の現行犯で逮捕されてから、リンゼイ・アン・ホーカーさん殺害事件に到るまでを時系列に並べてみたい。
06年11月18日 六本木で米国人男性がコカイン大麻所持の現行犯で逮捕される
07年1月31日 警視庁組織対策5課がNOVA講師一斉逮捕。
同年2月14日 経済産業省と東京都のNOVA立入検査。
同年3月7日 NOVA講師にコカインを密売したとしてナイジェリア人逮捕。
同年3月25日 リンゼイ・アン・ホーカーさんが失踪。朝9時45分、行徳駅前喫茶店の監視カメラに店を出る二人の姿が確認される。
同年3月26日 午後にリンゼイ・アン・ホーカーさんの捜索願が出される。
同年3月26日 夜、リンゼイ・アン・ホーカーさん殺害事件が発覚する。
07年1月31日 警視庁組織対策5課がNOVA講師一斉逮捕。
同年2月14日 経済産業省と東京都のNOVA立入検査。
同年3月7日 NOVA講師にコカインを密売したとしてナイジェリア人逮捕。
同年3月25日 リンゼイ・アン・ホーカーさんが失踪。朝9時45分、行徳駅前喫茶店の監視カメラに店を出る二人の姿が確認される。
同年3月26日 午後にリンゼイ・アン・ホーカーさんの捜索願が出される。
同年3月26日 夜、リンゼイ・アン・ホーカーさん殺害事件が発覚する。
当方が注目するのは、”リンゼイ・アン・ホーカーさん殺害事件が発覚したのは、コカインの密売容疑で逮捕されたナイジェリア人の勾留中(捜査中)”であることだ。勾留は逮捕されてからおおむね23日間で、この期間中に検察は起訴、不起訴の判断をする必要がある。これにならえばナイジェリア人の拘留期限は3月30日頃になり、すなわち、リンゼイ・アン・ホーカーさん殺害事件は、警視庁組織対策5課がNOVAを捜査する状況下で発覚しているを示している。そう見ると、事件当時、NOVA講師に行動確認担当の捜査員が張り付いていても不思議ではないし、リンゼイさんと彼女の周辺にも行確が入っていた可能性も否定出来ない。事件発覚に際する素早い立ち上がりも合点が行くのである。つまり、「リンゼイ・アン・ホーカー殺害事件発覚時、リンゼイさん及び彼女に親しいグループが警視庁組織対策5課の行確(行動確認)が入り監視下に置かれていたのではないか」ということである。
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- 市橋達也の冤罪検証・リンゼイ・アン・ホーカーさん殺害事件 黒木昭雄氏の考察・完結編 (2010/11/06)
Category:市橋達也の冤罪検証
リンゼイさん殺害事件・市橋容疑者の犯行ではないとした場合 背景の考察3
2009/12/10(Thu) 05:20

NOVAが上場廃止、会社更生法の申請に至る過程で大物仕手筋は逮捕される。
同年六月から着々と進められてきた錬金術の準備は一瞬にしておじゃんとなる。
物仕手筋のバックにいたとされる暴力団にとって実入りの大きいシノギは大損害に変わる。
ただでは済まないことぐらい素人目にもわかる。
元NOVA社長猿橋望氏は稼ぎまくっていた。しこたま金をためこんでいたようだ。



2008年8月、元NOVA社長猿橋望氏は業務上横領で検挙される。
【衝撃事件の核心】ついに逮捕されたNOVA元社長の「最後の24時間」 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080629/crm0806290911004-n1.htm
2009年8月末、実刑判決。
「NOVA」元社長、猿橋被告に懲役3年6月の実刑判決 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090826/trl0908261505003-n1.htm
弁護側が控訴。猿橋氏は保釈される。
報復の牙は保釈中の猿橋望氏に向けられた。
NOVA元社長をホテルで監禁 容疑の男3人逮捕 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090929/crm0909290930001-n1.htm
2009.9.29 21:22
破綻(はたん)した大手英会話学校「NOVA」(破産手続き中)の元社長、猿橋望被告(58)=業務上横領罪で実刑判決、控訴中=を東京都内のホテルに監禁したとして、警視庁三田署は監禁容疑で新宿区高田馬場、指定暴力団山口組系組員、三村竜一容疑者(38)ら男3人を逮捕した。同署などによると、三村容疑者らは「(猿橋被告とは)一緒にいただけ」などと容疑を否認している。
同署の調べによると、3人は28日午前11時ごろから午後3時ごろにかけて、中央区内のホテルの客室で猿橋被告を監禁した疑いが持たれている。猿橋被告にけがはなかった。
同署によると猿橋被告は28日昼ごろ、中央区のホテルにいることを弁護士に電話で連絡。弁護士が同署に相談し、その後、捜査員がホテルにいた猿橋被告を救出した。(転載終わり)
このとき猿橋氏と山口組系組員たちと何が話し合われたのか当人たち以外は誰も知る由もない。
ただ、NOVAの仕手戦で大損害を被った裏社会の住人がケジメをつけたのだろうと考えている。
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