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市橋達也の「整形後の顔写真」は捏造だった1

2010/04/04(Sun) 17:07

市橋達也が大阪・南港のフェリーターミナルの待合室で不審な男がいると連絡を受けた大阪府警によって身柄を確保される五日前の2009年11月5日に、整形後の市橋の顔写真は公開された。
それが結果的にのちの市橋逮捕につながったのだから公開に踏み切った捜査本部の決断を肯定的に評価するべきではある。ただし、内容が虚偽であった場合はこの限りではない。


はっきり言おう。「市橋の整形後の顔写真」は捜査本部の捏造である。


***


市橋容疑者、整形した顔写真公開 まぶた二重、鼻高く - 47NEWS(よんななニュース)
http://www.47news.jp/CN/200911/CN2009110501000929.html

 千葉県市川市で2007年、英国籍の英会話講師リンゼイ・アン・ホーカーさん=当時(22)=の遺体が見つかった事件で、千葉県警は5日、死体遺棄容疑で指名手配している市橋達也容疑者(30)が整形手術を受けるため、10月に名古屋市内の病院を訪れた際の顔写真を公開した。
 県警によると、市橋容疑者は10月24日に病院を訪れたが、既に顔を整形していた。顔の特徴は大きく変わり、一重だったまぶたが二重になっているほか、鼻が高くなっていた。また、左ほおにあった二つのほくろがなくなり、下唇は薄くなっていた。(①)
 県警によると、この病院で鼻をさらに数ミリ高くする手術を受けた。訪れた際には、茶色のブレザーに黒系のズボン、黒っぽいリュックサック姿だった。
 手術後にカルテに添付された写真を見た病院スタッフが、男性には珍しいほくろの切除手術跡を不審に思い、「市橋容疑者ではないか」と通報。県警は写真を鑑定し、骨格などが酷似していることから市橋容疑者と断定した。(②、③-1)
 写真撮影時、口ひげとあごひげが数センチ生えていたが、県警は写真公開にあたり、先入観を排除するため、ひげを消す加工をした。(③-2)
 県警は新たな顔写真の公開で、広く情報を求めたいとしている。
2009/11/05 22:16 【共同通信】
(転載ここまで)



市橋の整形後の顔写真公開は全国的な市橋フィーバーに発展させた責任があるはずだし、記述の論拠を明確にし、内容の正当性を国民に知らしめる必要があると考えている。

日本に再び市橋フィーバーを巻き起こすきっかけになった記事である。
とにかく中身がデタラメすぎて見逃すことが出来なかった。

この整形後の顔写真が公開されたとき、不謹慎かもしれないが「人間、これほど変われるものか」と感心した。市橋と辛うじて原型はとどめている一見「赤の他人」である。


2f149561.jpg ほくろの除去痕0



もし、11月5日に公開された「市橋の整形後の顔写真」が捜査本部の捏造であるならば、すべてが氷解する。
そこには「捜査本部の焦り」が見え隠れする。

死体遺棄罪の時効は「三年」。刑訴法が定めた期間が残すところ半年を切っていた。殺人罪で立件できず、微罪の死体遺棄で全国指名手配した「ツケの支払い」は目前に迫っていたのである。
背景を考察すれば、市橋フィーバーが自作自演であり、捜査本部の最後の一手であったことがわかる。


***


081002_134901.jpg 20090626-20070326_tatuya_ichihashi-92d3e_20100403235336.jpg


この二つの手配ポスターには市橋の身体的特徴として「左頬にある縦に並んだ二つのホクロ」を掲げている。
「市橋の整形後の顔写真」は市橋の数少ない身体的特徴、縦に並んだ二つのホクロは整形手術で除去され、すでになくなっていること、さらに捜査本部は自ら鑑定を行い、市橋本人であると断定していることに注目したい。


ここで考えるのは整形後の市橋の顔写真は、はたして本当に市橋本人なのであろうか、という素朴な疑問である。
捜査本部が「市橋本人に間違いない」と断定しているからといって、それを鵜呑みにしてはいけない。
ニュースを受け取る側として、情報の取捨選択をする必要がある。

虚偽リークは少なからずあるのだ。


8b333aae.jpg 32_20100402232257.jpg 2009112711482558d.jpg




32.jpg ほくろ接写


つまり、逮捕され、移送される市橋には除去されたはずのホクロがあるのである。


次に公開された「整形後の顔写真」について検証する


整形後の顔写真では、明らかにほくろ(らしきもの)は無い。拡大してよく見るとニキビ痕のようなものは認識できる。

2f149561.jpg ほくろの除去痕0 ほくろの除去痕





これを踏まえて、記事の話に戻る。


①と②に関しては以下の画像を見れば「ほくろは除去していない」のが真相だとわかる。
画像修正ソフトで印をつけているが、オリジナルはネットで拾えるので確かめてもらいたい。

③-1は県警(捜査本部)が名古屋の整形外科医から提供された顔写真が市橋であると断定していることに注目したい。③-2は件の顔写真は県警により画像修正されていることを示唆する記述である。
『県警は写真公開にあたり、先入観を排除するため、ひげを消す加工をした。』
この一文を見ても、口周りは修正したようだ。
千葉県警、捜査本部による名古屋の整形医から提供された顔写真捏造に加え、この顔写真を県警自ら鑑定し、「市橋達也本人である」と断定しているのである。


この事象は非常に興味深い。


ようするに、捜査本部のマッチポンプではなかったか。


もう一度いう。「市橋の整形後の顔写真」は捜査本部の捏造である。


ただ時効である三年を目前に、捜査本部は焦っていた。このことをいずれ検証する。

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Tag:英国人女性殺害事件 捏造 整形捏造 

Category:リンゼイさん殺害事件・市橋容疑者の犯行ではないとした場合

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